海棠が色付く頃に-あらすじ-10話-11話-12話-感想付きネタバレでありで!

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クルミットです♪

海棠は突然降ってわいた月軒との縁談に戸惑うものの、親友の莫嫿に譲るつもりで結婚を承諾します。ところが莫嫿が連れ戻され、拒むタイミングを失ったまま朗家で婚儀が執り行われますが、新郎は月軒ではなく、兄の月明だったことが判明します。

朗家あげてのまさかの結婚詐欺に騙されてしまった海棠ですが、月軒はなぜこんなことに荷担したのか、月明はなぜ仮面をつけて閉じこもっているのかなど、謎が色々噴出してきました。海棠は無事に逃げ出せるのでしょうか、あの奥様は簡単に海棠を解放しないと思うのですが… 朗家のゴタゴタがどうなっていくのか、目が離せませんね♪

【海棠が色付く頃に】(ネタバレあり)

第10話

海棠は、月軒が最初から自分を騙すつもりだったのだろうかと不信感をつのらせる。朗家の長男・月明の存在については莫嫿も初耳だった。海棠は朗家から逃げ出すために莫嫿に協力を求める。
今海棠が頼れるのは莫嫿だけというのが、なんとも心もとない…

熱を出した海棠を気遣い、月明は手作りの汁物を持ってくる。馮春言は海棠を朗家の嫁として優しい態度をみせるが、海棠は受け入れられない。莫嫿は朗斯年と龍徳水に無理やり酒を勧め、酔った父を転ばせた隙に全執事から鍵を奪う。
奥様の優しさは、逆に怖いです。海棠は無事逃げられるのでしょうか

怯えて警戒する海棠に、月明は指一本触れないと約束し、別々に寝ることに。明かりを消しても二人は眠れずにいたが、莫嫿が来て海棠は脱出する。自宅の前にいた月軒に、海棠は「私にしてくれたことはすべてお芝居だったのか」と怒りをぶつけるが、月軒は「わからない」と言うばかり。海棠に拒絶され、月軒はなすすべなく帰っていく。
月軒の好感度が減っていくような。「わからない」はないですよね…

朗家に騙されたことを聞いて、夏合は昆楊を離れて逃げようというが、海棠は父を探す目的のために昆楊を離れられないと考える。海棠の誕生日の贈り物を持ったまま帰ってこなかった父、夫を待ちこがれて病んでしまった母、家族を支えて苦労ばかりの海棠、姉を守れなかった苦悩を抱える夏合…父の不在の10年は家族それぞれに大きな影を落としていた。
第1話冒頭で少年に託した首飾りは、海棠への誕生日の贈り物だったのですね

翌朝、莫嫿は海棠がまだ逃げずにいることに驚くが、海棠は昆楊に残ると決めていた。しかしこのままでは連れ戻されると、夏合のすすめもあって莫嫿の家に身を隠すことに。
その頃、朗家では月明が鍵をかけて閉じこもり、無理やり押し入ると、海棠が去って打ちひしがれる月明だけがいた。月軒と全執事は海棠の実家を訪ねるが、夏合に追い返される。
龍家だったら、龍徳水にだって気付かれずに隠れていられそうです

海棠は龍家に身を隠していたが、隠れていることに落ち着かない。昆楊にこだわる理由を聞かれ、海棠は莫嫿に父を探していることを打ち明ける。夏合が莫嫿の侍女を通じてやり取りをしていたせいで朗家に居場所を知られ、月軒が龍家に赴くことに。
夏合はスパイに向いてなさそうですね…

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第11話

月軒は龍徳水に莫嫿との関係を突っ込まれ、閉口する。莫嫿に海棠の行方を聞くが、莫嫿は知らないととぼけるものの、月軒は海棠が龍家にいると察してしまう。朗家にかぎつけられたと知った海棠は、朗家に戻って自分の運命をひっくり返す決意をする。
あんなに嘘が下手な莫嫿は、人をかくまうのにむいていませんね

海棠は月軒と行った菜の花畑で月軒が現れるのを待っていた。月軒は必死に謝罪し、海棠と月明を傷つけてしまったことの後悔を訴える。海棠と月明の狭間で今更海棠を奪うこともできない月軒は、「すべてが兄のための芝居だった」と偽る。海棠は朗家に戻ることを承知するが、月明との離縁を条件として付きつける。
月軒はあんなに自分を偽ってまで月明に尽くす事情が、何かあるのでしょうか

海棠の帰還で皆一安心し、ようやく平和が戻ったかに見えたが、朗斯年は馮春言が簪を刺しているのを見て声を荒げ、馮春言は妙蘭がわざと簪を刺したのだろうと八つ当たりする。昔、馮春言が簪をなくした事件以来、朗斯年は簪を毛嫌いしていた。夫はまさか「あの日」のことを知っているのか、と馮春言は怯える。
朗家の謎がまたひとつ。簪事件とは一体何があったのでしょうか…

