中国ドラマ-麗王別姫-あらすじ-10話-11話-12話-の画像つきキャスト情報をネタばれありで!
キャスト情報など、最終回までの感想を全話配信します。
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クルミットです♪
前回は安禄山が都に呼び出されて、李白先生と珍珠が再会するところまで、でしたね。
楊国忠と安禄山の政争はどんどん泥沼化してるし、李俶と珍珠の関係も、誤解と策略でなかなかうまくいきません。
ちょっとの説明で誤解は解けそうなのに、なぜそこで黙るかなぁ!ってイライラするかもしれませんが、それはもうドラマの罠にはまってますよ~!
これから崔彩屏が、どんどん後宮仕込みのいびりの本領発揮してくるでしょうし。ドロドロですね!盛って盛られて盛られて盛って、それでもヒロイン生き残る~♪
今回は波乱の10話~12話をご覧いただきます~♪
【麗王別姫】(ネタバレあり)
10話「安禄山の目論み」
珍珠は事件当時の弟・安の様子を李白に尋ねるが、何を聞いても心を閉ざしていたという。
行方を探し出さないと両親に顔向けができないと嘆く珍珠に、李白は世の無常さを詩に詠んで共に溜息をつくのだった。
李白先生がもうちょっと珍珠を助けてあげてください~もっと活躍して~
安禄山の褒賞の祝宴に皇太子一家の姿もあった。過去に張氏と恋仲にあった史思明は、ぼんやり見つめて「まだ未練があるのか」と安禄山に冷やかされる。
安禄山を笑いものにしようと楊国忠が剣舞を舞わせようとすると、安禄山はおどけた舞で座を盛り上げて、ますます玄宗の機嫌を取ることに。
安禄山の舞よりなにより、張氏と史思明の関係がビックリですよ!
密かに宴席を離れた珍珠は、作っておいた万能鍵を手に尚宮局に忍び込もうとする。
そこに安禄山がやってきて、こんな危ない真似をするよりも、正妃になればいくらでも出入りが可能だとそそのかす。しかし珍珠の野心のなさに、安禄山は態度を豹変させる。
捜しに来た李俶に、珍珠は誰もいなかったとごまかすのだった…
安禄山は、相手が言うこと聞かないと、本音をぶちまけて脅してマウントとる癖がありますよね~あの顔で脅されたら怖い怖い~
楊国が安禄山の長子の皇族との縁組を提案。それは婚儀が済むまで安禄山を都に縛り付けて力を削ごうという楊国忠の策略だった。身動きが取れなくなったと頭を抱える安禄山に、李超が「契丹王にひそかに文を送り、暴動を起こさせれば、鎮圧のために都を離れられる」と提案する。
楊国忠が策を弄すれば、安禄山が策で返す…ドロッドロですね!
珍珠のもとに「安の消息がわかった 明日、未の刻に望江亭で」という慶緒からの密書が。急いで密書を処分させるが、燃え残りが間者の侍女によって崔彩屏に届けられる。
李俶は珍珠を月下美人の開花を見せるために呼びだした。自分を思う男の気持ちに気付かない月下美人の花神の寓話を聞かされ、珍珠は複雑な思いを抱く。
密書は最後までちゃんと燃やさないと!基本ですよね!
珍珠は李俶に「林致に会う」と嘘を言って出かけるが、李俶は李倓夫妻と出くわしてしまい、嘘がばれてしまう。
そこに崔彩屏の命を受けて侍女が密書の燃え残りを李俶に見せたので、急いで李俶は望江亭へと馬を走らせる。
後宮式情報戦になると崔彩屏は強いですよね~
望江亭で会った慶緒は、珍珠に「蘇州の質店で安の令牌を見つけた」という情報をもたらす。安と出会った物乞いが持ち込んだものだったが、安の行方はわからなかったらしい。
慶緒は「君は父に利用されている」と珍珠のことを心配するが、その近しげな様子を李俶が見て、二人に割って入る。
李俶は以前から安家と親しかったことを隠されていたと知り、さまざまに想いを踏みにじられたことで珍珠を突き放す。
慶緒の目がテンパってて怖いんですけど、もう愛じゃなくて執着ですよね…
李婼は縁談のことで皇太子と喧嘩になり、家を飛び出していた。
そして気晴らしに馬場にいたところ、許嫁の鄭巽が仲間とやってきて、「じゃじゃ馬を乗りこなす」と自分を揶揄しているのを聞いて腹を立てる。
そこで李婼はわざと鄭巽を落馬させ、縛って木の上から吊るして、「これでも私を娶りたい?」と脅して暴力をふるった。
婼ちゃん…中身がタイムスリップしてきた現代人か?っていう、お転婆ぶり~
望江亭の一件以来、珍珠と李俶の間には溝ができていた。安禄山からは「力になるには見返りが必要」と、宮中・広平王府・楊国忠の動向を知らせるよう言われるが、外出も禁じられた珍珠には何もできない。「正妃になる」という決断をするより珍珠には他に選択肢はなかった…
珍珠に比べて崔彩屏がまだしも一途に見える錯覚が起きますが、気のせいですよ!
