探偵麗女-あらすじ-7話-8話-9話-感想付きネタバレでありで!

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クルミットです♪

消えた救済銀の行方に、辺境の商人・沙度が関係していると見た蘇瓷は無憂楽坊という妓楼に潜入しますが、沙度は殺され、その犯人とわかった無憂楽坊の女将も自死という結末に。都に戻った蘇瓷は、蕭君昊に拉致されたのを裴昭に助けられますが、女だと気付かれていたことを知ることに…

今回は、斉王妃選びに絡んだ連続花嫁殺人事件が発生し、斉王をめぐる政治的な思惑もからんで事件の行方は複雑怪奇です。裴昭がお見合いをすると知った蘇瓷は捜査に恋にぐらぐら状態なのに、裴昭との同居も始まり、誤解と混乱が大渋滞ですよ♪

【探偵麗女~恋に落ちたシャーロック姫~】(ネタバレあり)

第7話「無償の愛」

飛鳶は裴昭の命で新しい屋敷をしつらえ、蘇瓷の部屋には斉王の小説の書棚まで作る。しかし裴昭はまだ斉王だと打ち明けるつもりはない。「裴府」に蘇瓷たちを招待した裴照は、自分を貧乏役人だと言うが、蘇瓷にその嘘を指摘され、なんとか言い逃れる。
飛鳶に「裴昭」のキャラ設定をちゃんと練り上げて説明しなかった裴昭の失敗ですね♪

蘇瓷は斉王の下賜品の筆や、斉王の小説に大喜び。しかしけじめをつけたいと、部屋代を月五両支払い、「借主に対する身体的接触を禁ずる」との条項が盛り込まれた契約書をかわすことに。しかし後から蘇瓷の俸禄が月七両だと知った裴照は、俸禄を上げさせようと考える。
蘇瓷は契約書の二人の拇印が重なっているのを見て、ときめく自分を戒める。その夜、花嫁姿の女子が「最も美しい姿をとどめておきたい」と言いつつ身投げを図る…
拇印がハートマーク♪ 裴昭は家賃の相場知らないわけですよね、皇子様だし…

蘇瓷は朝食も取らずに仕事に出かけようとするが、急に他人行儀になった理由を問われてもうまく説明できない。その日は傅子佑の婚儀の日で、兄弟同然の裴昭も参列する。花嫁の到着が遅れていたが、そこに突然の知らせが舞い込む…
蘇瓷の急な気持ちの変化はつかみにくいですよね

明鏡署では俸禄が上がるという通達が出て少署たちは喜び、蘇瓷は本が買えると安堵する。そこに、傅統領の花嫁になるはずの杜家の令嬢が骸で発見されたとの事件が発生、明鏡署に捜査の命が下り、蘇瓷が劉玄から任されることに。明鏡署の外では董如双が待ち構えていたが、蘇瓷は忙しいと相手にしない。遺体の状況や飛び降りた城壁の足跡から自死に思われる。なおもついて来ようとする董如双を蘇瓷はきっぱり拒絶する。
明鏡署の同僚たちは便乗賃上げで、棚ぼたですね!

明鏡署の陳捕頭は、酔って傅府に帰ってきた傅子佑の弟・子卓が、昨夜杜家の令嬢・杜嵐と会っていたとの情報を掴んで連行する。実は杜嵐と恋仲だったのは子卓の方で、駆け落ちの相談をしていたが、杜嵐は子佑に嫁ぐ決意をしていた。侍女によると最近杜嵐は、外が晴れているのに「雨音がする」と言っていたという。
周囲が気づいて弟に嫁がせれば、少なくとも今回の悲劇は回避できたのでしょうか?

裴昭が駆け付け、傅家の兄弟とは友人だから自分も捜査に加えてほしいと頼み込む。傅子卓は暴れて牢に拘束されていたため、裴昭は説得してすべて蘇瓷に話すように促す。昨夜二人は駆け落ちのため城門で待ち合わせるが、杜嵐から別れを告げられ、城外に出てやけ酒を飲んだというが証明できる人はいない。蘇瓷はそれを傅子卓の衣から分析しようと考える。
牢で「殿下」って呼ばれていますけれども、蘇瓷は気付いていなかったのかな?

