晩媚と影-紅きロマンス-あらすじ-1話-2話-3話-感想つきネタバレありでご紹介!

中国ドラマ-晩媚と影-あらすじ-1話-2話-3話-の画像つきキャスト情報をネタばれありで!
キャスト情報など、最終回までの感想を全話配信します。

晩媚と影


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クルミットです♪
新たに始まりました!「晩媚と影」です!
時代は唐の滅亡後の戦乱の時代で、「晩媚」は闇の暗殺組織・姽婳城の女刺客の名前で、「影」は、女刺客たちの教官でありお世話係であり、下僕である男たちのことです。姽婳城はピラミッド型に人員が構築された組織で、上にのし上がっていくには、人を殺すミッションをクリアしていくことになります。
貧しいながらも家族で生きてきた少女が、父親に青楼に売られて逃げ出し、生きるための唯一の道が姽婳城の中で「晩媚」という名を与えられ、刺客として生きることだったのです。

かなり陰惨な設定ですが、このドラマはビジュアル的にはどこまでも耽美で美しい描写に満ちています。姽婳城の中も外も社会はボロボロなのですが、百花繚乱に咲き誇りながらも滅亡した唐という時代の遺した仇花を表すように、刺客の女たちは美しく舞い、殺した血で紅の花を咲かせるのです。
厳しく哀しい時代の中で、晩媚はどんな形で生き残っていくのでしょうか。そして常に傍らにいる「影」の長安とはどのような愛を育んでいくのか、「エモーショナルラブ史劇」と銘打たれたこの悲しいドラマを見届けていきましょう~♪

【晩媚と影】(ネタバレあり)

第1話「血に染まる傘」

907年に唐が滅亡し、五代十国時代と呼ばれる騒乱の時代が続いていた。そのせいか、悪党を殺害する女性ばかりの暗殺組織が暗躍しているという噂が囁かれていた。
そんな中、薬王谷に父と弟と暮らす蘇七雪は、苦しい暮らしを遺体埋葬の日雇いでしのいでいたが、埋葬した女性の遺体から不思議な珠を発見する。
蘇七雪が報酬の少ない芋を持ち帰ると、なぜか父は粥を煮ており不審に思うが、鼎香閣に薬を売りに行くよう命じられる。蘇七雪は引っ掛かりを感じながらも鼎香閣へと向かう。
おとっつぁん、絶対に目を合わせない…そこで気付くべきですよね、何か裏があると…

鼎香閣に行くと、蘇七雪は店の男に父から売られたことを知らされる。自分を売ったのがあの粥だったと知って愕然としつつも逃げようとするが、気を失って捕らえられてしまう。蘇七雪は腕に傷をつけられ血を採られる。処女の血は不老の妙薬として高く売れるのだ。
目を覚ました蘇七雪は、恐怖に動転して男を殴り倒して逃げ出そうとする。
処女の血って…なんかいろんな意味で気持ち悪いですね、それを求める人間の思考が…

鼎香閣では、梁の武官・黄勇が部下たちを連れて大騒ぎをしていた。女将は黄勇にはべらせるために次々に舞姫を舞台に上げるが、黄勇は気に入らない。やがて「飛天の舞」を踊る舞姫に黄勇の目が留まりかかるが、そこに逃げ出した蘇七雪が舞台に入り込む。舞姫たちとは違う素朴な娘にそそられた黄勇は蘇七雪を指名し、飛天の舞姫は客を奪われむっとする。
あの袖が伸びる舞は、時代劇でよく見ますが、どういう構造になっているのでしょうね

縛られた蘇七雪は黄勇に襲い掛かられるが、そこに紅と金の花の柄の傘をさした妖艶な女が入ってくる。その女は、黄勇が燕家の家人を皆殺しにした上、女たちを陣営に連れ帰って慰み者にして殺したことを突き付けるが、黄勇はそれを聞いても悪びれない。黄勇の血が女の傘に吸い上げられ、新しい紅い花となった。
それを見ていた蘇七雪は恐れながらも、女に青楼から出してくれと懇願する。女は「日没までに町の西にある乱墳崗まで来たら、姽婳城に入れてあげる」と答える…
この仕事ぶり、刺客のセクシーなお姉さんは「必殺仕事人」みたいな感じなんですね?

