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クルミットです♪
第15話は、渌陽編が一気にサスペンス色を強めた回でした。
商家の争いに見えて、その裏には官と権力、そして“誰かの思惑”がはっきりと絡んでいます。
薛芳菲の冷静さと読みの鋭さが、ここでも光りました。
それでは第15話を一緒に見ていきましょう!
墨雨雲間 第15話のあらすじ
渌陽で、薛芳菲は衝撃の光景を目にします。
佟府尹の配下・朱県尉が兵を率い、葉明轩を連行する場面でした。
突然の逮捕にもかかわらず、葉明轩は妻にだけは冷静に言い残します。
「母上には、まだ知らせるな」
家を守るため、あえて不安を広げない選択が重く響きました。
一方、青楼ではウーランが楚岚の行方を萧蘅に伝え、見返りに解毒薬を受け取ります。
わざと甘えるように「飲ませて」と迫るものの、萧蘅はきっぱり拒否。
文纪にからかわれても動じない姿に、彼の不器用さがにじみます。
陸玑から、佟知陽が葉家に踏み込んだと報告を受けた萧蘅は、すぐには動きません。
これは李仲南への“見せ札”。
裏の意図を理解したうえで、あえて静観する判断が実に渋いです。
その頃、薛芳菲は葉嘉儿とともに、葉明轩の無事を願いながら夜を明かします。
差し入れに動いた伙計の話では、佟府は賄賂も受け取らず、取り調べもしていない様子。
薛芳菲はすぐに違和感を覚えます。
佟府は“待っている”。
葉家が全面降伏し、全財産を差し出すのを――。
さらに背後には別の操縦者がいると見抜き、
葉世杰が京で招安された事実を引き合いに出します。
葉家を人質に、葉世杰を縛る狙い。
そう説明し、葉夫人に冷静さを保つよう諭しました。
続いて浮かび上がるのが「古香緞(ここうたん)」の問題。
葉家の織行だけが扱う特別な絹で、
最近「着た者が死ぬ」という不穏な噂が広がっていました。
葉明轩は以前から違和感を覚え、
調査の末、問題のある古香緞を一部特定していたことが判明。
葉嘉儿は、
「商いなら分かるけど、官の世界は分からない」と不安を吐露しますが、
薛芳菲ははっきり言います。
ここで退けば、葉家は本当に飲み込まれると。
そんな中、最悪の知らせが。
麗正堂が襲撃され、
「人を殺す布を売った」と群衆が暴徒化。
葉嘉儿が必死に場を収めようとしますが、
朱県尉は彼女まで連行しようとします。
その瞬間、薛芳菲が一歩前へ。
自らの正体を明かし、
「私は姜家の人間だ」と名乗ります。
さらに、自分も古香緞を身に着けているが、何の異変もないと示し、
場の空気を一変させます。
身分を盾にする覚悟を決めた一歩でした。
その様子を、少し離れた場所から李瑾が見ていました。
萧蘅に気づいた李瑾は、意味ありげに声をかけます。
「いい芝居だ。最後まで見ていこうじゃないか」。
渌陽の混乱は、まだ序章にすぎない――
そんな不穏な余韻を残して、第15話は幕を閉じます。
墨雨雲間 第15話の感想まとめ
第15話は、商い×官×陰謀が一気につながった回でした。
古香緞という“物”を使った罪のなすりつけ、
葉家を締め上げて京の人間を操ろうとする構図が、かなり生々しいです。
特に印象的だったのは、薛芳菲の立ち回り。
感情で動かず、
「今、相手が何を狙っているか」
を一段上から見ているのが伝わってきました。
ここで泣かずに“考える”のが、薛芳菲の強さ。
葉家は本当にこの罠から抜け出せるのか。
そして、成王・李家・佟府尹――
誰が最終的に糸を引いているのか。
次回、渌陽編はさらに深く、危険な領域へ踏み込んでいきそうです。






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