中国ドラマ-霜花の姫-あらすじ-37話-38話-39話-の画像つきキャスト情報をネタばれありで!
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クルミットです♪
錦覓が歴劫を終了し、人間界に行っていた一同は天界に戻ってきましたが、しっかり意識が人間界での経験に引きずられてしまっています。熠王と聖女として運命の恋に身を焦がした旭鳳と錦覓は、そのまま恋仲になって、前回とうとう結ばれてしまいました…
かわいそうなのは錦覓に婚約破棄されそうな潤玉です。天后に母・蔌離を殺され、不安定な時だというのに、そばにいてほしい錦覓が、歴劫からの帰還以来態度が変わってしまったのですから…。天界トライアングルはこのまま旭鳳の勝利で終了…では当然なくて、まだまだ紆余曲折がありそうです。どうなっていくのか先が見えなくなってきました~。
…最初の頃の能天気な錦覓が、ちょっと懐かしくなってきた気がします♪
【霜花の姫】(ネタバレあり)
37話
天后が侍女に二種類の喪衣を持たせ、潤玉にどちらかを選ぶように迫る。潤玉は龍魚族の生麻の喪衣を選ぼうとするが、天帝が「今後はそなたが天后の力を抑え込んでくれ」と言ったのを思い出し、心ならずも天界の緦麻の喪衣を手に取るが、悔しさのあまり喪衣をたたきつけ、彦佑と鯉児に「仇を討たねば気が済まぬ」ともらす。そこで彦佑は蔌離から預かっていた箱を潤玉に渡す。箱の中の「翼渺州 鳥族兵力配置図」を見て、潤玉は母が果たせなかった無念に思わず涙する。
侍女からの報告を聞いた天后は、満足げにうなずく…
天后のいびりは、どっちをとっても潤玉を傷つけて、裏切るなと釘を刺すというよりは、耐えられなくなった潤玉を裏切らせようと煽る効果しかないと思うのですよね…
因縁府では月下仙人の寿宴が行われようとしていた。旭鳳は禁足で出席できないため、仙童たちに贈り物の箱を持たせた。そこには燎原君が人間界で流行りの本がたくさん詰められ、月下仙人を大いに喜ばせた。鄺露は喪中の潤玉の代わりに輝珠を届けて帰ろうとするが、月下仙人に父の太巳仙人との出席を誘われる。錦覓は人間界の玩具だと拡大鏡を贈る。そこに穂禾が到着して天后の贈り物を渡そうとするが、月下仙人は無視して縁機仙女の方へ行ってしまう。
月下仙人、エロ本コレクターじゃないですか…そして天后以外が、それを助けるようなアイテムをプレゼントする連携の良さを発揮しているところが妙におかしいですね
潤玉は長芳主から「錦覓は善良な子ですが、愛がわかりません」と言われたことを思い出していた。しかし今の錦覓はなぜか大きく変わってしまった。その理由を考えていた潤玉は、読みふけっていた本の中に「隕丹」についての記述を見つける…
一方、寿宴には天帝も来訪したため、太巳仙人はこれを機に娘・鄺露の良縁を賜りたいと申し出る。鄺露と太巳仙人の父娘のやり取りを見て、穂禾は人間界で唯一愛してくれた父・南平候を手にかけたことを思い出し、宴を中座する。旭鳳に愛されないことで絶望し、泣きながら戻ってきた穂禾に、天后は「勝負はまだこれから」と鳥族の誇りを思い出させる。
鄺露パパの太巳仙人いい人だ~。まさか娘が潤玉の側室狙いとは知る由もないわけで…
潤玉は長芳主を訪ね、隕丹の存在を知ったとほのめかし、錦覓から隕丹を取り出してやりたいと申し出る。長芳主は花神の遺言について語り、取り出すのは危険だという。潤玉は長芳主に「何があっても錦覓を守る」と約束する。
寿宴を抜け出した錦覓は旭鳳と密会していた。錦覓は父・水神に相談したものの、今は動かぬようにと言われたことを話す。旭鳳は「大丈夫、まかせておけ」と安心させようとする。
錦覓は霜花の花弁から作った「春華秋実」を旭鳳に贈り、旭鳳はそれを魄(肉体をつかさどる神霊)の中に入れて大事にすると言い、錦覓を抱き寄せる…
その頃、魘獣の吐き出した夢で錦覓と旭鳳のことを知った潤玉は怒りに震え、その激しさは魘獣を怯えさせる。
錦覓と旭鳳のちょっとズレたようなやり取りが、錦覓が天界に行って仙童をしていた頃を彷彿とさせて、なんだか懐かしいです。しかし潤玉は知ってしまったようですよ…
魘獣は潤玉をなだめるために、錦覓を潤玉の部屋へいざなう。落ち込む潤玉は錦覓に、錦鯉になろうと修練を続けた幼い日のことを語る。でも本当の姿は龍だから無駄だったのだと。錦覓は潤玉の悩みに気づかず、自分も葡萄の精として育ったから「私たちは同じ」と慰める。潤玉は龍の姿になり錦覓を抱き寄せようとするが、錦覓は思わず拒んでしまい気まずくなる。潤玉は「私の願いは多くない。毎日少しの愛を」と言う。それが積み重なり、年月になり、深くなくとも長い愛を、と。でも錦覓はそれに応えることができず帰ってしまう…
