中国ドラマ-霜花の姫-あらすじ-55話-56話-57話-の画像つきキャスト情報をネタばれありで!
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クルミットです♪
前回、天界に居場所を失った旭鳳は、魔界に迎えられて魔尊となってしまいました。これで潤玉と旭鳳の復讐の対決は、天界と魔界の対立へとフェーズが移行してしまった感があります。そもそものきっかけを考えると、確かに故・花神が錦覓を花界に閉じ込めて出さないように言い残したのはかなり正しかったのかもしれません。
そして、今回は色々拗れた天界と魔界が、さらに戻れないところへと一歩を踏み出そうとします。…魔界はまだ、旭鳳が真相に目を向けて目を覚ませば正常化の可能性もありますが、天界は… どうにかなるのでしょうか、よくわからなくなってきました。
終盤に向かってもつれにもつれた運命はちゃんとほぐれていくのでしょうか…
【霜花の姫】(ネタバレあり)
55話
九嬰洞で錦覓を目撃した魔界兵の報告を受け、錦覓が内丹を取りに来ることを察していた穂禾は九嬰洞へ向かう。旭鳳にもまた、錦覓と穂禾が九嬰洞に入ったというしらせが。
錦覓は観塵鏡を使って老胡に案内してもらい、九嬰洞の最深部に到達していた。そこには9つの目が妖しく光っていたが、老胡によるとその中の赤い目にあり、九嬰が目覚める前に一発で引き当てなければ飲み込まれてしまうのだという。しかし色覚を失っている錦覓にはどれが赤い目かわからない。迷っているうちに九嬰が目覚めてしまい、錦覓は「急所だから守ろうとするはず」と考え、攻撃するふりをして、唯一つぶった目から内丹を取り出す。しかし錦覓が選んだのは赤ではなく緑の目だった…
穂禾が来訪を察していたのは、彦佑のために内丹を必要とすると知っていたのですね
外で待ち構えていた穂禾が、錦覓を琉璃浄火で攻撃してきた。錦覓は父・水神を殺したのが穂禾だと気付いて問い詰めるが、穂禾はそれだけではなく、錦覓が旭鳳を復活させた功績を横取りしたことも打ち明ける。錦覓は穂禾に刃で斬りかかり、穂禾は琉璃浄火で返そうとするが、旭鳳が来たのを見て中止し、錦覓に一方的にやられたようにふるまう。旭鳳の法術で吹き飛ばされた錦覓は血を吐きながらも穂禾の悪業を訴えるが、旭鳳の耳には届かない。
その頃潤玉は、錦覓が「九嬰の内丹を取りに魔界に行って音信が途絶えた」と聞き、急いで魔界へと向かう…
穂禾が信用に値するかどうかは過去の言動からわかっているのに、旭鳳、騙されすぎ~
仇討ちを諦めず穂禾に向かっていこうとする錦覓に、旭鳳は寰諦鳳翎を使おうとするが、投げられた寰諦鳳翎は錦覓を攻撃せずに守ろうとする。「お前まで逆らうのか」と激怒した旭鳳は寰諦鳳翎を壊そうとするが、錦覓は「壊さないで」と泣いて止めようとする。そこに潤玉が到着し、錦覓を守って連れ去る。ひとりになった旭鳳は、まだ錦覓を想っている自分に気付いて愕然とする…
自室で目を覚ました錦覓は、老胡に目のことを問い詰められ、色覚を失ったことを白状する。九嬰の内丹を隠す目が赤だというのは、九嬰の罠だったのかと老胡は驚く。
その頃、慕辞は固城王に捕らえられ、滅霊箭を作るよう要求されていた。慕辞は拒絶して自害しようとするが、固城王に阻止されてしまう…
鳳翎はずっと錦覓がつけていたからなついていたのですね。壊されなくてよかった~
錦覓は目覚めた彦佑から話を聞くことに。そこに彦佑が証人として月下仙人も呼ばれる。そして彦佑は「自分を傷つけたのは穂禾の琉璃浄火だ」琉璃浄火と明言する。
