麗王別姫-れいおうべっき-あらすじ-40話-41話-42話-感想つきネタバレありでご紹介!

中国ドラマ-麗王別姫-あらすじ-40話-41話-42話-の画像つきキャスト情報をネタばれありで!
キャスト情報など、最終回までの感想を全話配信します。

麗王別姫

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クルミットです♪
とうとう安史の乱、勃発!玄宗と楊貴妃の愛に満ちていた長安の都が、安禄山の謀反によって蹂躙されてしまいます。玄宗のボケたとこしか見てないと、そりゃそうだって思いますけど、玄宗はこれでも、武則天後の血で血を洗う権力抗争を収めて、国を安定させた名君だったんですよ、信じてもらえないかもですが。

その謀反のどさくさで、出産直後の珍珠は長安に置き去りにされてしまいます。これが相談しあってじゃなくて、集団の悪意の察しあいというところが怖いですね~。
40~42話では、とうとうあの大物キャラが大変なことに!事態急変です!
珍珠も超大変です!大変なことばかりですが、しっかり見守ってくださいね~♪

【麗王別姫】(ネタバレあり)

40話「留まる覚悟」

韓国夫人が迎えに来て崔彩屏は王府を出て行った。珍珠は李俶の生存を知らせていないことで罪悪感だったが、崔彩屏は珍珠に長安脱出を知らせず置き去りにしようとしていた。
珍珠たちが皇族の脱出に気づいた時にはすでに遅く、大混乱の中、脱出用の馬を手に入れることは困難になっていた。しかし珍珠の今の体では馬車に乗るのは難しく、适だけを送って自分は長安に残る決心をしていた…
珍珠の罪悪感なんて、崔彩屏の前では薬にもなりませんよね~

李俶は潼関からの逃亡の末、李倓の軍と合流し、玄宗のもとに参じようとしていた。
その途上で李婼に再会し、珍珠の無事の出産と危機を李婼が救った話を聞く。
その頃、玄宗は各地の官吏に見捨てられたことで機嫌が最悪だったが、そうとは知らない李俶たちが皇族の避難先に合流していた。
李俶は珍珠と适の姿を探すものの珍珠たちはそこにいない。崔彩屏は問い詰められても、わざと置き去りにしたとは言えない。珍珠たちの不在でパニックになる李俶に、皇太子が「潼関を失ったことを陛下に謝罪せよ!」と叱りつけ、仕方なく李俶は玄宗の元へ…
張氏には避けさせておいて、李俶はいけにえに差し出すとか、皇太子は父親として最悪ですよね…

都落ちにイライラしている玄宗は、詫びに来た李俶に当たり散らし、潼関敗戦の責任をすべて李俶に押し付けて外にひざまずくよう命じる。それを見た楊国忠は慇懃無礼に李俶を嘲笑するのだった。
玄宗は、賊軍に追いつかれそうな状況だというのに、楊貴妃の愛猫捜索のために出立を遅らせようとして周囲を呆れさせる。そこに忠臣陳玄礼が李俶の功績を称えて、「行き過ぎた罰は兵たちの心が離れる」と進言して、李俶の罰は免じられた。
珍珠がまだ長安にいると知って、李俶は探しに行こうとするが、皇太子がそれを許さず、李倓の配下の捜索に望みをつなぐことに。
李俶がこんな姿の玄宗を見てびっくりしているように、これまでは玄宗ここまで酷くはなかったのでしょう。しかしこれが後々李俶たちの気持ちに影を落とすことに…

張氏は、李俶暗殺に失敗した霊児に「長安に戻り、珍珠と子供を確実に殺せ」と命じる。
李婼が「珍珠は出血して歩けないらしい」と聞きこんできたため、李俶は高力士の持ってきた勅命を断って長安に行こうとし、李倓に気絶させられる。李倓は、李俶に代わって風生衣に珍珠の護衛をするよう命じるのだった。
李倓が郭子儀将軍に鍛えられて、前よりすっかりたくましくなったのに比べて、なぜか李俶が姫化しているような~?

