中国ドラマ-三国志-Secret-of-Three-Kingdoms-19話-20話-21話-の画像つきキャスト情報をネタばれありで!
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クルミットです♪
曹操の頭脳・郭嘉による、楊平たちへの攻勢は依然衰えず、楊平の正体の核心に迫った趙彦が、前回は非業の死を遂げることになってしまいました。郭嘉の策謀の切れ味は残忍にしてセクシーなので、あんなに優秀な郭嘉がどっぷり心酔する曹操という人物は、一体どれほどの?と思わせるものがあります。
しかし、郭嘉の思うままでいるわけにもいかないので、楊平は「官渡に親征したい」という一石を投じました。それによって曹操陣営に起った波紋が、今回どういう形で展開していくのでしょうか。先帝の謀った許都の反乱に失敗し、司馬懿とも離れざるを得なくなった楊平が放った一手により、ドラマの舞台は許都から、袁紹の本拠地「鄴」へと移っていきます。
縛りから放たれて外に出た楊平は、無事でいられるでしょうか。うーん、三国志なのに先が全然読めない、不思議な感覚です♪
【三国志 Secret of Three Kingdoms】(ネタバレあり)
19話
楊平は皇宮の蔵で、実母・王美人の文書を発見し感極まる。ところが文書を開くと、そこにはたった数行しか書かれていなかった。そこにやってきた女性と宦官の密談を楊平は隠れ聞くが、女性は唐瑛だった。唐瑛は「陛下の親征は誰の命か、親征を阻止しろ、曹操の屋敷に入り込む方法を探れ」と袁紹に命じられているのだとわかる。唐瑛が袁紹の間者だったことに楊平は衝撃を受ける。
それ以来楊平は唐瑛に対し態度を変え、伏寿はそれを不審に思う。
唐瑛もですが、皇宮の宦官にも袁紹の手の者が入り込んでいるということですよね…
袁紹は蜚先生という謎の男と密かに会っていた。袁紹は皇帝が戦場に来ることについて相談するが、蜚先生はその意味を「皇帝はあなたに助けを求めている、あなたにとって大業をなす好機」と解釈する。袁紹は唐瑛に皇帝との連絡役をさせようと考えるが、蜚先生の策で潘揚という者を遣わすことにする。
怪しいキャラが出てきましたね!見た目も面妖で、この人は袁紹の参謀なのでしょうか
曹丕の体調は回復に向かっていた。曹丕は母・卞夫人に「なぜ陛下の監視をやめたのか」と聞くが、卞夫人は「曹丕の命の恩人の監視をしていると知られたら曹操の名声に傷がつくから」と答える。曹丕は「陛下に救われた命だから、恩返ししなければ」と何か企む様子。
そして曹丕から「五禽戯」を教えてくれと言われ、楊平は自分と親しくなりたいのだろうと考えるが、伏寿は「監視しようとしているのでは」と懐疑的だった。
曹操の名声が理由なら、最初から監視しなければいいのに。まさか他に理由が?
唐瑛のもとに兄弟子の潘揚がやってくる。潘揚は「皇帝に会うための手助けを頼む」と言うが、皇帝が曹操の屋敷にいると聞いて激しく動揺する。潘揚は徐州の人間で、曹操は家族を殺した仇だったのだ。潘揚と唐瑛はかつての西園軍で二人だけの生き残りであり、一門の掟に堅く縛られていた。曹氏を滅ぼすことだけが二人の自由への道だったのだ…
以前唐瑛が何か埋めていたことがあったのは、袁紹サイドへの秘密の連絡だったのか!
