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クルミットです♪
范閑たちがいる世界が一度文明が終わりを迎え再発展した世界だったこと、朱格が長公主の配下で監査院のスパイだったことなど、様々な新事実が明らかになった前回。
そして今回、范閑は言氷雲を北斉に売ったと疑いをかけられ、その潔白を証明するために言氷雲を助けるべく北斉へ向かうことになるも…。
【慶余年(けいよねん)】(ネタバレあり)
31話
長公主が慶帝に呼び出され長時間跪かされているなか、范閑は父・范建と話していた。
そこで范建は林婉児の母である長公に情けをかけるよう言われる。
どうやら范建はこのままだと林婉児との結婚生活にも影響を及ぼすと考えているようです
范閑は少し考えるも、殺された滕梓荊のことを考え、長公主への厳罰を慶帝に求める。
その結果、慶帝は長公主を都から信陽に追放すると宣言し、翌日都を追放されることとなった。
一方、林婉児は母・長公主に憤りを感じていた。
そして慶帝の元から戻った長公主と話す林婉児。
すると長公主は「私は慶国を売り、范閑の命を奪った。私を忘れなさい…」と林婉児に告げる。
そして林婉児は家族のことよりも権力に目が眩んでいる母を叱責。
しかし長公主は悪びれず自分の考え方は間違っていないと自分を曲げず、「例え范閑と結婚しても幸せな将来は望めないから婚姻は破談にし縁を切るべきだ」と告げる。
結婚すれば内庫の管理権を狙う者たちに狙われるからなのだとか…
しかし林婉児はそれを拒否した。
そして翌日、長公主は范閑に見送られ馬車で都を後にした。
その後、范閑は林宰相から呼び出される。
「先日、御書房にて六部の官吏が一斉に奏上した。お前が情報を流し言氷雲が捕われたと…。皆調査と処分を求めておる…」
実は長公主は言氷雲の件については罪を認めていなかったのだ。
それを知った范閑は「濡れ衣です」と林宰相に告げると、「慶帝に呼ばれると思うが、正式な勅令が下るまで何事にも応じるな」と忠告した。
そんな話をしていると范閑は予想通り慶帝から来るよう呼び出される。
そこには皇太子と二皇子がいて、范閑は彼らに挨拶し席に座ると食事が運ばれて来る。
そしてしばらくして慶帝がやって来た。
32話
慶帝がやって来て、范閑と皇太子と二皇子と4人での食事が始まる。
そこで慶帝は、言氷雲を北斉に売ったのは范閑だという噂が出回ることに触れる。
そして「己で潔白を証明して騒ぎを終わらせよ」と慶帝言われた范閑は、肖恩を北斉まで護送し言氷雲を連れて帰って来るよう命じられた。
慶帝はこの任務を遂行すれば范閑に対する疑いも晴れるはずと考えているようです
それを聞いた范閑は勅令ではなく提案ということで渋るも、慶帝は「もし行わないなら婚儀を破談にする」と告げる。
それを聞いた范閑は慶帝の命令通り北斉に向かうことを決めるのだった。
その後、院長の元を訪ねた范閑は、北斉に行くことを報告。
すると院長は「無事を願う。錦衣衛、鎮撫使、沈重はかなり危険だから気をつけろ…」と忠告するのだった。
范閑は北斉行きに備え、監査院で様々な武器や防具をもらう。
防刃防火の衣や連弩、頑丈な傘、縄、毒針が飛び出す扇子など多種多様です
馬車で屋敷に戻ろうとした范閑は師匠・費介と遭遇し、一緒に時間を過ごすことに。
久しぶりの再会ですね
そこで費介は院長が歩けなくなった事件について范閑に話し始めた。
当時、肖恩は北斉の密偵である日突然行方をくらます。
費介と院長が行方を捜索する中、肖恩の息子が結婚するという情報を得た費介と院長はその結婚祝いの会場へ。
そこで新婦に毒を盛ろうとするも計画は失敗。
そして戦となり多くの監査院、そして肖恩の息子夫婦が死亡。
院長は両足を奪われる結果となってしまったのだとか。
そして今、范閑が肖恩を言氷雲と交換するため北斉に護送しようとしていることを知った費介はそれを止め「お前を逃がす」と宣言するも目の前には院長の姿が。
范閑を北斉に行かせるべきだという院長と、行かせないべきだという費介は意見が対立し、言い争いに。
費介は過去に院長を守れなかったことをめちゃ気にしているようです
そこに范閑が「僕は行くよ」と間に入りその場は収まった。
その後、范閑は林婉児のもとへ。
そこで北斉行きが決まったことを明かす范閑。
林婉児はすでにそのことを知っているようで、エールを送り笑顔で范閑を送り出そうとする。
その姿に范閑は嬉しくなり「戻ったら婚儀を挙げよう」と告げる。
そして2人はキスを交わした。
2人のラブラブな感じ、胸キュンな一幕です!