裴昭は傅子佑を慰めるため傅府を訪れる。傅子佑は弟と許婚の仲を承知していたが、二人が大事だからこそ何も言わずに見守ってきたため、今は真相が知りたいと渇望する。その「己を捨て、身も心も捧げる」という姿に愛を知り、裴昭は蘇瓷を守り抜こうと思う。
傅子佑は男前ですね。こんな禁軍統領なら、他の令嬢たちがほっとかないはず!

裴昭と蘇瓷は、事件と同じ時刻に子卓の足取りをたどる。子卓の衣服には、城門の西側の染色工房の染料が付着しており、西の草地で眠ったと見られる場所を探すうちに蘇瓷は子卓の酒瓶を発見する。裴昭は子卓のために真相解明をと願い、蘇瓷は力になることを約束する。
その酒瓶は子卓のものと特定していいのでしょうか?

(エンディング)
裴昭は屋敷の内部を蘇瓷たちに案内していたが、厨房の場所を間違えたり、侍女の名前を間違えたりと、気まずい空気が流れ、董如双に「本当に自分の屋敷?」と突っ込まれる。
結局侍女の名前は覚えてなかったじゃないですか~♪

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第8話「晴天の雨音」

子卓の衣服の黒い汚れが石炭だったため、蘇瓷は城内にいた時から付いたのかと思い悩む。そんな表情を見た裴照は「やはり好きだ」と蘇瓷を混乱させるが、酒にかぶれた蘇瓷の手を癒そうと、星座の話をする。翌朝、二人は城門で石炭を運搬する老人に出会い、彼が子卓のことを覚えており、面通しで子卓の無実が証明される。
こう言ったらなんですが、捜査としては一晩無駄だったような気がしないでもない…

董如双は「どうすれば蘇瓷と一緒に捜査できるのか」と悩む。謝北溟は自分と一緒にいるのとは何が違うのか問い詰めるが、蘇瓷と一緒だと達成感があると言われてしまう。そしてその夜、杜嵐と同じことをつぶやきながら、また一人の花嫁が川に身を投げる…
謝北溟がいい奴すぎて可哀想になってきました…

裴昭はお妃候補の姿絵に全く興味を示さず、密かに蘇瓷の姿絵を描いていた。蘇瓷は花嫁の骸が川から引き上げられた現場に通りかかる。董如双が溺死で間違いないと見て、蘇瓷も自害だろうと判断する。董如双は取り柄を活かして捜査に関わり、誰かの役に立ちたいと言う。そこで蘇瓷は、董如双を明鏡署の協力者として登録することに。
ついでに謝北溟も登録してあげればいいのではないでしょうか

鎮遠侯が裴昭を訪れ、かつて裴昭を襲った刺客の矢尻は北戎のものだと知らせる。さらに北戎が行った大規模交易の支払いに、救済銀が使われていたという。何者かが救済銀を着服し、敵国から武器を買って私兵を養成し謀反を企んでいると、鎮遠侯は警戒を促す。鎮遠侯はお妃選びに裴昭に興味がないのを見て、溺愛する娘の徐芝が喜ぶだろうとほのめかす。
鎮遠侯の娘は裴昭にその気あり、というのは結構な一大事ではないかと…

入水花嫁の母親が、娘が自害のはずないと蘇瓷に調べ直しを訴える。一人娘で、嫁いだ後も寂しくないように、有名絵師に頼んで絵姿を描かせ、婚姻を嫌がってはいなかったという。その娘もまた晴れた日に「雨が降っている」と言っていたことがわかる。
これは不審な連続殺人の予感がしますね。色々共通点がありそうです

裴昭は皇帝に「救済銀で北戎の武器を買う者が」と報告する。殺された沙度も武器商人で、口封じに殺されたのであり、裴昭を襲った刺客は黒幕の私兵だと考えられる。皇帝は「7年前の事件」とのつながりを懸念し、裴昭は真相解明を約束する。
さりげなく出てきた「7年前の事件」とは?

