海棠が色付く頃に-あらすじ-43話-44話-45話-感想付きネタバレでありで!

ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪

新聞に海棠の家業を悪意で書きたてられ、朗家と海棠は最悪の状態に。月軒は海棠に対する家族の誤解を解きたいと、「食べられる口紅」の開発に情熱を注ぎますが、二人が力を合わせれば合わせるほど、月明をはじめ周囲の圧力は強まる一方です。

そして、これまでどんな外圧にも負けずに愛を育んできた海棠と月軒ですが、ここに来てとんでもない爆弾が投下されます。海棠を恨んで各方面から積み重ねられたヘイトを踏み台に、とうとう施済周が勝負に出ます。海棠は朗家を潰すのか、それとも救うことになるのか、ここから終盤大きく事態が動いていきますよ♪

【海棠が色付く頃に】(ネタバレあり)

第43話

韓瑞斌が返事を急かしてきたため、死化粧を無報酬で引き受けることに。ところがなんと死化粧をするはずの叔父は生きていた。海棠はからかわれたのかと思うが、息子を亡くして病んだ叔父に孝行したいという韓瑞斌の土下座にほだされ、天瑜は芙蓉膏で死化粧を施す。
こんな怪しい話に乗ったらだめですよね。海棠たちは人が良すぎます

青青は学友たちから夏合の家業から悪口を吹き込まれるが、夏合も青青も気にしない。二人は生死について考え、死ぬ時に恨みや後悔が何もないように「価値ある人生」を生きようと語り合う。
青青は、以前は出てくるとイラっとしていましたが、今はこんな爽やかなカップルに…

死化粧の仕事の帰り道、街の喧騒に刺激を受けた天瑜は芙蓉膏の処方を思い出すが、すぐに忘れてしまう。韓瑞斌が叔父と言っていた人物は実は父親で、痛がるのに無理やり削り取った顔の芙蓉膏は施済周に届けられ、そこから成分を分析されることに。
そこまでする?という手口。実は遺体を準備すれば良かったのでは?

施済周は迪文が莫嫿のことを家の中まで送らず、龍徳水にも会わずに帰ってきたことに失望する。月軒に夢中な莫嫿を無理にものにしたりできないと言う迪文に向かって、施済周は茶碗を投げつけ、額にけがを負わせる。
施済周にはこんな息子はイラつくのでしょうが、それでも暴力はダメでしょう…

莫嫿は月軒と喧嘩したことで落ち込んでいたが、龍徳水はそんな娘に「覚悟さえあれば月軒と結婚させられる」と言う。施済周にはっぱをかけられた迪文は、龍徳水の好物を持って龍家に遊びに来るが、龍徳水が睨みを利かせて二人きりになれない。迪文と莫嫿は愛する想いが平行線で交わらない心の傷を晴らすため、再び坂を自転車で滑走することに。
迪文の優しさは莫嫿にはもったいないですよね!お尻破れるキャラかわいい♪

施済周は芙蓉膏の分析結果を手にし、金庫に大切にしまっておいた芙蓉膏の秘伝の処方を取り出す。それはかつて、顧順琪に協力を断られた際に、彼を殺して奪ったものだったが、最後のページが失われていた。施済周は顧順琪の娘である海棠を従わせることで、朗家を破産させようと考える。
やはり顧順琪を殺した犯人は施済周だったのですね。海棠は父の仇を討てるのかな…

昆楊一の繁華街・金銀街にある朗里春最大の売り上げを誇る支店で、店舗の大家が突然他の人に貸すと言い出す。次の店子は3倍の家賃を払うというので、朗斯年は施済周の仕業だと気付く。そこに月軒が、「食べる口紅」の大口の注文が入ったと知らせてくる。試供品の開発が海棠と月軒の手によるものだということが明かされるが、それでも馮春言は二人が一緒になるのは反対だと釘をさす。
奥様は一瞬口を滑らせましたが、多分胭脂のことですよね♪

月軒への協力を約束した月明だったが、わざと使わない化学合成油脂を注文し「食べる口紅」に使う食用植物樹脂にこっそり混入させる…
試供品は成功させておいて、本番で混入させるとはあくどいです!