33話
数日後、范閑の出発の日。
人質の肖恩と司理理が護送用の馬車に乗せられていく。
院長から出発の前に太平別館に行くよう言われた范閑がそこに向かうと慶帝の姿が。
そこで慶帝は「司理理に毒を盛らせた」と話す。
どうやら司理理とキスをすると相手に毒が回るというもののようです
慶帝の本当の目的は北斉の皇帝を殺すことなのだとか。
さらに慶帝は「言氷雲を奪還し、隙を見て肖恩を殺せ」と范閑に命じる。
さらに今回の任務では監査院の助太刀は無いのだとか。
言氷雲の奪還任務のはずが、いつの間にか敵の皇帝の殺害などハードな任務になっていて、范閑は複雑な表情を浮かべながらも後戻りはできず決意を固めるのだった。
そして范閑が都を出発する時間が近付く。
すると費介は北斉の要注意人物について范閑に教えた。
その人物は錦衣衛鎮撫子の沈重、大宗師・苦荷、苦荷の弟子で”聖女”の尊称を持つ天才・海棠、百戦百勝の将軍・上杉虎。
曲者揃いという感じがしますね
上杉虎は凶暴という噂がある一方で穏やかで優しいという噂もあり、肖恩の義子で戻るのを待ち望んでいて、反対に苦荷は肖恩が戻るのを望んでいないのだとか。
そして范閑は都を出発した。
しばらくして休憩で馬車を降りた范閑は五竹と遭遇。
すると五竹は亡き母の手紙に記されていた太平別院の池の底について調べに行ったことを報告。
そこには母が残した仕掛けがあり、それを理解できるのは范閑だけなのだとか。
そして五竹は北斉に先回りすると告げた。
さらに五竹は肖恩について話し始める。
実は范閑の母はかつて肖恩と同行していたことがあり、母がこの世界に来たのは肖恩が関係しているのだとか。
それを聞いた范閑は「肖恩は母の秘密を知っていそうだな…」と思うのだった。
肖恩と范閑の母の関係性が気になりますね
感想
31話では長公主が都を追放されることが決まり、追放前夜の様子が描かれました。
林婉児が母・長公主と話す場面では、林婉児の将来的に命の危険が目に見えているという状況でも范閑と一緒にいたいという気持ちの強さが伺えました。
しかしながら分かり合えない母娘の姿は見ていて複雑なものがありましたね。
32話では、北斉に行くことが決まった范閑が都を出発するまでの数日間が描かれました。
林婉児としばらくの別れを告げる場面は終始ラブラブムードでホッコリさせられましたね。
そして33話では、ついに范閑が北斉へと出発。
出発直前に慶帝から「北斉の皇帝を殺してこい」などむちゃぶり的な任務を命じられたりするなか、終盤には范閑の母がこの世界に来たのは肖恩が関係しているなど新たな事実も判明しました。
北斉ではどんな展開が待ち受けているのか楽しみです。
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