中国ドラマ-三国志-Secret-of-Three-Kingdoms-37話-38話-39話-の画像つきキャスト情報をネタばれありで!
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曹操は久々に会った皇帝・劉協の変化に不審を抱き、楊平の工作で漢王朝が存在感を増したことから、次第に漢王朝への圧力を強めてきました。楊平は烏桓征伐に同行することで、曹操の不信を懐柔しようとしますが、盧龍の陣内で出会った兵士が「楊平を知る者」だったことから、郭嘉が真相にぐっと近づき、楊平は最大の危機に…
曹操から、「伏寿の廃后」と「曹節の皇后冊立」を迫られている楊平ですが、今回は伏寿を守る以前に、自分たちの命がギリギリです。そして今回はあの人が、さらにあの人も…結構重要な人物が姿を消してしまうので、悲しく重苦しい展開となっていますが、楊平が皇帝として真に覚醒していく大事な場面ですので、しっかり見守って応援していきましょう~♪
【三国志 Secret of Three Kingdoms】(ネタバレあり)
37話
伏寿は、曹操が楊平に曹節を娶らせるつもりなのだろうと問う。昼間、楊平と曹節がお似合いだったのを見たことで伏寿の心は揺らいでいたが、楊平は「私の皇后はあなたしかいない、あなたを失いたくない」と断言する。
その頃、賈詡のもとに郭嘉から伝書鳩が。郭嘉が漢王朝の秘密に迫ったことを知り、賈詡は郭嘉へ「今の皇帝は先帝の双子の弟だ」と秘密を明かす返事を書く。賈詡は楊平が名君になるのか傀儡で終わるのか、隠れて見定めようとしていた…
賈詡は双子の誕生時点から全部承知して、ずっと見守っていたということですか~?
唐瑛は司馬懿のところに時々忍んできては、食事の差し入れをして、引き裂かれた二人の時間を取り戻していた。そこに伝書鳩で楊平から助けを求められ、司馬懿は「結局あいつは私に面倒をかけるのか」とため息をつく。
そこで司馬懿は盧毓に策を授け、儒学生たちを皇宮に集めて「陛下は幽閉されている」と騒ぎを起こさせる。荀彧は事態の収拾に苦慮するが、何も知らない孔融までがその騒ぎに乗り、朝議の場で曹操批判を繰り広げて騒ぎを拡大させる。荀彧は崔琰に問い詰められ、「陛下がご自身で進んで行かれた」と答えるが、崔琰から初心を忘れたのではないかと指摘されて考え込む。許都では徐々に劉協の人徳が、漢王朝の存在感として重みを増してきていた…
儒学生の皆さんは、司馬懿プロデュース楊平にこれまで何度踊らされてるのでしょう…
司馬懿は盧毓たちの騒ぎを見て、唐瑛に「皇帝が曹操によって、無理に遠征に連れていかれた、と広まったことで、曹操が義和(楊平)の素性を明かしても、帝位を奪うための嘘だと皆が思うようになる。義和になにかあっても、曹操は悪名を残すことになるため、曹操は義和を守るしかない」と語る。
許都からの知らせが届かず、司馬懿の策が行われていると知らない楊平は、10日間の期限を気にせず治療に励んでいた。伏寿は「自分が盧龍に残って曹操と渡り合うから、陛下は許都に戻ってください」と言う。しかし楊平は郭嘉にすべて話すことを考えていた…
この策って、「実は曹操意外と嫌われてる」っていう証明のようで、ちょっと可哀想~
郭嘉は容体が悪化し、冷寿光が治療し「世を捨てて静かに暮らせばあと10年は生きられる」と進言するが、それでは面白くないと郭嘉は耳を貸さない。そこに賈詡からの文が届き、郭嘉は漢王朝の秘密を知って愕然とする。董卓、張繍、曹操と三人の主君に仕えて「漢に対する逆賊」という悪名を得た賈詡が、実は漢王朝を守るためにしてきたことだったと知って、郭嘉は驚きを隠せないが、真相を知った今どうするべきか悩む…
その頃曹操は、許都の騒動について知って激怒していた。遠征について知る者は少ないが、それを漏らして波風を立てたのは誰か、曹操には見当がついていた…
郭嘉が楊平の秘密を知ってしまいました。さぁこれから郭嘉はどう動くのでしょうか…
楊平と郭嘉は待ち合わせて、腹を割って話すことにする。郭嘉は真相を知ったことで、曹操がこれで漢王朝を取り潰すだろうと言うが、楊平は郭嘉の気持ちはどうなのかと問う。