12日経っても袁紹からの連絡が来ず、楊平は次第に焦りを感じていた。しかしそこに唐瑛から「弘農王の祭祀をするのに香を分けてほしい」との連絡あり、楊平は一人で出かけることにする。ところが郭嘉が一緒についてくると言う。郭嘉によると、楊修は牢から解放され官渡に送られることになったのだという。
官渡に向かう楊修を見送りに父・楊彪が駆け付けるが、楊修の表情は暗い。しかし「官渡で郭嘉と勝負します」と、まだ心は折れていない。そんな息子を楊彪は悲しげに見送る…
楊修は郭嘉と勝負できるつもりでいるのですね。楊修は郭嘉相手では勝てない気が…
弘農王祠に向かう馬車の中で、郭嘉から楊修の処遇について聞かされた楊平は、曹操が楊修について「大目に見ろ」と言っていると聞く。「勝った後はそういう者こそ忠誠を尽くす」という曹操の人心掌握術に楊平は感心する。弘農王祠に到着するまで、郭嘉は楊平に心理戦を仕掛け、「袁紹はいまだに陛下のことを諦めていない」と楊平の本音を炙り出そうと試みる。それをかわして到着した弘農王祠は、激しい攻撃を受けた状態になっており楊平は愕然とする。袁紹の間者がここに入り込み、唐王妃を連れて逃げたという。
郭嘉は王祠に矢を射ることもためらわぬという、漢王朝に対して敬意など皆無ですね~
楊平は伏寿に「唐瑛が袁紹の間者だ」と話すが、伏寿は信じない。かつては通じていたが、関わりは絶ったはずだと。唐瑛が袁紹の間者なら、すでに袁紹は陛下の正体を知っているはずだという冷静な分析に、楊平は伏寿の存在を心強く感じるのだった。
その頃、唐瑛と潘揚は、司馬家の隠れ商店の番頭の元にかくまわれていた。司馬懿は唐瑛が逃げ込むのを見越して、番頭に唐瑛のことを守るように命じていたのだった。
番頭さんにはそろそろ名前をつけてあげてほしいです。活躍しているのに、番頭のまま…
満寵は郭嘉に、官渡へ送る食糧が不足していることを報告する。さらに楊平の正体問題は、鍵が温県にあるのではとにらみ、満寵は温県に行ってみるという。そして郭嘉は司馬懿の兄弟を召し出して司馬家に揺さぶりをかけるつもりでいた。
一方、司馬懿のもとには番頭がやってきて、唐瑛たちのことを報告するが、司馬懿は思った通りだと笑う。さらに司馬懿は、番頭に命じて曹操の兵糧を燃やさせる。そうすれば郭嘉は許都に留まってはいられない、という司馬懿の郭嘉追い出し作戦だった。
郭嘉と司馬懿の頭脳戦は、なかなか丁々発止で面白そう。司馬懿が1点リードですね!
20話
郭嘉の元に「官渡に送る兵糧がすべて焼かれた」と報告が入り、郭嘉は思わぬ事態に呆然とする。それを見て任紅昌は「郭嘉も読み間違うのね」と茶化すが、郭嘉は「官渡が俄然面白くなった」と笑うのだった。
これが誰の仕業か、後からの展開を見るに郭嘉は全部お見通しなのでしょうか…
郭嘉は講義でなく変装して外に抜け出そう、と楊平を誘う。伏寿が郭嘉の真意を疑って同行し、三人でウサギ狩りをすることに。ところが楊平の馬が急に暴れだし走って行ってしまう。
楊平が郭嘉から一人離れたところ、唐瑛と潘揚が待ち構えていた。潘揚は楊平を官渡に連れていきたいと請うが、楊平は「袁紹は討伐の大義を得たいのだろうが、董承に授けた詔を見れば朕の意図がわかる」と答え、唐瑛に別れを告げてその場を去る。
暴走は郭嘉の仕込みなのか、楊平の策なのか、どっちにしろ郭嘉はお見通しですよね~
楊平は落馬して足をくじいたふりをして、郭嘉と伏寿が探しに来るのを待っていた。郭嘉は楊平と伏寿を連れて近くの村に誘う。そこは子供しかいない村で、郭嘉と任紅昌が戦で親を亡くした子たちの面倒を見ているのだった。そこで楊平は子供たちに文字を教える。のんびりとした村の様子に、楊平は伏寿に「私たちもそんな暮らしをしませんか」と言う。
楽しい一日を満喫した後、楊平は酔った伏寿を連れて帰ることに。郭嘉はお忍びの官渡行きのために取り計らうという。楊平は郭嘉に「官渡で会おう」と言って村を後にする…
郭嘉と任紅昌の隠れた一面が、楊平と伏寿にとっての理想郷だという不思議な対比…
伏寿は自分で立てないほど酔っ払い、楊平に抱き上げられて曹府に帰宅した。それを見かけた曹丕に楊平は「郭嘉と酒を飲んだ」と言い訳する。部屋に戻った伏寿は、酔っていながらも楊平に警告し、「どうか本物の皇帝になってください」と涙する。しかし楊平は「私なら董承を助け、袁紹に走ったものの信頼を漢王朝に取り戻せる」と語る。
任紅昌は楊平たちを初々しい新婚夫婦だと思っていたが、郭嘉は皇帝夫婦だと明かす…
曹丕は司馬懿以上に腹が読めないタイプですね。酔っ払った伏寿は意外に可愛い!
