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クルミットです♪
奎州城城主・馬瑛の娘、馬摘星は狼に育てられた少年・狼仔との間に友情を育んでいましたが、狼仔が皇帝の義弟・夏侯義を殺した疑いをかけられたことで、狼仔を奎州城から遠ざけようとわざと憎まれ、誤解のままに狼仔は行方不明に…
そして8年が経過し、城主代理を務めるほどに賢く美しく成長した馬摘星と、皇帝の手によって渤王に成長した狼仔が再会する時が近づきますが、二人の誤解が解ける時、それは喜びの再会となるのでしょうか?序盤から不穏な空気に満ちていますよ♪
【狼殿下-Fate of Love-】(ネタバレあり)
第4話「再会」
渤王は8年ぶりに城を訪れるが、街で昔と変わらず山査子飴と肉饅を売る声が耳に入り、配下の手前動揺を押し隠す。
昔は我慢できなかったけど、今は顔色一つ変えないまでに訓練されたのですね
通州の若城主である顧清平が馬摘星のもとを訪れ、求婚目当てにうんざりしていた摘星は、いつものように箱に入れた蝶を当てさせる。しかし顧清平は三つとも空だと見抜き、求婚のために来たのではなく、被災地の救済を講じる通州城主の文を渡すために来たと語る。摘星は顧清平に狼仔にすがって生きる自分を見透かされたように感じる。それでもあの日に戻って自分が変わりに谷底に落ちたいと思い、今の狼仔が幸せであることを願う。
今までとは違い彼は情報収集と予習してきただけでは?信用できる人物でしょうか?
渤王一行が入った店は、馬摘星が出した謎を解けば無料になるという店だった。「見た目は恐ろしく足は四本指、しかし心優しい夫とは?一文字で表せ」という問題を見て、渤王は「狼」だと答える。だが狼は四本指ではないため、「郡主は本当の狼を理解していない」と言い残して店を去る。気晴らしで街に出た摘星は無料の店の店主に、とうとう謎が解かれたと聞き、狼を真に理解する人だと喜ぶ。しかしすでに客は帰って会えなかった。小鳳は摘星を元気づけるために影絵の舞台を見に行こうと誘う。
摘星は狼仔を探したくてあんな仕掛けをしたのに、狼仔本人に誤解を生んだのでは?
渤王一行は万安酒楼という宿を貸し切る。その宿は影絵の舞台を造られた店だったため、摘星が舞台の様子を見に訪れ、「狼と星」の人形を手に影絵を再現する。それを見かけた渤王が後で舞台裏をのぞくと誰もおらず、方店主は影絵をしていたのは娘の紅児だと言う。顔に火傷のある紅児が「狼と星」を心の支えにしていると聞き、渤王はかつての自分を見る思いで「裏切られても傷つかぬよう強くなれ」と厳しく言いきかせる。
じれったいほどのすれ違い!この紅児は「成化十四年」の冬児ですね♪
馬瑛は引退の意思を打ち明けるが、摘星は、兵権の返上は逆に陛下に忠義を疑われると心配するものの、馬瑛が案じるのは狼仔を想い続けて嫁がない娘の行く末だった。小鳳が「狼と星」の人形を買い取ってきて、謎ときの正解者を見つけたので会いに行こうと言うが、摘星はずっと父を傷つけてきたと気付き、狼仔に関わるのはこれを最後にしようと考える。
狼仔のことは馬瑛が悪いわけじゃないのに、ずっと気にしていたのですね…
摘星は酒楼に謎解きの正解者を訪ね、そっと鈴を鳴らすが、その人物は顧清平だった。小鳳と顧清平が結託したのだと気付いて帰ろうとするが、顧清平もまた想い人を病で亡くし、過去に囚われ続けてきた人間だったため、摘星の心のわだかまりを解きたいという。
顧清平ができすぎで、なぜかあまり信用できない感じがするのですよね~
摘星は母(屛芫公主)の絵姿を見て、父に母との思い出話をねだっていた。馬瑛は彼女の愛した女羅草の別名は「王女」なのだと、真相をぼかしながら摘星の母について語る。その夜、皇帝・楚馗は純真な狼仔には暗殺を任せられぬと考え、渤王には伏せて夜煞隊に直接馬家一族討伐の命を下す。馬夫人、馬俊と次々に倒され、異変を感じた馬瑛は摘星を部屋に閉じ込め、夜煞隊に一人挑むが、多勢に無勢。摘星は外に飛び出し父の最期を目撃し意識を失う…
摘星出産後の屛芫公主と馬瑛には、関りや思い出が存在していないのでしょうか
馬府襲撃を聞いて馬家軍参軍の馬邪韓が慌てて駆け付けるが、一家全員が殺害された事態に呆然とする。馬瑛の亡骸は夜煞隊の海蝶の工作によって「溍」と書き残したかのようにされており、馬邪韓はそれを信じ込む。その頃摘星は、渤王に助けられ治療を受けていた。馬摘星は心身ともに傷ついて重篤だった。摘星があの星だと気付いた渤王は、摘星に傷つけられたあの日のことを思い出し、恨みの言葉を吐く…
ようやく再会しましたが、摘星は狼仔が一族殺害の敵になっているとはまだ知らない…
第5話「面影に揺れる心」
渤王は星が郡主だったと知り、8年前の裏切りを心に蘇らせる。その頃、顧清平が馬府を訪ね、摘星の亡骸は焼けて面影がないと聞き、肌身離さず身に着けていた銅鈴が見つかっていないなら郡主は生きていると断言したため、馬府は捜索を開始する。摘星は渤王のもとで目覚めたものの、心に負った深い傷のせいで抜け殻になっていた。
焼けて面影のない亡骸は、もしかしたら小鳳なのでしょうか…
馬峰程は馬府全員が溍王によって殺害されたと聞いて愕然とするが、妹の馬婧に「陛下に挙兵を願い出て敵を討とう」と進言され、都へ上京して溍攻めの策を奏上しようとする。しかしそれは皇帝の思惑通りの動きだった。
皇帝は馬家軍に謀反の罪を着せて潰すか、帰順で馬家軍を手中に収める策でしょうか?
