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クルミットです♪
第27話は、これまで水面下に沈んでいた季淑然という人物の闇が、一気に形を持ち始める回でした。
恋愛や政略のもつれではなく、
「母」と「女」という立場の歪みが生んだ悲劇が、胸に重くのしかかります。
それでは第27話を一緒に見ていきましょう!
墨雨雲間 第27話のあらすじ
頭部を負傷した周彦邦は意識を取り戻すものの、体は自由に動かせない状態。
姜云兴夫婦は娘・姜玉娥を連れ戻そうとしますが、
彼女は周家に残ることを選びます。
かつて暴力を受けた相手のそばに自ら残る姿が、あまりにも歪で切ない場面でした。
一方、姜家では斉家から正式な縁談が持ち込まれます。
条件も体面も申し分ない話でしたが、
姜若瑶はきっぱりと拒否。
「もう、自分の人生を勝手に決められたくない」
その反発は、長年抑え込まれてきた心の叫びのように見えました。
しかしこの態度は、父・姜云柏と季淑然の怒りを買います。
特に季淑然は、
「薛芳菲に影響されたのでは」
と決めつけ、娘を責め立てます。
口論の末、季淑然は姜若瑶を平手打ち。
ここで姜若瑶は、
「姜月のことを忘れたの?」
と口にします。
この一言が、季淑然の核心を突きました。
その後、薛芳菲は姜家祠堂で胡姨娘と再会。
冷遇され、装疯を続けてきた胡姨娘は、
ついに重い真実を語り始めます。
姜月の死は事故ではなかった。
季淑然が、
嫉妬と恐怖から姜月を突き飛ばし、
孫妈妈と共に事故に見せかけた――。
母として聞くにはあまりにも残酷な告白でした。
一方、季淑然自身の過去も明らかになります。
兄・季彦霖に人生を支配され、
愛する柳文才と引き裂かれ、
生き残るために葉珍珍を毒殺し、
その立場を奪って姜家に嫁いだ――。
彼女もまた、
選択肢のない場所で生き延びてきた人間だったのです。
太卜令となった柳文才は、
過去の恨みを抱えながらも、
婉宁に見出され、
復讐の機会を狙い続けていました。
そんな中、雪儿から衝撃の報告。
薛芳菲の侍女・海棠が生きており、
顔に深い傷を負っているというのです。
薛芳菲は、
過去はまだ終わっていない
と改めて痛感します。
そして物語は最も不穏な方向へ。
季淑然は孫妈妈に命じ、
姜若瑶に薬を盛らせ、
意識を失わせます。
彼女は泣き崩れながら姜云柏に訴えます。
「若瑶は邪祟に憑かれた」
「太卜令を呼んで、祓わねばならない」
姜老夫人は止めません。
それが何を意味するのか分かった上で、
“すべてを見極める覚悟”を選んだように見えました。
姜景睿から事情を聞いた薛芳菲は、
すべてを理解します。
狙われているのは姜若瑶ではなく、自分。
薛芳菲は静かに言います。
「いいよ。私が“邪祟”になる」。
墨雨雲間 第27話の感想まとめ
第27話は、
悪人を単純に断罪できなくなる回でした。
季淑然は明確に“加害者”です。
しかし同時に、
兄に人生を壊され、
愛も自由も奪われ、
その中で生き残るために“怪物”になった女性でもある。
理解できることと、許されることは別。
このドラマは、その境界を丁寧に描いていると感じます。
また、姜若瑶が初めて
「自分の人生を生きたい」と口にしたこと。
それが皮肉にも、
最も危険な選択肢を呼び寄せてしまったのが切ないです。
そしてラストの薛芳菲。
逃げず、否定せず、
「ならば、私が引き受ける」
と一歩前に出る姿は、
もはや復讐者ではなく犠牲を終わらせる者の顔でした。
次回、
太卜令による“祓い”は本当に始まるのか。
姜若瑶の眠りの先に待つものは救いか、それとも――。






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