珍珠は王府の銀子をすべて侍女と従者たちに渡して逃がし、張得玉にも避難するように言うが、王府に忠誠を捧げた彼は離れないという。
そこに李倓が遣わした将軍が珍珠を迎えに来るが、珍珠はまだ移動に耐える体力に回復していない。自分は自力で都を出る、と将軍に張得玉と适を託す。
「殿下にお伝え下さい 軽挙は慎み、体が回復したら必ず長安を脱出しますと」
素瓷はどうしても残ると言い張る。一同を見送って、珍珠は涙するのだった…
張得玉が适ちゃんをいとおしげに抱くところ、泣けてしまいました~

長安を占拠した安禄山は燕国の皇帝を自称し、ご満悦。すでに長安の市内は、略奪と殺戮であふれ、かつての華やかさは影もなかった。早速側室の段氏は皇后を気取り、息子の恩児を跡継ぎにしようと猛アピールするのだった。
慶緒は広平王府を賜りたいと申し出て、屋敷内で珍珠を探すが、慶緒の来訪を知った珍珠は隠し部屋で息をひそめるのだった…
安禄山に長安はもったいないというか、身の丈に合わない宝物ですよね~

安禄山は側近の宦官に、都を長安に移して南方攻めをしては?と勧められる。それが史思明の入れ知恵だと見抜いた安禄山は、兵の心をつかみ独孤家も味方する史思明の動きに疑心暗鬼になる。
そこに独孤靖瑶が安禄山に会いに来るが、皇帝ぶって傲慢にふるまう安禄山が独孤成への疑心暗鬼を口にするのを見て愕然とする。
安禄山は体重200キロくらいあったらしいのですが、よく巨体に合うキラキラ衣装が速攻でできたものだと思います。衣装部の宮女のみなさんお疲れさんです~♪

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41話「長安からの脱出」

安禄山は独孤成への疑念を口にしつつ、靖瑶と慶緒の縁談を持ち出して靖瑶を困惑させる。
慶緒は玄宗の追撃を提案するが、それは珍珠を追う目的だろうと安禄山に看破され却下されてしまう。
靖瑶は、慶緒がかつて李婼との縁談を断った話を聞いており、だったら自分との縁談も断ってと詰め寄るが、慶緒は「安心しろ、君を娶ることなどあり得ない」と断言する。
靖瑶さん、慶緒は玄宗のことは内心馬鹿にしていたから李婼との縁談は簡単に断れたけど、パパのことは怖いので断れないんですよ…

李倓に気絶させられた李俶が目覚めると、張得玉が到着していた。張得玉は珍珠を連れてこれなかったことを詫び、預かってきた文を手渡す。「夫婦の恩愛両つながら疑わず 生きては復た帰るべし 死しては当に長く相思うべし」
李俶はすぐに長安に助けに行こうとするが、李倓が押しとどめ、李婼にも「适に父親の顔を見せてあげて」となだめられる…
よかった、适ちゃんだけでも無事に着いたのですね。でもこれで、張氏が養育に出張ってきたら、ある意味長安にいるより命の危機ですけどね!

霊児が王府の隠し部屋に入ろうとすると、風生衣が配下と共にやってきた。
風生衣は珍珠の無事を確認し、适の安全を珍珠に知らせる。珍珠の体調も回復しており、明日城外に脱出しようということに。
翌日、風生衣が迎えに来て、珍珠は隠し部屋を後にするが、そこに置き忘れられていたのは、あの麒麟令だった…
霊児は、王府の隠し部屋のからくりを勝手知ったる感じでしたね!これは…やはり?

慶緒のもとに広平王府の秘密通路を教える矢文が届いていた。
そうとは知らない珍珠たちは通路の出口から出てくるが、慶緒の兵によって配下は全滅させられてしまう。
珍珠は夜光石を取り出し、「これに誓った言葉」のことを持ち出す。それはかつて慶緒の母の命を救った礼に珍珠のどんな要求にも応じるというものだった。珍珠は慶緒の立場を理解した上で、自分ではなく、風生衣と素瓷の解放を求めた。
珍珠は皇族なので処刑されるが、慶緒が必ず守ると約束したところに、宦官の李猪児がやってきて勅命をふりかざし、珍珠を慶緒から引き離し連行する…
安禄山の側近の李猪児という宦官が出てきましたが、少年の頃に悪さして安禄山の手によって去勢された!という逸話があるそうです。うひゃ~

