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クルミットです♪
承鄞が変わって自分から離れたと感じた張玫娘は、支配を強めるため、妊娠が発覚した侍女の緒娘を承鄞の側妃として送り込もうとします。さらに高右相が最愛の末娘・高如意を後宮に入れたことで、張玫娘の立ち位置はなかなか厳しい状況に。
今回いまだに柴牧不在ながら、承鄞は高家と張玫娘を追い込む大きな一手を打ちます。果たしてその策略は思った通りにくさびを打つことになるのでしょうか。承鄞が守るつもりでいながら巻き込まれている小楓は、この争乱を無事に避けて通れるのでしょうか…
【東宮】(ネタバレあり)
第37話「賭場での殺人事件」
小楓は遊びに来た瑟瑟と札遊びをして和やかな時を過ごす。しかし平然と緒娘の話を持ち出されて小楓は困惑し、永娘も瑟瑟に用心するようにと言う。それを聞いた承鄞も困惑するが、侍女を使って探りを入れる張玫娘の手前、そ知らぬふりを貫くことに。
瑟瑟が策に走るとろくなことがないような気がします♪
顧剣は胡嘯に命じて、潜龍使の陶倹を高家の賭場に潜入させ、高震の動向を探らせていた。一方、皇帝は明月のもとに足繁く通うようになり、顧剣は明月を案じる。小楓は顔を見せない明月を心配して訪ね、贔屓の客ができたというので、小楓は会ってみたいと思う。
小楓と皇帝が明月を通して顔を合わせたら、さぞかし気まずいでしょうね~
張参は高家の賭場に足繁く通い、巨額の借金を抱えることに。それを誘導した手腕で陶倹は高震に信頼される。顧剣は「皇后が張参を賭場に送り込んだのか」と疑うが、陶倹はそれを否定し、高震は張参の身上を知らないだろうという。
妓楼通いは怒られていましたが、賭場を経営するのは高家的にはOKなのですかね?
小楓が着ている狩装束が、承鄞からの贈り物だと知った瑟瑟は顔を曇らせる。瑟瑟は香り袋を小風にと差し出すが、アドゥが警戒して拒否する。それを見ていた承鄞が香り袋を取り上げ、密かに時恩に中身を調べさせる。小楓は、自分が承鄞と瑟瑟の間に割って入ったただの邪魔者であり、愛し愛される存在がいる瑟瑟が羨ましいと思う。アドゥはこれまで小楓が失ってきたものを思い涙する…
すでに瑟瑟は承鄞にとって「小楓を害すかもしれない」という存在になったのでしょうか
顧剣は承鄞に「緒娘の子の父親は張参で、緒娘を暴行してのこと」と報告する。顧剣は陶倹を使って、皇后と高右相を離間させる策を講じる。賭場を追い出された張参に胡嘯が接近して非合法の賭場を官府に密告するようけしかける。密告された高震は張参を打ちのめすが、陶倹がとどめを刺し、高震を庇うふりをして密かに都から遠ざける。
張参も高震も外道すぎます。緒娘の男の趣味が悪いとか言ってすみませんでした…
皇帝と承鄞が皇后の清寧宮を訪ねていたところに、沛国夫人(張玫娘の母)が張参の母・張夫人を伴って現れ、皇后のために働いていた張参の不審死について調査を、と泣きつく。そこで承鄞が「自分が真相を突き止める」と申し出る。張参は、張玫娘が皇太子の監視のため高右相に内緒で羽林軍に入れた存在であり、張玫娘はこの事件には何か裏があると思う。
承鄞が皇帝をわざと巻き込んだことに、皇帝も皇后もまだ気付いていないかな?
皇帝は自分がその場に居合わせたのは偶然ではないと感じ、誰がこの芝居を仕組んだのか見守ることにする。また高右相はこの事態の最中に高震が都を離れているというので焦るが、緒娘と張参は関係があったということで、妙だと感じて調べさせる。
高坤が「伯母」と呼んでいたので、沛国夫人は高右相の姉ということになりますね
承鄞は「母との仲直りのためにがんばりたいのに、張参の事件の調査がうまく進まない」とぼやき、そこで瑟瑟は兄の士玄を推薦する。高家を恨む士玄は、高震の怪しい動きを知り、張参の死への関与を調べさせるが、高家のつながりを考えて証拠は承鄞にも伏せる。
承鄞は本当に瑟瑟のことを愛しているのでしょうか、完全に利用していますよね…
瑟瑟は、承鄞と七夕の夜を過ごすのを楽しみにし、順調な関係に安心していた。しかしその七夕の夜、承鄞は二人で遊びに行こうと小楓を連れ出す。舟を借りて湖に遊びに出かけ、喧嘩しながらも次第に二人で過ごす時が楽しくなってくる…
ちょっと瑟瑟がかわいそうになってきましたが、承鄞の気持ちがよくわからない~
第38話「離間策」
二人は舟遊びを楽しんでいたが、小楓が手を滑らせて櫓を落としてしまう。仕方なく手で漕ぐことになり、二人は互いを「疫病神」と罵る。戻らない小楓を裴照と永娘が心配していたが、一緒に戻ってきた承鄞と小楓は二人とも風邪をひいていた。
よく手漕ぎで戻ってきましたね~♪ これは当然風邪をひきますよ!
