ご訪問いただきありがとうございます!
クルミットです♪
荀詡と陳恭は別行動で天水を離れますが、南鄭に戻った荀詡を待ち受けていたのは、李邈が上司となった司聞曹でした。陳恭は青萍計画を背負い糜冲と共に陽平関に向かったものの、そこで糜冲を陳渭として殺させ、一人で五仙道へと潜入していくことに…
李邈は司聞曹を引っ掻き回すだけでなく、本格的につぶしにかかってきたので、司聞曹はもう燭龍を排除したところで、無傷で元通りには戻れなさそうです。陳恭も自らの潔白を証明したとしても、戻る組織はすでにないということになりそうで、五仙道での苦労が水の泡にならなければいいのですが…
【風起隴西-ふうきろうせい】(ネタバレあり)
第7計「天を瞞(あざむ)きて海を過(わた)る」
陰輯を訪ねた李邈は、国力を顧みず曹魏討伐を繰り返す諸葛亮批判を唱え、協力を求める。実は陰輯は、指令を捏造して情報を呉と魏に流して私利を貪っており、それを李邈に脅され自死を試みるが、死ぬことができず、李邈の手に落ちる。
司聞曹内部は本当にボロボロですね。これで陰輯は燭龍ではないわけで…
荀詡は馮膺に「白帝の情報は正しく、祁山で燭龍にすり替えられた」と訴える。その暗号文と木版両方を扱える人物は馮膺に当てはまるが、馮膺が燭龍ならとっくに白帝の正体を暴露しているはずだ。すると孫令に疑いがかかることになるが、馮膺は「孫令を取り調べれば自分にも疑いがかかる」と否定的。馮膺は「司聞曹は国の利器であり政争の具にしてはならない」と考え、李邈には他に目的があると見ていた。
でも司聞曹が李厳の手に渡ったことで、すでに政争の具になっていますよね
陳恭は五仙道の本拠地に案内され、糜冲と名乗り五仙道祭酒の黄預に皇帝の詔を届ける。皇帝は黄預を「平南将軍 漢中先鋒使」に任じたのだ。儀式が行われるが、祭壇に五仙道の聖女として姿を現したのは、陳恭の妻・翟悦だった。
黄預を演じているのは「卿卿日常」の二少主・尹嵩役の張暁晨ですね!イケメン♪
裴緒は荀詡から、馮膺の「司聞曹を政争の具にしてはならない」との言葉を聞き、「事案を打ち切るため司聞曹を切り札にしている」と反発する。馮膺に止められては孫令の捜査ができないが、それでも荀詡は捜査を続ける強い意志を見せる。荀詡と裴緒が連れ立っていくのを見た孫令は、密かに後を追っていく。
孫令のバックには誰がいるのでしょうか?馮膺の命では動いていないですよね
紫煙閣での馮膺と高堂秉の酒席に、陰輯は遅れて到着する。馮膺は「今日の会議での挑発」をどう見るか二人に意見を求め、李邈の目的は馮膺を引きずりおろすことだと言う。街亭の失敗が朝廷に影を落とし、司聞曹は諸葛亮に関係が深いことから、この時期に李邈に司聞曹を中傷させる隙を与えるな、と馮膺は二人に念を押す。
ここまでの諸葛亮への馮膺の忠誠を見ると、馮膺が燭龍だったらショックですよね~
李邈は自宅で「楊儀」と書かれた的を弓で射て、楊儀への恨みを募らせていた。そこに荀詡が訪ねて「白帝の情報はすり替えられた」と報告し、馮膺=燭龍との疑いはあまりに明らかなために否定して孫令が怪しいと主張する。
あの孫令はないと思うのですが、荀詡的にはアリなのでしょうか?
