霜花の姫-あらすじ-16話-17話-18話-感想つきネタバレありでご紹介!

中国ドラマ-霜花の姫-あらすじ-16話-17話-18話-の画像つきキャスト情報をネタばれありで!
キャスト情報など、最終回までの感想を全話配信します。

霜花の姫

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クルミットです♪
前回は、花神・梓芬が錦覓を産むまでの経緯と、死の真相が水神・洛霖に対して明かされました。しかしそれを隠れて聞いていた潤玉が、旭鳳に抜け駆けして、錦覓との婚約を取りつけます。確かに「水神の娘と潤玉を婚姻」との天帝の先約がありましたし、花神を死に追いやったのは天后ですから、旭鳳にとってはハンデがあるのは仕方ないのですが、潤玉が微妙に卑怯な手を使った感はありますね~!

錦覓と旭鳳と潤玉の三角関係は、親世代のねじれた恋愛バトルの後始末であり、天帝の後継者争いの前哨戦でもあります。本人たちの望むと望まざるとにかかわらず、大きな思惑に揺り動かされる運命… 
公式に潤玉の許婚になった錦覓自身が、結婚どころか恋愛すら理解できてないのが混乱の原因でございます~。花神、絶対失敗でしたよ、その封印。
さぁ、このゴタゴタは天界をどんなドツボに引きずって行くのでしょう~?

【霜花の姫】(ネタバレあり)

16話

潤玉は、四千年前にかわした婚約の約定書に錦覓の名前を書かせるが、錦覓の字体が旭鳳の飛白体であると気づく。錦覓は旭鳳から字体を教わったのだ。潤玉は別の書体も教えようと言うが、錦覓はもう他の字体を教わるのは勘弁だと言う。あらためて潤玉は錦覓に結婚を申し込み、気持ちを確認するが、情愛のわからない錦覓は「霊力があがるなら」という軽い気持ちで承諾してしまう。
「双修」という言葉は知っていても意味がわかっていないという、幼稚園児のような錦覓ですが、月下美人の伝説の韋駄天が錦覓に相当するのでしょうか、う~む

旭鳳は錦覓との待ち合わせの用意をしていたが、そこに「蛇仙らしき者が何天門に入った」との知らせが。旭鳳は仕方なく、仙童の了聴にちまきを託すことに。
鼠仙は彦佑を甲子府に連れてくるが、室内の香炉の位置が変わっていることに気付くものの荒らされた形跡はない。宴での一件で非難する鼠仙に対し、彦佑は「錦覓の真の姿を晒すことが目的」だと。鼠仙は「水神は計画に加わらぬと、文を開けなかった」と話す。しかし密書をいつものところにしまおうとするが、隠し場所からは文がすべて消えていた…
鼠仙の仕える黒幕の目的は一体何でしょう。天界謀反?それとも…

錦覓は天宮の宮女達に「夜神と火神を惑わす魔性」と噂されているのを聞く。その時、旭鳳との約束を思い出して待ち合わせの留梓池に行こうとするが、魘獣に衣をひかれて引き留められてしまう。鄺露は、錦覓にちまきを届けに来た了聴と出会い、錦覓に直接渡させまいとして言い争いになり、怒った了聴はちまきを預けて帰ってしまう。鄺露は錦覓に渡す際に「栖梧宮との曖昧な関係は断つべき」と進言し、ちまきから赤い糸をはずしてしまう。しかし錦覓は何を言われているか理解できない。
いい加減、「双修」がなんなのか、錦覓に誰か教えましょうよ…

旭鳳と潤玉は、彦佑捜索で協力しあっていた。潤玉は婚約の件で疎遠になるかと思った旭鳳が自分のために動いてくれるのを感謝する。彦佑が錦覓のいる璇璣宮へ向かったというので、二人は急いで追いかける。
彦佑が錦覓に別れを告げていると、旭鳳と潤玉が追いつき対戦となる。そしてそこに涅槃の時の黒衣の男が現れ、戦いの末に捕まるが、その正体は鼠仙だった。鼠仙は密かに彦佑に鳥族の兵力配置図を託して逃がすのだった…
鼠仙が対峙しようとしているのは、天帝ではなく鳥族?鳥族には性格悪いのが多いですからね(って、二人だけだけど)

神仙が召集され尋問が始まるが、鼠仙は火神を襲ったのは恨みではなく義憤からのことだと言う。天后はこれを機に敵をまとめて追い落とそうと「水神か夜神に命じられたのでは」と追及するが、鼠仙は自分一人で行ったことだと答える。
しかし天后は鼠仙の元から持ち出してきた密書と巻物を持ち出し、鼠仙と水神が長く旭鳳の命を狙っていたのではないかと天帝に調査を求める。
天后は野心でいつか身を滅ぼすと思うのですが、それを本人が母性愛と思ってるから…