錦覓と一緒に魔界へ行った日、錦覓とはぐれた彦佑は穂禾を見かけ、「魔尊を救ったのは錦覓だ、玄穹の光を命がけで得る姿をこの目で見た」と突き付け、穂禾から琉璃浄火で攻撃された。その時水神と風神を殺したことも穂禾の口から語られたのだった。彦佑はかつて穂禾を熱愛し、そのためにすべてを失った過去があったが、殺されてもなお穂禾を愛し続けると言い、しかし殺気香灰を使って姿を消し、錦覓に召喚されたことで命を救われたのだ。
彦佑の穂禾熱愛発言に「ナニ?」って驚いて、他のことが全部吹っ飛んでしまいました♪
月下仙人が彦佑と穂禾の昔話を聞きたがり、彦佑は仙人になったばかりの頃の話をする。
天界の宴に出席していた彦佑は、そこに鳥族の代表で来ていた穂禾に一目ぼれをする。しかし穂禾は、天帝と祁珧仙女の秋波を天后が睨んでいることの方を気にしていた。そして穂禾は自分を口説いてきた彦佑を呼び出して、彦佑と祁珧仙女が抱き合っているように工作して天后に告発した。そして彦佑は仙籍剥奪され、穂禾が鳥族の首領になるのに利用されたのだ。それでも彦佑は穂禾が幸せならと真相を伏せてきたが、誰かに真心を託すことはできなくなっていたのだという…
穂禾の鳥族首領就任にはこんな裏話が…天界には誰もいい人がいないのでしょうか…
56話
穂禾は旭鳳に、「錦覓の言葉を信じて自分を誤解したのでは」と尋ねるが、旭鳳は「もうあの者を信じることはない」と答える。しかし内心では錦覓を殺すことができたかどうか迷いを拭い去れずにいた。
花界では、彦佑の着替え姿を見てしまった連翹が、初めてのドキドキの感情に戸惑っていた。
一方固城王は、鎏英を人質にして滅霊箭を作るように慕辞を脅し、承諾させる。しかしその鎏英は固城王の配下を幻術で変えたものだったが、慕辞は気づくことができない…
ドキッ!彦佑ナマ着替えにフォーリンラブ…みたいな?罪なチャラ男ですね彦佑も…
錦覓はなおも旭鳳に会いに魔界に出向き、父を殺したと誤解していたことについて釈明させてほしいと請う。魘獣の夢、披香殿にあった旭鳳の夢の記録、すべて旭鳳の仕業と裏付けられていたが、それはすべて何者かの策だったこと、穂禾が琉璃浄火を操れることを訴えるが、旭鳳は耳を貸そうとしない。あくまでも穂禾が自分を救ってくれてどん底の時にそばにいてくれた、と錦覓を突き放す。
錦覓はさらに穂禾に会い、穂禾の犯行を明らかにして旭鳳の名誉を回復させる、と言うが、穂禾に「誰かの口車に乗せられて旭鳳を殺したあなたには、旭鳳の愛は得られない」と返されてしまうのだった…
旭鳳を殺したことで終わっているとはいえ、それを穂禾に振りかざされると腹立つ~
鎏英は姿を消した慕辞を捜すが、一向に見つからない。卞城王は二人が婚儀の日取りを決めていたと聞いて驚き、一緒に捜索することに。
慕辞は、滅霊箭を作ろうと試みるが、霊力が弱っているためにうまくいかない。次第に記憶が薄れ行くのを感じた慕辞は、鎏英との約束を守るため、閉じ込められた洞窟の石壁に「6月6日」と刻むのだった。そうとは知らず、鎏英は約束の場所で婚儀を行うための準備を始める。6月6日に慕辞が来てくれることを信じて…
中国結婚式おなじみの赤い布飾りですが、結びがハート型になっていて若干今風ですね