渤王は摘星に水を与えようとするが、まるで生きる意思がないように何も受け付けない。文衍によると女羅草に効果があるというので、渤王は虎が出るという険しい星月山に出かけるが、二頭の虎に襲われ、強靭な身体能力で退治する。
皇帝の命もあるでしょうが、渤王には摘星を助けたい気持ちがあると思いたいです
顧清平は隠れた廟に渤王の帰りを待つ文衍と、かくまわれていた摘星を発見する。文衍は勅龍令を見せ、溍王の襲撃を察知して陛下の命で駆け付けたが、郡主だけを助けたと語る。顧清平は正気に戻るまで付き添うと言う。渤王が持ち帰った薄荷入り粥を差し出すと、摘星はようやく粥を口にする。渤王は顧清平が摘星を馬府に連れ帰ろうとするのを拒み、文衍に「なぜ郡主が薄荷を好むと知っていたのか」との疑問を偶然だとごまかす。
ややこしい三角関係が発生したようですが、肝心の摘星が意思表示不可能ですね
馬家軍は都近くにまで到達。対応に丞相の敬祥が遣わされ、様子を伺っていた海蝶と莫霄は馬家軍の帰順は確実だと見るが、馬峰程は敬祥を捕らえる。馬峰程は溍王による襲撃だとは信じず真相の究明を求める。海蝶はこの事態を渤王と皇帝に知らせることに。
馬家軍から血判を押した誓約書を求められた皇帝は激怒し、海蝶に馬摘星を連れて戻ってくるよう命じる。事態を聞いた渤王は、馬摘星を連れて都へ戻ろうとするが、顧清平が連れ戻ったのか姿がなく、奎州城の方へは向かっていないことから裏があると気付く。
皇帝は馬摘星を対・馬家軍の人質にしようという目論見なのでしょうか?
顧清平はもともと皇帝を恨んでおり、摘星を人質に馬府を脅して馬家軍と共に溍に投降するつもりだった。だが馬府が滅んだ今は摘星を投降の切り札に使おうと考えていた。顧清平は幻覚が見えるという曼羅酒を飲んで馬摘星を襲おうとする。そこに渤王がたどり着き、摘星を奪い返そうとして顧清平に刺される。
ビックリの豹変!いきなりの顧清平クズ男化に、一瞬思考がついていきませんでした
野生に戻ったような渤王の叫びに、摘星は意識を回復し、目の前の渤王を狼仔だと思って抱きしめ泣きじゃくるが、渤王から突き放され混乱する。渤王たちはあの夜のことを溍国の仕業で、顧清平も共謀者だと摘星に教え込む。顧清平の結託の証拠を見せられ信じた摘星は、馬家軍と朝廷の戦を止められるかは郡主次第だと説かれ、渤王と共に都へ向かうことを了承する。摘星は渤王の治療に踏み込むが、渤王の右胸には狼仔にあった傷跡はない。
夜煞隊が有能すぎて信用しにくいですね。傷跡がないのは一体どういうことでしょう?