潤玉が本当の姿で拒まれた、というのはかなりこたえたのでは…これは痛い…
潤玉は錦覓の寝室に忍び込み、眠る錦覓から隕丹を取り出す。潤玉は魘獣の夢で二人の情事を知ってしまった悲しみから、錦覓に愛の意味を忘れさせ誰も愛さないように、と割れた隕丹をなおして錦覓の体に戻す。そして潤玉は眠る錦覓に口づける…。そして璇璣宮に戻った潤玉は、何かを決断するかのように緦麻の喪衣に手を通すのだった。
眠る錦覓は夢の中で霜花と出会うが、以前は聞こえていた霜花の声が聞こえない。目覚めた錦覓は何か違和感があるがそれが何かわからない。そこに鎏英が「お願いがある」と…
6話で魘獣の吐き出す夢の色について潤玉が説明していましたが、青は現実で黄色は願望でしたね。潤玉が見ていたのは青なので、錦覓と旭鳳の現実の情事を見てしまったと…
38話
鎏英は錦覓に魘獣を借りて魔界に戻り、慕辞の夢を吐きだしてもらう。青い夢では慕辞が天后に仕えて歴劫中の錦覓を殺そうとしたこと、自分の血で滅霊箭を作らされたことがわかる。そして黄色い夢では、旭鳳に心変わりして去っていく鎏英の姿が…
鎏英は魘獣を借りたお礼として、錦覓に「肉肉の命を奪ったのは自分の友達だ」と話す。その友達に命じた黒幕が天后だと聞いて、錦覓は愕然とする。
慕辞の黄色の夢で、鎏英の心変わりの相手にされているのが旭鳳なのが微妙に笑えます
鎏英は、父・卞城王が「屍解天蚕が霊力を食う力を抑える方法がある」と言うのを聞き、必死で方法を聞き出そうとする。卞城王が鎏英の代わりに法術を施すが、それは霊力の強い者の血で屍解天蚕を鎮めて苦痛を和らげるというもので、しかし施す側の霊力が急激に減り疲労困憊してしまうのだった。慕辞は息子同然の大事な存在だからと言う父に、鎏英は涙して感謝するのだった。
卞城王が回復する前に、固城王が事を起こすフラグ、立ったような気がします…
禁足中の旭鳳に会うため、錦覓が栖梧宮に出入りしていたことを知った天后は激怒。天后にとっては、錦覓と潤玉の婚姻によって、帝位を狙う潤玉の勢力は脅威になるため、潤玉から後ろ盾を奪うためにも錦覓を始末するしかないと考える。
また、錦覓の栖梧宮行きは水神・風神夫妻の耳にも入り、娘の幸せを考え水神は悩む。風神は天后と争うことも厭わないが、錦覓と旭鳳が一緒になれば天后の攻撃は防ぎきれず、しかも頼みの天帝が最もあてにならない、と言う。
風神は普段物静かな人ですが、天帝に対しての評価がかなり辛辣!天帝評判悪すぎ~
錦覓は父と義母の悩める様子を見て、婚約破棄は独りよがりだったと反省する。旭鳳との出来事を思い返すが、隕丹が直って愛情が理解できない今となっては、旭鳳への思い、肉肉の死で天后が仇となることなど、考えるほどによくわからない。心配して声をかけた水神に、錦覓は「私のわがままでした」と婚約破棄はしないと言う。もう心変わりはしないと…
隕丹をなおすとこういう結果に…でも完全に前の錦覓に戻ったのではない感じが…
旭鳳は燎原君に天后の見張りを続けさせていた。そして錦覓が洛湘府に滞在していると聞き、すぐさま錦覓に会いに向かう。しかし錦覓から会うのを拒まれ、無理やり中に入ると、錦覓に「私は夜神殿下と婚姻を」と告げられ、相思相愛だからと一緒になれないと言われてしまう。突然の錦覓の心変わりに戸惑いながらも、旭鳳は「天界は花界とは違う、十分用心しろ、特に母上には近づくな」と言って去っていく。錦覓はまたも胸がズキンと痛む…
これは旭鳳がかわいそう…理由がわからないですものね。隕丹はまた壊れそうですが…
旭鳳は斗姆元君の禅話に向かう。そこにいつものように月下仙人がふざけかけても、潤玉に話しかけられても、錦覓の心変わりが気になる旭鳳は不機嫌で言葉を返せない。
一方、洛湘府に来た使いが「太上老君が水神に丹薬の品定めを」と錦覓に伝えてくる。水神は禅話に行ってしまい不在だと言うが、使いは錦覓にお願いしたいと食い下がる。その時錦覓は、その使いが天后の侍女だと思い出す。そこで着替えると言って部屋に行き、召喚術で彦佑を呼んで「父上に、天后の侍女が私を迎えに来たと伝えて」と頼む。そして気づかないふりで侍女についていくが、その姿を燎原君が目撃していた…
錦覓は修練の成果が出ているのか、歴劫で聖女だった時の名残か、できる子になってる!