蘇七雪は黄勇の甲冑を着て楼から脱出を図る。しかし黄勇の遺体が見つかって蘇七雪は兵士に追われることに。盗んだ馬で必死に西へと向かうが、途中で落馬して気を失ってしまう。
そして傘の女は乱墳崗で蘇七雪を待っていたが、日没が過ぎたため諦めることに。
降り出した雨に打たれて気が付いた蘇七雪は、日が暮れて約束の時間が過ぎているとわかっていても、それでも乱墳崗を目指して歩き始める…
飛天の舞姫も姽婳城のメンツのなかにいましたね。舞姫全部が刺客だったとか??

乱墳崗に近づいた蘇七雪は、暗闇の中に置かれた輿に襲い掛かる黒ずくめの刺客たちを目撃し、驚いて珠を落としてしまう。刺客は輿の中にいた盲目の男に退治されるが、そこに男の傍仕えらしい月影という女性がやってきて「九命」がどこにもないと報告する。彼女が男に差し掛けるのもまた、紅の花の傘だった。「九命」を探すために男は蟲を放つが見つからず、代わりに蘇七雪の存在を発見する。蘇七雪は獣の唸り声に驚いて崖から落ちてしまうが、男は助けず、「明日の朝、まだ生きていたら姽婳城に入れてやるのも面白い」と言って去ってしまう。蘇七雪は必死に崖をよじ登り、目の前にあった珠を口に入れる。
翌朝、月影が蘇七雪の前に現れて蘇七雪を姽婳城へといざなうのだった…
月影が持っていたあの傘は、さらに多くの血を吸った花がたくさん咲いていましたね…

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第2話「暗殺者の城」

悪夢から目覚めると、蘇七雪は寝台に寝かされていた。男の姿に怯えて簪で攻撃しようとするが、その男は手厳しく蘇七雪を評価し、殺人用に改造された傘の簪を手渡してくる。蘇七雪は逃げ出そうとするが、外の世界の異様さに立ちすくむ。そう、蘇七雪は姽婳城に来て帰る場所もすでになかったのだった。男は長安。生きるも死ぬも蘇七雪自身にしか決められないのだと言う。吹杏楼に召集され、蘇七雪は月影に伴われて吹杏楼へと向かう…
長安はクールですね。いまどきの少女漫画に出て来るドSキャラ的な感じでしょうか

吹杏楼では他に二人の新入りが、姽婳城の城主・姹蘿に挨拶をしており、一人は「晩媚」と、そして楼にいた飛天の舞姫は「晩香」という名を授かっていた。そこに月影がやってきて「若様がこの娘に命名を」と言う。割りこまれて不機嫌になった姹蘿は、妖術を使って「若様」の居場所を月影に吐かせようとするが、蘇七雪がそれを阻止する。ますます姹蘿は不機嫌になるが、姽婳城に置いてくれと直訴する度胸の良さに感心して、蘇七雪に「晩媚」と名前を授ける。しかしすでに「晩媚」と名付けられた女は姽婳城から追い出されてしまう。
追い出された晩媚かわいそう…死ぬも生きるもこの気まぐれな城主次第なのですね~

蘇七雪改め晩媚は、晩香が城に入るため半年準備して、最後の試験として楼に潜入したのに、それを晩媚に邪魔されたのだと知らされる。ここでは失敗すれば命を落とすのだと…
刑風が男たちを連れてきて、世話役の「影」を選ぶようにと言われるが、晩媚はその中に長安を見つける。長安の前の主人は任務をしくじって死んでおり、七日以内に主人を見つけなければ殺されるのだという。今日がその期限だと聞き、晩媚は長安を選ぶ。
主人がしくじって死んでも、影だけが生き残ってワンチャン?共倒れじゃないんですね

