白華の姫-失われた記憶と3つの愛-あらすじ-19話-20話-21話-感想付きネタバレでありで!

白華の姫

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傅筹との結婚生活が始まった容楽ですが、傅筹に守られる穏やかな生活を送ることで、ちょっとだけ心境の変化がみられるようになってきました。そして南境に送られた無憂も、ゴタゴタを忘れて穏やかに過ごしているように見えます…

しかし中山でも南境でも、二人を取り巻く政治的な野心や思惑が平和な生活を送らせてくれません。傅筹が密かに推し進める計画が、容楽の平穏な日々を打ち壊していくことに。そして以前から名前の出てきていた「宸国」から、お目目パッチリの新キャラが登場します!事態はどんどん動いていきますよ~♪

【白華の姫】(ネタバレあり)

第19話「疑惑」

南境の豪族・鄭家との縁談を強要され、悩んでいた孫雅璃のもとに、無憂から腕輪の贈り物が届く。南境の反乱軍は青州城下に迫り、無郁は逆賊を根絶やしにと張り切るが、無憂はその「根」を植えたのは、実は傅筹なのではないかと疑っていた。
傅筹は南境に遠征した時、北臨のためじゃなくて西啓のために働いていたのですかね~

秦氏が流民たちを扇動し決起を促すが、無憂が流民を説得して武装解除にこぎつける。首謀者である鄭家は、北臨帝から一族掃討と土地の没収が命じられる。
将軍府には「南境の反乱に功があった」として北臨帝から褒賞が下賜された。項影の報告で無憂と雅璃の結婚の噂を聞き、容楽は心穏やかではない。傅筹は褒賞の意味が「逆賊を根絶しなかった当てつけ」と察し、面目が丸つぶれだと落ち込む。
雅璃は鄭家の縁談を承諾してなくてよかったですね。北臨帝のイヤミな褒賞はさすが♪

無憂は師兄の無相子と手合わせをしていた。秦家の粛清の生き残りである無相子が率いる無隠楼は、無憂を陰で支えつつも長年鳴りを潜めてきたが、南境の戦いへの参戦で父の念願を果たしたのだった。無相子は無憂が容楽の婚姻から立ち直った様子を見て安堵する。
そういえば容楽と傅筹の婚姻に修羅七煞いましたっけ。あれは無茶な起用でしたよね~

昭蕓の文に無郁は都を想うが、無憂に帰京の意志がないと知って慌てる。孫継周は自分の手駒として無憂を都に凱旋させ、無憂が南境からいなくなったら鄭氏の土地を奪う、という野望を抱いていたが、無憂はそれを見抜きさりげなく釘を刺す。
泠月が「醜い」と暴言を吐いていた昭蕓の文字があんなに綺麗に…無郁の幸せ者…

雅璃は無憂に帰京の意志がないと聞き、帰京して皇帝に孝行するべきと進言する。雅璃自身は都に帰りたいが、父が許さない。無憂は雅璃が鄭氏の縁談を拒むため自分に嫁ぐつもりだったことを知って、周囲を欺く芝居として腕輪を贈ったのだった。
無憂は策士なのに、こと恋愛がからむと悪手に。雅璃を助けたのは失敗じゃないかな…

傅筹は計画の次の段階に進もうとしていた。傅筹は北臨帝の動きを疑う一方で、山河志について催促する西啓の干渉を疎ましく思うようになっていた。そんな策謀の中でも、庭での花火に容楽が楽しげに笑う様子を、傅筹は微笑んで見守るのだった…
容斉はこんな薄情な傅筹に、なぜ容楽を任せようと思ったのでしょう。人選ミスでは?

