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クルミットです♪
海棠は祛疤膏を完成させて月明の顔の傷を消し、その評判のおかげで朗里春は客足を取り戻します。朗里春の恩人となった海棠は、朗家から離縁状を得て晴れて自由の身になりましたが、月軒と月明の海棠をめぐる恋のバトルはここからが始まりに…
海棠の心を得ようと必死な朗家ブラザースですが、実子の月明を後継ぎに押し込もうとしてくる馮春言の暗躍によって、別の争いが勃発しそうな気配。そして朗家の嫁になりたい莫嫿と、朗家の嫁にしたい馮春言の噛み合わない思惑が事態をややこしくしていきます。全52話の折り返し地点となる今回、お楽しみはこれからです♪
【海棠が色付く頃に】(ネタバレあり)
第25話
施済周は、莫嫿との仲が全く進展しない迪文に業を煮やし、施杭露の山車に乗る桃花の精を莫嫿にするよう提案する。しかし莫嫿は先に朗家から打診されており、手土産を積んだ施家からの申し出には鼻もひっかけない。
この後迪文は朗家の山車ばかり見ていましたが、施家の山車はどうなったのでしょう
桃花祭り当日、莫嫿は朗里春の山車に乗ろうとするが、高所恐怖症で上まで登れず、代役として海棠が花の精をつとめることに。しかし観衆が撒いた豆に運び手が足を滑らせ、山車が傾いて海棠は落ちそうになるが、咄嗟に月軒が山車に登って海棠を抱きとめる。観衆は美しい二人に拍手喝采を送るが、莫嫿と月明は心穏やかではない。
豆まきも伝統なら、毎年こんな風に足を滑らせる山車が後を絶たないのでは…
桃花祭りに友人たちと繰り出した夏合だが、青青のために用意した風車をとられてしまう。そこで夏合は人混みに紛れて友人たちを撒き、青青と二人きりになることに成功する。
なんとも青春ですね♪でも朗家の娘に恋するなんて、やめとけばいいのに~!
妙蘭は朗家伝統の桃灯篭を月軒たちに届けることになるが、妙蘭は不吉なため灯篭には触るなと言われる。月軒が海棠に灯篭を持たせたので、妙蘭は「海棠は朗家の人間ではないので持つ資格がない」と止めるが、月軒と月明に無視され、妙蘭は内心怒りをたぎらせる。
妙蘭がこれで月軒を憎まず、海棠に怒りを向けるという思考の流れがわかりませんよね
灯篭を菩薩様にお供えするため並んでいると、人ごみに押されて海棠の灯篭に火がついてしまう。騒ぎで倒れた位牌を直そうとして、海棠はその中に父・顧順琪の名前の位牌を発見する。誰が祀ったのかわからず、夏合に位牌のことを打ち明けることに。
こんな無秩序じゃ毎年灯篭燃えますよね。そして海棠父は亡くなっていたとは…
馮春言は桃花の精が海棠に代わったと聞き、月明と海棠を引き離すため莫嫿との縁談を企む。海棠を忘れるよう諭された月明は、今後は家業に打ち込むと約束する。そこで馮春言は、朗斯年に「実子の月明を朗里春の後継者として育てるべき」と説得する。
朗帝国皇太子の復活で、帝位後継問題に皇后が本腰入れてきた、みたいな感じ♪
月軒は改良を重ねて鴻雁紅の試作品を完成させるが、材料の麝香に流産を誘発する成分があるとわかり、さらに改良を重ねることに。月明が工房の仕事に携わることで尚監督は兄弟の対立を心配するが、朗斯年は二人の固い絆を信じると言う。
尚監督は一番月軒の頑張りを見守って来た人なので、言葉に説得力がありますね
龍徳水は第五夫人・紅袖から妊娠を告げられる。しかし亡き妻との「莫嫿以外に子供は持たない」という約束があるため狼狽するが、紅袖は絶対に産む、という覚悟を見せる。
こんな男の側室になっても、何もいいことないような気がしますが、お金なのかな?
