霜花の姫-あらすじ-31話-32話-33話-感想つきネタバレありでご紹介!

中国ドラマ-霜花の姫-あらすじ-31話-32話-33話-の画像つきキャスト情報をネタばれありで!
キャスト情報など、最終回までの感想を全話配信します。

霜花の姫

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クルミットです♪
人間界で歴劫中の錦覓は、聖医族の聖女という立場にもかかわらず、熠王に転変している旭鳳と恋に落ちそうな状況です。許嫁の潤玉は、見守るだけの状況にヤキモキしていましたが、そこに実母である蔌離に引き合わされ、過去の記憶の蓋が開いてしまいました。
潤玉にとって、母と別れて天界に来るようになった経緯は、とてもつらくて痛々しい思い出だったようです…

潤玉が孤独な生活を送るようになった原因とか、錦覓に執着する心理状態とか、色んなことがわかってきました。しかし潤玉がどんなに錦覓に真心をささげても、それで錦覓が潤玉のことを「いい人」以上に思うようになるわけでもなく…
そして、錦覓が旭鳳=熠王に近づくことを阻止しようという動きが、思わぬ方向から出てきたことで、そろそろ錦覓の歴劫にも終わりが近づいてきたようです。残り少ない人間界ストーリーをしっかり見守っていきましょう~♪

【霜花の姫】(ネタバレあり)

31話

今日は錦覓と羌活がおばさんに拾われた日で、二人が「誕生日」としている日だった。毎年二人は酔い潰れるまで酒を飲むことにしていて、お互い贈り物はしない決まりだったが、今年は錦覓が羌活に多肉植物を贈った。「もう渡す機会がないかも…」と小さくつぶやく錦覓は、何かを予感していた…
そして酔い潰れて眠った錦覓は、再び不思議な霜花の夢を見ていた。霜花は「早く私をここから出して、あの人に愛を伝えたいの」と訴える。錦覓は愛とはなんだかわからず、自分が熠王に抱いている気持ちが愛なのか?と思うが、目を覚ましてしまう…
霜花は9話の夢に登場してきた存在ですが、あちらの夢は天界の錦覓がみたものなのに、錦覓には再会という意識がありました。それと愛を知らない設定は人間界の聖女も同じ?

したたかに酔った状態で、錦覓は熠王から召されてしまう。熠王は錦覓のために二人のこれまでのお話を影絵芝居で演じて見せる。錦覓は自分に残された時間が少ないことを感じ、口覆いをはずして熠王に口づける。酔っているからではなく熠王のことが好きだと言う錦覓に、熠王は「私の妃に」と見つめあう。
ところがいい雰囲気のところで秦潼がお邪魔してしまい、錦覓は部屋を出ていく…
秦潼のバカー!きっと後からたっぷり熠王に復讐されたことだと思います~♪

潤玉は鄺露を伴い、再び雲夢澤を訪れた。跪いた潤玉は、外から「母上を責めることは間違っていた、私が自ら母上の元を去ったのです」と謝罪し、いつかは息子だと認めてもらえることを信じていると呼びかける。蔌離は「鯉児」と呼びながら外に出てくるが、すでに潤玉は去った後で、「私の復讐にお前を巻き込めない」と泣き崩れる。
潤玉は洞庭湖を去る前に彦佑と幼い鯉児に「二人の義弟ができて嬉しい」と、母の世話を感謝する。三人は今後、義兄弟と呼び合うことに…
潤玉は義弟ができて少しは孤独が減るだろうか?と思いましたが、考えてみたら血がつながっていて比較的仲の良い弟・旭鳳がいた今までだって彼は孤独だったのですよね…

潤玉は錦覓から「月下美人の花を愛でると約束している仙女」について聞かれる。潤玉は初めて錦覓と出会った時、本当の姿を嫌わず受け入れてくれたことを思いだし、「いつもその仙女が迷う自分の道を指し示してくれた」と言う。
錦覓は潤玉に火傷の薬を依頼され、患者の年齢が1万9800歳と聞いて驚く。錦覓は紅軟膏と麒麟血膏を渡し、最初の患者が王で二番目が神仙だなんて、天職なのではと内心大喜びする。しかし潤玉が帰った後に再び咳き込み、吐血してしまう…。
潤玉の脳内の錦覓は、それ錦覓じゃないっていうレベルに補正かかっていますよね!

