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クルミットです♪
第16話は、渌陽編の中でも特に“動”の回。
表では官と商の綱引き、裏では黒市という闇の世界へ――
薛芳菲が一線を越え、危険を承知で真相に近づいていく姿が強く印象に残りました。
それでは第16話を一緒に見ていきましょう!
墨雨雲間 第16話のあらすじ
冒頭、騒動の余波はまだ収まりません。
李瑾は、薛芳菲が姜家の名を出したことを嘲笑し、
「包庇だと言われるぞ」と皮肉を投げます。
群衆も簡単には引かず、
姜家と葉家の官商癒着を疑い始める空気に。
ここで薛芳菲は一歩も引きません。
「朝廷重臣の名を勝手に使うのは重罪」
そう切り返し、証拠もなく人を捕らえた朱県尉の不当性を突きます。
さらに矛先を佟府尹へ向け、
“佟府が葉家を庇っているのでは?”
と逆に疑念を植え付けるのです。
形勢は逆転。
佟府尹側は動揺し、
薛芳菲が「姜云柏に書状を送った」「織染署が調査に来る」と告げると、
朱県尉はあっさり引き下がります。
実際には、姜云柏に書状は出していませんでした。
薛芳菲は名声を“盾”として使っただけ。
権威の使い方を完全に理解している立ち回りでした。
さらに彼女は、問題の古香緞を高値で買い戻す提案をし、
民衆の怒りを鎮めます。
この場当たりに見える策が、実は時間を稼ぐための布石だと分かるのが、後から効いてきます。
一連のやり取りを見ていた萧蘅は大いに満足。
李瑾が「姜云柏に怒られるだろう」と期待するのに対し、
萧蘅は「むしろ支持される」と断言。
二人の視点の違いが、立場の違いをよく表していました。
葉家に戻ると、葉嘉儿は薛芳菲の機転に感謝します。
しかし薛芳菲自身は、
「これは緩兵之計にすぎない」と冷静。
佟府尹が本気を出せば、まだ危険は去っていないと警告します。
ほどなくして、織染令・唐帆と李玉が渌陽へ到着。
佟府尹は責任を葉家に押し付け、
「薛芳菲が捜査を妨害した」と訴えますが、
唐帆はすぐに違和感を覚えます。
薛芳菲は唐帆を別の場所へ案内し、
直接、織造所の調査へ。
そこで問題の古香緞から“甘い香り”が検出されます。
それは西域の毒・陀羅。
人を殺せるほど高価な毒が商家由来とは考えにくいと、
薛芳菲は“外部からの混入”を疑います。
唐帆は深入りを避けようとしますが、
薛芳菲はさらに一歩踏み込みます。
陀羅の出所を探るため、
葉明煜の協力を取り付け、女扮男装で黒市へ。
黒市の元締め・赖彪に接触しますが、
すぐに胡散臭さを見抜かれ、追い返されそうに。
薛芳菲は動じず挑発し、
“金水阵”という酒と骰子の賭けに挑みます。
しかし相手は百戦錬磨。
何十杯も飲み、何度も賭けを重ね、
ついに薛芳菲は酔いが回って限界に。
その時、現れたのが萧蘅。
彼は黙って席につき、賭けを引き継ぎます。
小火炮の煙で相手の判断を狂わせ、
ついに赖彪は降参。
実は赖彪は、かつて李仲南に陥れられ流刑となった人物で、
救ったのが萧将军――萧蘅の父でした。
この因縁が明かされ、
赖彪は協力を約束します。
墨雨雲間 第16話の感想まとめ
第16話は、薛芳菲が完全に“前線の人間”になった回でした。
家の中で策を練るだけでなく、
自ら汚れ役を引き受け、
黒市という闇に踏み込む覚悟。
正しさだけでは真実に辿り着けない
その現実を、彼女自身がよく分かっているからこその行動だと感じます。
また、萧蘅との連携も一段深まりました。
守る・守られるではなく、
“並んで危険を渡る”関係に変わりつつあります。
陀羅の出所、佟府尹と李家、成王の思惑。
点だった疑惑が、ようやく線になり始めました。
次回、黒市から得られた情報は、
誰の首を絞めることになるのか――。
渌陽編はいよいよ核心へ向かいます。






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