中国ドラマ-麗王別姫-あらすじ-73話-74話-75話-の画像つきキャスト情報をネタばれありで!
キャスト情報など、最終回までの感想を全話配信します。
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クルミットです♪
李俶と離縁になって、心の傷は癒えないながらも穏やかな日々を取り戻していた珍珠でしたが、唐と燕との戦闘に巻き込まれ、前回はとうとう慶緒によって燕の皇后にさせられてしまいました。
慶緒はやっと夢がかなったわけですが、燕は唐軍と史軍に追い込まれ、皇帝の座も明日をも知れぬといった状況です。
そんな自暴自棄の慶緒と、心の傷を戦場にぶつけてきた手負いの李俶が、今回は直接対決します。珍珠を巡る男と男の戦いに、ひとつの決着が見られそうです。
そして、皇太子として着々と実績を積み重ね一見盤石そうな李俶ですが、張皇后がそろそろ土俵際の踏ん張りで、得意の粘り腰を見せてきます。追い込まれた女策士がどうつけこんでくるか、終盤に向けての盛り上がりを楽しみましょう~♪
【麗王別姫】(ネタバレあり)
73話「悲しい再会」
慶緒は珍珠を庭へと誘い、かつて二人が呉興で見た月と似ている、と池に映った月を見せるが、珍珠の態度はつれない。さらに慶緒は母の真珠の首飾りを取り出し、二人で散らばった真珠を拾い集めて糸でつないだことを思いださせる。その首飾りを自分に嫁ぐ日にかけてやろうと思っていた、と言う慶緒に、珍珠は「争いから手をひいてやり直そう」と説得しようとする。自暴自棄な態度を改めない慶緒だったが、「二人で一緒に田舎で穏やかに暮らす夢」をかなえてくれるなら投降する、と珍珠に選択を迫る。
珍珠は唐の民の平穏のため、その夢をかなえると約束するしかない…
これまた宮女たちはこんな会話をずっと聞かされてるわけで…慶緒は小さい頃から一途でかわいかったのに、父親に苛まれてこんなにねじくれてしまったのですよね~
寝所に向かう珍珠のもとに、密かに風生衣がやってきて逃亡を促すが、珍珠は断って「慶緒が唐へ投降を約束してくれた」と語る。そこに慶緒が兵を連れて二人を取り囲み、「珍珠はもう燕の皇后だ」と風生衣を驚かせる。慶緒はそこで、李俶を呼んで投降について直接話し合いたい、と提案する。
風生衣は戻って李俶に報告するが、靖瑶が罠なのではと反対する。しかし戦が避けられ民の命が守られるなら、と李俶は風生衣と二人だけで慶緒のもとへ行くと決める。靖瑶は自分の意見がまったく聞き入れられなかったことに愕然とする。
風生衣の珍珠への忠誠心、そして靖瑶への反感ともいえる態度の落差がすごいんですが、靖瑶は風生衣に何かやらかしたのでしょうか~
李俶の会談の席に、慶緒は嫌がる珍珠を皇后の姿をさせて引っ張り出す。慶緒は李俶の前で珍珠の皇后冊封を宣言し、李俶に蜜月ぶりを見せつけるようにふるまう。李俶は冷静に「妃などごまんといる、ひとりにこだわるものか」と、二人を祝福してみせる。
慶緒は投降にあたって、安禄山の昔の封地を引き継がせてもらい、かの地で珍珠と添い遂げたいと条件を出す。そして珍珠とのことを恨むなと念を押すが、李俶は「離縁したかつての王妃などとうに忘れた」と言い切り、珍珠は涙が止まらない。
李俶は史思明への開城にあわせて伏兵を忍ばせることを約束して退出するが、去り際に密かに涙を流すのだった…
男のマウント合戦は実に見苦しいですね!これが皇帝と未来の皇帝ですし♪
慶緒は珍珠に荷造りを命じ、珍珠が激戦の巻き添えにならないように呉興に逃がすという。燕の皇帝となっても自暴自棄だった慶緒だが、珍珠という生きがいを見つけた今は、生きのびたいと願うようになっていた。夜光石を誓いの証として珍珠に手渡し、「呉興で再会したら、頑張っていい夫になる」と告げるのだった…
慶緒は皇帝に向いてなかったんでしょうね。父親に認められるため、恋敵に張り合うために身の丈に合わない野心を抱いてしまった、そんな小さな男の不幸が悲しいですね…
唐陣営では、慶緒の投降を信じることに賛否が分かれていたが、李俶は考えた末に計画通りに実行することを決断する。