翟悦と陳恭は久々に会った互いの姿に想いをかき立てられていた。翟悦は黄預との婚儀を目前に控え、黄預が曹魏の下について位を賜ったことに不満を訴える。黄預は位を受けたことは一時しのぎであり、五仙道を復活させて魏蜀呉を手中に収めるのが目的だと語る。
お風呂一緒に入ろうと思ったのに~って黄預は無邪気ですが、その聖女は間諜の妻♪
陰輯は酔った勢いで荀詡の陰口をたたくが、高堂秉は荀詡を庇い「荀詡は職務を果たしただけで、白帝が裏切ったと思っていない」と見る。そうすると、司聞曹内に間諜がいることになるため、馮膺は街亭の事案はここで打ち切らなければと考え、荀詡が利用されないように見張っておくよう、高堂秉に念を押すが、高堂秉がためらったため陰輯がやると言う。
陰輯が荀詡を見張るのは、他の思惑があるわけで。諜報機関内の二重スパイ…
荀詡は李邈に「解読用の木版の確認」を求めるが、李邈は燭龍ではなく馮膺が暗号文を変えて伝えたのではないかと見る。しかし荀詡は否定し「暗号文の内容を変えることはできない」と答える。それでも木版が手に入れば再捜査を行えるため、李邈の力を借りるしかないのだ。
孫令は馮膺に「荀詡が李邈のもとへ」と知らせるが、馮膺は聞く耳を持たない。荀詡が紫煙閣に立ち寄ると、柳瑩は妓女として宴席に侍らされていたが、荀詡は目をそらし立ち去る。
真相を知りたい荀詡と、馮膺を陥れたいだけの李邈ではうまくいかないような
「白帝は天水郡主簿の陳恭」との情報が、間諜から曹魏の間諜へもたらされる。それを伝える連絡係として新たに郭淮から送り込まれたのは、実は柳瑩だった。柳瑩こと妙風使が送った密書は黄預に届けられ、陳恭が陳渭という名で糜冲(陳恭)と西蜀に入ったというので、黄預が念のため糜冲を調べるように命じているのを、翟悦は隠れて聞いていた。
柳瑩やっぱり~!それとこの髭の男が燭龍?みんな髭があるからわかりませんね
李邈は陰輯に解読用の木版について聞き、これまでは機密だったが、街亭以降はその存在は解禁されたというので、馮膺のいない隙に見に行くことに。一方、靖安司では、馬盛が廖会に「休暇を申し出る」と言いだす。妻の父親が癲癇だというのだ。
馬盛の休暇は何かアヤシイ前触れですか?
李邈は早速陰輯と書庫へ出向いて白帝専用の木版を見る。三枚の木版は干支に応じてそのたび入れ替えられるため、穴の位置もその都度変わるのだという。その干支が「秘密の鍵」と呼ばれ、方位や天地人などを封じ目などに記して解読方法を伝えるのだ。荀詡の希望で持ち出したいと李邈は言うが、決まりに反するため、燭龍捜査班の名で持ち出すことに…
こんなに複雑だと、ケアレスミスで情報が間違って伝わりそう~
第8計「水を混ぜて魚を摸(さぐ)る」
陳恭は周囲の様子を探ろうとして秦沢に声を掛けられる。神仙溝はかつて曹操が隴と蜀を攻めた際に張魯の弟・張衛が野営していたところだったが、風水的に良くないというので蜀の皇帝が撤退を命じたのだという。陳恭は逆に縁起がいい地形に見えると評するが、それは黄預と同じ見解なのだという。
曹操vs張衛ということで、「陽平関の戦い」ですね
街亭の情報の原物を取り寄せれば、馮膺が不快になるため李邈にはできないというので、荀詡は方法を考える。それでも木版を入手できたことで、荀詡は厳重に保管することを約束する。靖安司では馬盛が休暇で不在になるため、廖会に木版を管理させることに。
廖会に不安なフラグがバリバリに立っているのが見えます