馬家軍は都の城門に迫り、丞相を人質に誓約書と血判を求める。第二皇子・允王こと楚有圭は「渤王が今証拠を得て都に向かっている」と諭し、証拠の到着を待つことになるが、馬婧が渤王軍の挟み撃ちを危惧し、馬峰程は午時までに到着しなければ攻め入ると宣言する。
城門の状況を聞いた摘星は急いで都に戻ろうと焦るが間に合いそうにない。渤王が危険な近道を通れば可能だというので、摘星はその道を行こうと言う…
馬峰程より馬婧の方が頭脳系のようですが、かといって優秀かどうかは微妙そうですね
第6話「誓約に隠された真実」
馬家軍の侵攻を阻止するため、摘星は渤王が提案した近道を行くことに。その近道とは断崖絶壁を下るもので、渤王は摘星を薬で眠らせて背負い、飛び降りて森を駆け抜ける。
この身体能力だったら、狼仔が崖から落ちても助かったわけですよね
期限の午時を過ぎ、馬家軍は城門に攻撃を開始するが、允王は舅である丞相・敬祥を人質に取られ反撃できない。そこに渤王が摘星を連れて到着し、馬家軍は郡主の無事に喜び忠誠を誓う。渤王が「馬府襲撃は逆賊である顧清平が溍に通じての仕業」と説明し、摘星もそれを裏付ける。そして皇帝が誓約書に血判を捺したことで馬家軍は朝廷に帰順することに。
皇帝の思う壺になったようで、何かモヤモヤする解決になった気がします…
摘星は馬峰程兄妹に心から感謝しつつ、皇帝と馬家軍の間に生じた溝の修復を考える。馬婧に冷酷非道な渤王に近寄るなと警告されるが、摘星は渤王に恩を感じており、渤王の傷口が開いた手当てを手伝う。今夜皇帝は御花園の宴に馬家軍の将たちも招くと渤王から聞き、摘星は泣いている場合ではないと悟る。だが渤王は摘星の思いやりを信じられない。
皇帝と馬家軍の間の溝もですが、渤王と摘星の間の溝も結構深刻そうですね
御花園の宴に皇帝は龍鳳瑞祥杯を伴って現れ、重大な発表を予期し宴席はざわめく。馬家軍と敬祥は和解し合うが、皇帝は馬摘星と渤王の縁談を強制する。摘星は迷った末に縁談を承諾したものの、婚儀は敵討ちの後にしたいと申し入れる。渤王と摘星は龍鳳瑞祥杯で婚約の杯を交わし、摘星は無理に酒をあおって先に退出する。
婚姻で摘星を取り込み、馬家軍を真に我が物にするため摘星を助けさせたのですね…
酔った摘星は一人、狼仔に縁談が決まったことを詫びて涙していたが、渤王が後を追ってくる。よろめいた摘星を抱きとめた渤王の間に昔の面影がよぎるが、摘星は酔った勢いで狼仔に会いたいと泣き、人と狼は一緒になれない、自分にとって狼仔は足手まといだと騒いだため、渤王は摘星を池に突き落として去っていく。摘星は他人に嫁ぐのを見られたくなくて、かつてのように狼仔を追い払おうとしたのだ。
これでまた、渤王は摘星の本音を誤解してしまいました。辛い展開ですね
宴を退出しようとしていた第四皇子・楚有禎の側近・楊厚は、丞相とその婿である允王の陰口を聞こえよがしに言い、母が妓女である允王は出自があやしく、楚有禎こそが正統な皇子だと允王を嘲笑する…
校尉風情が、第四皇子不在で丞相と兄皇子相手にこれだけ言う傲慢さがすごいですね!
4~6話の感想
あんなに笑顔がかわいらしかった狼仔が、唇をひねるだけの皮肉な笑いしか浮かべなくなった渤王に変わってしまったのが、なかなかの衝撃です。皇帝は一体彼に何をしてくれたんですか!ここまでは順調に皇帝のターンできているのが何かモヤモヤしますが、きっとそううまくは運ばないと思います。でも、皇帝の思惑が崩れる時というのは、摘星が馬府全滅の真相を知るということになりそうで、摘星の気持ちを考えるとそれも辛い…
それにしても、摘星の周囲には頼れる人が誰もいないのですね。馬家軍のメンツも今ひとつあてにならず、近寄ってくるのは馬家軍目当てのダメンズばかり。少しばかりマシかと思った顧清平はあっという間に暴落してしまい、すがるのは狼仔の思い出だけです。
だからこそ渤王自身に摘星の真の本音がわかって欲しいのに、ただひたすらすれ違ってしまうのが悲しくなってしまいますね。いつか二人の誤解が解けて、かつての狼狩山のように笑い合う関係に戻れる日は来るのでしょうか。
ところで渤王は第三皇子で、今回第二皇子允王が登場しました。そして允王とまだ登場していない第四皇子との間には帝位争いのさや当てがあるようです。第一皇子はいないのか、皇太子はまだ冊立されていないのか、皇帝の妃嬪の力関係はどうなっているのか、さぞかしドロドロ殺伐としてそうで色々気になってきますね♪ またその設定の小出しの仕方がいやらしくてこの脚本チームはただものではないな、と感じさせられます。これからどれだけこじれていくのか、楽しみになっていきますね!
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