月明から「どうすれば海棠が家に残る気になるだろうか」と尋ねられた朗斯年は「相手を守る力を身につけろ」と助言する。顔の傷を治せないことを悔やむ父に、月明は「これは運命だから負い目を感じないで」と言う。何よりも家族を愛する朗斯年は、息子の歩みだそうとする一歩をなんとか助けたいと考える。
これだけいい親子関係を築いていても、月明の心の傷を癒すのは難しいのですね

海棠が朗家に戻ったと知り、夏合は無理やり連れ戻されたのかと心配し、朗家に押しかける。海棠は、戻ったのは離縁状をもらうためだと説明し、いつか必ず家に帰ると約束する。
夏合に心配かけまいとして、むしろ心配させてしまうのもよくないですよね

莫嫿は龍徳水の第五夫人にメイクをしてもらうが、張飛のような逞しい眉に描かれて不満を爆発させる。娘を溺愛する龍徳水は、差し押さえた賭博場のあがりを莫嫿のものにすると言って機嫌を取ろうとする。娘の心を理解しようとしない父に、莫嫿は苛立つ。
娘に賭博場って、母親不在とかそういう問題じゃない根本的なズレを感じます…

施済周は迪文と莫嫿を結婚させようとはっぱをかけていたが、迪文は莫嫿に圧倒されるばかりでうまくいかない。月軒の情報も得られず、サボってばかりの息子を、施済周はクズだと罵る。
迪文の部屋が初めて出てきましたが、センス微妙…。しかも畳の上に靴でしたよね!

妙蘭は海棠と姉妹になった同士これから助け合っていこうと励ます。しかし海棠が離縁を得て朗家を出ていくつもりだと知って驚く。幼い頃嫁いだ妙蘭には家族もなく、手に職もないため、朗家を出たら路頭に迷うのだ。
もし月円が回復していたら、妙蘭は令嬢を正妻に迎えるため追い出されたのかも

海棠は馮春言の髪梳きを再開するが、馮春言のことを頑なに「お義母様」と呼ぼうとしない。馮春言は月円を亡くした当時、寺の帰りに泣きじゃくる少年(月軒)を見つけ、連れ帰って養子にした話で切々と説得されるが、海棠はそれでも離縁状を求める。海棠は月明の顔の傷について聞くが、その話はご法度で、事実は兄弟二人しか知らないことなのだという。
10年前に記憶を失って発見された月軒は、もしかして「あの少年」ということに?

迪文は父に「龍家の娘に迫れ」と命じられるが、どうしたらいいかわからず、月軒に誘い出してくれと頼む。必死に縋られて月軒は渋々莫嫿を芝居に誘う。莫嫿は大喜びだが、月軒はただ海棠のことで頭がいっぱいだった。
迪文と莫嫿ではどうにもこうにも性格が合わないと思うのですが…

第12話

莫嫿から海棠に対する朗家のやり方を非難され、月軒は莫嫿を置いて迪文とやけ酒を飲みに行く。施済周は酔って帰宅した迪文を叱責するが、迪文から朗家の長男についての話を聞き、朗斯年を攻撃できると喜ぶ。
迪文は何も知らず、悪意もないから責められませんが、やらかしましたね~

月軒は、海棠の存在が兄を前向きにさせているのを見ると、何も言えない。月明を本当の兄弟だと思ってきた月軒だが、子供の頃に「あんなことをしなければ」と悔やむ出来事が長いこと月軒の負い目になり、海棠への思いを飲み込むことに。
「あんなこと」とは?月軒の負い目は海棠を諦めるほどなのでしょうか

別々の部屋に寝ていることを馮春言に知られると面倒なことになるという月明の配慮から、海棠は同じ部屋で寝ることを受け入れる。眠れない海棠は、月明に顔の火傷の事情を尋ねる。10年前に朗家に来た月軒を、月明は父の工房に連れて行き、薬品を混ぜているうちに爆発が起こり、月明だけが火傷を負った。それ以来世間から忘れられた月明だが、月軒も自責でつらい人生を送ってきたのだという。海棠は兄弟の情を理解するが、自分の立場は?と…
これが「あんなこと」ですね。確かにこれは負い目を感じる事態ですが、でも…

龍徳水は匪賊の討伐に出かけ、第四夫人や莫嫿を心配させるが、大量の武器を押収できて上機嫌。華吉利を呼び寄せ、武器を換金しようと考える。華吉利は龍徳水に大儲けを保証する。
この側室は「第四おば様」だから、張飛眉を描いた「第五おば様」とは別人ですね

海棠は馮春言に離縁状を出し、月明が回復したので出ていきたいと申し出るが、馮春言は離縁を認めようとしない。海棠は怒りで月明に八つ当たりしてしまうが、それでも誠実な愛情を示してくる月明を見て、罪悪感を抱く。
月明が嫌な人だったら何が何でも家を出てやる!となるのでしょうが、難しいですね