錦覓は天后の紫方雲宮に連れていかれ、無理やり中に押し込められる。
旭鳳は法会に到着するが、その場に母・天后がいないことを不審に思う。そこに燎原君が知らせに来て、旭鳳は大急ぎで紫方雲宮へ向かう。彦佑は禅話の席に蛇の姿で忍び込み、潤玉へ錦覓の危険を知らせるのだった。
天后は、錦覓が何者なのかを明らかにすると言い、錦覓に業火を浴びせようとしていた。錦覓は、父・水神が助けに来てくれるまで耐えようと思う。錦覓の「最高の権力をもちながらあなたは私を恐れている」という挑発に激怒した天后は、さらに強力な業火を繰り出す…
天后はまだ、錦覓の実の父が誰なのか疑っているのでしょうか?それが天帝にしろ水神にしろ、確かめる過程で錦覓を自分の宮で殺したら、後で言い訳できないと思うのですが…
39話
天后はとうとう琉璃浄火を錦覓に対して浴びせようとするが、それを旭鳳が庇って阻止する。旭鳳は「錦覓はもう私の妻で、お腹には私の子が」と言ってやめさせようとするが、錦覓の態度で嘘がバレてしまう。余計に激怒した天后は錦覓に業火を放つが、潤玉がそれを受け、そして水神がさらなる攻撃を阻止する。
禅話を中座してきた天帝に非難された天后は、「錦覓は梓芬同様、天界に災いを与える」と訴えるが、その言葉で水神が激怒し、天后に強力な一撃を放つが、母の命を守るために旭鳳が庇って受けとめる。花神・梓芬の死の真相を知った天帝は、天后を捕らえて毘婆牢獄に投獄する。しかし天后はまだ諦めず、不敵に笑うのだった…
錦覓のアドリブがきかずに妊娠の嘘がバレるくだりは、深刻な場面なのにおかしすぎ~
卞城王の治療により慕辞は目覚める。鎏英は、屍解天蚕により天后に縛られていたことを知っていると言い、慕辞に滅霊族の謀反と滅亡の真相について語る。
それは鎏英が武芸の修行のため、父・卞城王と洞窟に入った時のこと… 鎏英は鳥を射たつもりが誤って矢が男=慕辞に刺さってしまった。その時卞城王は、固城王が滅霊箭製造の偽りの命を出し滅霊族を虐殺している様子を目撃してしまう。しかし固城王は滅霊族の謀反をでっちあげ、成敗したと魔尊に報告するという。卞城王は、滅霊族の生き残りを助けては先々面倒がという配下の反対を退けて慕辞を助け、連れ帰ったのだった…
慕辞が真相を知ったら、固城王に対して仇を討ちに行くから言えなかったのでしょうが、もっと早くに知っていたら、慕辞の運命はもう少し変わっていたのではないかと…
真相を聞いた慕辞は衝撃を受け、鎏英の優しさも簡単には受け入れられない。
鎏英は卞城王に屍解天蚕を除く方法を尋ねるが、「業火の第八段階である琉璃浄火で蟲を焼けば依存は完全になくなるが、慕辞の寿命は十年しか残らず、人間と変わらない体になる」という。陰でそれを聞いていた慕辞は、卞城王と鎏英に迷惑はかけられない、とそっと姿を消すのだった…
つまり屍解天蚕の駆除は天后くらいにしかできず、駆除しても長生きはできないから、天后が好きに縛り付けて使えると。そんなのは恩人がすることじゃないでしょう慕辞~!