慕辞の案内で天后は洞庭湖を訪れ、そこに霊力の気配を感じる。そこにやってきた彦佑は慕辞を見て、滅霊箭で錦覓を殺せと命じたのが天后だと察する。天后は慕辞に彦佑を始末するように命じるが、蔌離が現れて天后の攻撃を阻止する。積年の恨みと共に蔌離が放った滅日冰凌によって、天后は旭鳳を狙った黒幕が蔌離であることを知る。天后と蔌離の、長年の積み重なった因縁の戦いが始まる…
その頃、潤玉は薬を母・蔌離のもとへ届けようとしていた。「錦覓が歴劫を終えたら母上に紹介しよう」という潤玉の言葉に鄺露は複雑な気持ちになる。そこに鯉児がかけつけ、「母上が殺される」と。相手が金色の衣を着ていると聞き、潤玉は天后だと気づく。
蔌離はもし錦覓を紹介されて、梓芬の娘と知ったら、賛成しなかったのではないかと…

彦佑は蔌離が不利と見て、助けようとして慕辞に倒される。駆け付けた潤玉は蔌離を庇って天后の術を受け、寛大な処置をと嘆願する。潤玉はかつて母の愛が痛くて耐えられず、自ら浮夢丹を飲むことを選んだが、それは自らの過ちで、今まで皇継を奪おうなどと考えたことはないと訴えるが、それでも天后は許さない。そして天后が潤玉に放った一撃を、蔌離が庇って受けて倒れる。蔌離は「この生涯で後悔しているのは天帝に出会ったこと」と言い、母子の心が通いあったのもつかの間、潤玉の腕で息を引き取る。それでも攻撃の手を緩めようとしない天后、そして潤玉の中で長年抑えていた何かが、壊れてはじけた…
なんと、蔌離の出番はこれで終わり?早すぎませんか…

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32話

潤玉は怒りで力を解放させ、天后と極限の対戦になるが、水神が現れ天后を庇う。それを見た慕辞はそっと姿を消す。水神は潤玉をなだめ、天后の日頃の悪行を叱責する。
水神のおかげでその場は収まり、璇璣宮に戻った潤玉はひとり涙にくれる。いつまでも苦しみ続ける潤玉を、鄺露と鯉児は心配そうに見つめるが、声をかけることができない…
潤玉はずっと感情の起伏に乏しいキャラクターだったのですが、ここにきて箍がはずれてしまいましたね。潤玉の潜在能力の高さは天后をもしのぐものだったという…

天帝は水神と二人で会い、洞庭湖に関する奏状を水神に突きつける。天帝は水神が簌離を洞庭湖にかくまっていたことで、水神の関与を非難する。天帝はこの事態が自らに起因することを認めず、洞庭湖の残党を始末することで見せしめにしようとしていた。水神は「夜神殿下は無実、殿下は陛下の御子で、錦覓の未来の夫です。どうか無実の者を巻き込まぬよう」と、公正な処置を求めるのだった…
天帝、錦覓の名前が出てきた途端に顔色変えおって!天帝の梓芬スイッチ仕事しすぎですよ!ここまでの経緯考えると、ほんとに水神いい人すぎて泣けてきますよね~

天后は簌離と潤玉の母子への怒りが収まらない。滅霊箭を奪ったのは彦佑だと知り、慕辞に「急ぎ滅霊箭を取り戻して錦覓を殺せ」と命じる。天后はさらに、錦覓殺しがうまくいけば鎏英との仲を考えてもよいとほのめかす。慕辞は屍解天蚕(体内に蟲を入れて命をつなぐ術)なしに自分に生きる道が?とためらうが、天后は「良い方法がある」と慕辞に期待を持たせるのだった。
慕辞は魔界での苦行から天后によって救われて、その恩で使われているっぽい?のですが、どう見ても今の方がひどい目に遭っているのではないかという感じが…

隠れ家に戻った慕辞を鎏英が待っていた。慕辞を忘れられない鎏英は自分から口づけて、その情熱に押された慕辞は鎏英を押し倒し、ついに二人は結ばれる…
翌朝、慕辞と鎏英は魔界の景色に似た朝日を二人で眺める。鎏英から「幽冥の怒りの後に何があったの」と聞かれ、慕辞は、魔尊から日没の地に落とされたことを明かす。鎏英との将来を考えようとする慕辞だったが、体内の蟲が蠢いて苦しくなったことで「今は君に何も約束できない」と突き放し、術を使って鎏英を動けなくして去っていくのだった…
慕辞も結局天后の被害者ではあるのですが、それでも鎏英に押されて流された挙句、鎏英に気を持たせておいて突き放すとか、優柔不断で逆にひどい奴になっていますよね~