しかし李俶はつい珍珠のことを考えて落ち込み、それを見て靖瑶は心を探ろうとして珍珠のことを聞いて、李俶の怒りを買ってしまう。
そして、慶緒は史思明に開城の決意を連絡し、史思明はそれを聞いて慶緒をあざ笑う。しかし李俶と慶緒が会談していたことを知って、騙されていたのは自分だと知って激怒するのだった…
靖瑶はどうしていちいち珍珠について掘り下げてしまうのでしょう。百戦錬磨の女将軍ではありますが、彼女恋愛スキルは初心者未満ですよね…
74話「燕の最期」
珍珠は馬車で鄴をあとにしながら、慶緒の無事を祈っていた。慶緒と約束はしたものの、呉興に行くつもりはなく、慶緒が彼を愛する人を見つけて幸せになることを願っていた。そして慶緒も珍珠との未来がないことをどこかで覚悟して涙で見送っていた…
李俶たちの伏兵が密林に潜伏し、慶緒は史思明を迎えたらその首を取れと命じて、いざ開城の時を迎えようとしていた…
最後まで慶緒に対する珍珠の残酷さ… 約束は守ると言ったのになぁ~
そして鄴の城門が開かれたが、史軍は中に入ろうとしない。入城を急かす慶緒に、史思明は「贈り物」を持参したと、両手を縛られ吊られた珍珠を連れてくる。珍珠の足元には棘が並び、落ちたら死ぬ仕掛けになっていた。慶緒は逆上するが、史思明は慶緒に、自分の前に出てきて服従を誓えと要求し、珍珠の縄に火をつけさせる。
李俶も慶緒も珍珠を救いたい想いに焦燥感をつのらせ、李俶は作戦を変更して郭子儀に後方から史軍を攻撃させる。そして慶緒も、ついに史思明の要求を呑むことに…
史思明って、安禄山に従ったり張皇后と付き合うというマゾ度の高そうな人生の割には、弱い者に対してやることが、いちいちサド趣味ですよね
慶緒は単騎で城外の史軍の前に出て、敵兵に囲まれる。郭子儀の後軍奇襲に史軍は苦戦し、李俶も伏兵で控えていた兵士を前軍にぶつけさせ、風生衣に隙を見て珍珠を救出するように命じる。慶緒は多勢に無勢で善戦していたが、次第に追い込まれていく。
珍珠を吊るしている縄が燃え尽き、李俶がぎりぎりで抱き留めて救出する。慶緒は李俶に珍珠を頼むと叫び、とうとう命尽きてしまう…
李俶は元帥の役目のため離脱できないと、風生衣に珍珠を託して戦い続けるが、史軍が鄴に入城していくのだった。
慶緒お疲れ様でした… 珍珠は李俶が助けてしまい、城は史思明に奪われ…なんという悲惨な最期でしょう…
風生衣は珍珠を連れて唐の軍営に戻る。それを見て靖瑶は愕然とし、珍珠を自分の手で軍営から出て行かせようとする。しかし風生衣は李俶の命だからと珍珠を守ろうとするが、珍珠は風生衣の説得にも耳を貸さずに「とうに離縁した、私の心は変わらない」と、ひとり軍営を出ていくのだった…
風生衣、やっぱり靖瑶の事、どこか嫌いでしょ♪
慶緒を失った鄴城は、史思明に完全に征服されたが、李俶の奮戦で城外はまだ決着がつかないでいた。しかしそこに強風が巻き起こり、砂埃で両軍は大混乱になり、唐軍は撤退を余儀なくされる。そこで李俶は慶緒の遺体を発見し、埋葬を指示するのだった。
軍営に戻ってきた李俶に、靖瑶は独孤家の仇討ちが成ったことを喜ぶが、李俶が真っ先に気にしたのは珍珠の行方だった。「別々の人生を平穏無事に歩みたいと言って出て行った」と聞いて李俶は「どうせもう心は離れている」と平静を装ったものの、靖瑶はこの出来事で深く傷つくのだった。
仇討ちできた時くらい、せめて忘れていても一緒に喜んでやればいいのに、李俶がどうでもいいっていう態度をとれるのは、さすがに凄いと思いました~
それから数年の月日が流れ、珍珠は呉興に戻り、穏やかな暮らしを送っていた。そこに恩赦で罪を許された李白が到来し、珍珠の作る美酒を堪能して詩を詠じては時の流れを歎じていた。
李白によると、朝廷は権力争いが激化し、粛宗は病に倒れて張皇后が政を握っているという。皇后が皇太子(李俶)を陥れる策略を使うかもしれないので、珍珠に「心残りはないのか?」と聞くが、珍珠は自分には無関係だとかわす。しかし适のことを思って涙する時もあり、珍珠は我が子の元に戻りたいが、戻れない思いにうちのめされるのだった…
珍珠はいきなりの豪邸暮らし!?余生に十分な沈家の財産があったということ?
