風起隴西 第21話あらすじと感想|冯膺の覚悟と反間計、友情の犠牲

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第21話は、冯膺が自ら魏諜としての汚名を背負い「餌」となることで、李严を陥れるための反間計がついに動き出す回でした。荀詡が執念で真実を追い求める一方、陳恭は兄弟を守るか国家を選ぶか、究極の選択を迫られます。愛と忠義の狭間で苦悩する人物たちの姿に心が震えました。

それでは第21話を一緒に見ていきましょう!

風起隴西 第21話のあらすじ

荀詡は冯膺の小厮が運んでいた卜礼の中から、彼が直筆で書いた蜀軍の軍情を発見。丞相府の将令を突きつけ、その場で冯膺を捕縛しました。冯膺は潔く応じ、鎖につながれたまま連行されます。

李严は狐忠から「冯膺が曹魏に通じていた」との報告を受け、動揺。諸葛亮に会うも、彼は「冯膺は自分が育てた人材、単純な裏切りではない」と信じます。しかし戦が迫る中、審問は戦後に持ち越されることに。

司聞曹の指揮は陳恭へ。荀詡は冯膺を捕えたものの、あまりに証拠が整いすぎていることから「これは冯膺自身が仕組んだ罠だ」と疑い始めます。

その後、冯膺は陳恭と対面。十年前の父・陳黼の戦死は「奸佞に裏切られたのではなく、国のために犠牲となった英雄の死」だったと知らされます。冯膺は「自ら魏諜として罪を背負うことで李严を陥れるのだ」と語り、青萍計画の全貌を明らかにしました。

陳恭は恩師の覚悟に胸を打たれながらも、兄弟・荀詡を犠牲にせねばならない状況に涙します。

郭淮は黄预に命じ、西郷関を攻めて荀詡をおびき出すよう指示。さらに「陳恭に荀詡を討たせろ」と迫ります。黄预は内心陳恭を恨んでおり、暗殺の機会も狙っていました。

一方、李严の屋敷には劉禅からの密詔が隠されており、陳恭は柳莹に「必ず破壊せよ」と命じます。柳莹は「命を落としても遂行する」と決意。陳恭は最高位の司聞曹の令牌を彼女に渡し、「任務が終わったら生きて帰れ」と涙ながらに告げました。

祁山前線では諸葛亮と郭淮がついに正面から激突。郭淮は王双を投入し、蜀軍を食い止めます。諸葛亮は羽扇を手に「まず王双を討ち、渡河の準備を整える」と戦略を練りました。

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風起隴西 第21話の感想まとめ

今回最大の見どころは、冯膺が「魏諜」として捕まることすら計略の一部だったという展開。

国家のためにあえて自らを犠牲にする冯膺の覚悟には鳥肌が立ちました。
普段は冷酷で狡猾に見える彼が、実は「大義のために汚名を一身に背負う」という強さを秘めていたことに胸を打たれました。

一方で陳恭の苦悩は極限に達しています。烛龍を討ち、妻を失い、父の死の真相を知り、今度は兄弟を犠牲にせよと迫られる。「愛する者を次々と奪われ、それでも国家のために歩まなければならない」その姿に涙せずにはいられません。

荀詡の鋭さも健在。証拠が揃いすぎていることに気づき「これは冯膺の自作自演ではないか」と見抜くあたりは、彼の真っ直ぐな信念と知性を感じさせました。正義感ゆえに柔軟さを欠く彼が、この先どうなるのか心配でなりません。

柳莹の決意も印象的でした。愛する荀詡のためか、大義のためか、彼女が危険な任務に身を投じる姿は胸を締め付けます。

戦線でもついに諸葛亮と郭淮が正面衝突。戦場と諜報戦が同時に動き出し、物語は一気にクライマックスの気配を濃くしてきました。

第21話は「犠牲と覚悟」が強烈に描かれた回でした。次回、荀詡は生き延びられるのか、陳恭は兄弟を裏切らずに済むのか――緊張感は最高潮です。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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