11話「通じ合った想い」
珍珠との密会で李俶とモメたことが安禄山の耳に入り、慶緒は酷く怒られる。安禄山は楊国忠に対して皇太子・広平王府との友好を強調しようと考え、早速李俶のもとに謝罪に訪れたため、李俶も表向き水に流すふりをしてみせる。
珍珠は李俶に謝罪し釈明するものの、かえって二人の関係はこじれてしまう。
安家と珍珠の関係っていうのは、結構この先も地雷だと思うんですよね~
鄭巽は楊国忠に泣きついたため、楊国忠は皇太子府から謝罪を取り付けようと意地になる。
そこで皇太子は楊国忠の圧力に負けて婚儀の日取りを決めたため、李婼は娘を守ってくれない父に激怒。
李俶は婚儀の延期を提案するが、安禄山と李俶が会っていたことで楊国忠が文句を言うほど政治的関係は緊張状態にあるため、今は楊国忠をなだめて好機を待つべき、李婼はそのために必要な犠牲、と皇太子は考えていた…
鄭巽がそれでも李婼と結婚したいっていうとこが、笑っていいとこなのかどうなのか…
李俶の書斎に珍珠手作りの汁物があり、それに李白の詩が添えられていた。不機嫌さを装ったものの、内心珍珠がということで李俶は嬉しさを隠せない。
そんな時、李倓が林致に作ってもらった香袋を自慢し、四人での舟遊びを提案するが、それに崔彩屏もついてきて李俶に張り付いて余計気まずくなる。
李俶、なぜ崔彩屏を連れてきた…その一言につきるわけですが…
舟遊びで二人になった時、林致に「敵討ちに固執するあまり、自分の本心が見えていないのでは?」と言われ、珍珠は気付いていなかった自分の想いにはっとする。
そこに崔彩屏が来て、林致と崔彩屏を酷く侮辱し、珍珠が言い返したため、崔彩屏に湖に突き飛ばされて落ちてしまう。とっさに李俶が飛び込んで助けるが、水中の姿が太湖の君に重なって見えたことに珍珠は動揺する…
水に落とす、薬を盛る、捏造で告発…って、楊貴妃仕込みの後宮テクですかこれ…
珍珠の懸命の頑張りと、それを評価する張得玉のアピールもあって、李俶は珍珠にほだされて二人の仲は修復される。李俶は香袋を珍珠に作ってくれと頼む。李倓のように、自分も愛妻お手製の香袋を自慢して見せつけたいという。
密かに李俶を想う何霊衣は面白くなく、珍珠に気を許しすぎては危険だと注進するが、李俶を不機嫌にさせてしまう…
張得玉さんかわいい… 何霊衣の言ってることも、嫉妬がなければ正論なのに…
珍珠は安家の密使から情報提供を要求されるが、「李超が疑われている」とだけ伝える。密使からは沈家に残されていた笛と同じ刻印を隠し持つ店の一覧を渡される。それは国中に広がる大きな組織だという。
珍珠は次第に陰謀の大きさに恐怖を感じるようになっていた。安禄山の叛意を確信し、自分がそれに荷担することは避けたいと思う。
珍珠が調べてる「笛」はやがて李俶につながると思うのですが、それが沈家惨殺の黒幕のものだという根本的な誤解はちゃんと解けるのでしょうか?心配ですね~
珍珠からもたらされた情報もあり、安禄山は李超への疑惑をそらすために別の拠点を用意し、帳簿を動かすなど、行動を起こすことに。李俶はその動きに乗じて安禄山の内部に間者を送り込もうとしていた。
それぞれ間者合戦しまくってる感じですが、妻も間者、側近も間者だったりすると、誰を信じていいのかわかりませんね~
12話「揺らがぬ信頼」
李俶は安禄山を泳がせて、証拠をつかんでから告発しようと考えていたが、楊国忠はそれを知らずに、契丹との和睦の密書をつかんで今すぐ玄宗に報告しようとしていた。李俶は自分の策を台無しにされてはと止めるが、楊国忠は捜索を強行、李超に自害されてしまう。
告発を受けて玄宗は安禄山を問いただすが、「息子を契丹に人質に取られ、やむなく和睦を結んだ」と、あらかじめ用意していた証拠を出して見せた。
玄宗は安禄山を信じて罪に問わず、むしろ隴右群牧使に任じて軍馬を自由に使える権利を与えてしまう。
玄宗どんだけ安禄山ご寵愛ですか… 安禄山は人質に取られたら息子見捨てる人よね…
楊国忠は御前で擁護してもらえなかったことで、李俶の保身を責めてきた。忠告したのに計画を台無しにされたと、李俶は珍珠の前でも怒りをぶちまける。外では気が抜けないので、妻の前ではありのままの自分でいたいという李俶に、珍珠はできあがった香袋をつけてもらう。李俶は李倓に自慢したいと喜ぶ。