蘇瓷は裴昭に、杜嵐の死は連続殺人だと打ち明ける。二つの事件の一致は偶然とは思えず、町の人々から「また花嫁の呪いか」という声が上がっていたため、蘇瓷は類似の事件を調べることに。役所に届けられていない件は、謝北溟が人脈を使って探すことに。
裴昭はなんとか縁談をやめてもらおうと悩んでいたが、謝北溟に想い人は誰なのかと聞かれてしまう。物事を簡単に考える謝北溟は、相手が蘇瓷だと気が付き応援する、と言う。
応援するってどう応援するつもりなのやら。謝北溟は応援の意味わかってる?

雲王は斉王の妃候補を占う欽天監に名家の令嬢の一覧を渡し、候補から外すよう命じる。
雲王は斉王が自分以外の権力者と結びつくのを恐れているのでしょうか?

謝北溟は飛雲山荘の者に命じて聞き込みさせ、似た事件を発見する。それは茘香楼という妓楼で、女将によると静娘という芸妓が身請け直前に首を吊ったのだという。仲良しの雯雯によると、亡くなる数日前から静娘は晴れているのに雨音を聞いていると言っていたという。
不思議な共通点で結ばれる謎を解くため、蘇瓷は事件の共通点である普華寺へ行くことに。
単純に被害者だけを比較すると気が付かない共通点が、まだまだありそうですね

(エンディング)
裴昭は蘇瓷の絵姿を描こうとし、まず、瞳から筆を入れていく…
絵師の曲先生は瞳を最後にしていましたが、裴昭はまず目から入るのですね

第9話「揺れる心」

鎮遠侯と一人娘・徐芝は、斉王妃の候補者名簿に権勢のある家の娘が入っていない不自然さに気付く。誰かの意図が働いているのに、危険を冒して斉王に嫁ごうとする愛娘を鎮遠侯は案じるが、徐芝は斉王に惚れこんでいた。
徐芝が斉王にふられることになったら、今は協力的な鎮遠侯が敵に回りそうで怖いです

蘇瓷たちが普華寺を訪れると、縁結びで有名なため参拝者は若い娘ばかりだった。董如双は蘇瓷との縁を真剣に祈る中、占い師から蘇瓷と裴昭が「同じ星の元に生まれた孤独な者同士だが、二人が結ばれれば」と言われ、情人鎖を売りつけられそうになる。飛鳶は縁結びの札に、自分と裴昭の名前を書いて笑われるが、自分と蘇瓷の名前を書いた董如双は何度か投げて引っ掛かり、面白くない謝北溟は自分の名前に書きなおす。
縁結びの思惑が錯綜しすぎて、どこからつっこんだらいいのやら

普華寺の境内で裴昭は徐芝から声をかけられ、親し気に話す様子を見た蘇瓷は胸が痛むのを感じて落ち着かない。飛鳶は、裴昭が蘇瓷の姿絵を見ていることに気付いて誤解する一方、裴昭は候補に急遽徐芝が加えられたことに驚く。それは鎮遠侯が手を回したもので、徐芝本人は大喜びだが、鎮遠侯は娘の身を案じ、宮中でくれぐれも身を守るように言い含める。しかし想定外の徐芝の名簿入りに雲王は欽天監を叱責し、実力行使での排除を考える。
斉王の妃になるのも命がけのようですが、蘇瓷はまだその重さを知らない…

斉王妃候補は宮中に上がり、徐芝も個室と世話係の宮女・小雲をあてがわれる。急遽決まったため徐芝は絵姿を曲臨江に描いてもらうことに。斉王妃の話題は市井でもちきりになり、飛雲客桟では斉王妃を巡って賭けを行うほどだった。
飛雲山荘は商売上手ですよね。謝北溟の才覚ではないような気がしますが♪