「若様」は後唐の王族の李嗣源で、姽婳城の主だったが、城主として取り仕切っている姹蘿に対抗するために晩媚を送り込んだのだ。しかし晩媚を守るため留守がちになる月影としては、李嗣源の世話をする者がいなくなることを心配する。李嗣源は、姹蘿に警告できれば晩媚がどうなろうとどうでもいいという。
姹蘿と若様は熾烈なパワーゲームを展開していて、晩媚は偶然そこに入り込んでしまって両者のコマにさせられてしまったと。晩媚もなかなか気の毒な感じではありますね…

翌日の宴には、地殺候補の6人が集められ、それぞれの額に赤い印が書き入れられる。姹蘿は晩媚にわざと優しくして頬紅を与えるが、それは刑風に命じて毒を盛ったものだった。
長安が晩媚に姽婳城の中を案内し、組織の仕組みについても説明する。則天武后の隠密機関だった姽婳城は江湖の仕事を受けることになり、地殺-天殺-絶殺と上り詰めるにつれて役目が高度化し、人数が減っていくのだという。天殺の煙琴に出会って挑発を受けるが、長安が庇い、「ここの掟に従って新しい道を歩むのです」と諭される。しかし人を殺したことのない晩媚には、姽婳城の生活に戸惑うしかない…
1話で出てきた絶殺の月影の傘はかなり余白がない感じでしたが、そこに上り詰めるまでに何人殺すとあんな感じになるのでしょうね。城主になるまでには何人を殺すのやら…

第3話「水中の試練」

晩媚は姹蘿からもらった頬紅をいそいそとつけ、身支度を整えた。今日から長安との訓練が始まるのだ。琴、舞、絵画、書道、碁…様々な教養を時に厳しく、少しだけ優しく、長安は晩媚に徹底的に仕込んでいく。しかし肌によいメニューの食事が連日続き、晩媚はうんざりして長安に当たってしまう。ある日の訓練で、長安は晩媚に湖に無理やり飛び込ませる。晩媚は水中であまりよく見えなくて溺れ、助けてくれた長安を櫂で殴ってしまう。晩媚は熱を出して寝込んでしまうが、しかし長安は晩媚につけられた傷を手当てしない。姽婳城では影は主人の許しがなくては何もできないのだ、たとえ自分の傷の手当であっても…
あんな風に耳元で囁かれてたら間違いも起こりますよね!美しさで劣る女を影として鍛えて、刺客につけるようにすれば… それはそれで女の争いが起こりますね、だめか…

長安は晩媚に耳に入れると聴覚が鋭くなる水薬を差し出す。その材料が「先に晩媚の名を賜った娘の爪と、崑崙の氷蟲を混ぜたもの」と聞いて、晩媚が動転して「出ていく」と叫ぶ。
そこで長安は晩媚を引きずって、女たちが様々な生き地獄を味わっている場所へと連れていく。二度と後戻りはできず、死んでも骸も残らない、それが姽婳城なのだという…
晩媚は腹をくくり、水薬のおかげで聴覚が鋭くなって水中の課題をこなせるようになった。長安は晩媚に、頬紅の毒のせいで水中で目が見えなくなるので、決戦場所は川の淵だとわかったので訓練したのだと言う。晩媚は長安の厳しさに隠れた優しさに気付き始めていた。
元・晩媚は結局殺されたのですね。長安がその爪をとりにいったの?とか考えたら怖い

決戦の日、やはり川の淵だった。「深淵に崖から飛び込んで、中の石碑にある昔の城の名前を読み、四文字を答える」というのが課題だった。水中にあった石碑にあった文字は「虫二」と四文字ではない。水から上がってきた晩香は「虫二」と、岸壁に「葬琴崖」とあったと答え、姹蘿に「上出来だ」とほめられる。しかし他の者たちは答えられない。姹蘿が「風月が際限なく美しい日なのに」と笑ったところ、晩媚が「風月無辺」と解答する。それが答えられたのは姹蘿に続き二人目だった。姹蘿は得意げに言葉を口にしたため、「風月」から「几」をとったのが答えだ、と晩媚に読まれてしまったのだ。
対策を周到に練っていた長安は、影として相当優秀なのでは。そんな長安がついていても前の主人はしくじったから、生き残っていくには影と主人の相性とかあるのでしょうね

