テレサ・テン 歌姫を愛した人々 第3話 台風と小さな命――移転を決断させた歌声とは

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台風の夜に振り絞られた歌声が、大人たちの心を動かし、新しい住まいへの決断を導いた第3話。悲しみと希望が交差する展開で、涙なしには見られませんでした。
それでは第3話を一緒に見ていきましょう!

テレサ・テン 歌姫を愛した人々 第3話のあらすじ

丫頭(幼いテレサ)が茶葉を“盗んだ”という誤解は、友だち段ニンとの秘密の交換だったと判明。母ソケイは娘へ詫びる気持ちから、ラジオを買ってプレゼントします。胸にラジオを抱え込む丫頭の笑顔に、家族みんながほっとひと息。

ラジオを抱えて寝転ぶ両手いっぱいの喜び――この無垢さに思わず頬が緩みました。

やがて四川の結婚式。舞台では歌手が祝歌を披露し、丫頭はいても立ってもいられずマイクを奪って堂々デュエット。ところが黒狗の宿敵が乱入し結婚式は大乱闘に。父シュウが応戦し「処分は一人で受ける」と覚悟を見せる場面は父の威厳がにじみ出ます。

台風グロリエが直撃し、町は冠水と雨漏りで大混乱。シュウ夫妻が子どもたちを避難させる途中、段家には母子だけと気づき奔走。恐怖に震える囡囡を丫頭が歌で励まし、両親は娘の歌唱力に誇らしげな表情を浮かべます。

暗闇を切り裂く子どもの歌声――胸に灯が点るような瞬間でした。

しかし台風被害は甚大で、陳夫人の一人息子・小苗が帰らぬ人に。悲嘆に暮れる陳夫人は「小苗が戻れなくなる」と転居を拒否、包丁を握り締めたまま憤ります。そこへ丫頭がそっと耳打ち。「小苗は新しい家へ行きたくて外へ出た」と告げると、陳夫人は涙を流しながら転居を承諾。

小さな言葉が大人の心をほどく力になる――丫頭の優しさに震えました。

一家は安邦新村21号へ移転。荷造りの合間にも新春の支度が進み、子どもたちが爆竹と春聯(春節飾り)で大はしゃぎ。両親は隣人陳家を年夜飯(大晦日の食事)へ招待し、丫頭は陳夫人の寂しさを察して仙女棒を手渡します。火花の輪の向こうに、陳夫人は幻のように小苗を見出し静かに涙。

日常が落ち着くと、丫頭の歌への情熱はますます加速。勉強は散々で九九も覚えられず、親たちも頭を抱えますが、ついに母ソケイは「学業を疎かにしない」を条件に歌手活動を許可。一方、父シュウは退役を決意し報告書を提出するも、相棒四川に止められたまま。シュウの心は揺れ続け、物語は次の岐路へ向かいます。

家族を守りながらも、故郷への郷愁が消えない父――その背中が切なく映りました。

テレサ・テン 歌姫を愛した人々 第3話の感想まとめ

台風とともに降りかかった喪失は痛烈でしたが、丫頭の歌がもたらす“救い”の温度を強く感じた回でもありました。特に陳夫人の説得シーン。子どもならではのまっすぐな一言が、こわばった大人の心をふっと緩める瞬間こそ、本作が描く〈歌の力〉の真骨頂だと実感。

また、引っ越し先での春節シーンは色彩と音が弾むようで、前半の暗さを一気に払う演出が見事でした。三世代が爆竹の音に笑い合う姿は、故人を想いつつも前へ進む決意の象徴。

次回は、丫頭の本格的な歌手デビューへの布石と、父シュウの退役問題がどう決着するのかが焦点。故郷への思いと現在の生活、どちらを選んでも犠牲が伴う――家族の再選択に注目です!

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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