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『風起隴西』最終回となる第24話は、長きにわたる諜報戦の結末が描かれました。陳恭がすべての罪を背負い命を絶つことで大義を守り抜き、荀詡は新たな使命を託されて再び歩き出します。復讐と忠義、友情と別離…様々な思いが交錯し、胸が締め付けられるラストとなりました。
それでは最終回を一緒に見ていきましょう!
風起隴西 第24話のあらすじ
李严は単騎で逃走するも馬岱に阻まれ、剣を捨て諸葛亮を呼ぶしかなくなります。北伐は頓挫し、軍は成都へ帰還。楊儀は諸葛亮へ証拠を示し、すべての罪を陳恭に帰し、彼を処刑すべきだと訴えます。しかし諸葛亮は「司聞曹を朝争に使うとは何事か」と怒り、楊儀を叱責。冯膺を再び司聞曹に戻す一方、荀詡には「この件から手を引け」と命じました。
一か月後、荀詡は牢に繋がれた陳恭と対面。陳恭は「父の仇を討つためだった」と語りますが、それが口実に過ぎないことを荀詡は悟ります。実際には、荀詡を救い、冯膺を守り、大漢を安定させるため自らを犠牲にしたのです。荀詡は涙を流し「自分が友を追い詰めた」と慟哭しました。
行刑の日、陳恭は蜀の旗を仰ぎ、荀詡へ微笑みを残して刑に処されました。遺体は翟悦と合葬され、荀詡は彼の碑を建てることを冯膺に託します。
その後、荀詡は冯膺から諸葛亮の命を受け、東呉へ赴くことに。舟の上で林良から「お前が逃げられたのは陳恭の仕組んだことだ」と知らされ、彼が最初から命を捨てる覚悟だったことを理解します。友の想いを胸に、荀詡は新たな任務へと旅立っていきました。
風起隴西 第24話(最終回)の感想まとめ
陳恭がすべての罪を背負って処刑される場面は、涙なしには見られませんでした。
彼は最後まで「父の仇」という表の理由を語りながら、実際には国と友を護るために死を選んだ。愛する妻を失い、全てを失った彼に残された唯一の道が「犠牲」だったという事実が切なすぎます。
荀詡の慟哭が胸に迫りました。
友を救えなかった悔しさ、自分の正義が彼を追い込んでしまった痛み。その涙は視聴者の涙でもありました。それでも最後に友の真意を理解し、新たな一歩を踏み出す姿は希望を感じさせてくれます。
翟悦と共に合葬される陳恭の姿が、美しくも悲しい余韻を残しました。
彼にとって、せめて最愛の人と共に眠ることが救いだったのではないでしょうか。
諸葛亮の存在感も印象的でした。
彼は司聞曹が政治闘争に利用されたことに怒り、最後まで国家の大義を優先しました。大きな視点で物事を見据える姿は、まさに「相父」と呼ばれるにふさわしいものでした。
結末は悲劇的でありながらも、荀詡が歩みを止めなかったことで光を感じられるラストでした。
友情、愛、裏切り、忠義…この物語が描き続けたテーマのすべてが凝縮された最終回だったと思います。
『風起隴西』全24話、本当に見応えのあるドラマでした。諜報戦の緊張感と、人間模様の深いドラマが重なり合い、最後まで心を揺さぶられました。
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