翌朝、何を言ったか覚えていない伏寿はうろたえるが、楊平はそれをいいことに伏寿が言っていないことを言った、とけむに巻こうとする。伏寿は郭嘉の罠だと警戒するが、二人で一緒に官渡に行こうと決めた楊平は聞く耳を持たない。
さらに楊平は、荀彧にも「お忍びで官渡に行く」と話して反対されるが、「郭嘉と曹操の意志だ」と言って黙らせるのだった。
楊平大丈夫でしょうか、郭嘉の上を行くつもりになっても、郭嘉はさらに上を行くよ…
司馬懿は唐瑛を迎えるつもりで屋敷の一部を女物に模様替えしていた。ところが番頭からの文で「唐王妃が兄弟子と一緒に逃げた」と知らされ、がっかりする。もう一通の文では「袁紹が鄴で儒学生を集めている」という。司馬家にも声がかかったが、司馬防が「袁紹は名家の子弟を人質にとるつもりでは」と予想して断ったのだという。しかし司馬懿は別の思惑から鄴へ向かうことに。
司馬懿は郭嘉に対抗できる頭脳なのに、女性の扱いは郭嘉の足元にも及ばないですね…
その頃、逃げたはずの唐瑛は牢につながれていた。潘揚は袁紹の命で唐瑛を鄴に連れて行って取り調べることに。唐瑛は潘揚に、袁紹への気持ちを問いただすが、「曹操に対抗できるのは袁紹だけ」と潘揚は聞く耳を持たない。
そして許都では董承が官渡に護送されるために出発しようとしていた。それを見送る賈詡は、郭嘉に「お前は陛下を自由にして怖くないのか」と問うのだった…
楊平たちのお忍びについて、賈詡もまた「お見通し」ですか。曹操陣営手強いですね!
21話
檻に入れられた董承を送還する行列に突然兵士が襲い掛かり、護衛兵に紛れて官渡を目指そうとしていた楊平と伏寿は慌てる。しかも、護衛兵の中には曹丕も紛れていて、攻撃を受けて気を失っていた。隊列を襲ったのは袁紹軍の淳于瓊だったが、生き残りの楊平たちを殺そうとして、董承に「味方だ」と止められる。そして楊平のとりなしで曹丕も助けられ、連れていかれることに。
董承は楊平がいることは知らされていたものの、曹丕がいることまでは知らなかった?
董承が袁紹の兵にさらわれたという知らせが許都に届き、董承の官渡行きを知らなかった孔融は激怒して郭嘉の元へ怒鳴り込む。郭嘉は「官渡行きは、自分が勝手にやった」と打ち明け、「曹司空が袁紹を破れば董承は戻ってくる」と面白がる。
しかし郭嘉にとっても曹丕がついていったのは計算外だった。それでも「若者は冒険が好きだから」と暢気に構える様子の郭嘉に、任紅昌は何かものありげな視線を送るのだった。
孔融がもし袁紹の兵に「陛下」もさらわれていると知ったら、怒りで倒れそう…
楊平は袁紹の兵に「潘揚将軍と陛下が練った策のおかげで董様を助けることができた」と語るが、そのさなかに董承が毒を盛られて死んだことで、楊平たちが疑われて剣を向けられる。そこで楊平は「袁紹は賊を討て」と血で書かれた詔書を持ち出してその場をしのぐ。
檻に入れられた楊平は、「郭嘉は袁紹と自分に直接話をさせたいのだろう」と考える。曹丕が黙って出てきたらしいため、伏寿は彼を殺す好機と考えるが、楊平はそれを止める。しかし、そこで楊平は目隠しされてひとりだけ連れていかれてしまう。
確かに楊平は外に出ると「水を得た魚」ですね、でも果たしてうまくいくのかな…
司馬懿は鄴に来ていた。袁紹は各地から儒学生を呼び集めていたが、それらに対して、鄴をあずかる審配の息子・審栄が「曹操軍の間者探し」を目的に身体検査させていた。司馬懿はわざと「荀彧の手紙を持っている」と言って審栄に捕まえさせる。そして自分を使って郭嘉の回し者を見つけて、曹操の拠点をつぶさないかと審栄に持ち掛け、解放させる。
そして司馬懿は自分をつける男の存在を審栄に確認させ、「曹操は私の家族を殺そうとした上、私をつけ狙っている」と審栄に保護を求めるのだった。
曹操の配下は切れ者揃いなのに、袁紹の配下はこんなんで大丈夫なんでしょうか…
