テレサ・テン 歌姫を愛した人々 第6話 邓麗筠が背負う“黒鍋”と父の矜持を徹底解説

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借金、友情、そして父娘の誇りが複雑に絡み合い、涙よりも胸の奥がジリジリ焼けるような第6話。ひとつの嘘が生んだ波紋は、家族と親友の絆をどう揺らすのでしょうか?
それでは第6話を一緒に見ていきましょう!

テレサ・テン 歌姫を愛した人々 第6話のあらすじ

 退役したシャンドン叔父は妻と養鶏を始めようと資金を探し、テン・シュウに千元の融資を頼みます。しかし家計は火の車。母ソケイは「両親思いの友人だから」とテレサ(邓麗筠)の貯金を充てる案を出しますが、シュウは“娘の金は使わない”と頑として譲りません。

父の頑固さが愛情の厚みと同時に映りました。

 その頃ラジオ局では人気歌手リ・エンとリュウ・シャオチュンが出番を巡り大激論。リ・エンは「代わりの相手はあの子で」とテレサを指名しますが、主任は「学生をステージに立たせるのは父が許さない」と一蹴。舞台袖の駆け引きにテレサは胸を高鳴らせます。

 友人ナンナン(段寧)は文通相手の“清風”と初対面を果たしますが、その帰り道で父リテンが別の女性と黄包車に乗る姿を目撃。動揺を押し殺すように写真館から家族写真を引き取り、「持ち帰るわ」と淡々と告げる背中が切なく映ります。

裏切りを呑み込む静かな瞳――言葉よりも痛みが伝わりました。

 テレサはこっそり貯金通帳をシャンドン叔父へ差し出し、彼は感謝の印として半額を父に返却。真相を知ったシュウは「娘の善意」を噛み締めつつ、妻が嫁入り道具を売って不足分を補ったと知り胸が詰まります。

 シュウは「奢りに慣れると心が怠ける。自分たちの手で稼ぐ今が誇り」と語り、テレサは“父は歌うこと自体には反対していない”と受け取り笑顔に。

努力こそ家族の宝物、そんなメッセージがじんわり沁みました。

 しかし事態は急転。ナンナンの成績急落と男関係の噂を聞いた母シュウ・ミンが激怒し、娘の部屋を捜索。清風宛ての恋文を発見すると電台へ乗り込みテレサとナンナンを連れ戻します。仲裁に入ったはずが、テレサが“悪い先導役”と決めつけられ、ナンナンは沈黙。

友を守るために飲み込む理不尽―胸が締め付けられます。

 テン夫妻は娘の無実を察しながらも敢えて追及せず、「林ジンムの歌廊には二度と近づくな」とだけ告げます。夜道を走り去るテレサの背に雨粒が滲むようで、ナンナンは追いすがり涙ながらに「父に愛人がいた」と告白。二人の友情はまた新たな試練を迎えました。

テレサ・テン 歌姫を愛した人々 第6話の感想まとめ

 “親友のための嘘”と“父の矜持”がぶつかり合い、心の奥で小さな軋み音が響く回でした。シュウの「家族は自分の手で養う」という信念は時に厳しいけれど、テレサの歌への情熱を否定せずに残している点が印象的。守るべき一線と応援の間で揺れる父親像に深く頷かされます。

 また、ナンナンの沈黙は決して裏切りではなく、家庭崩壊の恐怖と友を守る葛藤の表れ。誰かの痛みを代わりに背負うとき、人は少しだけ大人になる――そんな苦味を感じさせました。

 次回はテレサが“ステージの誘惑”をどう乗り越えるか、ナンナンの家庭問題がどこへ向かうのか、そして家族経営の店は持ちこたえられるのかが見どころ。友情・家族・夢がさらに絡む展開から目が離せません!

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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