太廟での法事の前夜、皇太子妃が皇后に自分を廃してくれと願い出る。皇太子は芸妓を囲い続け、諫めたところ暴力をふるったのだという。激怒した北臨帝に、皇后は後宮の管理不行き届きを詫びるが、北臨帝は皇后がこの16年してきた苦労を理解していた。
皇后は庶民出身で、苻鴛と雲貴妃のゴタゴタで繰り上がったのですね。現時点では後宮での成功者ですが、子供がいないと皇帝の死後はみじめな晩年になるわけだから必死ですね

容楽と昭蕓は厨房で泠月と餃子を作っていたが、不器用な昭蕓を泠月がからかって、ふざけ合う三人は粉だらけに。容楽と傅筹は静謐園で夕食を共にし、穏やかな時間を過ごす。傅筹は容楽との関係に手ごたえを感じ、密書を燃やして西啓と縁を切ることを決意する…
容楽は傅筹に中途半端に優しくしていますが、愛がないのに期待させるのはよくない…

容斉は皇太后から与えられる薬を請わず、発作の苦痛に耐えていた。隠密から容楽と傅筹の距離が縮まったと聞かされ、容斉は内心の苦痛にも震える。深夜、皇太后は容斉の枕元で思わず容斉の首に手をかけ、はっと我に返る。容斉は枕元の薬瓶を見て、ひとり涙ぐむ…
皇太后と容斉の母子関係は相当屈折していますよね。なぜ実子を殺そうとするのか…

北臨帝は、法事の最中にうたたねをしていた皇太子を叱責し、謹慎を申し渡す。北臨帝は西啓への不信を抱いていたところに、無隠楼から傅筹が西啓と通じていると密告が。そこで皇后が容楽を呼び出し、西啓とのつながりを探るが、何も知らない容楽は「嫁いでからは一度も西啓と文のやり取りはしていない」と答える。
珍しく皇后がちゃんとした働きを見せていますね!いつもこうだといいのですが~

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第20話「もう一つの同盟」

北臨帝は、西啓と傅筹に対して疑問を持ち始め、傅筹が皇太子の尉国征伐案を上奏しても「無憂にやらせる」と冷たく退ける。皇太子は焦るものの、原因となった痕香を手放す気はなく、傅筹の苦言も煙たがる。痕香は皇太子に「青州で無憂を殺せばいい」とけしかける。
痕香は皇太子を潰すための単独行動に。皇太子が潰れれば傅筹の元に帰れるというつもりなのでしょうが、…そもそも西啓はなぜ傅筹を皇太子側につかせたのでしょうかね…

その夜、珍しく酔いつぶれた傅筹は静謐園を訪れ、容楽に絡んで困惑させ、そのまま容楽の寝台で眠り込んでしまう。容楽は傅筹の両肩に大きな傷跡があることに気付く。「母上、逝かないで。私を打つな…」うなされる傅筹の寝言に、容楽は戸惑うばかりだった。
その頃、無憂は天仇門の刺客に襲われるが、無相子と修羅七煞が駆け付けて事なきを得る。傅筹は、目覚めた場所が容楽の寝室だと気付くが、容楽は寛容に傅筹を許す…
傅筹の「母上」はもう亡くなっているようですね。彼の過去は謎と闇が深そうです…

潘陽王が青州を訪れて爵位の回復を伝え、帰京を促す。無憂は南境の複雑な背景を調べるために留まるつもりだったが、潘陽王や孫継周の前でわざと雅璃を側に座らせて帰京を告げ、親しげに振舞う。その様子を見た孫継周は安堵するが、無憂は裏で南境の調査を無相子に委任していた。
無憂と雅璃の親密芝居は孫継周たちを騙せているようですが、お芝居で済むのか心配~

傅筹は天仇門を使った無憂暗殺未遂を知り、痕香の勝手な行動を叱責する。しかし痕香は逆に、傅筹こそ使命を忘れているのでは、と責める。痕香は10歳で出会って以来、ずっと傅筹のことを一番近くで見てきた。天仇門のお互いの一騎打ちの最中、傅筹を庇って胸に矢を受けた時、傅筹が激しい拷問を受けている時も、痕香は常に傅筹を見守ってきたのに、何故自分ではなく容楽を?と痕香は嫉妬の思いをたぎらせる。
痕香が「若門主」と言いましたよね…つまり傅筹は天仇門の主という事なのでしょうか?

