麗王別姫-れいおうべっき-あらすじ-19話-20話-21話-感想つきネタバレありでご紹介!

中国ドラマ-麗王別姫-あらすじ-19話-20話-21話-の画像つきキャスト情報をネタばれありで!
キャスト情報など、最終回までの感想を全話配信します。

麗王別姫

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クルミットです♪
前回は、李俶と珍珠がいい関係になったのもつかの間、思いもかけぬ崔彩屏の懐妊で水を差された、というところでした。もしこれが、珍珠の方の妊娠が先だったら、崔彩屏はどんなことを仕掛けるか、考えただけで怖いですね~。まさに「仁義なき広平王府」!

さて今回の19~21話は、胸苦しくなるような後宮闘争劇です。
妊娠、そして王妃の称号という、女同士の生き残りをかけた戦いの火花が散りまくりますよ~!まさにタマのとりあい、後宮の女やったら、腹くくって物言いやぁ~!的な?
この戦いを皆さんでしっかり見守っていきましょう~!

【麗王別姫】(ネタバレあり)

19話「予期せぬ懐妊」

珍珠は息切れがするため張侍医に診察してもらい、「貧血と冷え」と診断される。ところが崔彩屏側に抱き込まれている張侍医は、その足で瑠璃閣に向かい、珍珠の懐妊を報告。崔彩屏はうろたえるが、韓国夫人が娘のため策を巡らす。
珍珠は瑠璃閣に「一緒に凧揚げを」と呼び出され、銀蛾がわざとぶつかってきて足をくじいてしまう。韓国夫人は親切に医師を呼び、珍珠に活血薬(流産の作用がある)を処方させるが、珍珠が何も言わなかったため、懐妊に気付いていないのだと確信する。
侍医、宦官、侍女を抱き込むのは後宮の基本ですよね~

朝議の席で、楊国忠の息のかかった韋見素が「安禄山の忠心を試すために、再び都に召すべき」と上申。玄宗はまたかとうんざりするが、熱心に上奏されて二度目の勅命を出す。
さらに韋見素は楊国忠の復帰を願い、李俶は反対するが、朝臣も反・楊国忠はほぼ陥れられ、擁護派が大勢。玄宗も私怨は水に流せといわんばかり…
楊国忠は禁足中でも影響力ばっちりです~。安禄山とは違った追い落としにくさ…

菊祭りの時期に足をくじいて見に行けないことで、珍珠は落胆していたが、李俶が抱き上げて連れて行ってくれることに。そこに李倓夫妻も合流し、堅物だった李俶の変貌ぶりを冷やかす。
林致は珍珠の脈を診て妊娠に気づき、慌てて活血薬を洗い落とす。珍珠は韓国夫人を疑い、もし万一のことがあれば子供を切望していた李俶が傷つく、と林致に口止めする。
また珍珠は、口止めしなくていいことを口止めするから~!

韓国夫人が妊娠を知っていてわざと薬を処方させたかどうかを確かめるために、珍珠は風邪で街医者を呼ぶことに。それが瑠璃閣に伝わり、韓国夫人はやってきた街医者に賄賂を渡して「風邪と診断し、活血薬を処方せよ」と命じる。街医者はさらに「侍医院に入りたい」と韓国夫人から推薦状を取り付ける。
しかしその街医者・薛医師は林致の弟子だったため、珍珠は韓国夫人が流産を狙った証拠を手にすることに。活血薬と安胎薬の両方を処方してもらうが、密かに文謹閣で安胎薬を煎じていることに何霊依が気付く…
これで珍珠が男子を産んだりしたら、無事成長するまで何度崔彩屏に殺されるんだろうっていう話ですよね…

安禄山は再びの上京勧告の勅命に、罠を疑って行かない。独立ではなく唐全土をわがものにしたいと考える安禄山は、挙兵の時機を伺うだけになっていた。しかし今は疑われないように贈り物でごまかそうと、史思明と慶緒を使いに行かせることに。
安禄山の贈り物は軍馬3000頭と6000の馬方、それを将軍22名が護送というまるで軍隊のようなものだったため、それを長安に受け入れてはいけないと皇太子らは反対する。玄宗があくまでも渋るため、李俶が禁衛軍を従えて范陽に安禄山の様子を確認しに行くことになる。
安禄山の野心が、彼のお腹並みに肥大してきましたね!玄宗はどこまで呑気なんだ~