蘇瓷は劉玄に、「事件には共通点があるため、同一犯の犯行」と報告したものの、いまだ犯行の経緯はわからない。劉玄は事態の深刻さと猟奇さを理解し、必ず捕まえろと励ます。
夕飯に不在の裴昭が「見合いに行った」と聞いた蘇瓷は食事もとらずに籠ってしまう。差し入れに来た董如双に結婚の意志を聞かれ、蘇瓷は幼い頃に志を果たすまで男女のことは考えない、と言い切るが、董如双は諦めない。裴昭は蘇瓷の様子を見に来るが、蘇瓷の冷たい理由が見合いにあると察し、「自分は愛のない結婚はできない」と言う。
「6人と見合い」って、飛鳶はなにげにヒント出しまくっていますよね~

徐芝は早めに床についた翌朝、花嫁衣裳姿で首を吊っていた。謝北溟は結婚相手について裴昭に探りを入れるが、賭けをしていることはすでに裴昭の耳に入っていた。裴昭は周囲の動きに気付いており、母親が病で長くない蒋家の令嬢を選んで、喪中で三年結婚できない期間に時間稼ぎするつもりだった。そこに蒋希文が、徐芝の死を知らせてくる。
その時間稼ぎに使われる令嬢は、期待させる分ちょっとかわいそうなのでは?

徐芝の死の現場では蘇瓷が捜査を開始するが、床には引きずった跡があり、口紅の粉が落ちていた。化粧には花型の痕跡、寝台横に残された靴は死亡時に徐芝が履いていたものとは形が合わない。徐芝との接触者の中で、絵師の曲臨江だけが宮中にいないという。
鎮遠侯は娘の変わり果てた姿に愕然とし、宮中に行かせた自分を責めて号泣する。鎮遠侯は劉玄に、死の背後にある陰謀を暴き出してくれと懇願し、劉玄は必ずと約束する。
徐芝は今までの事件とは違って、共通点が一致していないように思いますが…

(エンディング)
見合いの話を聞いて食事もとらずに席を立った蘇瓷を見て、飛鳶は「若様が結婚するのが羨ましいのか」と推測する。それを聞いた董如双は蘇瓷が結婚を焦っていると誤解して迫る…
突然董如双が差し入れにやってくるのは、こういう前振りがあったんですね♪

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7~9話の感想

救済銀の話は一応の落着となったものの、すでに奪われて流用された分が謀反の準備に使われているという、なかなか物騒な展開になってきました。そちらは蘇瓷の手を離れて裴昭の案件となり、現在明鏡署の取り扱いは、自害花嫁連続殺人というかなりの猟奇殺人です。花嫁の自害など外聞が悪いからと、役所に届けることもなく闇に葬られてきた数々の事件が、蘇瓷たちの手によって掘り起こされることになったわけですが、なぜ花嫁なのか、なぜ雨音を聞いているのかなど、不思議な共通点に謎が深まるばかりです。

その被害者になった花嫁たちが、今後蘇瓷のライバルになるかと思われた徐芝だったり、裴昭の親友・傅子佑の花嫁と思いきや、弟の子卓の想い人だったりと、ストーリーが思わぬ変化球を見せてくるのが興味深く、若手がワイワイと勧善懲悪で事件解決してそれでおしまい、とはならず、物語に深みが出て引き込まれますね!
登場人物が単に一回だけ出てくるのではなく、後々に物語を動かすカギとなってくる感じがあって、隅々まで見逃せない感じです。

しかし裴照が蘇瓷のために邸宅を買って、使用人を雇って、斉王小説全集を買って(これは飛鳶のアシストですが)、挙句明鏡署の給与を上げるとか、斉王パワーフル活用じゃないですか。斉王を陥れたい雲王はきっとこの動きを掴むに違いないので、「董如双という女子を別宅にかこっている」とか誤解されたりしないといいのですが。
ただでさえ裴昭の正体の秘密と蘇瓷の男装の秘密が交錯して、かなりややこしいことになっているので、正体だけでもバレたらいいのに、と思わずにはいられません。
ツン多めすぎて面倒くさい蘇瓷をはじめとして、かなり鬱陶しい部分が多いキャラクターが多いにもかかわらず、全員かわいくて応援せずにはいられない気持ちになるのが不思議ですよね♪ 願わくば、董如双のポシェットをアップで映してほしい…

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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