錦覓が目を覚ますと、枕元には父・水神がいた。母を殺めたのが天后だと知った錦覓は、母と肉肉の仇を討ちに行こうとするが、止められて悔しさに涙する。水神は霊力の半分を込めた翊聖玄氷の剣を錦覓に与え、「これで身を守るのだ」と言う。
訪れた天帝に水神の怒りは収まらない。天帝の梓芬への愛はただの独占欲と断じ、鳥族の勢力を選んで梓芬を捨てながら、天后も利用価値がなくなったから捨てた、天帝の地位に必要な徳を理解していない、と強く非難する。水神の言葉に反発しつつも、天帝は「すべてを得た代償に梓芬を死なせたことは、私にとって何より重い罰」と言って帰っていく…
水神はずっとこれを言いたかったのだと思いますが、これまでそれを言わずに耐えてきたという重さを… いや、絶対このオッサン(天帝)わかってないと思いますよ~
鳳翎を見つめながら旭鳳のことが気になり、錦覓は栖梧宮に行くが、そこで看病していた穂禾が旭鳳に口づけているのを見て、胸が痛くなって帰ってしまう。
その足で潤玉を訪ねた錦覓は、「何人の仙女と肌を合わせたことが?」と尋ねる。潤玉が「私は軽い男ではない」と、錦覓以外と関係を持つことはないと答えたため、錦覓は潤玉を裏切った罪悪感に戸惑う。天后に母を殺された者同士、これから天后の子の旭鳳とどうつきあっていけばと言う錦覓に、潤玉は「私に任せてくれ」と…
ツッコミ
毘婆牢獄を訪れた天帝は、反省の色なく開き直る天后と激しい言い争いになる。実は天后は、天帝が月下仙人や太上老君に梓芬立后のため、自分を廃す相談をしたのを見ていたのだった。そこで天后は鳥族の勢力を借りて天后の座をつかみ続け、権力のすばらしさを知ったのだと言う。かつて天帝が身重の天后から寰諦鳳翎を受けた時、「男児が生まれれば必ず皇太子としよう」と約束していたが、天帝は「今となっては鳥族の勢いを削ぎ、廃后としなければ皆が納得しない」と言う。それでも天后は旭鳳の事を諦めない…
一時は本気で廃后しようとしていたのですね…そして天帝は兄皇子を殺して天帝の座を得たとか、さらっと怖い話をしていましたけど、掘れば掘るほど黒い夫婦だな~
37~39話の感想
天后がとうとう毘婆牢獄に監禁という罰をくらいました。
でもそれが、錦覓を襲ったからじゃなくて、花神・梓芬を殺したと知ったから、ですよね。どこまで天帝は梓芬至上主義なのでしょうか… もし水神の攻撃から天后を庇った時、傷ついた旭鳳がどさくさで母の罪をカミングアウトしなかったら、天帝は今回だってある程度のぬるい罰で済ませていたに違いないのですよ、そりゃ水神だって怒りますわ。
天后にしてみたら、まさかの最愛の息子の告発で転落ですが、それでも旭鳳の後継にこだわっているのは、天帝亡きあとの復活というワンチャンス狙いに他ならないのだと思います。
あの夫婦、とことん黒いです…
しかし夫婦対決の時に、何やら「兄を殺した」という物騒な話がぽろっと出てきました。天帝が即位前は「第二皇子」だったという情報は以前出てきましたので、兄でなくて天帝が即位したということは、何かやらかしたのだろうなとは思っていましたが…
魔界の固城王も大概に野心の塊の黒い奴ですが、この先、天帝との真っ黒頂上決戦へと導かれていくのでしょうか…。天界でも魔界でも、ちょっとでも余計な部族はザクザクと殲滅されて、そのことで恨みのマグマが相当にたまっていそうです。力で抑え込める時期は、そろそろ終わりそうですが、いつそれが爆発するやら…
そして、錦覓が旭鳳と結ばれたことを知ってしまった潤玉は、隕丹を直してしまうという力技に出ました。それで錦覓が潤玉を愛するようになるわけではなく、錦覓の義務感と罪悪感をあおって婚姻に持ち込もうという策ですね。それでいいのか潤玉… そんなことで錦覓を縛り付けても、誰も幸せになれないと思います。さすがその発想があの天帝の息子だけある、という感じです。隕丹で抑え込んで、錦覓が愛情を知らないままで婚姻に持ち込んだとしても、それは独占欲だ、と水神が天帝に言った言葉がそのまま潤玉に返ってきますよね。それにしても旭鳳が天后の息子でさえなければ、周囲も錦覓と旭鳳の仲を許してやろうとなったに違いないでしょうに…そんな母を命がけで庇う旭鳳…切ないです…
次回もまた、「天后が悪い!でも天帝はもっと悪い!」と叫んでいくことになりそうです。あの黒い夫婦をまとめて業火で焼いてやりましょう~♪
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