長安に残っていて捕えられた皇族は、次々と処刑台で殺され、安禄山はそれを美味を食らいながら眺めて楽しんでいた。ついに珍珠も引き出されるが、隣には霍国長公主が。彼女は死を前にして安禄山の大罪を指弾したため、慶緒に処刑が命じられるが、老女を斬ることにためらうと、弟が代わって長公主を刺し殺す。
続いて珍珠が処刑されそうになるが、慶緒が「自分がやる」と名乗り出て、「君への愛情などとうに消えた!」と叫び、珍珠の胸に剣を突き立てる。
その後、解放された風生衣と素瓷は、宣徳門に吊るされた珍珠の死体を見る…
珍珠~!ヒロイン交代なんてことはまさかと思いつつ、この展開はちょっとドキドキ…

李俶は、兵糧が民からの救援で賄われていることに頭を悩ませていた。このままでは兵も民も疲れて心が離れてしまう、現状はかなり窮地だった。
そこに長安を脱出した素瓷が到着し、珍珠の処刑を伝える。風生衣は珍珠の遺体を取り返して一目李俶に会わせたいと、まだ長安に残っていた。度重なる不幸に李俶は吐血する…
珍珠の訃報を聞いて、崔彩屏が李俶を慰めようとやってくるが、過去に珍珠にしたこと、故意に珍珠を置き去りにしたことを李俶に突きつけられ、完全に拒絶されてしまう…
崔彩屏も、「珍珠さえいなくなればリセットされて、自分たちは夫婦として何とかなる」っていう発想から抜け出せないのが、もう根本的にダメですよね~

陣幕を警護する統領の陳玄礼に、楊国忠が「交代で休憩を取るな」と苦情を言って言い争いになる。それを見ていた李俶が陳玄礼の肩を持ったため、楊国忠は珍珠を侮辱して挑発するなど対抗心をむき出しに。
陳玄礼は「混乱の元凶である楊国忠と楊貴妃を殺さねば」と、李俶に迫る。陳玄礼の決意の固さを見た李俶は共感し、李倓と共に皇太子に決断を求める。
皇太子は大臣暗殺の大罪に弱腰だったが、李俶が責任を負うというので腹を決める…
これ、皇太子に決断求める必要あったの?って感じはありますが、皇太子を形だけでも引っ張り込んでおかないと、あの肝っ玉の小さいおっさんは足引っ張ってきますよね~

長安の夜の宣徳門、風生衣が警備のすきを狙って珍珠の遺体を奪還、李俶のもとに持ち帰る。李俶は珍珠の遺体との再会を果たすが…
こういう演出だと、逆に安心感、あったりします~♪

42話「奸臣の末路」

李俶は珍珠の遺体を見てそれが別人だと気づき、珍珠の生存を確信する。慶緒のおかげで珍珠は生かされ長安にかくまわれているに違いないが、楊国忠を倒す大事な時期のため、厳明を長安に遣わして行方を探らせることに。
しかし玄宗は南下を考えており、長安が遠くなる。李俶と李倓は、北方を失わないためにも皇太子だけでも残らせようと画策するのだった。
李俶も信じる安定の慶緒の片思い!サンキュー慶緒! みたいな…

珍珠は慶緒がわざと肺を刺して急所を外したことで助かっていた。
意識を回復すると、慶緒に頼まれた靖瑶に看病されていた。靖瑶が慶緒と、独孤家を取り込む政略結婚のために婚約していると聞かされ驚く。
靖瑶は珍珠が沈家の生き残りであり、麒麟令を使われたら従うしかないことを承知していた。しかし珍珠は、もし麒麟令を使うなら、自分を逃がすよりも賊軍を支援せず撤兵してほしいと話す。独孤家はすでに安禄山から気持ちが離れており、靖瑶は麒麟令を出されたら必ず撤兵する、と誓う…
珍珠と靖瑶は、なんとなく気が合いそうな感じがありますね~

珍珠は起き上がれるようになるが、慶緒が来ても目も合わせず冷淡な態度をとる。
慶緒は「君の心にいるのが奴だけでも、君の前にいるのは私だ」と、自信満々。しかし珍珠は、李俶がどんな身分になろうと自分の心は永遠に李俶と共にある、と断言する。
ここまで言われて引き下がらないのは微妙~!このしつこさ、引きますよね~