陳恭は秦沢に竹鵲の回収を頼む。黄預から「情報によると糜殿の同行者は蜀の間諜・白帝とわかった」と言われ、陳恭は驚いたふりをする。さらに今晩、密書を帯びた使者二人を郭剛がよこすという。秦沢は配下に、陳恭を監視し逃げる気配があったら殺すよう命じる。
陳恭を知っている人が来たら困りますよね!でも知らない人ならどうするのか…
荀詡たちは殺害された陳渭(実際は糜冲)の亡骸の検死を行うために陽平関へ到着する。荀詡は亡骸が糜冲だと確認し、検死記録に「東呉の長沙郡陳氏の紋章・忍冬の刺青がある」と記載させ、急いで帰ろうとするが、大雨のために陽平関に一泊する羽目になってしまう。
陳恭に刺青があることを知っている荀詡だからできるごまかしですね
陳恭は使者をどうかわそうか考え、用を足すため外に出ようとするものの、見張りに阻止される。糜冲(陳恭)が落ち着いていると聞いた黄預は、「戌の刻を過ぎたら見張りを下がらせよ」と命じて、逃げるかどうかを試すことに。一方、荀詡は徐将軍に遺留品からの間諜の分析を語る。持っていた令牌は五仙道のものだったため、五仙道が招き入れた東呉の陳氏の者だろうと、すらすらと嘘の説明をする。
人のよさそうな荀詡でも、仕事となると顔色変えず嘘をつくのがすごいです
陳恭は見張りの不在に脱出を図ろうとするが、居室の入り口に結ばれていた草が警告だと気付いて引き返し、遅れて宴に出席する。使者の韓校尉は糜冲(陳恭)を見て糜冲ではないと言う。そこで陳恭は「月はなく星は稀に烏鵲が南へ飛ぶ」との間軍司の合言葉を示し、知らない韓校尉こそが偽者だと強気で押し切る。そこで韓校尉は、陳恭の忍冬の刺青を調べろと言い出すが、陳恭の傷だらけの身体に刺青はなかった。韓校尉が益州の剣法の使い手だったため間諜だと露呈し、殺害される。陳恭は荀詡に頼んで刺青を焼き消していたのだ。
見守る翟悦のハラハラが伝わってきますね。さすが「白帝」の胆力!
李邈は、狐忠から李厳の不満を伝えられ「陰輯が馮膺に罪を着せる」との計画を打ち明ける。その頃馮膺は、陰輯に成都からの急ぎの文について知らされ司聞曹に戻ると、山津波を心配した李邈の指示ですでに閉門されていた。残っていたのは靖安司で木版の見張りをしていた廖会だけだった。馮膺が去った後、廖会の前に何かが現れるが、馮膺は気付かない…
李邈が大雨でいい上司っぽい判断しているのが、嫌な予感しますよね~
黄預はようやく陳恭を信用し、今後方策の決定を任せたいと言い、義兄弟の契りを交わしたいと申し出る。「兄嫁」として紹介された翟悦は、お近づきのしるしにと名剣を陳恭に贈る。陳恭は漢中を訪れた目的が「青萍計画」だと明かす。
このタイミングで「青萍計画」を明かすという駆け引きが地味にすごいと思います
荀詡が帰り着いた司聞曹はものものしい警戒態勢が敷かれていた。靖安司の中は血痕があり、木版をしまった箱は空になっていた。昨夜司聞曹内で大規模な盗難事件が発生し、廖会が賊に殺害されたのだという。狐忠は「格闘の上死亡」と言うが、格闘の痕跡はない。しかし狐忠は木版の紛失こそ重要視すべきだと言う。
「誰が」を追及する必要がない、という人こそが犯人です
狐忠は荀詡の捜査担当に懸念を示し、李邈は「事件の関係者ではないので捜査できる」と擁護する。荀詡はこの事件は「曹魏の間諜と街亭の事案に直接かかわる問題」であり、他部署の紛失物は取るに足らぬ物しか盗まれていないため、族の狙いは木版だと断言する。馮膺には狐忠の命で厳重に見張りがつけられ、孫令ですら面会が許されず、殺人の罪での捕縛が命じられる。外部の侵入はなく、昨夜廖会に会ったのは馮膺しかおらず、馮膺には荀詡が疑っていたために木版を盗む動機があるとの李邈の説明に、荀詡は「だからこそ馮膺は黒ではない」と主張するが、李邈は言いくるめ調書に署名させる。
