ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
今回の15話は、表向きは華やかな賽文宴なのに、裏では道衍を逃がす作戦が同時に進んでいて、気の抜けない回でした。羅宜秀が味見のつもりでつまみ食いした焼肉が、まさかあとの演奏に響いてくるとは思いませんでした。琵琶の音色にまつわる展開も、地味に効きました。それでは15話を一緒に見ていきましょう!
安寧録 15話のあらすじ
林海如が屋敷を去った後、羅老太太は妙な胸騒ぎを覚えます。これは誰かが裏で糸を引いていたのだと感じたのです。
林海如が去ってすぐ羅宜寧のもとを訪ねていたと知り、羅老太太は彼女の計画をつかみます。そこへ折悪く、羅慎遠からも賽文宴を開いてほしいと頼まれていたことを思い出します。羅府の名を上げる手立てがあると彼は言っていました。
羅老太太は自ら宋師を迎えに行き、主催を頼むことに決めました。
一方その頃、林茂は羅宜秀を連れて市場をぶらついていました。羅宜秀は歩きながら次々に食べ、今度は点心が食べたいと騒ぎます。
この子、さっき烤羊腿(羊の足の丸焼き)を食べたばかりですよね?よく入るなと逆に感心しました
林茂はさっき羊の焼き足を食べたばかりだからと控えるように諭します。でも無理に止めるのではなく、食べたい気持ちには寄り添っていました。積食になって薬のお世話になっては大変だからと、そこはきちんと線を引きます。
甘やかしすぎず、突き放しもしない。林茂の距離感、地味にいいなと思いました。
陸嘉学は部下から、羅慎遠が最近書院通いを続けていると報告を受けます。科挙が近いから付け焼き刃だろうと思いきや、彼は油断しません。
羅府はすでに皇城司の手勢に密かに包囲されていて、鳥一羽すら出入りできない状態でした。それなのに賽文宴を開くと聞き、陸嘉学はぴんときます。人混みに紛れて道衍を逃がすつもりだと。
羅宜寧は羅慎遠に会いに行きます。彼女もまた、羅慎遠が何か仕掛けていると察していました。羅慎遠は彼女から人をひとり借りたいと頼みます。
具体的に何をするとは言わないのに、羅宜寧はすんなり応じるんですね。この二人の呼吸、もう出来上がってます
そしていよいよ賽文宴の当日。陸嘉学も現場に姿を見せます。彼の部下は、羅慎遠の従者の後ろにこそこそついてくる人影に気づき、道衍だと思い込んで追いかけました。
捕まえてよく見ると、別人でした。部下は悔しさのあまり、道衍をどこに隠したのかと詰め寄ります。
宴が始まる前、羅宜秀は宴のために用意された食材をこっそり持ち出していました。瓦片で焼肉を作り、じゅうじゅう焼けていく音に夢中になって、演奏の時間をすっかり忘れてしまいます。
林茂が慌てて呼びに来ると、羅宜秀は焼けきっていない肉を二切れ、自分と林茂の口に押し込んでから演奏に駆け出しました。
この土壇場で味見を優先する感じ、羅宜秀らしくて笑ってしまいました
羅宜秀は琵琶が得意で、姉の羅宜玉は古筝が得意です。でも演奏前に食べた生焼けの羊肉のせいで、羅宜秀は演奏中に腹痛に見舞われ、途中で退場してしまいます。
場をつなぐ曲を止めるわけにはいきません。羅宜寧は仕方なく前に出て、羅宜秀の琵琶を受け取ります。急なことで、羅宜寧が弾けるのはたった一曲だけでした。彼女はその場でその曲を弾くしかありませんでした。
ちょうどそのころ、陸嘉学は羅慎遠の屋敷で道衍の行方を細かく捜索していました。そこへふと、聞き覚えのある曲が耳に入ります。かつて眉眉姑娘が教えてほしいとねだった曲でした。
まさか眉眉姑娘が来ているのか。陸嘉学はすぐさま音のするほうへ足を向け、羅慎遠の邸から離れていきました。
道衍を追う仕事そっちのけで曲に釣られる陸嘉学、こういうところ本当に人間らしいです
羅宜寧の演奏は速く、力強いものでした。羅宜玉は前半こそついていきましたが、後半はほとんど羅宜寧の独奏になります。額に汗をにじませながら弾き続けていると、ふいに琴弦が切れました。
その瞬間、陸嘉学はすでに屏風の前まで駆けつけていて、琵琶を抱えた羅宜寧の姿を目にします。
同じころ、青衢はすでに道衍を贈り物の箱にひそませて屋敷の外へ運び出していました。彼女が向かった先は川辺で、そこにはすでに船が待っていました。
陸嘉学は興奮した様子で、羅宜寧にどうしてこの曲が弾けるのかと尋ねます。ただならぬ気配を察した羅老太太がすかさず割って入り、賽文宴に参加しに来たのなら、公務でない以上、羅家の女たちと話すのはふさわしくないと釘を刺しました。
陸嘉学は素直にその場を引き、賽文書院へと戻っていきます。
あそこで引き下がるあたり、陸嘉学ってちゃんと分別ある人なんですよね
賽文宴に集まったのは、いずれも才気あふれる若者たちでした。席次でもっとも位が高いのは陸嘉学で、彼が「尋」の字をお題にしようと提案します。先生もうなずき、学生たちは一斉に作文に取りかかりました。
いよいよ講評の時間です。羅成章はまず大房の陳蘭の息子に答案を出させます。ですが先生の評は、こじつけばかりで新味がないという厳しいものでした。
続いて羅成章は軒遠に答えさせようとします。ところが軒遠は答え終える前に倒れてしまいました。
まさかここで倒れるとは思わなくて、画面越しに固まりました
羅成章は面目を失い、その場にいた人たちも羅家の若い世代には羅老太爺ほどの才がないと囁き始めます。すると羅慎遠が、こそこそ話す人々をきっぱりとたしなめました。
羅宜寧の強い後押しもあって、羅成章はついに羅慎遠の答案を先生に見せることを承諾します。宋師はそれを読んで大いに褒め、その場で羅慎遠を弟子として迎え入れました。
安寧録 15話の感想まとめ
一番グッときたのは、羅宜寧が代役で琵琶を弾く場面でした。姉の古筝との掛け合いから始まって、途中からひとり弾きになって、汗だくのまま弦が切れるところまで、一気に見入ってしまいました。
あの弦が切れる音、こっちまで一瞬息が止まりました
しかも、その曲に呼び寄せられたのが陸嘉学だったのが面白いところです。道衍を追っていたはずなのに、曲を聞いた途端に眉眉姑娘のことしか頭になくなってしまう。仕事人間かと思いきや、案外情に脆いんですね。
羅宜秀の食い意地エピソードも良かったです。土壇場でも味見を優先して、結果自分で自分の首を絞めているのが、なんだか憎めませんでした。
生焼けの肉、詰め込んだ時点で嫌な予感しかしませんでした
軒遠が倒れる場面は正直びっくりしました。羅成章の顔がみるみる曇っていくのも見ていて気まずかったです。でも、そこから羅慎遠が答案を認められて、宋師にその場で弟子入りを許されるところまで一気に持っていかれました。
裏では道衍が箱に隠されて川辺まで運ばれていて、表では賽文宴が盛り上がっている。この二つが同時進行しているのが、この回でいちばん張り詰めたところでした。
羅慎遠が宋師の前で答案を見せるあの瞬間、隣で羅宜寧がどんな顔をしていたのか、もう一度見返したくなりました。
コメント