熠王は錦覓に「凉虢の大軍が国境を侵したため、自ら出征することに」と告げ、戻ったら王妃になると誓ってくれと言うが、錦覓は心ならずも辞退する。姿を消して見守っていた潤玉はそれを見て苛立つ。錦覓に「必ず無事に戻ってくる」と約束して熠王が去った後、錦覓は倒れてしまう。
潤玉は錦覓が毒を盛られていることに気づき、しかも毒は骨髄に至っていた。錦覓は、潤玉が「毒を盛ったものを捜して報復する」というのを断り、「熠王を助けて欲しい」と頼む。熠王への愛には無自覚なまま「熠王のためなら喜んで殉死するけれど、他の人のためには死ねない」と言う錦覓。それを聞いて潤玉は「君だけは決して手放さない」と思う…
歴劫は天界での実生活には影響しない、長めの夢みたいなものかと思いきや、どうも人間界で構築した関係に後々意識が引きずられるのかな?本来修行のはずなのに…

熠王の陣幕に穂禾がやってきて、「国の力になりたい」と言う。追い返そうとする熠王だったが、兵法を学んだ穂禾は将軍たちが敬服するほどの計略を披露する。それを見た熠王は「机上でなく、実戦で決断できれば本物だな」と言う。
穂禾は南平侯に伏せて出てきたため、娘が熠王といるとは知らない南平王は安遠関で奇襲攻撃をかける策を立てる。熠王はまさに南平侯の狙い通りの行軍で伏兵に襲われるが、南平侯は穂禾がいることに気付き、慌てて戦いを止める…
そういえば穂禾は兵法学んでいたという地味な伏線ありましたね。南平候は絶対気づくことはないけど、その愛娘は中身を別人に乗っ取られたエイリアンですからね~♪

錦覓は、羌活が持ってきた薬の中に「清玥」という毒が入っているのを見抜く。無味無色のため、錦覓も気づかずに飲んでしまったのだが、長年自分の体で薬を試してきたため、清玥の服用で体の平衡が崩れてしまい、毒が思った以上に効いてしまったのだった。羌活は錦覓が熠王と恋に落ちるという愚かな行為に悩み、早くここを離れようと清玥を盛ったのだと泣く。羌活は二人で遠くへ行って解毒しようと言うが、錦覓は「私は聖女ではなく錦覓として生きていきたい」と言う…
錦覓の自我の芽生えは聖女としては完全アウトですが、隕丹は大丈夫なんでしょうか…

33話

南平侯は熠王側にいる穂禾を呼び寄せようと、「お前に気のない男になぜそこまでこだわる、その気ならとうに娶っているはず」と説得する。穂禾の言うとおりに南平侯が兵を退くと、穂禾は南平侯を剣で刺し殺す。幕営に戻って、穂禾は熠王に「なぜ娶ってくれないのか」と迫るが、熠王は想い人がいるからと拒絶する。その想い人が錦覓と知り、穂禾は「錦覓の思い通りにはさせない」と嫉妬を燃やす…
覚醒前の穂禾はかわいかったのに、覚醒したら父親を平気で刺し殺す毒婦ですからね~

熠王が北苑山荘に戻ると、錦覓はひどく弱った様子で眠っていた。熠王は驚き心配するが、錦覓は幼少よりのぼせやすい体質なので、熱性のものを食べると倒れるのだという。根治のための薬の実験中だったと聞いて、熠王はその薬を飲むように急かし、錦覓は勧められるままに3粒服用する。
錦覓はこの毒で歴劫終了は避けられないという、まさに天意が働いている感じですね

穂禾は慕辞を呼び出し、凉虢の君主に内応を約束した文を預ける。読めば凉王は必ず親征するから、その隙に錦覓を殺して歴劫をやり直させる計画だったが、天后が滅霊箭での方法にこだわっているため、穂禾は滅霊箭を取り戻して実行するように慕辞に命じる。
その会話を聞いていた鎏英は慕辞に食って掛かるが、鎏英の「錦覓を害するなら敵」という言葉にすら耳を貸さず、慕辞は立ち去ってしまう。
熠王の部屋を訪れた慕辞は、自分の血の気配を感じ、滅霊箭を発見。落ちる前に回収できたことで、火神を傷つけず幸いだとほっとする…
こちらもまさに天意。そういえば天后は慕辞に奇鳶という別名をつけているんですよね

