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クルミットです♪
第29話は、これまで数多くの悲劇を生んできた季淑然という人物に、ひとつの区切りが打たれる回でした。
ただしそれはスカッとする断罪ではなく、
後味が重く、心に長く残る結末。
同時に、物語はここから“国と国”を巻き込む新章へと進み始めます。
それでは第29話を一緒に見ていきましょう!
墨雨雲間 第29話のあらすじ
季淑然の異変に、まず動いたのは兄・季彦霖。
彼は丽妃に泣きつき、
「妹が狂ったのは自分のせいではない」と責任転嫁します。
しかし丽妃は冷ややかに切り返し、
「あなたは出世のために女を道具にしてきただけ」
と突き放します。
丽妃は季淑然を救う条件として、
季彦霖に官職を捨て、出家するよう迫ります。
拒めば見捨てる――
愛と支配が入り混じった、あまりにも歪な取引でした。
一方、姜家では重苦しい空気。
姜老夫人は、
葉珍珍・姜月・姜梨――
数え切れない犠牲を思い、
毒酒で季淑然の命を断つ決断を下そうとします。
薛芳菲は自ら“送行役”を申し出ます。
しかしそこへ丽妃からの伝言。
「命までは取るな」。
権力の一言で、裁きは再び形を変えます。
姜云柏は茫然自失。
妻がここまでの罪を犯していたこと、
そしてそれに気づけなかった自分自身を責め、
薛芳菲に謝罪します。
しかし薛芳菲は、
決して“許す”とは言いません。
贞女堂で受けた苦しみ、
失われた姜梨の人生は、
もう取り戻せないからです。
幽閉された季淑然は、
柴房で幻覚に苛まれます。
葉珍珍、柳文才、胡姨娘――
死者たちが次々と現れ、
責め立てる声に怯え、完全に正気を失っていきます。
薛芳菲は静かに告げます。
「姜梨はもう、死んだ」。
罪の数々を突きつけられた季淑然は、
「私だって被害者だった」と叫び、
壊れていきます。
やがて薛芳菲は提案します。
季淑然を守陵(墓守り)に送ること。
殺さず、逃がさず、
一生“死者と向き合って生きる”罰。
姜云柏はそれを受け入れ、
姜若瑶を連れて京を離れる決断をします。
姜老夫人も、それ以上は止めませんでした。
その頃、朝廷では新たな火種が。
成王の戦勝を理由に、
李仲南は加封を進言。
洪孝帝は不満を隠さず、
萧蘅は“大昭”との同盟という次の一手を示します。
薛芳菲は、
桐儿や薛昭の墓を前に、
「自分のせいで多くの人が傷ついた」と自責に沈みます。
そこへ雨の中、萧蘅が現れ、
黙って傘を差し出します。
さらに、
侍女・海棠が生きていたことが判明。
顔に傷を負いながらも生き延びた彼女に、
薛芳菲は
「生きていてくれてよかった」
と伝えます。
そして新たな局面。
薛芳菲は萧蘅に願い出ます。
司徒九月に、
薛怀远と海棠を治療してほしい――。
その代わりに、
彼女は“大昭使団接待”という危険な舞台へ立つ覚悟を示します。
ここからは、個人の復讐ではなく、国家の盤上。
名帖をめぐる駆け引きの末、
沈玉容はついに自ら姜家を訪ね、
薛芳菲を接待団に招請します。
その姿に、
彼がいまだ過去から逃げ切れていないことがにじみました。
墨雨雲間 第29話の感想まとめ
第29話は、
「悪は裁かれても、傷は消えない」
という現実を突きつける回でした。
季淑然は許されません。
けれど、彼女もまた、
家族と権力に利用され続けた存在だった。
その複雑さが、物語に深い余韻を残します。
印象的だったのは、
薛芳菲が“情け”ではなく“責任”として
守陵という道を選んだこと。
生きて背負わせる裁きは、
死よりも重いのかもしれません。
そして物語は、
・成王 vs 洪孝帝
・婉宁の逆襲
・大昭使団という新たな火種
へと、大きく舵を切りました。
次回、
薛芳菲は“国の舞台”で何を暴くのか。
そして沈玉容は、
どんな選択を迫られるのか――。






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