そこに水神が到着し、鼠仙が捕まっているのを見て驚く。鼠仙は、天后が問題にした滅日冰凌の巻物も霊火珠も、かつては天帝の持ち物であり、「お忘れですか?この2つの霊宝を誰に与えたかを」と言い募る。鼠仙はすべては火神が天后の御子であるがゆえに起こしたことであり、天后の罪を天下に知らしめようという。
天后の悪行がここで暴かれるのでしょうか?でも本丸は天帝じゃないのか…

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17話

鼠仙は天后の悪行を暴露する。鳥族の統領である穂禾を使って一族の拡大を目論み、鳥族が花界から食料を断たれた時も、天后が天帝に無断で八大穀蔵を解放したと。それを聞いて天帝は激怒するが、旭鳳の擁護で黙認することに。鼠仙の旭鳳襲撃は、天后に「愛するものを失う悲しみ」を味あわせることだと言い、宴のことも水神と天界、花界と天界の対立を招く計画だったという。ところが鼠仙が「笠澤の簌離」の名を口にしたところ、天帝は急に鼠仙に死罪を言い渡し、鼠仙の元神を消失させてしまう…
天帝、自分に都合の悪い情報が出てくると分かった途端に死刑!って怪しすぎ…

天后はこの機に乗じて水神を黒幕にして潤玉の立場を悪くしようと試みるが、天帝はことを終わらせ、潤玉と錦覓の婚礼を急がせようとする。しかし鼠仙への仕打ちに憤っていた水神は断り、天帝の機嫌を損ねるが、潤玉がうまくその場をとりなす。さらに天后は旭鳳と穂禾の婚姻を進めようとするが、天帝は聞き入れない。
天后の懲りなさ加減に感動すら感じます~!空気の悪いところにギリギリでぶっこんでくる潤玉ディスりと旭鳳の婚姻ネタ、よくこのタイミングでぶちこむ気になりますね~

潤玉は旭鳳を呼び止め、「簌離とは何者だ?」と聞く。天帝と天后はその名に動揺して慌てて鼠仙を処刑したように見えたが、旭鳳はあまり興味がない。潤玉は「錦覓に未練が?」と旭鳳に尋ねる。たとえ旭鳳と錦覓が相思相愛でも、花神と天后の不和があるから一緒にはなれないと、潤玉は「錦覓を面倒に巻き込むな」とくぎを刺すが、旭鳳は錦覓の気持ち次第だ、と取り合わない…
いや、簌離って誰ですか、そこですよ、そこ!そこが気になるのに~!

旭鳳は天后のもとに向かい、花神との不和について問い、「鼠仙は、母上が花神を殺めたと申しておりましたが」と尋ねる。しかし天后は激昂、母を心配する旭鳳に対しても穂禾との婚姻を進めようとするばかり。旭鳳は穂禾との婚姻を拒み、「鼠仙のところから逃げた黒衣の者が后宮に逃げ込んだ」と指摘。天帝を刺激するなと進言する。旭鳳は密かに花神の死因と蔌離について調べるよう命じる。
鼠仙は突っ込んだ話をする前に消されたのに、天后犯人説を旭鳳は誰に聞いた?

鼠仙の精霊は、最後に水神のもとを訪れて「心休まるのは我が里のみ」と言い残して消え去ってしまう。水神は天界に失望を深め、長居すべきではないのかもと思う。
彦佑は人間界で鼠仙を待っていたが、いつまでも姿が見えないことで鼠仙の最後を察する。以前鼠仙に霊火珠を預けた時、「あの方に、今は耐え忍ぶ時だと伝えてくれ」と言われたことを思い、川岸でひとり笛を吹き続けるのだった…
反・天帝勢力の人たちの方が可哀想で肩入れしたくなりますが、でも彦佑は怪しい…

天帝は水神のもとを訪れる。水神は天帝に疑われても、錦覓が娘だったことも花神・梓芬の受けた屈辱も知らなかった、と皮肉る。さらに水神は鼠仙の唐突な死刑を批判するが、天帝はまったく取り合わない。一方、水神は風神と錦覓を連れて花界に向かい、今までの養育の礼を述べる。錦覓はしばらく花界で過ごし、風神と水神が花界に通うことに…
天帝何しに来た… 天帝はあまり水神に嫌われても困らなさそうですよね~