慶緒に想いを寄せる李婼は、一緒に范陽に連れて行ってほしいとねだる。李俶は遊びではないと突っぱねるが、李婼は納得していない。
范陽までの往復だとひと月はかかるため、妊娠のことを伏せている珍珠の不安も知らず、李俶は慶緒のことで皮肉を言う。珍珠は「戻ったら大事な話がある」と…
中国時代劇の公主&郡主は、8割くらいこういう「希望を言えば大体かなう」という我儘娘ですが、李婼ちゃんはこの先幸せになれるのでしょうか…

何霊依が珍珠に「雲錦軒の新しい商品」だと新しい紙を持ってきた。そして帳簿も新しい紙で作り直したので、管理を覚えてほしいと言ってくる。
王府は傘下に秘密の収入源となる店をいくつか持っており、それは私兵の費用となっていると何霊依から聞かされるが、珍珠はその帳簿にあの笛の紋様を発見して愕然とする。
怪しい…紙も帳簿も、何霊依がやることは何もかも怪しいです…

李婼が軍隊の中に隠れていたのを発見され、李俶は激怒して「蔡州に着いたら送り返せ」と命じる。
その蔡州には史思明と慶緒が軍馬を携えて到着しており、慶緒は安禄山から李俶殺害の命を受けていた。そうとは知らず李婼は「私に会いたくて迎えに来てくれたの?」と喜ぶが、慶緒は目もくれず、李俶が范陽に安禄山の現状を確認しに来ないようにと友好を装う…
慶緒の李婼スルーがあんまりだったので、ちょっとかわいそうになってしまいました~

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20話「深まる疑惑」

李俶は蔡州で引き留めようとする慶緒と史思明に、安禄山の容体を確認させろと迫るが、慶緒は「引き返すと郡主との婚儀が遅れる」などとごまかして范陽に来させまいとする。
駆け引きが延々続いて埒が明かず、やむなく李俶は禁衛軍を引き返させることに。
李婼ちゃんの邪魔発言、やっぱりかわいそうじゃなかった~!

珍珠は「兵書が読みたい」と書斎に入れてもらい、李俶が隠している秘密の書類を探し出すが、そこには沈易直の人物調査書があった。李俶は宮女選び以前から沈家を調査しており、沈家と独孤家との往来を示唆、沈家の襲撃前に珍珠の輿入れを目論み、呉興に私兵を送ったという記録があった。珍珠は「私は敵の子を宿したのかもしれない」と思い悩む…
ほらね~!早めにちゃんと話し合っておかないからこういうことになる~

崔彩屏は活血薬の効果が出ないことに焦り、李俶が帰ってくる前に珍珠を流産させようと、薬の量を増やそうと考える。厨房で素瓷を薬壺から引き離し、その隙に侍女に薬を大量に入れさせたのだった。その様子を何霊依が見て気付いていたが、何も言わなかった。
そして珍珠の流産の知らせを待っていたが、倒れたのは逆に崔彩屏だった。
珍珠は知らせを聞いてかけつけ、侍医が間に合わないので王府の近くに住む呉という名医を呼ぼうとするが、韓国夫人は悪意を疑って拒絶。しかし切迫した状況になり呉医師が呼ばれる。
こういう場合、珍珠が親切で心配しても悪意を疑われるし、かといって何もしなくても悪意があるって言われますよね~

呉医師の対処のおかげで崔彩屏の命は助かったが、子供は流産した。侍医が崔彩屏の飲んだ薬を調べたところ、大量の商陸(ヤマゴボウ)が入っていたという。それを聞くなり韓国夫人は珍珠が堕胎させようとしたのだと珍珠を打つ。否定する珍珠と韓国夫人の言い争いは埒が明かないので、何霊依が張氏の裁定を仰ごうと提案する。
崔彩屏と韓国夫人はさすが親子だけあって、自分が相手にしてる嫌がらせは、相手も自分にするだろうっていう思考パターンなんですよね~