沈魚は痕香について何も見つからなかったと報告するが、容楽はもう調べる必要はないと答える。以前は偽りの人生が嫌だと言っていた容楽だったが、運命に抗う難しさ、平穏な生活を壊す怖さを最近は感じるようになっていた。
沈魚も今一つ信用できないのですが、でも痕香についてはちゃんと調べた方がいいのに

無憂は5日ほどで帰京することに。北臨帝は西啓を見限り、宸国との同盟を結ぶことを発表する。皇弟の鎮北王がすでに北臨に向かっており、北臨からは持参金と皇族の娘を鎮北王に嫁がせるつもりだという。傅筹は再検討を申し入れるが、北臨帝はあっさり退ける。
皇族の娘を宸国に、って何か嫌な予感がします…思い当たる皇族の娘は一人だけです…

傅筹は西啓からの密使に、西啓帝が自分の立場を悪くしたと怒りをぶつけ、関係を絶とうとする。しかし密使は「本来の名と地位を手に入れるには陛下(西啓帝)に従うべき」と言い、傅筹の悪業を北臨に密告すると脅しつつ、鎮北王暗殺を依頼してきた。傅筹の計画のためには鎮北王を無事に到着させ、同盟を成立させ尉国を討たせる方が得策だが、痕香は「鎮北王を殺さず西啓を黙らせる策があるはず」と指摘する…
本来の名と地位?一体何のことでしょう。傅筹の謎がしきりにチラ見せされていますね

傅筹はその夜、容楽の寝室を訪ね、今夜ここで休みたいと言う。眠れない傅筹は容楽に話しかけ、「将軍ではなく夫君か名前で呼んでほしい」と言い出す。急に距離を詰めてくる傅筹だが、容楽は受け入れない。傅筹は諦めて、容楽に「清涼湖の初春の景色は格別に美しい」と外出を勧める。それは傅筹が容楽を計画の駒として利用することの決断だった。
傅筹はここで容楽が「夫君」って呼んでいたら、この先の計画を諦めたのでしょうか?

清涼湖に出かけた容楽は、釣りをしている昭蕓に出会う。昭蕓は全く釣れておらず、それはすぐ近くにいる漁師のせいだと言うが、漁師の青年が魚を全部譲ると言い出す。容楽は「次に釣り上げた人が魚をもらうことにしましょう」と勝負を提案する。
その頃傅筹は、鎮北王が清涼湖に到着したと北臨帝に報告していた。傅筹は鎮北王の警護に抜かりはないと自信を見せる…
容楽はこういう勝負を提案する時、ノープランなのに「私に任せて」って言いますよね

第21話「再会と裏切り」

北臨帝は鎮北王が宸国の世継ぎと目されていることから、西啓が同盟の邪魔をしてくるだろうと見ていた。傅筹は鎮北王を必ず守ると約束する。そこに無郁が南境から戻ってきて父帝に甘えて見せる。無憂も都に戻ってきたと聞いた傅筹は、急ぎ清涼湖へと向かう。
この時までは、傅筹としては「容楽をかっこよく助ける俺」のつもりだったのに…

昭蕓が釣りをしていたのは、無郁に「魚料理も釣りも無理だ」と挑発されたせいだった。容楽は無憂の帰京を聞かされて動揺する。その時、漁師の青年が襲い掛かってくる刺客に気付く。実はその漁師の青年は宸国の鎮北王で、宸国の配下が駆け付けて鎮北王と容楽たちを逃がそうとする。しかし容楽は刺客のひとりが蕭煞だと気付く。
泠月が転んだ場面で、小唯が逃亡中に転んで香り袋を落としたことを思い出しました…

傅筹の配下の項影が遅れてその場に現れるが、鎮北王を守ろうとする動きが鈍いことに容楽は違和感を抱く。鎮北王に斬りかかる蕭煞の剣の前に、容楽は思わず身を投げ出すが、そこに突然無憂が現れて容楽を救い、そのまま容楽を連れ去る。その頃、傅筹は急いで清涼湖へ向かっていたが、皇太子の馬車に呼び止められる。それは傅筹を足止めするために痕香が仕組んだのだった。
蕭煞が容楽の警護していないと思ったらこんな仕事を。西啓から命じられたのですね

無憂は容楽を連れて湖の筏に乗せ、「初めて偶然出会った他人」のように時間を過ごすことに。無憂は以前の川下りの時のように笛を吹き、容楽の脳裏に思い出の数々が蘇る。しかし桟橋に待つ傅筹の姿がその時を終わらせた。あの青年が宸国の鎮北王と聞き、容楽は傅筹の企みを悟るのだった。無憂は傅筹が容楽を利用して命の危険にさらしたことを激しく糾弾するが、傅筹に言い返されて言葉を失う…
男二人の暑苦しい火花の散らしあいはさておき、なぜそこで筏に乗る?これで二度目…