楊国忠は脱走用の馬を用意した商人たちとの密会を演出され、自分が罠にはめられたことを察するが、すでに遅く兵士が「異民族と内通した罪で捕える!」と楊国忠を取り囲む。
玄宗と楊貴妃は異変に気付くが、李俶たちから楊国忠の謀反を申し立てられて愕然とする。楊貴妃は従兄・楊国忠の助命を必死で嘆願するが、玄宗は全兵士が「楊国忠に死を!」と叫んで取り囲む状況に負けて、楊国忠処刑の勅命を下す。
さらに韓国夫人と、李俶の拒絶で錯乱状態の崔彩屏も連行される…
李俶もいざとなったらえげつない策略家なんですよね、楊国忠が思うよりもずっと。

李俶は拘束された楊国忠に会いに行くが、権力争いのため手を染めてきた悪事に反省の色がない様子に呆れる。しかし楊国忠は、沈家惨殺の件については関わりを否定。何霊依が李俶と楊国忠の対立を煽っていたのだという。そして彼女には隠された過去が、と…
その言葉を信じられない李俶は、自害のための縄を楊国忠に渡す。楊国忠は李俶の首を絞めようとするがやり返され、李俶の手によって楊国忠は死亡する…
何霊依の過去と沈家事件の真相が気になりますが、楊国忠を締めてる時の李俶がまるで必殺仕事人だったとこに全部持っていかれました~

楊国忠の処罰後も、将兵は玄宗の包囲を解こうとしない。玄宗は陳玄礼を呼んでそのわけを質すが、陳玄礼は玄宗に楊貴妃の死を要求する。玄宗は激怒するが、逆に陳玄礼に速やかな決断を迫られる。高力士からも「国賊・楊国忠の親族です」と諭され、楊貴妃が生きている限り将兵たちの心は安らがない、と説得されて、玄宗はとうとう楊貴妃に白絹を贈り自害を命じる。楊貴妃の死を告げる声に、兵士たちの「皇帝陛下万歳」の声が響く…
皇帝から白絹と酒が贈られたら、それは「慈悲で自死をお許しに」の印ですが、布を天井に投げ吊るす腕力の要る役目は、誰がやってるんだろう、といつも思います~

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40~42話の感想

41話で珍珠が李俶に託した詩は、蘇武の「留別妻」という詩で、これは中国で好まれているモチーフなのか、「王女未央」の最後で印象的に使われていたり、また「孤高の花 ~General&I~」の中でも引用されていました。
蘇武は漢の武帝の時代の人物で、匈奴に使者として遣わされたのですが、19年間にわたって抑留され、漢に戻れた時には妻はすでに別の人物に嫁していたという…あぁこんな哀切な死を作ったのに可哀想、と思ったら、蘇武にもまた匈奴に妻子がいたので痛み分け?
というわけでこの詩はちょっと不吉なフラグですね~。

それと、珍珠と並べられて処刑された霍国長公主というのは、玄宗の姉妹にあたる公主ですが、降嫁後に駙馬が罰せられ、寡婦となって30年、老いてからの人生に当たった、たった一度のスポットライトがこの処刑という物悲しい人物です。このドラマでは気丈に安禄山に毒づいて死んでいましたが、実際はそんな元気があったかどうか。
ただ記録に名前が残っているために、楊貴妃ものには不可欠なワンポイントです。
陳玄礼や李猪児なども、安史の乱を彩る実在の人物が配置されていて、日本の忠臣蔵のような感じで「この場面になったらこの人が登場」っていう定番なんですね~。

そして安史の乱のひとつのヤマ場で、とうとう楊国忠と楊貴妃が退場しました。
命からがらの逃亡の最中なのに、メシがまずいの猫を捜せのってやられたら、仕える者たちも色々思うところはあったんじゃないかな~。「玉環(楊貴妃)とは16年も共にいた」って言ってましたが、その前の武恵妃とは20年以上連れ添って、それでひと月せずに持ち直したらしいから(by陳玄礼)これで後宮はワンチャン巡って盛り上がることでしょう。

ここがちょうどドラマの折り返し地点ですが、後半は血みどろの戦闘シーン多めになりそうですね。なかなかハードな展開ですが、頑張って応援していきましょう~!

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この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 毎回ハラハラドキドキして見てます。どうも皇太子妃の張氏に腹黒さが気になってます。我が息子の広平王を殺めようとする策略が憎い。沈家惨殺の主人公を楊国忠、楊貴妃を潰していくのはお見事。皇太子妃をどうやってあばいていくかを楽しみにしています。

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