龍徳水は朗斯年を攻めあぐねて施済周との取引を考え、成人礼の時に施済周が使った女刺客・袁芳と施済周を対面させる。袁芳は施済周のことを白状していたが、龍徳水は施済周を捕まえずにいたことで恩を売り、協力を強要する。
むしろこの脅迫で、施済周が龍徳水という後ろ盾を得たようなものではないでしょうか

4月5日は月明の誕生日だったが、妙蘭は忘れていたことで馮春言から叱責を受ける。しかし馮春言は、準備を妻である海棠に任せるようにと指示する。
一方、月軒は海棠から謝罪を拒絶されるが、それでも海棠の力になりたいと言う。そこで海棠は庭の花に必要な「子の刻の夜来香」「虎の刻に湧く泉の水」「島の湖にある7節の蓮の実」の3つを持ってきて、と無理難題をふっかける。
海棠はかぐや姫か!ひとりで3つもの無理難題ではかぐや姫よりハードルが高いですね

妙蘭は月明の誕生日の準備を海棠にさせようとするが、海棠は月明に期待を持たせたくないと思う。しかし妙蘭に「誕生日を誰かに祝ってもらうのは幸せなことだ」と説得され、海棠は朗家を去る前の幸せな思い出を月明に贈ろうと考える。
父の失踪で10年間失われた誕生日が、海棠の心にはずっと負担になっているのですね

海棠はお土産を沢山携えて実家に戻るが、夏合に離縁状はどうなったと聞かれてしまう。海棠の苦労を嘆く夏合に「天は私たちを鍛えているの」と海棠は元気づける。夏合にケーキの作り方を聞いて、海棠は月明のためにデコレーションケーキを作り上げるが、月軒が無理難題を本気にして走り回ったことに怒った青青がケーキを破壊する。月軒が夜来香と泉の水を持ってくるが、腹が立っていた海棠は冷たく接してしまう。
青青の嫌がらせは、なんとなく裏で妙蘭がやらせていそうでムカつきます♪

昆陽商会では年に一度の「花神節」が議題に上っていた。議長が会員の出資を募ったところ、施済周が今年の花神節の出資と主宰を申し出る。これまで例年主宰を務めてきた朗斯年は、金で祭祀を買うような施済周の態度と挑発に激怒してしまう。
花神節は花朝節ともいい、旧暦2月に「百花の誕生日」を祝うものだそうです

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10~12話の感想

果たして月明は、月軒との縁談だと海棠を騙したことを知っていたのかどうか、というのが疑問だったのですが、どうも月明は母の計画の全容を知っていた上で、「それでも海棠が結婚してくれれば」という一心で乗ってしまったような感じでしょうか。中国の史劇だと顔を隠して結婚するせいか、「結婚してしまえばこっちのもの」とか「愛し合ってなくても結婚しさえすれば、きっと幸せになる」とかいう無理な発想がたびたび登場しますが、それで無理やりくっつけても幸せになるわけがなく…
このドラマ内では朗家だけでなく、莫嫿が「月軒はきっと私のことが好きだから結婚してしまえばこっちのもの」とか、さほど好きでも無い莫嫿のことを「親に叱られるから口説き落として結婚しよう」と思う迪文とか、頭の痛い結婚観が沢山出てくるので、普通に好きな人と結婚して幸せになりたいと考える海棠がレアケースのように思えてきます。

その海棠も、朗家から逃げればいいのに、わざわざ戻って、あるかどうかわからない父親の手がかりを探そうというのだから、大丈夫なのか?と思ってしまいます。今は全執事の存在にしか手がかりがないのかもしれませんが、もっと自分を大事にしてほしいですよね。あの奥様が簡単に海棠を朗家から出すわけがないのに。
妙蘭の結婚も、帰るところのなさそうな娘をわざわざ選んで囲い込み、月円の死後も朗家で飼い殺しにしているのですから、月明が引きこもっているうちは海棠を手放すことはないのでは。これ以上母や弟を泣かせるようなことにならないといいのですが。おそらくこれから朗家は、「騙して結婚させた」ことをあっさりなかったことにして、「あんなによくしてやったのに離縁を求める酷い女」扱いにシフトしてくるように思われます。

一向に海棠父の行方の手がかりに近づいてくる気配はないのですが、朗家の過去については少しずつ語られてきています。月軒が引き取られた経緯から想像するに、もしかして彼はアレを持っているあの少年なのでしょうか。でもきっとその秘密が明かされるのはずっと先になりそうです。月軒は、月円の代わりのように拾われて、なのに月明の顔の火傷の原因を作ってしまったという負い目は、彼の心を縛る重い枷となっているようです。少なくとも月明に、原因を母に語らず伏せるだけの分別と判断力があってよかった。そうでないと、ことあるごとに馮春言から「お前のせいで」と言われていますよね。
そういえば馮春言の簪事件とは一体何でしょう。龍徳水の計画は一体何なのかなど、気になることが山盛りで、早く次の話を見たくなってしまいますね!テンポもいいし、謎もてんこ盛りだし、長丁場が気にならなさそうで、これからが本当に楽しみです♪

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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