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クルミットです♪
卒業式のステージ、制服めぐる母娘ゲンカ、そして念願の「邓家小館」開店――第5話は笑いと涙がめまぐるしく駆け抜ける回でした。
それでは第5話を一緒に見ていきましょう!
テレサ・テン 歌姫を愛した人々 第5話のあらすじ
卒業式当日、代表スピーチを任されたナンナン(段ニン)は原稿を読み替えられず大ピンチ。慌てた先生がテレサ(丫頭)を呼び込み、ステージは急遽バトンタッチ。そこへ母ソケイとチン夫人が駆けつけ、晴れ姿に目を丸くします。さらに父テン・シュウも雨合羽を届けに現れ、愛娘の堂々たるスピーチを目にして思わず目尻が下がるのでした。
父の背中がそっと膨らむ、あの誇らしげなシルエットが忘れられません。
式後、テレサはナンナンを必死になだめ、二人はいつもの笑顔に。試験結果が張り出され、ナンナンは念願の市立女子中に合格。裕福な母シュウ・ミンは新品制服を用意し「村じゅうに見せびらかしなさい!」と鼻息荒いものの、当の本人は照れ臭くて玄関から動けず。夫リテンも「見栄はほどほどに」と口論に発展します。
一方、テレサの不合格は「想定内だね」と家族会議も軽やか。むしろテレサは村を駆け回り、ナンナン合格の朗報を近所の人へ配達しながら自分のことのように喜びます。
兄チョウフは「期末で学年首位を取ったら、テレサの歌の練習日を週1日増やしてやって」と父に交渉。家族の応援ムードが一層高まる中、テレサにはファンレターがどっさり届き、歌手としての手応えも増すばかり。
しかし父テン・シュウは道端でチンピラに絡まれ、テレサとチョウフが助けに入るのを制止。黒狗が登場し事なきを得ますが、「自分の店があれば舐められないのに」とテレサの胸に新たな願いが刻まれました。
小さなノートに“お店”と書き込む筆圧の強さ、未来を引き寄せる力そのものです。
その夜、テレサは給与の前借りを申し出るも「未成年は保護者契約が必要」と門前払い。兄弟で知恵を絞り、父の字を真似て印鑑を押し、見事契約書を完成させ前借りに成功します。そして手にした鍵は夢の店舗。
真相を知ったテン・シュウは驚くものの怒らず、「邓家小館」と命名し家族の挑戦を後押し。開店初日、店は長蛇の列で大盛況! テレサのファンが押し寄せ、買い食いしながらサインを求める光景に村はお祭り騒ぎです。
ナンナンにも変化が。届いた文通相手からの手紙には「親愛なる君へ」と甘い書き出し。テレサは驚きつつも“親友の秘密”をしっかり守ると約束します。
電台は宣材写真を撮影、テレサはナンナンとツーショットを残しますが、酔って帰宅したテン・シュウはサイン入り写真を見て激怒。「学業に専念しろ」と声を荒げ、テレサは悔し涙。
「読書百遍義自ずから見る」――父の厳しさの裏にある愛が痛いほど沁みました。
実は店舗購入の資金はテレサの前借りではなく、テン・シュウが大切な懐中時計を質に入れて捻出したもの。噂を真に受け「あの店は娘の稼ぎだ」と勘ぐる村人の声に、父は黙して語らず。階段の陰でその事実を聞いたテレサの瞳は、月のように潤んで輝いていました。
テレサ・テン 歌姫を愛した人々 第5話の感想まとめ
友情、家計、世間体――大小の感情がひしめき合いながら、「家族で店を切り盛りする」という新しい夢が動き出した回でした。テン・シュウの無言の愛情は、娘の音楽活動を責める言葉の裏側に隠れつつもしっかり伝わり、胸にじわじわ広がります。
ナンナンの制服事件では“見栄と本心”のギャップ、チンピラ絡みでは“プライドと現実”の折り合い――生活をリアルに感じるシーンが多く、物語への没入度が一気に増しました。
次回は邓家小館の経営が軌道に乗るのか、テレサの歌手生活と学業の両立はどうなるのかが大きな見どころ。ナンナンの“親愛なるペンフレンド”も波風の予感大で、友人関係に新たな試練が訪れそうです!
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