張氏は双方の話を聞くと、当時厨房では銀蛾が崔彩屏の安胎薬を煎じ、素瓷が珍珠の活血薬を煎じていたという。二つの煎じ壺を調べさせると、なぜか活血薬の方に大量の商陸が入っており、崔彩屏が珍珠の薬を飲んだということに。
素瓷には見つからないようにすり替えることは不可能なのに、韓国夫人は素瓷の仕業だと言い張り、張氏も素瓷を疑ったため、素瓷を打って自白させようとする。そこに知らせを聞いた李俶が帰宅…
ジャッジ張氏、微妙に使えない!しかし崔彩屏と珍珠の薬が入れ替わってたというのは、犯人わかっちゃったんですけど…

韓国夫人が「身ごもった崔彩屏を妬んだ珍珠が、素瓷にやらせて子供を殺めた」と言い張ったため、紅蕊が珍珠の妊娠を暴露してしまう。珍珠は「韓国夫人と崔彩屏から自分の身を守るために妊娠を隠した」と、今まで自分の方が流産を狙う薬を盛られていたことを告白、韓国夫人が医師に渡した賄賂の手形と推薦状を出して証明する。
さらに、商陸は独特のにおいがあるので使った人間は香が残ると指摘。観念した銀蛾たちが白状して、韓国夫人が捕えられる。崔彩屏が必死に縋って訴えたものの、「お前が私の子を殺した」と李俶は聞く耳を持たない。
そして修羅場の中、突然珍珠が倒れるのだった…
この場合、韓国夫人が医師を消して証拠隠滅しなかったのが不思議です(後宮脳)

珍珠の子供も流れ、林致は心労が重なったせいで血の巡りが滞っていると診断。
朦朧とした意識の中で、珍珠には枕元に立つ何霊依が「牛漆に浸した紙の使い心地は?」と笑うのが見えた。目覚めた珍珠は流産を知らされ、「あの女が紙に細工をして私の子を殺した」と何霊依の仕業だと訴える。
しかし紙を調べても何の問題もない。何霊依は二人きりになった時に珍珠だけに聞こえるように「あなたはただのコマよ 殿下が一番近い私を罰するなどあり得ない」とささやくのだった。
珍珠は「李俶は麒麟令が目的で私を娶った」と泣き伏すが、林致には珍珠の言っていることが分からない…
怖い怖い、何霊依がとうとう本性を現しました!ここは、むしろ崔彩屏にその悪意を向けて、あちらでガチバトルしてみてほしい…

21話「広平王妃の座をかけて」

珍珠が何霊依を責めた件を調べてみて、李俶は改めて疑いを抱くが、何霊依は「死んで潔白を証明する」と自害しようとする。そのことで何霊依には後ろ暗いことがあるのだろうと確信するが、証拠がないので処分できない。
それでも李俶は、何霊依を家務や情報から遠ざけることにする…
何霊依はすっぱり切るには内情知りすぎていますからね~

林致は珍珠から今までの話を聞き、李俶への疑惑は単なる誤解かもしれないので養生するようにと慰めるが、珍珠は李俶が自分のことを信じてくれなかったことが頭から離れない。
珍珠は、崔彩屏が商陸入りの薬湯を誤飲したのも、何霊依がすり替えたのだと気付く。何霊依は李俶のことが好きだから、誰かが王府の女主人になるのが許せないのだと。
しかし珍珠は何霊依よりも、李俶の方が恐ろしい存在だと思うようになる…
何霊依が婚姻の時の酒器で妄想するシーン、じんわりこわいですね~。珍珠もそこまで李俶を誤解してしまっては、もう夫婦としてダメなんじゃないかと…