風神・臨秀は錦覓のためにお焼きを作る。錦覓は母・梓芬について教えてほしいと頼む。
かつて少年時代の洛霖が赤子を拾い、師匠の斗姆元君の元へ連れて行くと、災いを招くと忠告される。しかし洛霖は災いもいとわないと斗姆元君に赤子を助けてもらい、その赤子・梓芬と臨秀と洛霖の三人は同門として仙術を学ぶことに。洛霖が水を、梓芬が花を、そして洛霖が風を司り、風を呼び、花を咲かせ、雪を降らせる様はまさに雪月風花だったという。孤独だった錦覓は三人が一緒に育ったことを羨む。
洛霖は梓芬を、ずっと「守る存在」として愛してきたのですね…切ない…

さらに錦覓は、なぜ母・梓芬が天帝を愛するようになったのかを尋ねる。
それは天帝がまだ第二皇子だった頃…梓芬を偶然見かけて心を奪われ、そして彼女が戯劇好きだと知ると戯劇に誘って、世間知らずの梓芬は天帝に惹かれていったのだという。
親友の梓芬を失った臨秀の苦しみに、肉肉を失った自分に重ね合わせた錦覓は、「これからは私が義母上と父上の側に」と言う。風神・臨秀も「これからあなたは私の娘よ」と…
錦覓はこういう情愛は理解できるのですかね。親子関係も微妙に薄い感じですが…

錦覓は風神の指導で厳しい修業を受けることに。それに音をあげて「自分は仙人になる器ではないのかも」とこぼすが、水神は厳しい修業は自分自身のためだと諭す。「堂々と自由に生きるために、誰にも恥ずかしくない自分でいなさい」という水神…。風神・臨秀はかつて花神・梓芬に「どんな男性が好きか」と聞かれた時のことを思い出していた。梓芬が洛霖に惹かれるようになった瞬間の見つめあう二人のことを… 臨秀は「錦覓と梓芬は違うと思っていたけど、やっぱり似ているところがある」と言う。
男親と女親の差というか、水神はあまり錦覓を「理解しよう」とはしていない感じなのですが、風神の方が錦覓のキャラをちゃんと分析してつきあおうとしているのですよね~

水神は錦覓を、師匠の斗姆元君の元へ連れて行き、錦覓の元神の封印を解いてくれるように頼む。錦覓を一目見て梓芬の娘と理解した斗姆元君は、錦覓の手のひらにお香を置いて封印を解く。この機会に錦覓は肉肉を生き返らせてくれるように頼む。斗姆元君は願いを聞き届け多肉に霊力を与えるが、「すぐ会えるものの、最後は別れる運命」と。それでも錦覓は大喜びして感謝する。そして水神はさらに「娘にはもうひとつ、封印が」と…
肉肉、戻ってくるのでしょうか。でも錦覓は花界に友達がいるのに、彼女は…

18話

水神の訴えを聞いた斗姆元君は、錦覓に術をかける。すると錦覓と水神はいつの間にか天門にまで戻ってきていた。水神はそのまま仕事へと戻り、錦覓がひとり水鏡に戻ろうとした途中、ひとりの兵士が声をかけてくる。その者は「夜神殿下が側室をもっても錦覓殿は気にされないか」と尋ね、錦覓は「それは夜神殿下の問題で、私は気にしない」と答える。その兵士は実は鄺露が姿を変えたもので、鄺露は錦覓の答えに内心ほっとする。
鄺露…潤玉の心にあなたはいないよ…それでも側室になりたいのか、それでいいのか…

錦覓は旭鳳と月下仙人と出会い、天界にいた時のように賑やかに語り合う。しかしそこに穂禾がやってきて、錦覓と潤玉の婚姻のことを繰り返し、旭鳳に追い払われる。
旭鳳は錦覓に「本当に兄上と結婚するのか」と問いただすが、「みんなが喜んでいるから」と屈託がない。錦覓には、結婚の話が出るたび苦い顔をする旭鳳も、旭鳳を勧める月下仙人の意図も理解できないのだ…
穂禾の恋愛スキル、低すぎ。意地悪したって恋は成就しないのに。錦覓以下ですよ!

旭鳳は突然吐血して倒れ、以前の瘟針の毒がまだ残っているという。錦覓は看病を買って出て、旭鳳に以前の夜幽藤をとっておいて丸薬にしたものを飲ませようとする。飲みたくないふりをする旭鳳に、錦覓は「前と同じ手を使うわよ」と言って口移しをしようとするが、旭鳳は気持ちが抑えられず錦覓を引き寄せて口づける。そうして旭鳳が引き留め続けて、錦覓は付き添ったまま寝入って朝を迎えてしまう…
仮病かよ!旭鳳はこんなに一緒にいて、まだ錦覓の幼児以下の恋愛能力に気付かない?