楊平が連れてこられたのは蜚先生のところだった。楊平は「劉平」と名乗ったが、皇帝一族に年齢の合う劉平はいないと言われ、楊俊の息子の楊平だと打ち明ける。蜚先生は「董承はなぜしくじったのか」と尋ねるが、楊平は「陛下のために犠牲になった」と答える。さらに「唐王妃は誰のために動いているのだ」と訊かれ、「陛下です」と答える楊平の度胸に、ようやく蜚先生は楊平の疑いを解く。董承が盛られた毒は蜚先生と郭嘉しか知らないもので、一連のことはすべて郭嘉のたくらみであり、蜚先生の顔を醜く変えたのも郭嘉だという。そして蜚先生は郭嘉の兄弟子だと聞き、楊平は驚くのだった…
蜚先生は冷寿光の兄弟子、ということ?郭嘉のせいで彼も去勢されたのかしら…
曹丕は檻の中で目覚め、伏寿に自分を殺さないのかと尋ねる。自分の命は陛下ではなく、伏寿次第だとわかっていると…。郭嘉は楊平と伏寿の命を狙っているが、曹丕は「自分の意志でお二人を守りに来たのだ」という。
司馬懿と審栄は曹操の拠点と思われる家に踏み込むが、中は空だった。しかしそれは見せかけで、矢を射かけられて審栄が傷を負うことに。司馬懿の機転で間者を捕獲したが、審栄が痛みに泣きわめくので、司馬懿は毒矢だと脅して薬を与え、審栄の信用を得るのに成功する。
曹丕はどこまで信用できるのでしょうか。司馬懿並みに信頼できなさそうですよね~
許都にも董承一行の異変の方がもたらされ、荀彧は郭嘉に、手のものを使って陛下を助け出すように懇願するが、郭嘉はのらりくらりと動くつもりがない。しかし鄴の拠点が壊滅させられたという報告を聞いて、郭嘉はそれが司馬懿の仕業と見抜く。郭嘉はすでに有望な間諜を送り込んだというのだが…
郭嘉が送り込んだ有望な間諜って、それが曹丕でした♪とかそういうオチはやめてね…
知らせを聞いた審配が自宅に戻ってきたが、審栄が司馬懿を紹介すると、司馬懿を「曹操の回し者だ」と捕縛を命じる。司馬懿は荀彧の下にいたこと、司馬防と曹操が旧友だからということで信用できないという。審配は直接司馬懿と話すというが…
司馬家って実は、曹操側から見ても袁紹側から見ても、両方から信用されないのか…
19~21話の感想
「鄴」は、袁紹が本拠地としていた地ですが、後に曹操によって制され、魏の都になった場所です。そこに楊平、伏寿、司馬懿が集まってしまいました。
歴史上では建安5年の正月に董承の反乱が失敗し、同年の2月に袁紹と曹操のガチバトルである「官渡の戦い」が発生するので、楊平たちは非常に危険な場所に、しかも皇帝と皇后なのに捕まって檻に閉じ込められているのですから、えらいことですよ!
しかもそこに曹丕までいるのですから、これでひょんなことで歴史が書き換わったらどうしようとか、大筋で三国志をはずれることはないだろうとわかっていながらも、ハラハラしてしまいます。
今回、楊平たちが鄴に行ったことで新しい名前が出てきました。「蜚先生」は、三国志には出てこないキャラクターだと思いますが、郭嘉の兄弟子ということは、華佗一門ということになるのでしょうか。郭嘉は同門の弟子たちに一体どれだけ恨まれているのでしょう。
そして司馬懿と愚痴を言いあった人物で、名前のテロップが出てきた儒学生「柳毅」、これは実際に三国志に出てくる人物です。そんなに華やかな活躍をしている人物ではありませんが、こういうキャラが趙彦のように大きな役割を与えられたりするのかもしれません。
あと「審配」と「審栄」の父子は、正史では審栄は審配の甥ですが、袁紹・袁尚親子の溺愛と不出来を投影する役割なのでしょうか。彼らは、これから官渡の戦いの行方を左右する役割を果たしていくと思われるので、要注目です!
場面が鄴に移ってしまったら、郭嘉や荀彧の登場が少なくなってしまうのが寂しいです。郭嘉の場を支配するセクシーオーラが見られなくなるなんて~!しかし郭嘉のやることといえば、悪だくみと任紅昌と屋敷でイチャイチャしているだけかと思ったら、戦争孤児たちを集めてあんな村を作っているとは、とても意外でした。
しかし任紅昌は何か含んでいるようですが、郭嘉はやはりお見通しで、わかっていながら近くに置いているのでしょうか。もうすぐ折り返し地点になるようなのに、元ネタの三国志をわかっていながら、全然どういう方向に向かうのかがわからないという、新しい三国志に翻弄されている気持ちです。
そして、袁紹は出てきたのに、曹操はまだなのか~!
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