珍珠は李俶のことをひどく拒絶していた。何霊依のことや、守れなかったことをさまざまに詫びるが、李俶の隠し事の多さを責めて心を開かない。
李俶は珍珠を大事にする一方で、崔彩屏の方には一度も訪れず、そのことで崔彩屏は絶望していた。自害すればとまで思い詰める崔彩屏だったが、残された希望は広平王妃になることだけだった…
李俶、沈易直に会ってないって嘘つきましたよね…前に何霊依も呉興に行ったことないって言いましたし。それは笛の問題の説明する時に致命的な嘘になるんじゃ…

寵愛の途絶えた崔彩屏が盛り返すには、もはや王妃になるしかないため、韓国夫人は必死に玄宗に嘆願し、楊貴妃がとりなしていた。
玄宗はむしろ、珍珠の方が王妃にはふさわしいのではないかと考えていたが、楊貴妃は「珍珠は寵愛を得たのだから崔彩屏には称号くらい与えましょう」と説得する。そこで玄宗は崔彩屏を王妃にする決心をするが、「珍珠の待遇は王妃と同等、珍珠が先に男子を産んだら王の世継ぎに」という勅命を下す。
当然李俶は不満を申し立てるが、玄宗は狸寝入りして話を聞こうとしない…
結局韓国夫人も崔彩屏も侍女たちも、誰もお咎めなしなんですよね…

広平王府に崔彩屏を王妃にという勅命が届けられる。崔彩屏は威張り散らし、珍珠に拝礼を求めるが、李俶が「珍珠は王妃と同等だから必要ない」と一蹴、使用人たちにも「広平王府の女主人は珍珠」と宣言する。
崔彩屏は李俶の情を引こうとあれこれかき口説くが、子を二人失った事実は李俶の心をさらに頑なにし、「君に王妃の地位以外は何も与えない」と突き放す。
愛されないなら命がけで策を巡らして心を奪う、とか、崔彩屏はどこから突っ込んだらいいかわからない… 愛されたいのに、なぜ愛じゃなくて策で行く~?

珍種を王妃にするという李俶の約束が破られたことで、さらに珍珠の気持ちは離れる一方だった。素瓷たちが諌めても、すでに李俶を仇と思って憎み始めていた…
ただ、王妃になれなかったことで、後宮に入れず令牌の調査ができないかと思われたが、李俶は二人の待遇が同等だから、珍珠を唯一の王妃として後宮に連れて行くという。
早速皇太子と張氏のもとを訪れた珍珠に、一連の裁定のことで張氏は謝罪し、流れた孫たちのために半月ほど祈祷したいと皇太子に申し出るのだった…
珍珠の宮中ミッションより、張氏の行動が微妙に怪しいです…

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19 ~21 話の感想

何霊依、怖い~!
わかりやすく墓穴をほりながら人を陥れていく崔彩屏よりも、見えない立ち位置からこっそり落としてくる何霊依の方が数倍怖いですね…。せめて李俶が珍珠を信じて何霊依を表向きに処分できていれば、色々違ったでしょうにね~。
何霊依は珍珠を流産させ、珍珠と李俶を引き裂くことに成功しました…。信頼していた腹心にじわじわ裏切られている李俶は、いつこの手遅れの病巣を切除できるでしょうか…。

結局広平王妃は崔彩屏に決定しましたね。玄宗が珍珠に微妙に肩入れしてるので、あれ?と思ったのですが、考えてみたら宮女選抜の時の因縁がありましたねぇ~♪あの時に崔彩屏は玄宗を怒らせ、珍珠は一目置かれていたのでした。

その王妃問題で楊貴妃が玄宗を説得している時、自分と珍珠は似ており、「私も陛下の真心を得たゆえ称号など求めません」って言ったのにはいたく感心してしまいました!
玄宗は最初の皇后が廃后になり、その次に皇后になった最愛の武恵妃に先立たれてから立后していません。そりゃ皇后になりたくないわけはないでしょうが、あえて野心を封印することで寵愛を長持ちさせてたという描写なんですね~。やるなぁ!さすが稀代の寵姫!

しかし今後李俶と珍珠の仲は改善するのか、気になることはたくさんありますね。それに安ちゃんはまだ行方不明のままです。早くしないと安史の乱始まっちゃうよ~!

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この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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