スポンサーリンク

第44話

試供品の成功を踏まえ、工房では本製品の製造が稼働するが、混入の件を知る楚楚はそれが発覚しないかどうか緊張していた。海棠は油脂の色がおかしいことに気付くが、そこに夏合が駆け付けたために油脂の問題は追及されず、楚楚はホッとする。
ドタバタしていても、海棠が一言誰かに言っておけば…

顧家に記者が大勢押しかけ、死化粧の件を問い詰められて天瑜はパニックを起こしていた。月軒が記者たちを追い返そうとして、記者たちは月軒が朗家の次男と気付き、捨て台詞を残して去っていく。天瑜は月軒を顧順琪だと思い込み、月軒も話を合わせる。月軒に追い返された記者たちは朗家で月明を取り囲むが、月明は「朗里春を中傷するものは許さない」と冷たく言って追い返す。馮春言は新商品の製法を海棠から買い取って縁を切ろうと言い出すが、朗斯年は誰かの仕掛けた罠だとして、屈するつもりはない。
勝手に家に入り込むし、病気の天瑜を問い詰めるし、記者たちはかなり無茶しますよね

朗家では、記者を龍徳水に追い払わせた莫嫿を家族同然に扱い食事をしていたが、そこに月軒が、朗家に詫びたいと海棠を連れてきて気まずい空気になる。海棠は朗里春を離れ、新商品にも関わらないと約束して詫びるが、馮春言は心ない言葉を浴びせ、月軒は海棠を庇ってさらに馮春言の怒りを買い、二人で朗家を出ていくことに。
月軒が100%海棠の味方をするのは、朗家内に海棠の敵を増やすだけですよね

海棠は母の死化粧を引き受けた自分を責めていた。かつて花神節の時に作った自作の芙蓉膏は未完成だったため、父のものを復元しようと考える。馮春言の怒りが収まるまで海棠園に行こうとしていた月軒も、一緒に復元を手伝うことに。
この二人の熱意が受け入れられれば、朗里春は無敵になると思うのですが…

立て続けに起こる朗家の問題に、馮春言は弱音を吐き月円の位牌に助けを求めるが、その時妙蘭が仏壇に隠した呪いの人形を発見してしまう。月明は妙蘭を追い出そうとするが、なぜか馮春言はそれを止め、自分が妙蘭に今までしてきた仕打ちを思い返す。
呪いの人形、意外と簡単に見つかりましたね!でも奥様が追い出さないのは謎ですね~

海棠が新製品から手を引き、ようやく初回の出荷が終了しようとしていたが、楚楚は月軒が原材料の違いに気付くのではないかと最後まで冷や冷やする。楚楚は命じられた通りに証拠をすべて隠滅して、姿を消すために月明から金を受け取る。凡真は従業員に報奨金を配るが、楚楚の姿が見えないことを不審に思う。
楚楚もこれで出番が終わりでしょうか。こんな悪質な口紅食べたら大変ですよね!

天瑜の意識がないことに気付き、夏合と海棠は慌ててマリー病院に担ぎ込む。入院費用の額に海棠は困惑し、数日待ってもらおうとするが、すでに費用は見知らぬ男に支払われていた。その男は「ある方の好意」だと言い、その人に会ってくれという。その頃月軒は顧家に行くが、鍵が締められ誰もいない…
マリー病院は易蓉蓉が結婚式の事件の後に入院したところですね。不吉です…

その男は海棠を施杭露の工房に連れていき、施済周に引き合わせる。施済周は海棠の協力を求め、顧順琪の話を語り始める。施済周は顧順琪と義兄弟で、共に芙蓉膏を開発してきたが、それを朗斯年に知られ、配合を手に入れようとした朗斯年によって顧順琪は殺されたのだという。施済周は家族と芙蓉膏を託されたのだと、配合を記した記録を見せる。
自分のやったことを全部朗斯年に置き換えたのでしょうか、人として終わっています!

月軒が出て行ったことで気持ちが弱った馮春言は、月明に「月軒を連れ戻して」と頼む。家族を引っ掻き回した月軒を庇うのか、と月明は怒るが、それでも息子であり弟だと言われると何も言えない。月軒はその頃海棠を街中探し回るが見つからず、帰らない一家を家の前で待ち続けていた…
携帯のないこの時代には、片方が連絡を閉ざすと会えなくなってしまいますよね

第45話

馮春言が妙蘭の部屋を訪ねると、妙蘭は首を吊ろうとしていた。泣いて死なせてくれと訴える妙蘭に、馮春言は謝罪しながらも、自分の苦しさと孤独を語り、妙蘭の中に恨みがさらに積もっていく。
いつの間にか奥様の方が苦しくて辛いっていう話になっていて、妙蘭ちょっと可哀想…

月軒と海棠が行方不明になり、迪文は探し回るが見つからない。月明と莫嫿に協力を仰ぐが、月明は苛々を莫嫿にぶつけ、「顔が治ったら性格が悪くなった」と言われてしまう。月軒は海棠の家の前で発見されるが、月明は月軒への不満を爆発させる。それでも月軒は、兄の怒りや朗家の安泰よりも海棠が見つからないことの不安が消せない…
莫嫿の言う通り、月明は顔が治ってから性格の方が病んでいますよね~!