魔界から戻ってきた錦覓は、穂禾の言葉にずっと落ち込んでいた。そこに連翹が、花が全部消えたと知らせてくる。錦覓は「旭鳳が春華秋実の意味を悟った?」と魔界に飛んでいく。するとそこで見たものは、かつて錦覓が贈った春華秋実を使って穂禾に美しい花々の景色を見せている旭鳳の様子だった。錦覓が見ていることに気付いた旭鳳は、「来月の15日は吉日だ、婚儀を挙げよう」と言う。そして穂禾が去った後「もう必要ない」と春華秋実を錦覓に返そうとする。泣きじゃくりながら「あなたを愛してる」と叫ぶ錦覓だったが、その言葉すら旭鳳が絶命する時に「愛したことはない」と言った言葉に打ち消されてしまう。春華秋実を握りつぶした錦覓の掌の血が、赤い雪の結晶となって旭鳳にも降り注ぎ、内心の未練をこらえつつ旭鳳は吐血する…
穂禾の計略以上に、錦覓の過去の言動が全部今となっては悪い方に向いてしまって…
血まみれの手をそのままに天界に戻ってきた錦覓は、潤玉にも気づかない。潤玉は錦覓を抱きしめ、「二度と会うな、諦めるのだ」と言うが、抱きしめられても錦覓はうつろに泣き続ける。潤玉と錦覓はお互いに、報われない想いに傷つく似た者同士なのだった。
錦覓の治療をするために自らを削る潤玉を見て、鄺露は「陛下の霊力が尽きたら、誰が陛下をいたわるのですか」と言うが、潤玉は一途に錦覓に尽くす態度を変えない。その会話を聞いていた錦覓は「ごめんなさい、魚さん」とすまなく思うのだった…
似た者同士と思うなら、潤玉は鄺露の傷つく想いにも少しは目を向けてあげてほしい…
慕辞は滅霊箭のために霊力を使い果たし、すでに自分が何者なのかも、壁に彫った6月6日の意味も思い出せなくなっていた。しかし固城王は配下を殺そうと見せて「鎏英も同じ目に」と脅す。我に返った慕辞は、固城王の配下の霊力を注ぎ込まれ、滅霊箭を作り始める。
一方、鎏英と卞城王たちは慕辞を忘川の近くで探していたが、その時「幽冥の怒り」が発生するのを見る。慕辞がどこにいるのか鎏英の不安は募る…
滅霊箭は霊力ボロボロでも気合でできる代物なのでしょうか。慕辞、無理しちゃだめだ~
連翹は彦佑に「友達の話」として恋愛相談を持ち掛けるが、自分が対象だとは思いもよらない彦佑は「女子から告白すればほぼ成功する」と答える。そこで連翹から告白された彦佑は困って「私の事は忘れてくれ」と出て行ってしまう。
縁機仙女が歴劫から戻り、月下仙人は久々に二人で碁を楽しんでいた。そこに旭鳳と穂禾の婚儀の招待状が届いたため月下仙人は激怒するが、縁機仙女は「やはり六界に災いが起こる」と言う。詳しくは明かさないが、縁機仙女は運命だから変えられないという…
久々のコンビ復活!縁機仙女はすべてを知っているけど、機密だから言えないのか~!
57話
鎏英は旭鳳に「忘川で幽冥の怒りが起きた」と知らせる。慕辞が誰かに命じられて滅霊箭を作ったとみられ、その狙いは旭鳳でないかと。旭鳳は固城王の仕業だと考える。
そこに月下仙人が魔界にやってきて、穂禾を娶ることについて問い詰めるが、旭鳳は婚儀の主宰をお願いしますととぼける。月下仙人は、錦覓が命がけで玄穹の光を得て旭鳳を救ったのだと説得するが、旭鳳はその目で見たという月下仙人の言葉ですら信じようとせず「私を刺した瞬間から関係ない女だ」と突っぱねる。
月下仙人もその話はもう少し早く、ここまで拗れる前に伝えておいてほしかった~!
旭鳳は鎏英に「錦覓は叔父上まで利用するとは」と怒ってみせるが、鎏英も月下仙人の言うことは本当で、穂禾が元凶ではないかと考えていた。旭鳳は穂禾が琉璃浄火を使って水神と風神を殺したという話が本当であってほしくないと言いつつも、自分が復活した時に穂禾が霊力を消耗しており、今も体調がすぐれないでいることに一抹の不安を感じていた。しかし今は慕辞の捜索が大事だった…
やっぱり疑っていたじゃないですかぁ~!鎏英は大変な時なのにナイスアシストです!
