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クルミットです♪
長公主が襲撃事件の黒幕だと自ら告白するなど、様々な出来事が起こった前回。
そして今回、監査院で院長の命が狙われるという大事件が起こり…。
【慶余年(けいよねん)】(ネタバレあり)
25話
北斉の使節団との和議の際に接待を行うため鴻臚寺に来た范閑は、使節団の1人・荘墨韓という男について
「若い文人たちから大人気で憧れられている存在」だと話を聞いた。
その後、帰ろうとする中、院長の護衛がやって来て「院長は命を狙われていて、1時間以内に殺されるかもしれない…」と話す。
さらに今院長は監査院内にいるが、都に荘墨韓が来たことで院長の護衛たちが駆り出され、監査院には護衛が誰もいないのだとか。
それを聞いた范閑は慌てて監査院内へ行き院長を地下牢に避難させた。
一方、言若海は仲間と共に院長の殺害を企んでいた。
原因は北斉との戦に関する考え方の違い。
言若海は北斉に一気に攻撃を仕掛け、北斉を全討伐したい一方で、院長は少しずつ侵攻していきたいと考えていて2人の意見が対立していたのだ。
そして立場上院長の作戦がとられたことに監査院内でも不満が募りこのようなことになったのだ。
一方、院長を地下牢に避難させた范閑は隠し扉から天下を害す魔物を捕らえている地下牢の最深部にさらに避難。
すると范閑は地下牢にいる司理理も危険だと考え彼女を牢屋から出し一緒に地下牢の最深部に避難させた。
その後、院長を狙う監査員たちが地下牢に次々とやって来る中、范閑は地下牢の最深部で捕らえられている魔物を解放し院長を殺しに来る監査員たちと戦うことにするかどうか迷っていた。
その魔物の名前は肖恩といい、院長が車いす生活になったのは彼にやられたからなのだとか。
そうこうしていると地下牢の隠し扉が破られ監査員たちが最深部に次々とやって来る。
すると一緒に避難していた院長の側近・影子が1人で監査員たちに立ち向かい彼らを撃退し退けた。
影子強すぎ…
その後、影子により監査院内から院長を殺そうとする監査員はいなくなり、范閑は院長を連れて外へ。
すると影子が朱格たちと向かい合っていた。
院長がいることに気付いた朱格は「荘墨韓が姿を消しました」と報告。
都に来て宿にいたはずの荘墨韓が突然姿を消し行方をくらませたのだ。
それを聞いた院長は、荘墨韓が何者かに連れ出された可能性もあるとして来客名簿を確認するよう朱格に指示を出した。
その後、范閑は院長について来るよう言われある部屋へ。
そこには朱格、言若海、影子、そして八処主務・宣九、三処主務代理・冷師兄など監査院の幹部たちが集まっていて、范閑は彼らを紹介される。
そして院長は「早速本題に入る。今日誰かが私を殺そうと罠を仕掛け、范閑が救ってくれた…」と切り出す。
さらに院長は「今後は范閑が後を継ぐ。よろしく頼む」と言い、范閑を次期院長にすると宣言。
朱格は「納得できないません」と反論するも、院長は「既に決まったことだ」と聞き入れず、こうして范閑は院長のサポートのもと次期監査院院長となることが決定した。
何も聞かされていなかった范閑が1番驚きでしょうね…
その後、自分の屋敷に帰宅した范閑は五竹と話していた。
そこで皇太后の寝宮への侵入準備が整ったこと、さらに長公主が襲撃事件の黒幕だったこと、そして自分が次期監査院長になったことなどを話した。
数日後、鴻臚寺で北斉の使節団との交渉が行われ范閑もそれに参加。
すると、辛其物が相手に食ってかかり相手もそれに憤り譲歩せず両国の対立は平行線を辿るのだった。
平和的解決の交渉なのかと思いきや全然違いましたね…
そして帰り際、北斉の使節団が「新たな情報を得た」とある情報が書かれた紙を提示。
そこには北斉にいる言若海の息子・言氷雲が捕虜として捕まったと書かれていた。
北斉側はこれを交渉の切り札にしようとしているようです
北斉側は言氷雲を人質に、慶国が奪った領土と司理理、そして監査院の最深部に捕われている魔物・肖恩を引き渡すよう要求して来た。
そしてその判断は慶帝に委ねられ、慶帝は言氷雲を生かしておくことを最優先とすると決めるのだった。
翌日も両国の交渉が行われ、東夷の使節団は来賓を全て引き渡し都から出て行った。
の報告を受けた慶帝は「明日宴席を設けるから、北斉と東夷の使節団にも出席させるように」と部下に告げるのだった。
一方、院長は朱格と言若海と話していた。
そこで使節団を招き宴会をすることを知った院長は「明日荘墨韓が何か行動を起こしそうだ…」とつぶやく。
そんななか、言若海は「息子・言氷雲が北斉で捕まったのは都の誰かが息子の身元を明かしたからだ」と話す。
言氷雲が北斉にいるのは機密情報で、それを知る慶帝か監査院のなかに裏切り者がいるのだった。
26話
宴の前夜、范閑は父・范建と話していた。
そこで、前に披露した詩が高評価だった范閑が今や慶国の文壇の期待を一身に背負うまでに期待されていると話す范閑。
それを聞いた范閑は驚き、思わず飲んでいた飲み物を吹き出してしまった。
どうやら翌日の宴ではみんな北斉の文壇の巨匠・荘墨韓と范閑に注目しているようです
その後、范閑は屋敷で五竹と話していた。
そこで范閑は、明日の夜に北斉の使節団たちも参加する宴が行われること、そしてその後に警備が散漫になった後宮に忍び込み、鍵を持って帰ることを伝えた。