第26話
龍徳水は妊娠を莫嫿には伏せたままで、紅袖に堕胎するよう勧めるが、すでに月数が進んでいて中絶は危険だった。しかも胎児が男子だと知って龍徳水の気持ちは揺らぐ。
出た!脈診での性別判断!清朝が終わってもまだ脈診での謎医療は健在ですね♪
月明が工房で働き始めたというので、青青と莫嫿は工房に見に行くが、迪文もついてきた。仕事を切り上げてお祝いに行くことになるが、迪文は桃花祭りでケガをさせたお詫びに凡真を誘い、海棠も一緒に行くことに。月明は海棠の化粧箱からヒントを得て、海外に新製品を売り出そうと意欲的で、月軒はこれからも家族で支え合おうと約束する。
迪文と凡真に恋の予感?なかなかいいカップルになりそうですが、凡真が苦労しそう…
紅袖は龍徳水には内緒で莫嫿に妊娠を打ち明け、産ませてほしいと懇願するが、莫嫿は父の愛を奪われるからと承諾しない。しかし紅袖の必死の訴えに、次第に心を動かされる。
お父様の愛が奪われるからダメ!とか、すごいこと言いますよね~
月軒は、兄弟二人とも海棠を想っていることを父に打ち明ける。朗斯年は若い頃に朗家の使用人を愛したが、親の決めた結婚によって彼女が朗家を追い出される苦しみを経験したことを語り、流れに逆らうなと諭すが、恋のさなかにある月軒は闘うことをやめようとはしない。一方、月明が仕事に前向きなのを喜んだ馮春言は、莫嫿との縁談を熱心に勧め、施済周は迪文に、どんな手を使っても莫嫿をものにしろと檄を飛ばす。
奥様がその彼女を追い出した、ということなのでしょうか…色々闇を感じますね…
海棠は連日廟に通い、父の位牌を祀った人を待ち続けるが、一向に姿を現さず、工房に遅刻してしまう。月軒が庇ったことで、新巧に4~5人分の仕事を押し付けられても黙々と頑張る海棠の姿を見て、月明は海棠への思いをさらに強くする。
新巧が月明の悪口を言っていたのは尚監督にバレなかったのですね。残念!
莫嫿は二日酔いの頭痛に苦しみ、母に背を向けられた夢を見たことから、紅袖の妊娠について「弟がいれば楽しいかも」と、考えるようになっていた。龍徳水が悩む姿を見て、莫嫿は弟の誕生を受け入れると伝える。
決心の基準が中絶への罪悪感ではなく「自分が楽しいかどうか」なのですね
月明は過去の帳簿を見直し、包装費が2割もかかることに目を留める。朗里春の化粧品は政府窯製造の陶器使用で値が張るため、民間の安価な陶器に替えれば利幅が上がると月明は考える。尚監督は朗斯年に相談するように勧めるが、月明は内密に進めてしまう。
相談しないで勝手に進めるのは後から問題になりそうです。ホウ・レン・ソウは大事!
遊びに来ていた莫嫿から、桃花祭りの灯篭を海棠が燃やしてしまった話を聞き、馮春言はただでさえ桃花の精の件で腹立たしく思っていた海棠への怒りを再燃させる。莫嫿は、馮春言から月明との縁談を推されるが、莫嫿と月明は互いに片思いを相談し合う、何でも言い合える気楽な友人同士という関係に落ち着いていた。
馮春言の思う通りになるのは微妙ですが、莫嫿と月明がくっつくのが最善なのでは…
朗里春では、月明が替えた安価な包装が粗悪品で問題になっていた。月軒はそれを知って月明に注意しようとするが、それはちょうど月明が海棠にプレゼントを渡そうとしていたところだった…
月明のプレゼントは、海棠がどう思うかという視点が毎度欠落しているのですよね
第27話
包装の変更で発生した粗悪品問題を、月軒は店の信用問題に関わると説くが、月明は看板より利益重視だと理解しない。しかし朗斯年に叱責され、月明は激しく落胆する。
朗里春のブランドの重みや顧客の思いを理解できないと、跡取りは無理ですね~
莫嫿は朗家の使用人に贈り物をして喜ばれ、馮春言にも気に入られているため、妙蘭は海棠と月軒の関係を匂わせる嘘を吹き込もうとするが、勘のいい莫嫿に月軒への思いを見破られ、まずは朗家を出るべきだとたしなめられてしまう
莫嫿が今やっていることは、朗家の嫁になったら全部奥様のいびりのネタになりそう…
月明は叱られたことで工房に閉じこもり、心配した月軒は海棠に慰めるよう頼む。海棠は月明の努力を認めて「目先の利益より大事なものがある」という朗斯年の教えに気付かせる。海棠の笑顔を見て、月明は海棠をモデルにポスターで朗里春を宣伝することを思いつく。
昔のように自分の部屋に鍵をかけて籠っていたのとは大違い、すごい前進ですよね!