雅璃は皇后に帰京の挨拶に訪れていたが、皇后は傅筹と容楽を「理想の夫婦」と誉め、無憂との縁談を期待して雅璃を困惑させる。一方、北臨帝が鎮北王の縁談に頭を悩ませているせいで、無郁は昭蕓との縁談について切り出すことができない。
無郁たち不器用カップルは微笑ましいですが、皇后のズレまくりはどうなのでしょう…

無憂から清涼湖の報告を聞いた北臨帝は、傅筹と西啓のつながりを確信する。しかし尉国討伐を控えて、傅筹を証拠もなく罰するのは軍心を乱す恐れがあった。無憂は政に婚姻を利用することに反対し、内乱の平定を優先すべきと訴えるが、北臨帝は老い先短い父としてできることは、平和と繁栄を残すことだという…
このままだと皇太子が即位するわけですし、自分が生きているうちにできる限り外患は排除しておきたい、という親心なのですよね。無憂はまだその親心がわかっていない…

傅筹は、清涼湖で無憂を見落とした項影に罰を与える。蕭煞も容楽から「今後護衛は不要」と拒否される。容楽は自分を利用した傅筹に怒りを爆発させ、結婚して半年、二人は初めて本音をぶつけ合う。容楽は傅筹を愛したことはなかったが、親友か家族にはなれると思っていた。しかし傅筹が求めたのは夫として愛されること、無憂に捧げたのと同じ真心だった。許しを求めても、容楽はもう傅筹を信じることはできない…
傅筹は真心を期待するなら、容楽を利用することだけはしてはいけなかったですよね~

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19~21話の感想

無憂が南境から都に帰ってきました。そしていきなり修羅場での再会だったわけですが…
なぜか筏に乗ってしまう二人、剣は素手で握って止める、謎の演出再びですね!中国時代劇で「剣は素手で止める」演出は結構見かけるのですが、このドラマは割としょっちゅう手を切っているような気がします。その後「手は治った?」って気にして見ていますが、いつの間にか治っているようです。

無郁と昭蕓は久々に再会しましたが、会いたいのに文で意地悪を書いてしまう無郁、会えて嬉しいのに拗ねてしまう昭蕓の幼さと不器用さがかわいかったですね。無郁も昭蕓と一緒だと微笑ましいのに、無憂と組んでいると一言多い駄目さが目立ってしまうのがもったいないです。不器用な末っ子キャラなのはいいのですが、ちゃんと父帝に昭蕓のことを切り出さないと、鎮北王と昭蕓が会ってしまったことで不吉なフラグが立ちまくっていますよね。無郁が男らしいところをガツンと見せられるのか、それとも…

そして今回傅筹は、容楽に公主仮面の次は夫婦としての仮面を外させようとしてきましたが、正直夫婦らしく近づくにはもうちょっと時間が必要だったのではないでしょうか。時間が経ったら本物の夫婦になれたかというと…それは無理だったかもしれませんが。
しかし、傅筹の正体が衝撃的でした。「若門主」ですって!天仇門の末端ではなくトップにいるということですよね。そんな男を支援して公主の夫にするなんて、西啓は天仇門と国ぐるみでどっぷりということなのでしょうか。「若」だからその上に門主がいるということなら、まさか容斉が門主ってことは…ないか、ないですね。でも皇太后が門主、というのは割とありそうで怖いです。

さて、21話からエンディング曲が変わりました。「若雪」というこの曲、歌っているのは無憂役のアーリフ・リー(李治廷)さんです。しかもこの曲の作曲もされています!彼は「武則天 -The Empress-」の稚奴(高宗)役では無憂とはまったくタイプの異なるかわいらしい皇帝役を演じ分けていますが、あちらのドラマティックなエンディング曲「無字碑」もアーリフさんの作曲なのですよね。彼の溢れる才能が感じられる「若雪」ですが、一新されたエンディング映像はなかなか匂わせ感抜群です♪察しのいい方にはかなりネタバレ要素が多いので、エンディングをご覧になる際にはサラっと流しながらご覧ください~♪

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この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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