士玄はすでに証拠を集め終わり、大理寺と刑部と協議して高震を捕まえることに。承鄞への報告はないが、承鄞を高右相側だと見ている士玄の意図は把握していた。承鄞を心配して瑟瑟が訪ねてくるが、承鄞の「昨夜は士玄と一緒だった」との説明が嘘だと気付く。しかも承鄞が小楓に生姜汁を作らせており、昨夜二人が一緒だったと察する。
少しでも大事に思っているなら簡単にバレない嘘をつけばいいのに、瑟瑟の扱いが雑!
霊州に逃げていた高震は都に連行される。高右相は「高家への恨みから陥れられた可能性もある」として、高家の財産を調べるように申し出、皇帝は個人の罪に高家を連座させないと約束する。承鄞は高右相に「趙士玄は報告なしに動いており、自分は知らなかった」と詫びてみせる。高右相はひとまず高震が賭けた金額を国庫に返納することに。
高右相は息子を切り捨ててでも高家を守る方向に全力を傾けていて、必死ですね
顧剣は計画が順調に進んでいる今のうちに明月に手を引くように助言する。明月は「鳴玉坊を出る時は、愛する人についていこうと決めている」と言うが、顧剣はそれに応えられない。
ここにも一人、本命以外の扱いが雑な人が…
張玫娘は承鄞に怒りをぶつけるが、承鄞はあくまで自分は知らなかったととぼける。侍女の容霜は張玫娘が会いたいと高家に伝えに行くが門前払いされ、大理寺で高震の面会も断られる。承鄞は高震に、母后が皇帝を説得すれば刑を軽くできると吹き込む。高震は賭場の件と張参殺害を自供。高家の息のかかった官僚が寛大な措置を訴えたため、皇帝は杖打ち40回と崖州への流刑を命じる。高家では張玫娘への不満と恨みが蓄積されるのだった。
高家が全官僚を動かしたのにはぞっとしましたが、それでも流刑は免れないですよね
高坤は流刑の高震を見送りに行くが、高震は崖州には行きたくないとごね、張玫娘への怒りを募らせる。見送る士玄と高震は火花を散らし、士玄は密かに崖州に向けて刺客を放つ。
士玄の粘着質怖いです。その妹の瑟瑟も怒らせたらいけないような気がしてきました
小楓のもとに承鄞がやってきて、「小楓が薬を飲まないと子供ができない」と侍医に言われたため、一緒に薬を飲もうと言う。そんな二人のやりとりを見て、永娘は「夫婦らしくなってきた」と安堵する。
薬飲むとか飲まないとかの問題ではなく、この二人子供ができるようなことは何も…
高家に「高震が崖州に向かう途中で獣に襲われ亡くなった」と知らせが入り、高右相は卒倒する。その知らせに、承鄞は士玄の仕業だと気付く。このことで高右相と張玫娘には亀裂が入ると見て、承鄞は瑟瑟に褒美を届けさせる。高右相は張玫娘に会わずに追い返す…
いよいよ張玫娘は追い込まれてきましたが、追い込みすぎは禁物ですよね…
第39話「冷宮送り」
高美人は大罪を承知の上で兄・高震の位牌を祀り、皇帝に涙ながらに訴えて実家帰省を許される。高美人は兄・高坤に、皇帝が他の妃嬪のもとに一切訪ねず、たびたび深夜に外出して鳴玉坊に行っているのだと話す。高美人は明月の後宮入りを恐れ、調べるよう兄に頼む。
位牌は明月の相談で実家に帰るための前振りとは、如意もなかなかしたたかな子です
承鄞は、高震の死で寝込んだ張玫娘から問い詰められ、士玄とは距離を置くことに。しかし張玫娘は瑟瑟も排除しようとしたため、怒った承鄞は愛する女を守れなかった父帝を引き合いに出し「私の女を傷つける者は誰だろうと許さない」と突っぱねる。その言葉に、張玫娘は承鄞が実母の死の真相を知っているのではと怯える。
承鄞は瑟瑟のことで感情的になるなら、瑟瑟を普段から守ってあげればいいものを…
高家との決裂は避けたい張玫娘は、密かに高右相を見舞う。高右相は「皇后と高家の軋轢が他人に付け入る隙を与えた」と見て、張玫娘に小楓や瑟瑟を排除する覚悟を迫る。さらに緒娘についても真相を知っているとほのめかし、子の処分を暗に迫る。
高右相は敵に回したら速攻で消されそうで、本気で怖い存在ですよね