珍珠は呉興で「了縁先生」という人物と交流を持っていたが、それは元皇太子妃で李俶の母、韋氏のことだった。李俶は韋氏の消息を聞き、5歳になった李适を祖母に会わせようと準備をさせる。しかし風生衣が呉興に珍珠がいることを伝えようとすると、いまだに耳を貸そうとしないのだった。
そんな李俶のもとに、突然可汗の訃報がもたらされる…
韋氏と珍珠が、離縁の後も交流があるというのは不思議… って、えっ可汗が????
75話「回紇へ」
厳明から可汗の訃報を知らされ、李俶は信じられない。しかし回紇で何か動乱が起きているようで、李婼の安否もまだつかめていないという。李俶は急ぎ回紇に行こうとして、厳明に止められる。というのも、唐は今、粛宗の健康状態が不安定で、張皇后が政をしきっている状態だったからだ。
粛宗は侍医の診察によると、急速な衰弱で回復の見込みはないという。今崩御されると李俶が即位するため、挽回の機会を失う張皇后と李係は焦る。そこに李俶の回紇行きの報が届き、張皇后は「天の助け」と喜び、李俶の暗殺を命じる。
張皇后は悪党ですが、謀反起こしたり勅旨を捏造したりはしないんですよね~筋の通った悪辣さ、正統派を貫いてる感じ?(そんなことはない)
回紇では、可汗の崩御に乗じて葉護が謀反を起こしていた。可汗の長男・移地建の即位を支持する李婼は、唐に援軍を要請するため回紇を密かに脱出しようとしていたが、葉護の手のものに見つかってしまう。葉護は版図の拡大策を取らなかった可汗への不満があり、自分がまだ幼い移地建に取って代わろうとしていた。李婼と葉護の手勢は戦闘状態に…
李婼は意外にも、皇后として回紇の朝臣たちの信頼を集めていたんだな、というのを感じさせる脱出劇だったんですが、葉護に捕らわれてしまったんでしょうか?
珍珠は李白から可汗の訃報を知らされ、さらに葉護が謀反を起こして李婼を幽閉したという噂を聞いて暗澹とする。李婼が自分のせいで回紇に嫁ぐことになった経緯を思い、珍珠は李婼の無事を案じて悪夢にうなされる。
そこに了縁先生=韋氏から、回紇に向かった李俶の消息がつかめないので救出してほしいと頼まれる。もし葉護が李俶を監禁していれば、珍珠の義姉弟の関係を使って助け出せるのではと韋氏は考えたのだ。韋氏は無力な珍珠のために風生衣と、内飛龍使の程元振、そして以前金城郡の太守だった陳周を供につけるという。
珍珠は迷ったものの、「必ず彼を連れ帰ります」と約束する…
靖瑶は韋氏に会うことも制限していたのですね、えげつない~。そして他の皆さんは葉護と珍珠がもはや義姉弟ではなく、絶縁していることをご存じない…
回紇に向かった珍珠たちだが、迷路のような岩場を数日間さまよい、護衛についていた兵馬も忽然と消えてしまった。そこに謎の男が「皇太子に会いたければついてこられよ」と近づいてくる。罠も疑われたが、珍珠はついて行くことに。
すると只斤沢(ジジンザ)という四方を荒野と砂漠、深い谷に囲まれた集落に連れて行かれ、主が来るまで待つように言われる。
砂漠の中にこんな栄えた町があったら、隠しおおせるものなんでしょうか?