ここまで徹底的にやられたように見える馮膺が、実は燭龍だったらどうしましょう
第9計「暗(ひそ)かに陳倉(ちんそう)に渡る」
荀詡と裴緒は馮膺の仕業とされることに違和感を抱き、燭龍によるものではないかと考える。木版を盗んだのは他に目論見があるのではと見て、まずは真犯人を突き止めなければと思う。戻ってきた馬盛は、自分の身代わりに廖会が殺されたと自分を責める。孫令にも捕縛の命が下り、高堂秉と陰輯は活路を求めて、馮膺を見捨て李邈につくかを検討する。
組織のトップと中間層がズタズタにされたら、末端の間諜たちはどうすれば…
裴緒と馬盛は、廖会殺害現場を検証する。腕利きの廖会に争った形跡がなく、正面から一撃で胸を突かれていることから、顔見知りによる犯行と考えられた。しかし現場は荒らされ、いまや手がかりは何もない。その頃、孫令は厳しい拷問に晒されつつも馮膺を守っていた。
孫令の頑張りを見ると、「無能だから燭龍ではない」と思ってごめんなさい
荀詡は昨夜の警備担当に様子を聞くが、早めの閉門で廖会に会ったのは馮膺だけ、外部からの侵入はありえないと断言される。李邈が李校尉から「宕渓で山津波があった」と早上がりに礼を言われているのを見た荀詡は、ここ2日の出入りした者の名簿を調べることに。
これは、馮膺を陥れるための早上がりが、逆に計画の穴を作った可能性が?
翟悦は陳恭に五仙道内部を案内する。翟悦は先日の騒動を「鴻門の会」になぞらえ、長老を二人殺す羽目になったと語る。陳恭は翟悦にかつて翟悦に教えた「指南針」が役に立ったことを感謝する。陳恭が五仙道に来た目的は「青萍計画」以外にもあるという。
翟悦に案内させたのは、黄預が陳恭を信用したわけではないですよね
五仙道の兵器工房は強大で、1万人ほどがここに住んで従事していた。五仙道は丞相の南征に乗じて勢力を拡大し、この数年で黄沙と西郷を拠点にしたという。一方で秦沢は糜冲(陳恭)が突然引き返したと報告し、二人の長老を失ったことを惜しむ。黄預は糜冲を引き続き警戒するよう命じ、「青萍計画」に携わるのが燭龍だからこそ注意が必要だと考える。
五仙道が連弩の製法を手にしたら、魏と蜀両方にとって脅威になりそうです
荀詡は廖会の墓に参り、馬盛が嘘をついていると裴緒に語る。山津波のせいで楽城へ向かう道が埋まり、最低3日かかるはずなのだ。二人は馬盛を問いただしに行くが、すでに家で死んでいた。残された文を見た荀詡は、これは口封じであり、燭龍を突き止めるはずが権力争いにすりかえられたのだと気付く。
馬盛が文を残したのは、口封じされるという覚悟があってなのでしょうか
翟悦は陳恭を見張りの死角へ案内する。燭龍という曹魏の間諜が司聞曹に潜入したことで陳恭は逆徒となり、頼みの馮膺は荀詡に陳恭の暗殺を命じたと聞き、翟悦は驚く。陳恭は「青萍計画」を利用し燭龍が姿を現すことを狙おうと考え、黄預と燭龍の連絡密書を翟悦が入手することに。想いが募って思わず近づこうとする陳恭だが、翟悦は「常に警戒を」と止める。陳恭はこの数年の苦労を詫びるが、翟悦は漢の復興と、陳恭と暮らせる日を思えばつらくないと応える。陳恭が肌身離さず持つお守りに、二人はこの使命を必ず成功させようと思う。
翟悦よりも陳恭の方が涙目で、これまでのつらさがしのばれます
狐忠は李厳に司聞曹事案の急転を知らせる。しかし李厳は「こんなやり方は災いを招く」と、楊儀に退路があったら転覆するのは自分たちで、偽りで陥れるのは良くないと否定する。それでも李厳は、これは司聞曹内部の問題で、自分たちには無関係だと静観することに。