錦覓は熠王の前で「無音」という薬を飲んだが、それは清玥を抑えられる唯一の薬だったものの劇薬だったため、錦覓の容体はさらに悪化していた。しかし熠王に心配かけたくない、病状を知られたくないと言う。そこに凉虢への出征が急に決まった熠王が、別れを言いにやってくる。錦覓は安心して出征してほしいために「私はお帰りを待てぬやも」という言葉を飲み込むが、そうとは知らない熠王は「私の妃になってくれるであろう?」と聞き、錦覓は受け入れる。そして本当のことは言えないまま、別れの抱擁を交わす。
人間界の錦覓はこんなに気配りのできるいい子なのになぁ。歴劫終わるのが寂しい~

鎏英が錦覓の部屋の前で見張っているため、慕辞は錦覓に近づけない。鎏英は慕辞の気配を感じて部屋を離れて追いかけていく。戦報の太鼓が鳴り、勝利の知らせが入るが、錦覓の人間界での命は尽きかけていた。鎏英は追ってきた気配が偽者だと気づき、急いで戻ると、慕辞の放った滅霊箭を寸前で阻止する。しかし慕辞が投げた矢は、錦覓を庇った羌活に刺さってしまう。羌活が息を引き取る間際、錦覓は彼女が肉肉であることを思い出す。肉肉を二度も死なせたことを嘆き悲しみながら、錦覓もまた絶命するのだった…
なんという悲惨な…全天界が泣いた…肉肉とやっと会えたのにこんな形で別れるとは…

穂禾は慕辞を追いかけ、事情を明かせと迫るが、鎏英との未来を望んではいけない、結ばれないと思う慕辞は、思い出すらすべて拒否して鎏英を遠ざけようとする。「私には選択肢はない、だが君には私を忘れるという選択肢が」と言って去っていく慕辞、しかし鎏英もまた慕辞を忘れることなどできなかった…
慕辞も、こんな拒絶するくらいなら、中途半端に受け入れなきゃよかったのに~

帰還した熠王が目にしたものは、錦覓の亡骸だった。穂禾が「人間ではない者に襲われた」と説明し、熠王は秦潼に調査を命じると、穂禾が慰めるのも聞かず、熠王は一人閉じこもるのだった…
これはきつい結果になってしまいました。しかし人間界は今後混乱しかないような状況ですが、天界のお遊びで荒らして引っ掻き回して、どうするつもりなんでしょうか?

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31~33話の感想

歴劫が始まってからずっとぬるい展開が続いていましたが、前回あたりから突然怒涛のシリアス転変。潤玉の出生問題、鎏英と慕辞など、多方向で話が動きまくりでした。

潤玉は「世継ぎの座を奪おうと考えたことなどない」と天后に訴えますが、聞き入れられませんでした。今まで潤玉に向けられてきた疑心暗鬼、それは潤玉自身にとってはいわれなきものだったわけで、それでもなぜ天后は執拗に潤玉を狙ってきたのかというと、天帝の後継者争いは潤玉がどう思おうと関係なく、その決定権は天帝にあるから、なんですね。もちろん天帝が、天后と対立してまで本気で潤玉を後継にというのは考えにくいのですが、天帝には「梓芬スイッチ」があるからなぁ。…結局天帝がすべての因縁の根源なのでは…

鎏英は友人・錦覓のために体張るという、実にオトコマエな姫君なのに…
慕辞の意気地なし~!慕辞は何度鎏英から逃げているのでしょうか。結ばれてもなお逃げるとかそれでも男ですか!慕辞を演じている鄒廷威さんは、日本でも放送されている「独孤加羅」で、独孤般若の夫・宇文毓役を演じていますが、あっちもまた弱気キャラですよね…。大体演じる役のパターンは似通ってくることが多いのですが、彼は「意気地なしキャラ俳優」という不名誉なイメージが定着してしまうのでしょうか。別の作品でかっこいいイケメンにキャスティングされていることを祈ります。

そして肉肉と錦覓の再会は、斗姆元君の言葉の通りになりましたね。羌活も肉肉も、錦覓を守るという気持ちは変わらない、いい子なんですよね…。でもこれで前回肉肉を失った時の衝撃を再び受けて、ヒビのはいった隕丹は致命的なことになってしまう予感…
これで錦覓の歴劫もこれで終了でしょうか。人間界に残された旭鳳と穂禾はいつ戻ってくるのでしょうか?その不在を狙って潤玉が婚儀を急いだりしそう~!
潤玉は母親を失って、より錦覓への依存度を高めてくると思うのですが、歴劫という半リアルな体験で情愛の感覚を知って、もう前の錦覓には戻れないのに…

さて、「霜花の姫」は全63話ですから、今回がちょうど折り返し地点になります。後半に向けてぐっと盛り上がってきましたね!これからが楽しみです~♪

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この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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