海棠が色付く頃に-あらすじ-最終回(52話)-結末は!?

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昆楊の覇権をめぐって施済周のクーデターが勃発し、朗家と龍徳水を滅ぼさんとしますが、月軒が先手を打って龍徳水を動かしたことで、誘拐された莫嫿は救出され、クーデターは不発に。その中で迪文が犠牲になってしまいました…

今回はいよいよ最終回。まだクーデターの失敗を知らない施済周のもとに月軒が乗り込み、朗家を救い、すべての真相を明らかにします。そうはいっても施済周は最後の最後まで悪あがきしてくると思われますので心配ですね。どんな結末が待ち受けているのか、最後の瞬間まできっちり見届けましょう♪

【海棠が色付く頃に】(ネタバレあり)

最終回(52話)

動乱の渦中の朗家に、月軒が兵を伴って駆け付ける。施済周は迪文の死を知らされても動じないが、クーデターが失敗したとわかってうろたえ、朗斯年をこき下ろし始める。しかし月軒は「胭脂を殺したのはお前だろう」と真相を突き付ける。
迪文のことを「どうせ私のための命」とか言いましたよ、この極悪人は…

胭脂が亡くなった日のこと。倒れた胭脂を置いて馮春言が去った後、施済周は胭脂が死んだと思い、簪で顔を傷つけて憂さを晴らす。しかし胭脂は気を失っていただけで意識を回復し、施済周は恨みを込めて胭脂を絞め殺すが、それを幼い月軒が目撃していた…
胭脂にとっては不幸でしかなかった結婚生活で、最後の瞬間まで悲惨だったのですね

施済周は胭脂殺害を白状するが、追い詰められて月明を人質にとって逃亡をはかる。月明は施済周から自分の行いの愚かさを思い知らされ愕然とする。埠頭に逃げた施済周を追ってきた月軒と海棠は、芙蓉膏の成分と月明を交換しようとするが、施済周は海棠が持つ記録の信憑性を疑い、思わず顧順琪の殺害も自白してしまう。
月明の目を覚まさせるのが施済周という、なかなか皮肉な展開ですね

月軒の中でさらに当時の記憶が蘇っていた。箪笥の中に隠れていた月軒は、顧順琪が施済周に倒されるのを見る。月軒は顧順琪と共に逃げるが追いつめられ、顧順琪はペンダントを月軒に託す。その後顧順琪は施済周に殺され、月軒も水中に落下して記憶を失う…
施済周は何人殺したのでしょうか。当時月軒とは親子の情が皆無だったのですね…

莫嫿とともに隠れていた兵が、取引中の施済周を狙撃する。施済周は月軒を撃とうとするが、兵に追撃されて命を落とす。月軒を庇おうとした海棠は頭を打ち、意識を失う。海棠は病院に運ばれるが意識は回復せず、医師は「原因が分かっても打つ手がない」と匙を投げる。月軒は「自分になら回復させられる自信がある」と退院を選択して連れ帰る。
退院の時のお姫様抱っこの海棠は靴を履いていましたが、その靴不要だったのでは♪

馮春言は月明の無事を案じ、自分の嫉妬のせいで月軒の実母を失わせたことを悔やむ。朗斯年もまた、施済周を信じた自分の弱さが悲劇を招いたのだと自分を責め、月軒の出生を伏せてきたことを詫びる。二人は苦しみ続けた長い歳月をようやく乗り越えようとしていた…
この二人は誤解と思い込みでずいぶん時間を無駄にしましたが、やっとスタートですね

海棠園に海棠を連れ帰った月軒は、海棠が眠り続ける寂しさに心を痛めつつも、昼も夜も話しかけ、細やかに世話を続けていた。やがて1年の月日が流れ、月軒は朗里春の工房に復帰しつつも、その日の出来事を海棠に語り掛ける日々が続いていた。
海棠を世話するだけでも大変なのに、朗里春の立て直しまで背負って、相当な苦労です

莫嫿は埠頭から船で旅立とうとする月明を見送りにきていた。月明は海棠をこの1年世話する月軒の姿を見て身を引き、海外に行って学ぶのだという。莫嫿もまた月軒を諦め、自分の身勝手さを悔やんでいた。莫嫿も月明も、ようやく次に向かって歩き出そうとしていた。
この二人が目を覚ますのに払った犠牲の多さを思うと、ちょっとモヤッとします♪

ある日、月軒が庭の草花の世話をして戻ると、ベッドに海棠の姿がない。花園を眺めていた海棠は月軒のことを知らないという。月軒は二人の物語を語ってみせるが、海棠が自分を思い出せない様子に絶望しかけた時、海棠は月軒を抱きしめてこの1年の愛情をすべて覚えていると言う。二人はようやく結ばれることができたのだった…
このまま海棠が去ってエンディングになったらどうしようかと思いました~!

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52話の感想

じらしじらしの末のハッピーエンド!色々寄り道多かったですね~♪
最後に海棠が記憶喪失のふりし始めてからが長かったので、これで海棠が去っていくラストになったらあまりに酷すぎるのでは?と思わず残り時間を確認してしまいました。オープニングにネタバレされていた、ウェディング姿の2人がまだ出てきていないからきっと大丈夫!という確信があったからよかったようなものの、海棠が抱き着くまでは不安でハラハラしてしまいました。濃厚なドロドロに目がいきがちで、二人の恋の行方はほぼ心配することなく話が進んでいましたが、最後にかなりじらされましたね♪

結局、月軒の献身がすべてを決したように思います。これまで執着で何も見えなくなっていた月明と莫嫿も、月軒の献身愛の前には身を引かざるをえなくなって、それぞれが次の方向に進んでいくことができました。おそらくもう馮春言も反対することはないでしょう。
色々過去が明かされて、スッキリとしました…ようではありますが、私はひとつ引っ掛かっていることがあります。莫嫿が易蓉蓉に毒を盛ったことは、結局表沙汰にならなかったですよね…。施済周が新巧から聞いて知っているとしたら、龍徳水に暴露するネタとして使うのだろうかと思っていたのですが、施済周は知らなかったのでしょうか。悪運も味方につけた莫嫿は、この先もしたたかに図太く生きていくのでしょう。

朗里春の従業員だった施済周は、おそらく胭脂を憎からず思っていて、そこを馮春言に付け込まれた結婚に飛びつき、本人は初夜までウキウキとしていた分裏切られたという思いが強かったのでしょう。だからといって暴力や殺人に走るのは肯定できませんが。
そもそもでいえば、使用人との恋を認めず、馮春言との縁談をゴリ押しした朗家の先代に原因の根本があるような気がしますが、その破綻の被害者である馮春言が、自分の息子たちにも同じことを強いる点に人間の闇を感じずにはいられません。それでもそれぞれが過去の過ちを反省して、ちゃんと先に進むことができたのだからめでたし、ですね。一時は朗家一家離散とか、半分くらい登場人物が死に至るバッドエンディングを覚悟したくらいですが、すっきりしたラストでほっとしました。
人の弱さはここまで美しい闇を生み出すものなのかと、久々にメロドラマの極致を堪能したように思います。最後までお付き合いいただきありがとうございました♪

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この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

コメント

コメント一覧 (1件)

  • こんなに分かりやすい解説と感想、思わず「そうそう」と言ってしまい、テレビを見なくても内容と映像が浮かんできます。とても素晴らしいサイト?でした。

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