李邈みたいに薄っぺらな野心家とは違い、李厳はさすがにやり手ですね…
荀詡は燭龍の調査で馮膺の牢を訪ね、看守に聞こえないように「罠に陥れられたとわかっている」と囁き、馬盛の絶筆を示す。すべては李邈の謀だったのだ。荀詡が木版に興味を持つように仕向け、靖安司に木版を預けた後に馬盛を忍び込ませて廖会を殺させたが、馬盛が戻るはずのない時間に戻ったことで真相が発覚したのだった。荀詡は馮膺に協力を求めるが、馮膺は燭龍に関する手がかりはすべて報告するようにとの条件を出す。荀詡は司聞曹の掟に背いた李邈を倒すため、一緒に成都へ行って諸葛亮にすべてを話そうと提案するが、馮膺は危険だと止め、二手に分かれる策を考える。
仲間を殺した李邈は許せないにしろ、荀詡が馮膺と組むのも不安が残ります
陳恭が復活させた竹鵲に黄預は意欲を見せ、秦沢の提案で地形の似た米倉山で試験飛行を行うことに。黄預の手元には総成部を描いた地図まであるというので、侵入の行程と刻限はすべて計算済みで、陳恭は操縦を買って出る。翟悦は黄預の部屋に侵入し、火鉢の燃えさしの中から燭龍からの文を発見する。
翟悦が発見した密書で、燭龍問題が打開されるといいですね
馮膺が脱獄したとの知らせが入り、李邈は直前に尋問に来ていた荀詡を問い詰める。荀詡はとぼけるが、馬盛についての疑惑もあると明かす。その頃馮膺は裴緒にかくまわれており、南鄭が封鎖され駐留軍が捜索しているというので、今日中に城外に出なくてはと考える。
李邈は陰輯に、荀詡から目を離さず監視し、何かあればその場で殺せと命じる。馬盛が何か残していないかと李邈は心配するが、陰輯は証拠をすべて燃やしたと自信を見せる。李邈は馮膺の脱獄を渋々ながら李厳に報告することに…
李厳は、自分の手の者となった李邈と陰輯の使えなさに、後々後悔するのでは?
7~9話の感想
黄預が曹魏の「皇帝」から位を授かっているのを見て、てっきり曹丕のつもりでいましたが、そういえば228年スタートなので、曹魏の皇帝は明帝(曹叡)でした。蜀と魏の皇帝が劉禅と曹叡というこの時代の不安定さが、末端までじわりと感じられます。
切れ者の荀詡ですが根が真面目なので、柳瑩の美しさに一目ぼれしたのは大丈夫かな~と思ったら案の定敵の間諜だったというオチで、この先荀詡が傷つくのは見たくないです。出会いから騙されていたのでしょうか?それとも柳瑩は荀詡が間諜だとは知らずに偶然出会ってしまったのでしょうか。いや、そんな甘い話ではないのでしょう。
でも今の荀詡は、ぐちゃぐちゃにされた司聞曹の中で必死にあがいていて、柳瑩のことにまで本腰入れて取り組むのは難しいかもしれないのが救いかもしれません。
一方の陳恭は、新興宗教団体・五仙道に潜入し、何年ぶりかで妻・翟悦に再会しましたが、立場上彼女は黄預の婚約者なので、触れることもできず、言葉を交わすのも監視の目をかいくぐってという危うさです。お守りで確かめ合う愛に、思わず涙目になる陳恭がかわいらしく思えますが、黄預も簡単に騙されたままでは済ませないわけで、表情一つ変えられないのはつらいですね。翟悦だけは裏切らないでいて欲しいですが、誰が裏切ってくるかわからないこのドラマ、きっと何かが起こりそうでハラハラしてしまいます。
ところで、翟悦を演じている孫怡と、天水の郡主・郭剛を演じている董子健は元夫婦だそうです。同じ場面で現れることはないようですが、撮影当時はまだご夫婦だったのにアララという感じです。陳恭を挟んで元夫婦が存在しているというのも、なんとなく複雑な気持ちになりますね。
コメント