なんとか滅霊箭を完成させた慕辞の前に鎏英が現れ、固城王に命じられたと滅霊箭を渡すように手を差し出す。しかし違和感を覚えた慕辞は「6月6日に」と問いかけるが、鎏英はそれに対して答えず滅霊箭を急かす。
一方、旭鳳と鎏英は捜索中に結界の痕跡に気付き、近くに隠された洞窟を発見する。その中には消えかかった固城王と「6月6日」と彫られた跡があったが、慕辞の姿はなかった。
実は鎏英が偽者だと気付いた慕辞は滅霊箭で襲い掛かると、その正体は固城王だった。弱っている慕辞はあっけなく跳ね返されたものの、滅霊箭で傷をつけていた。滅霊箭はわずかな傷でも元神まで消滅させるため、苦しみ始めた固城王から逃れ、慕辞は脱出したのだった…
固城王は最後の最後まで詰めの甘いやつでしたね。もっと粘ると思ったのに残念~
ぼんやりしている錦覓に、潤玉は「旭鳳は結婚するが、諦められぬのか」と問う。冷えた手を温めてくれる潤玉の優しさに触れながらも、錦覓はいまだに旭鳳の事が諦められない。しかし潤玉に来月の15日が婚儀にふさわしい日だと切り出され、錦覓は結婚を承諾する。潤玉は大喜びで錦覓を抱きしめるが、錦覓は内心、結婚すれば潤玉と旭鳳は満足するだろうと考えていた。潤玉から喜色満面で婚儀について聞かされた鄺露は、祝福して自分が準備を行うと申し出るが、一人になると涙にくれるのだった…
「誰かのためにする結婚」なんて、誰も幸せにしないのに、またそんな選択をするとか…
6月6日の約束の場所で、鎏英は慕辞が来るのを信じて待っていた。そこに倒れこむようにしてとうとう慕辞がやってくる。二人は婚儀を執り行うが、慕辞が吐血したため、残り時間が少ないことを察した鎏英は、卞城王たちに頼んで慕辞と二人にしてもらう。鎏英は明日からしたいことを語りかけるが、次第に慕辞は弱り、ついに元神が尽きる。鎏英は消えていく慕辞に子供が生まれることを伝え「子供が育ったら教えるわ、私たちの物語を」と…
慕辞は我が子の存在を知らないままに…知ったら無理に頑張ってしまいますからね…
旭鳳が穂禾を娶ることを納得していない月下仙人は、彦佑に「二人を元のさやに」と持ち掛けていた。そうとは知らない潤玉は、鄺露に花界の芳主たちを婚儀に招待するよう指示していた。鄺露は準備を進めながらも気が乗らずにぼんやりしてしまう。それを心配した父・太巳仙人は強がる娘のために、直接潤玉に鄺露を陛下のおそばから離し縁談を、と切り出す。潤玉が縁談の世話をしようと請け負ったところに、割って入った鄺露は「一生陛下にお仕えします」と誓いを立てるのだった。
一方、錦覓は嫁ぐと決心しながらも、いまだ旭鳳から心が離れられずにいた。しかしすでにできあがった花嫁衣裳が寝殿にかけられていた…
太巳仙人は潤玉に「娘が婚期を逃してしまうのに、陛下はうちの娘をどうするつもりですか娶るのですか」って言外の圧力かけているのに、潤玉が婚儀の喜びでガン無視です
55~57話の感想
旭鳳は魔尊になっただけではなく、とうとう穂禾にプロポーズしました!その反動で潤玉のプロポーズを錦覓が受けてしまいました!なんでしょうこの投げやりの連鎖…
そんなことで事態が収まると思ったら大間違い、むしろ悪化しますよ~!
天界と魔界を引っ掻き回す最大要素だった固城王が消え、錦覓にプロポーズを受けてもらえたので、潤玉の旭鳳暗殺の陰謀は一応潰れたかに見えますが、慕辞が最後に作った滅霊箭は、固城王をひっかいたことで役目を終えて消えてしまったのでしょうか?旭鳳と鎏英が見に行った時にはその存在に気付かなかったようなのですが、あれが潤玉側の手に渡るなどということがあればえらいことですよ…。ちょっとひっかいただけでも目的達成という設定を、我々はすでに知ってしまいました。そして今度は魄を集めてなんとかしようとしても、廉晁は今度こそ本当に亡くなっていますし…誰が滅霊箭を持ち、誰を傷つけるかが流れを決めるとか、そういうのは勘弁ですね。最後の命を削って作った慕辞が救われなさすぎますから…
しかし彦佑の回想で久々に天帝と天后の登場シーンがありましたが、天帝も天后も…そして穂禾もえげつないですね。天帝はただのだらしないありがちな皇帝ではありますが、天后がああいう性格だってここまでわかっていてまだ遊ぶ?っていう。あの父親の息子二人が、これまた極端に一途な二人になったというのは何の反動なのでしょうか。潤玉があれで鄺露にも手を付けるとか、旭鳳が魔界の平穏のために穂禾から鎏英にざっくり乗り換えるぐらいの、そんな父親似の性格を発揮するようだったら、天界魔界が最終戦争の空気におびえなくても済んだかもしれない、というのも、かなり皮肉ですね。
父親は多情だったことで玉座を失いましたが、息子二人は一途さゆえに何を失うのでしょうか。いよいよ話も終盤に向かいますが、恋の行方は最後までわかりませんよ~♪
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