緒娘は突然流産し、承鄞と小楓は清寧宮に駆け付ける。緒娘の食べ物に堕胎薬が混入しており、宮女の一人が「皇太子妃から指示を受けた」と自白したという。小楓が身に覚えがないと訴えても、承鄞は皇后の言いなりで小楓を守らないが、瑟瑟が小楓を陥れたのだとされると必死に瑟瑟を庇う。小楓の訴えもあり瑟瑟の死罪は免じられたものの、庶人に降格の上、三月幽閉が命じられ、緒娘は宝林に昇格される。
緒娘が哀れすぎます… 承鄞が演技とはいえこれはあんまりじゃないでしょうか…
二人は清寧宮から出てきたものの、容霜が様子を伺っていることを察した承鄞は、わざと小楓を平手打ちし「お前の仕業だな」と責めるが、小楓も負けずに殴り返す。見ていた裴照は、むしろ承鄞と決裂したと見られる方が小楓にとっては幸いかもしれない、と言う。
いやでも、裴照でも誰でもいいから小楓にちゃんと説明してあげて欲しいですよね~
容霜は二人の喧嘩の様子を張玫娘に報告し、一緒に聞いていた高美人は、小楓と瑟瑟の両者を排除できる一挙両得の策だと絶賛する。小楓は緒宝林を見舞って慰めるが、緒宝林は深く傷ついた様子で号泣するばかりで、小楓にはなすすべがない…
緒宝林がひたすらかわいそう。高美人は何の立場で出てきているのか謎ですけれども…
柴牧が都に戻ってきて、不在の間の顧剣の働きを称賛する。しかし明月と皇帝の接近を知って激怒し、明月を都から離れさせようとするが拒まれる。明月と柴牧は妻の衣冠塚を訪れ、柴牧は事件の日に妻に贈るはずだった簪を明月に渡す。
これで明月と柴牧のこじれた親子関係は、何とかやり直し可能になったのかな?
小楓が皇宮の屋根に登ると、そこには顧剣がいて、小楓を連れ出そうとする。かつて二人が駆け落ちの約束をしたと聞いても、小楓はピンとこない。顧剣は、小楓が再び承鄞を愛してしまったのではないかと案じる…
顧剣の記憶上書き計画は、顧剣の願望が駄々洩れで、聞いていて恥ずかしくなります♪
37~39話の感想
ちょっと前に灌仏会でしたが、もう七夕の話が出てきました。中国の節句は恋人たちのイベント化しやすいのですね。1~2話で1ヶ月のペースで進行している感じでしょうか。
38話のエピソードタイトル「離間策」ですが、三国志などで出てくる「離間の計」ですね。承鄞が張参殺害を通して張玫娘と高家の離間を企てた策略に、さらに高震と因縁のある士玄を使うことで趙家を上げるという一挙多得の目論見でしたが、張玫娘も高右相もやられっぱなしでは済ませるわけがなく…
承鄞の策は、高右相の老獪さに比べてまだまだ若さを感じるところがあります。さらに手先である士玄の暴走を抑えきれていないので、その隙から高右相たちの反撃を食らってしまいそうですね。
そして、早速瑟瑟が緒娘の流産の罪を着せられて、冷宮送りになってしまいました。
通常、中国時代劇で冷宮送りになるのはヒロインの役割… 冷宮送りで心の強さと、協力者との出会いを手にしたりするものなのですが、このドラマは本当に捻ってきますね♪
しかし承鄞の瑟瑟の扱いは結構雑じゃないですか?承鄞は小楓を守るためあえてつらく当たっていますが、その流れ弾が全部瑟瑟のところに直撃しているのに、ちゃんと庇えていないどころか、趙家を利用すること最優先していますよね…
承鄞の策略に巻き込まれようとも、瑟瑟は愛さえあれば耐えられるつもりですが、七夕の夜に小楓と遊びに行って嘘つくとか、愛情面でも瑟瑟を大事にできてないですよね。瑟瑟が小楓を攻撃し始めたら、承鄞は一体どっちを向いて誰を守るつもりなのでしょうか。
どっちを向いて誰を守るといえば、皇帝の明月へのご寵愛が高家にバレましたよね!これであのバランス感覚抜群な陛下はどう振舞うつもりでしょうか。まさか後宮に入れるおつもりとか?張玫娘と高美人の二人がかりの圧は厳しいものがあると思いますよ。
承鄞も陛下も、親子そろって女難の相が出ていそうですが、自業自得なのでまぁ頑張れとしか言えませんよね~。小楓さえ巻き込まれなければいいのですが、どうなりますやら…
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