実はその「主」とは可汗で、珍珠は可汗が生きていたことに喜ぶ。葉護は他民族と結託して謀反を起こそうとしており、それを裏付ける証拠を手に入れるために死を装うしかなかったのだという。そして李婼を救いに来た李俶に計画を邪魔されないように、可汗が李俶を軟禁していたのだった。
可汗は珍珠に、李俶に会いに行こうと言うが、珍珠は自分が救いに来たことすら李俶に知らせまいとする。それを見て可汗は、二人の関係が変化したのは、靖瑶が李俶に蠱毒を使って珍珠を排除したせいではないかと看破するのだった。
可汗は葉護の謀反の証拠を入手し、族長たちの前で弾劾するつもりだが、そんな可汗に深刻な病の影が忍び寄ろうとしていた…
よかった、可汗だけでも靖瑶の所業に気付いてくれていて…
珍珠が陳周の怪しい挙動を尾行すると、兵士に金を渡して李俶の軟禁先に侵入し、李俶を暗殺しようとする。李俶は以前から陳周が自分を狙っていることに気付いており、殺さず生け捕って張皇后を告発する証人にしようとするが、格闘中に刺される。さらに風生衣たちが駆け付けたために陳周は自害してしまう。李俶は陳周を泳がせていたのだが、珍珠が風生衣を呼んだために計画が狂ってしまったのだ。珍珠は李俶の傷の手当てをしようとするが、李俶の態度は冷たいまま変わらない。
李俶は怪我なのに無理をして熱が下がらない。周囲は心配して珍珠との関係をとりなそうとするが、李俶は頑なな態度を崩さない…
陳周は怪しい人だったんですね、程元振は信じていいのでしょうか?
73~75話の感想
とてもどうでもいい話なのですが、いつも李俶の軍議には、よくできたジオラマが出てくることが気になっていました。唐にはいいジオラマ職人がいて、戦のたびにあれを作ってるんだなぁと。ところが今回、回紇での軍議にもジオラマが登場していたので、実はあれ風生衣か厳明が夜なべして作ってるんじゃなかろうかと… 妄想ですね♪
さて、慶緒はなんとも悲しい結末になってしまいました。とはいっても、結末がこうなるのは史実にそっているので仕方ないのですが、最後まで珍珠との未来に期待し続けて、珍珠にはまったくその気がなかったのが悲しすぎました。最後の最後には李俶に珍珠を託してるんですよ…李俶と慶緒の間には珍珠については不思議な共感とか信頼感があったように思えます。「あいつなら珍珠を(物理的に)傷つけないので任せられる」みたいな。
そして、75話で陳周と程元振という二人が突然出てきましたが、この二人はかつて登場してきたことがあります。陳周は17話「笛の持ち主」で登場していました。太守の庫鈞が殺された事件の捜査のため、李俶が珍珠を伴って金城郡に出かけた時(阿奇娜とか出てきましたね)に、現地で李俶たち一行を出迎えて一緒に捜査してくれたのが陳周でした。
程元振は史実でも活躍している人物(一説には宦官?)ですが、ドラマの中では内飛龍使で、50話で珍珠が長安から救出されてきた際に、适の顔も見られずに寺送りにされましたが、粛宗の命で珍珠を寺へ連行したのが程元振です。また56話の史思明と張皇后の密会に李俶が踏み込んだ時、張皇后の根回しで、史思明の迎えに勅旨で遣わされたのが彼です。皆さんそんなの覚えてないですよね…
なぜこの二人が、そしてなぜ珍珠が回紇に行くミッション?無理ありすぎない?と思ったのですが、もう一度李俶と珍珠で可汗の前に揃う、という状況を作るためには多少の無理も必要だったのかもしれません。可汗にはもうひと頑張りしてもらって、蠱毒の真相を暴いて、葉護にお灸をすえていただきたいです~♪
そろそろ話数的に終わりが見えてきたので、過去の回想シーンと挿入歌で埋めるカットが増えてきていますが、まだまだ片付いていない問題は山積みで気を抜けません。李俶不在の間に張皇后がどんな策を繰り出してくるか、考えるだけで盛り上がりますね!
次回こそ、風生衣の珍珠リスペクトの「王妃様」「王妃と言うな」のリピート芸が、すべらずに少しは報われることを祈りましょう~♪
コメント
コメント一覧 (1件)
始めてお便りします。
色々なネタバレがありますが、クルミっとさんの個人的感想が気にいってこちらを拝見しております。
特に女装した李淑等に可汗がいなくて…には笑ってしまいました。
ついつい先が気になり、アクセスしてします。 マオ ズージュンが好きなので見られなくなり、少し
残念ですが、残り少なくなった話をこらからも楽しんでいきたいと思います。