晩香と晩媚が決戦で残ったが、地殺の空きはひとりだけのため、ひとりを振り落とさないといけない。姹蘿は普通の課題では晩媚を殺せないため、若様の仕事を二人にやらせようと思いつく。それなら若様は口出しできず、失敗すれば正当な理由で晩媚を殺せるからだ。
姹蘿は李嗣源に刺客を差し向けていたが、返り討ちにされていた。姽婳城はかつて李嗣源の母・藍禾が束ねていたが、姹蘿を城主にした際に影の刑風を毒で侵したため、姹蘿から深く恨まれていた。その後藍禾が行方不明になり、跡を継いだ李嗣源の力を探るために刺客をよこしているのだという。現状を案じる月影に、李嗣源は「時が来たら姹蘿にわからせる」と語るのだった…
「刑風を毒で侵した」とはなんでしょうか。解毒剤がないといういつものパターン?

晩媚は彼岸院に呼び出されるが、そこは長安の入れない場所だという。中にはたくさんの紅の傘が吊るされ、あの日乱墳崗で見かけた光虫が飛びまわっていた。奥では月影と晩香が待っていて、晩香と晩媚は白い傘を渡される。これはまだ紅魔傘ではなく、地湧金蓮が咲いたら真の紅魔傘となるのだという。その傘の柄の中に指令書が隠されていた。名医の沈墨を殺して桂剣草を奪え、というのが晩媚の初めての任務ということになる。
晩香もここで傘をもらったので、舞姫の時の任務はあくまでも誘い出しで、黄勇殺しではなかったと。色々試されることの多い組織ですね。そして失敗すると即、殺されるという

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1~3話の感想

姽婳城…変なところですね…
さすがに則天武后が作った隠密機関というだけのことはあります。男の刺客を育てるのではなく、女があくまで上に立って男を仕えさせる、的なあたりが特に♪
謎は多いですよね~。影はどこから連れてきてどこで誰が育てるのか、とか。様々な教養に精通して武道にも長けた人間を苦労して育てて、失敗したらあっという間に使い捨てにするんですよ、酷いブラック組織ですよね。

女の園で、かつここで生き残る以外に道がないような腹をくくった女たちで構成されているのだから、必要以上に揉めそうな狭い世界ですが、そこに影という存在を配置することで一種ガス抜きになっているような感じでしょうか。主人と慣れ合わず、かといって信頼し合うほどに近しくなりつつ、時に厳しく時に優しく主人を育てる影、っていうのは、いうなれば理想の教師であり下僕ですよね。それがイケメンだったら…たまらないでしょうね!長安の囁きやちょっとした気配りに感じる優しさがうまいことちりばめられていて、あれで惚れないのはないな、と思わせられます。

それにしても晩媚は、他の人たちからすると半年の遅れがあるという自覚が足りないところがあります。長安が晩香の影に比べて厳しいのは、晩香は半年前から鍛えていて、一から教えなくてもいいからだよ! 遺体埋葬の日雇い生活に比べたら、今なんて天国じゃないですか…お肌にいいメニューが毎日続いたからって、芋かお粥の二択より断然マシ!
しかし、晩媚が「七雪」で、弟が「小八」ということは、上に六人の兄姉がいたということですよね。おとっつぁん… まさか全員売ったんじゃ…

それと若様ですが…若様が実質姽婳城のオーナーで、姹蘿は社長、みたいな感じでしょうか?若様がいなくなったら、名実ともに姹蘿がオーナーとして君臨することができるのですね。姹蘿が若様に差し向けている刺客は、影のトレーニングなのかしらと考えてしまいました。若様も謎が多そうです。
思ったのですが、姽婳城の中にいながら別枠で仕事していて、オーナーのおつきをしている月影が、実は一番おいしいポジションなんじゃないでしょうか。月影には影がいないようで、自分自身が影になっているからそういう名前なのかな?
見ている方、早々に「長安にお世話されたい派」と「若様をお世話したい派」に意見が分かれそうな気がします。「若様にお世話されたい派」はないのかな、ダメですか…

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この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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