龍徳水は、外地に派遣していた部下から、昆楊を守るための資金調達を申し入れられて困惑する。士気の低下を恐れた龍徳水は、朗斯年に軍資金の提供を求めるが、相次ぐ資金の要求が続いていたことから朗斯年は提供を断る。
部下たちも龍徳水を見習って、ピンハネして軍備には使っていないのではという疑惑…

月軒は学校に夏合を訪ねて海棠の行き先を尋ねるがはぐらかされ、もしかして自分は海棠に避けられているのではと思う。病院にいることを教えてもらって駆け付けるが、海棠は月軒に冷たい態度をとり、会うのをやめようと切り出す。凡真が病院にできたての口紅を届けてくれたが、海棠はそれを見て異変を感じる。
黙って冷たくするのではなく、ちゃんと理由を打ち明ければいいと思うのですよ!

月軒を追いかけている莫嫿を見て、龍徳水は朗斯年から援助を断られたことへの怒りを募らせていたが、そこに施済周が、一緒に手を組んで朗里春を昆楊から消そうと持ち掛ける。朗里春の財産を手にできるというので、龍徳水は大乗り気に。さらに施杭露では主要な原料の買い占めを進めていた。戦況悪化で輸送路が途絶えたところに買い占めが発生し、朗里春では製造の停止を余儀なくされることに。
どんどん朗里春包囲網が完成しつつあるようですが、大丈夫でしょうか

海棠は朗斯年に、油脂の問題から口紅の回収を行うように進言する。工房では楚楚が姿を消したことから、楚楚が細工したのだろうと判明するが、遅れて月軒が現れたため、月明は「すべてお前の責任だ」と怒りをぶつける。月明と馮春言は回収に反対するが、朗斯年は先祖からの商いの方針は曲げられない。月明は月軒を庇うふりをしながら、月軒が材料費を抑えるために合成樹脂を使ったのではと疑いをかける。
月明は月軒だけを潰すつもりでしょうが、その悪意で朗里春ごとつぶれそうな気配が…

スポンサーリンク

43~45話の感想

舞台となっているのが清朝後の民国時代なので、本作を見ていると昆楊は活気があって華やかなのですが、日本などの海外の圧力や国内の蜂起などで平和だった時代は短かったようです。海棠たちの会話の中にも愛国運動の話が出てきたり、龍徳水が治安の悪化を嘆いたりで、戦争の足音が近づいてきているのをじわじわと感じさせられます。
その流れで、龍徳水が戦況の悪化から、もっと軍資金を!と部下からねだられていますが、龍徳水がここまでやってきたことを部下も真似して、自分の懐に多めにプールして、軍備にはちょっとしかあてないものだからすぐ足りなくなる、という構図なのではないでしょうか。または、施済周の出てくるタイミングがあまりに良かったので、部下たちに施済周からの根回しが入っているとかそういう事情を疑いたくなります。

そういう事情を疑うほどに、施済周の捨て身の策略が強烈なことになってきました。以前、龍徳水の結婚式の時に、施済周は命に関わる薬を盛ることに対してためらいがないのが怖いと思ったのですが、海棠の父を手にかけた殺人犯だったのですよね。そして彼は人を殺すだけではなく、自分の罪を朗斯年に押し付けることで、海棠から芙蓉膏の成分を引き出そうとしています。色々最悪ですね。もし芙蓉膏を復活させることができたら、海棠は用済みとして殺されることになるのではないでしょうか。海棠が早く真相に気付いてくれるといいのですが。しかし施杭露にも工房はあったのですね…パクってばかりいるので、研究とかはしていないのかと思っていました♪

そして、妙蘭の呪いの人形は、意外とあっさりバレてしまいました。あんな風に見えるところに隠したらダメですよね!今度という今度は朗家から追放になるだろうと思いきや、奥様は妙蘭をまだ朗家から出さないつもりのようで意外です。手元においてさらにいびるつもりなのでしょうか。といっても、奥様は多分いびっているつもりはないのですよね。
首を吊ろうとするほど悩んでいるのに、その苦しさを訴えても、「あなたなんてまだマシよ、苦しいのは私よ」と自分語りに持っていくという、奥様の無自覚な会話泥棒が酷すぎて、さすがに妙蘭に同情してしまいました♪
妙蘭と月明の屈折は、ある意味馮春言の囲い込みが作り出したものだと言えるので、朗家の闇の根源である彼女がどうにかならないと、月明が改心しても、妙蘭が出て行っても、問題は解決しないのかもしれません。

そろそろ話数も押し迫り、すべての謎が明かされるのも近いようですが、どんどん性格の悪くなっていく月明と、追い詰められていく朗家に救いはあるのでしょうか。せめて月明が施済周の裏をかくほどの有能な悪党だといいのですが…

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

コメント

コメントする