こういう、うまくいってるときの李俶はすごくかわいいんですけどね~
長安を出ようとする安禄山と史思明に、刺客が襲いかかる。慶緒が倒したものの、楊国忠の仕業と見た安禄山は、「楊国忠がいる限り早晩自分は陛下に疑念を抱かれ、朝廷を追われるだろう」と謀反を起こす決心を固める。
一方李俶も、安禄山と楊国忠の両方を怒らせたことで、身辺に気をつけろと皇太子に注意されていた。でも東則布が都に着けば楊国忠も終わりであろうと…
楊国忠はやることが後宮脳なので、むしろ安禄山に一線超える決心させたんですね…
崔彩屏は、煮込みに安物の蓮の実を使った侍女の銀蛾をきつく叱責。銀蛾は厨房で珍珠の分の蓮の実をこっそりくすね、それを紅蕊が見とがめて喧嘩になったことが騒動に。何霊衣がわざとみんなの前で銀蛾を罰したため、騒ぎは崔彩屏と珍珠の争いに発展する。
その不満を崔彩屏は楊国忠に訴えたため、楊国忠は珍珠を排除する策を伝授。珍珠のもとに送り込まれた間者の瑶児が、こっそり風呂に怪しげな薬を投入するように…
このあたり、崔彩屏と珍珠で侍女の質と使用人の評判の差がくっきりですね。使用人たちはみんな「沈孺人が正妃になってくれないかな~」って感じで
安禄山に王府の情報を与えていないので、安や仇討についての調査が手詰まりに。そこで自分たちで密偵にもらった情報の店を調べてみることに。しかし店側は何も情報をつかませず、珍珠は首謀者は手練れで高名な人物ではないかと考える。
だからこれ、何霊衣が仕切ってる李俶の調査機関なんじゃっていう…大丈夫かな~?
珍珠は、林致に処方してもらっていた仮病の薬をやめる決心をする。しかし素瓷が庭に埋めていた薬の残渣を、瑶児が掘り出して持ち去っていたのだった。
珍珠が李俶を心から受け入れることにしたということで、林致も喜ぶが、珍珠の体調がなぜか弱っていることを不思議に思う。さらに林致には皇太子の不妊を張氏に黙っていることで後ろめたかった。張氏は林致の態度からすでに何かを感じ取っていた…
密書の燃え残りといい、薬の残渣といい、詰めが甘いんですよ素瓷は!
可汗の到着を李俶が迎えに行ったところ、可汗は刺客に襲撃され、李俶が危ういところで救出する。可汗の配下に裏切り者がいたのではないかと推測された。
王府に迎えた可汗に、妻になった珍珠をあらためて紹介、「殿下の夢がかなったのだな」と可汗は心から祝福する…
可汗も出てくるたびに命を狙われてる気がするのですが、その割に無防備ですよね~
10~12話の感想
唐の政争は、皇太子親子と、安禄山、楊国忠という三大勢力による、玄宗ロボットのリモコン争奪戦的な様相を呈していますが、どうせだったら自分の血族で後継者の皇太子をもっと大事にしてやればいいのに、一番ないがしろにされてる感じがありますよね。
玄宗は若い頃に、武則天の後継者争いで血族同士が騙し合い、最も陰惨に殺しあった時代を過ごしてきたせいでしょうか。血族を深く愛する一方、血族こそ信用できない相手として考えているように見えます。
寵姫武恵妃を失った心の隙間に、楊貴妃や安禄山が入り込んで、さらに老いによって判断力が鈍った玄宗は、いまやかなりの暗君…。このドラマではあまり活躍していませんが、宦官の高力士も玄宗のリモコンを握っていたりするんですよね~。
老いたからといっても、繰り返し謀反の可能性を諫言されたのに、安禄山をなぜにあそこまで信用してしまったのでしょう…。安禄山と楊国忠の人柄の差とかがあったのかもしれませんが、安禄山という異民族が謀反で天下を取れるわけがない、と内心タカをくくっていたのでしょうか。ダメすぎる。
そんな政治的なゴタゴタで、保身で生き残ることしかしない皇太子、野心的で裏で色々余計なことをやっている李俶が今後無事に帝位につくまでまだまだお話は続きます!
珍珠と李俶のいびつな結婚生活の行方も、まだまだ山あり谷ありしそうですよね。
どうも、何霊衣の存在がこれから影を落としそう…ああいう策士が一番厄介ですよね~。
それはともあれ、安ちゃんはいずこ~?まだ~?
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