ただ鍵を盗むだけではすぐにバレてしまうため、范閑は王啓年に偽の鍵を作るよう頼んだ。
そして翌日、宴の会場に范閑をはじめ、二皇子、皇太子など続々とやって来る。
そしてそこには長公主や、范閑がかつてボコボコにした郭保坤の姿も。
郭保坤、久しぶりの登場です
そして范閑は席につき待機していると、そこに四顧剣の弟子・雲之瀾がやって来る。
雲之瀾は物々しいオーラを放っていて、すれ違いざまに范閑を睨みつけていた。
というのも、かつて范閑が襲撃事件で襲われた際に殺した2人の刺客は雲之瀾の弟子だったのだ。
その後、北斉の文人・荘墨韓も宴会場に到着し、慶帝も会場にやって来て宴がスタート。
みんなで食事をする中、慶帝は突然范閑が雲之瀾の弟子を殺したことを話し始める。
慶帝が2人が喧嘩するよう焚き付けているのでしょうか…
そんななか、二皇子と皇太子が前に出て来て「春の科挙は文才がある范閑に仕切らせるべきでは?」と突然提案する。
それを聞いた荘墨韓は「彼が范閑ですか…」とつぶやき、「他国の政務に口出しする気はないですが、科挙を仕切るものは慎重に選ぶべきです」と慶帝に言う。
すると長公主が前に出て「それには同意できません。范閑が自分を越えるのが恐いのでは?」とチクリ。
すると荘墨韓は「前に彼が披露した詩は彼が作ったものではない」と断言。
どうやら范閑の詩の後半4句は荘墨韓が遊覧中に読んだ句なのだとか…
さらに荘墨韓は師匠が書いた詩が記された巻物を持って来ていて、それを証拠として披露した。
27話
師匠が書いた詩の巻物を見せ「范閑の詩は彼の盗作だ」と指摘した荘墨韓は「若くて人生の酸いも甘いも経験していない范閑がこのような詩を書けるはずがない」と范閑を追い詰める。
それを聞いた范閑は盗作したことは認めるも、「私はあなたの師匠の詩ではなく詩聖・杜甫の詩を写した。つまりあなたの師匠の詩も盗作なのでは?」と主張。
詩聖・杜甫は范閑が転生したこの世界には存在しないので周りはポカンです…
范閑は「杜甫は別の世界にいる人間だ」と話すも周りはそれを信じず薄ら笑う。
すると范閑は、自分が荘墨韓から盗作していないことを証明するため転生前に現世で記憶していた他の杜甫の詩を披露。
泥酔していることもあり范閑はいつも以上に言動が大胆になってますね…
それは全て傑作でそれを聞いた慶帝を始め宴の参加者たちが驚き、荘墨韓もそれに圧倒され吐血しその場に倒れてしまう。
そして「范閑は盗作はしていなかった」ということでその場は収束。
この宴での一件で、范閑は”詩神”として崇められる存在となった。
その後、泥酔状態で屋敷に戻った范閑は薬を飲み酔いを覚ます。
そして「今夜皇宮に侵入するから、部屋に誰も入れるな」と若若に告げ、屋敷を出かけて行く。
五竹と合流した范閑はいよいよ皇宮へ。
五竹は宴の間に服と剣を雲之瀾から盗んでいて、それを着ていた。
どうやら雲之瀾が皇宮の侵入者だと見せかけるためのようです
そして深くフードを被り雲之瀾のフリをして皇宮の周り歩く五竹は、予定通り皇太后の側近に見つかり止められ、互いに刀を交える戦闘に。
五竹が皇太后の側近と戦闘を繰り広げる隙をつき、皇宮への侵入に成功した。
しかしまだ安心はできず、皇宮の中には僅かな物音も察知する護衛の弓使いがいる。
そのため范閑は物音を立てないよう細心の注意を払いながら移動するのだった。
その後、皇太后の寝宮に到着した范閑は皇太后と使用人を薬で眠らせる。
そして皇太后のベッドの内部に隠されていた鍵を見つけるとそれを盗み出すことに成功。
その後、王啓年と合流した范閑は鍵師の元にそれを持って行き、合鍵を作ってもらった。
あとは合鍵を皇太后の寝宮に戻せばミッションクリアですね
合鍵を皇太后の寝宮に戻すため皇宮に戻った范閑は、そこで荘墨韓が長公主の元を訪ね2人で話す姿を目撃する。
そこで長公主は「宴の場で范閑を潰すと約束したわよね?」と問い詰める。
宴での一件は長公主の悪巧みだったんですね
さらに「言氷雲を売り肖恩を返してあげるのよ!何人の天下人が悪魔の肖恩が文壇大家の弟だと知っているかしら?」と長公主は声を荒げる。
次々と新事実が明らかになりました
それを盗み聞きした范閑が衝撃を受けるなか、長公主の護衛に存在がバレてしまう。
何とかその場から逃げるも、手練れ弓使いにも存在がバレ追跡されながらもギリギリのところで逃げ切るのだった。
感想
25話は監査院で院長の命が狙われたり、范閑が次期院長に指名されたり、北斉との交渉が行われたりと様々な展開があり、色々と驚かされた回でした。
26話では慶帝による宴が開かれました。
そこで荘墨韓が「范閑の詩は盗作だ」と詰め寄る場面は驚きでした。
そして27話では、范閑は盗作疑惑を払拭すべく転生前に記憶していた名作の詩を披露。
それにより盗作疑惑はなくなり”詩神”としてさらに高く評価されるようになりました。
酒に酔いながら范閑が詩を披露する場面は見応えがあり、酔拳のようでした。
そして後半は范閑による鍵強奪作戦でハラハラドキドキで、さらにそのなかで新事実も次々と明らかになるなど畳み掛けが凄かったですね。
次回の展開も楽しみです。
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