錦覓は魘獣に「死んだふり」を教える。倒れている魘獣に潤玉は駆け寄るが、魘獣は飛び起きて潤玉を驚かせる。潤玉は錦覓の不在を心配していたのに、どこまでも錦覓は無邪気な様子で、水神に昨夜の行き先を追及されても潤玉が「因縁府で観劇を」と庇う始末。水神は潤玉の本気の想いを察し、「栖梧宮へ行くのを控えるように」と錦覓を諭す。
魘獣のいかにもCG臭い感じが苦手でしたが、ちょっとかわいくなってきました~

魔界の忘川付近で内戦が発生し、旭鳳が天帝に出兵を申し出る。潤玉も名乗り出るが、天帝は旭鳳に出兵の任を命じる。封印を解いてもらえたおかげで術の腕がめきめき向上している錦覓のもとに、旭鳳は出兵の挨拶に訪れる。錦覓が神仙になる儀式に出席できないという旭鳳に、錦覓は「桂花酒を作って待ってるわ」と言って喜ばせる。
水神は旭鳳に「錦覓と会うな」とはっきり言えない。風神は旭鳳の誠実さを評価し、「天后の子でなければ夫として悪くない」と言うが、水神は「潤玉と相思相愛だから」と…
旭鳳よ、その「待ってるわ」には物理的な「待っている」以上の意味はないのだよ…

錦覓が神仙となる青蓮冠の儀式の日。天帝は錦覓の姿にかつての梓芬を想う。そして錦覓を花神に任じようとするが、太上老君から「精霊から上神になった前例がなく、正統性を欠く」と阻止されてしまう。さらに縁機仙女からも六界の生物に異常が生じているのは錦覓が原因だと上奏が。それを解決するには人間界で苦労を積む歴劫を行う必要があると。
錦覓は深く考えずに「人間界に行ってみたい」と言ってしまい、天帝は錦覓に三日後に人間界へ行くように命じる。
さらに天后は縁機仙女を脅し、人間界での錦覓に最も過酷な運命を与えるように命じる…
縁機仙女来ました~!お美しい!天后と並べると縁機仙女の方がお綺麗なのになぁ~

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16~18話の感想

18話にしてようやく登場した縁機仙女!彼女はこのドラマのエンディング曲「左手指月」を歌っている薩頂頂さんです。あの曲は一緒に歌っていると全然ついて行けない、音域の広い曲ですよね~!「アーアーアーーーー」って超音波のような美声が、この美しい仙女様から発せられてると思うと、ありがたいような気持ちになりますね!

しかし、天后が彼女を脅して錦覓を苦しめようとしています。記憶を消して人間界で苦行を積むというのは、「永遠の桃花~三生三世~」をご覧になった方は「あ~、あれね」っていう感じかもしれません。天界の仙人たちが人間界に滞在して人間の一生を生きるのですが、その中であらかじめ設定された愛別離苦を体験するというもので、人間の一生は罰ゲームかよ?っていうやつです。人間界と天界では時間の長さに差があるので、一生分生きて帰ってきても、天界人には数日のサマーキャンプに行ってきたようなものです。
天后が錦覓に「最も過酷な運命を」と設定させようとしていますが、錦覓に艱難辛苦を味あわせると、痛い目に遭うのは大抵周囲だからなぁ。人間界の皆さん逃げて~!

そして、この罰ゲームが旭鳳の出征中をあえて狙って行われたこと、そして潤玉が志願したのに旭鳳だけが行かされたというあたりに、天帝と天后のそれぞれ方向性の違う思惑が存在するように感じられてなりません。魔界の内乱というのも、何か仕組まれた茶番なのではないかとすら疑いたくなります。

しかし斗姆元君は、結局もうひとつの封印を解いてはくれなかったのだと思うのですが、このまま封印が解けないままだったら、錦覓にとってはより彼女を理解してくれている潤玉との結婚も悪くはないと思うのですよね。旭鳳は彼女を愛しているけど、彼女をわかっているわけではない、そこが何か「恋愛の不条理」と申しましょうか。
でもきっと、錦覓も恋愛は何かわからないなりに、旭鳳の方がいいのでしょうね。そこがほんとに不条理。かわいそうな潤玉、かわいそうな旭鳳~!
月下仙人が気に入ったカップルだけをホイホイとくっつけるだけでいいのだったら、世界の恋愛はもっとハッピーエンドが多くなりそうなのですけどね~♪

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この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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