月明からポスターの話を聞いた莫嫿は、自分をモデルに推薦するが、海棠に決定済みだといわれてしまう。そこで西洋人服飾家を雇って高所恐怖症を克服し、海棠に勝とうと考える。
朗里春では海棠をモデルに撮影が始まるものの、緊張で動きがぎこちなくうまくいかない。そこに莫嫿が現れてモデルをやると宣言し、堂々のポージングを見せる。できあがったポスターは朗里春の店頭を飾って評判になり、莫嫿も大満足。
莫嫿は我儘で方向性が間違っているけど、色々努力の人ではあるのですよね…
昆楊商会では、朗斯年が退いて以来会長の席は長く空白のままだった。そこで龍徳水が、国際化粧品展示会の最優秀者を会長にと提案し、朗斯年と施済周は再び火花を散らすことに。
月軒が鴻雁紅の研究中だと聞いた新巧は、朗里春の展示会の目玉は鴻雁紅ではと考え、様子を伺う。月明は展示会に鴻雁紅を出したいが、月軒は欠陥品のままでは出したくないと考えていた。新巧はその会話を施済周に報告し、煽って兄弟の仲を裂くことを企む。
施済周は自分で新商品を研究して勝利しようとは思わないのでしょうか
海棠は廟で父の位牌を祀った人を探し続けているうちに、お参りに来た朗斯年に出くわし、父を知らないかと尋ねる。朗斯年と全執事は顧順琪という名前を聞いて顔色を変えたものの、知らないと答える。実は朗家はかつて海棠の父と関わりがあり、もし海棠がその事実を知ったら誠実に対応しようと朗斯年は考えていた。朗斯年が線香をあげた位牌の人物・胭脂は、朗斯年がかつて愛していた女性だった…
胭脂は海棠父が死化粧をした女性でしたよね?いったい10年前に何があった…?
廟でのことをずっと考えていた海棠は、上の空で尚監督に注意される。海棠は朗家に長くいる尚監督に「胭脂を知っているか」と尋ね、尚監督は明らかに動揺するものの、知らないと白を切る。
尚監督は何を隠しているのでしょう。実は胭脂と同僚だった、とかでしょうか?
月明は展示会での演出に悩み、会場で工員と一緒に踊りを披露して欲しいと莫嫿に依頼する。一方月軒は鴻雁紅の着香法が見つからず、代替品として鵝蛋粉を考えるが、蛋粉には新鮮味がない。そこで海棠は、季節限定の新包装を作り、莫嫿のポスターでアピールしようと提案する。工房の製造は在庫のない鵝蛋粉に注力することになり、莫嫿は工員たちとダンスのレッスンに励み、展示会の準備で工房は活気を見せる…
あのダンス、趙飛燕というより素人動画の「恋するフォーチュンクッキー」かと…
25~27話の感想
無事を祈って来た海棠父ですが、なんと位牌が発見されました!冒頭で何者かに追われていた海棠父は結局その後命を落としてしまったのでしょうか。そしてその死の謎は朗斯年と、さらに朗斯年がかつて愛した女性・胭脂につながっているようです。胭脂の位牌と前後して置かれていた海棠父の位牌ですが、海棠父が彼女に死化粧を施したことが何か秘密を暴くことに?海棠父の死は、朗家と施家の因縁に直結していそうです。
その両家の因縁が、海棠をめぐって本格化してきた月明と月軒のラブバトルを引っ掻き回すことになりそうな予感です。正々堂々と海棠にアピールし始めた朗兄弟ですが、馮春言の企む後継ぎ問題と、施済周の謀略によって兄弟仲に次第にひびが入っていきそうで心配です。今のところはまだ微笑ましいレベルの兄弟喧嘩ですが、海棠の心に結論が出たらそうはいかなさそう。仲の良い兄弟なのに、くだらない思惑で引き裂かれるのはつらいですね。
しかし朗家には家庭内を引き裂こうとする、母親という厄介な存在が存在するわけで…
よく「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」と言いますが、月軒の妻になりたい一心の莫嫿は、将を射るために将の母を攻略するという、ある意味正しいようで、直球で間違った方法をとることにしたようです。奥様は月明と莫嫿を結婚させたいと思っており、しかもまったく人の話を聞かないという最悪の人物なのですね。「私は月軒と結婚したいんです」「そうお?でも月明もいい子よ♪朗家の嫁になりたいでしょう?」「なりたいです!」「じゃあ月明と結婚なさい」「いやそうじゃなくて」…聞いていない!全然通じていない!
でももしこのまま莫嫿が朗家の嫁になることがあったら、奥様は手のひらを返して歩き方から全部ダメ出ししてくるのが見えるようです。莫嫿と月明がくっつけばいいのにと思いつつも、莫嫿は朗家から逃げた方が幸せなのではと思わずにはいられません♪
そんなこんなで半分過ぎてしまいましたが、スタート地点からほぼ変わっていないような気がするのはなぜでしょう。ここから激動の後半戦が待っているのでしょうか?
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