その会談を待つ間、伏寿は自死を覚悟していた。伏寿を死に追いやったと曹操が非難され、許都に戻った楊平が司馬懿と共に曹操と戦うのだと、伏寿は冷寿光に「漢王朝を守り続けるように」と楊平への言伝を託す。しかし冷寿光は、楊平と郭嘉が心を開けば望みはあると伏寿を慰める。そして必死の説得のかいがあって「この戦に勝つまでは仕掛けない」という郭嘉との約束を引き出して楊平は戻ってきた。しかし伏寿の不安は消えない…
司馬懿の起こした騒ぎで、曹操は簒奪者の汚名をきるか、漢王朝という大義を守るかの二択しかなくなっていますが、郭嘉がどちらを選ばせるのかは結構大きいことですよね
伏寿と楊平は冷寿光を伴って任紅昌を訪ね、郭嘉にとりなしてくれたことの礼を述べる。ところが警護が手薄になっていることに乗じて、王越が楊平に襲い掛かり、それを庇って任紅昌が刺されてしまう。さらに攻撃しようとする王越に冷寿行が立ちはだかり、王越に目つぶしの薬を投げつける。王越は人質をとって逃げるが、曹丕が王越に「私を人質に」とささやく。そして曹丕は王越が見えていないのをいいことに、王越を刺す。
王越は虫の息で曹丕を連れたまま逃げ、いまわの際に「我が剣術を必ず後世に伝えてくれ」と頼み、「王氏の剣術を学ぶものは恐れや心の闇から死ぬまで逃れられぬ。これはお前への忠言であり、呪いだ」と言い残して絶命する。
王越の呪いを背負った曹丕は、シスの暗黒卿ダース曹丕として生きていくのですね…
38話
楊平が、王越に刺された任紅昌の治療をするが、出血が多く手の施しようがなかった。郭嘉が駆け付けて抱き上げるが、任紅昌は「あの若者たちを傷つけないと約束して」と後を託して郭嘉の腕の中で息を引き取る。号泣する郭嘉は容体が急激に悪化し、楊平は冷寿光を呼ぼうとして、その時ようやく冷寿光が王越にやられていたことに気づく。冷寿光は最後の息で華佗の名著「青嚢書」を探し出して伏寿に託し、絶命する。
楊平と伏寿は二人を埋葬し、必ず仇を討つと誓う。誰が王越を操って襲撃させたのか、王子服の死の真相を教えたものがいるのか… 今はそれが誰かはわからないが「我らの近くにいる者」だと、楊平は危機感を強める。
冷寿光かわいそう…せめて気づいてあげて…頑張ったのに気づいてもらえないなんて…
曹操の使いでやってきた曹丕に、郭嘉は「いつから王越に剣を習っていたのです?」と問いただす。そして曹操はそれを見逃さないだろうと。曹丕は天地に対して「父上への忠誠心はずっと変わらない」と誓う。
郭嘉は、様子を見に来た曹操に「二人だけで話したいことがある」と皆を外に出すが、楊平も曹丕も、郭嘉が何を曹操に言うのか気になって落ち着かない。そして翌朝、曹操は軍隊を伴って盧龍から出陣していった。それを見た楊平は、郭嘉が勝負に出る策を曹操に授けたことを察する。
いかに郭嘉でも、曹丕が王越を引き込んだことを見通せなかったのでしょうか…
楊平は任紅昌と冷寿光の墓前にいた郭嘉に、曹操の奇襲は郭嘉の策なのかと尋ねる。曹操と曹丕で騎兵を率い、曹植を残しての出陣のため、盧龍の守りは手薄になるが、郭嘉は「私がいれば十分」と言う。「生きて曹様の凱旋を迎えたい」と語る郭嘉だが、楊平の秘密を曹操に告げてはいなかった。曹操も楊平も戦乱の世を終わらせたいという思いは同じだと考えていたからだった。しかし郭嘉の病状はさらに悪化していた。
郭嘉は最悪の事態を想定し、兵の前で郭嘉を気遣おうとした曹植に「私の身体のことを漏らしてはいけない」と注意する。もし知られたら盧龍が危うくなるからだった。
郭嘉の智謀は万全の策を練り上げましたが、悲しいことに身体が策についていかない…
司馬懿にも曹操の奇襲の知らせが届いていた。これで討伐を終えた曹操が戻ったら、儒学生たちの騒乱の件を調べるが、その時はどうするのかと唐瑛は心配する。
また曹操の奇襲は伏寿から父・伏完にも文が届いていた。楊修は伏完を訪ね、「これは好機」と伏完に迫る。鮮卑に盧龍の守りが手薄だと教えれば、鮮卑は動き、曹操は前後の敵で進退窮まるのだと。伏完は、盧龍にいる皇帝夫妻を心配するが、楊修は心配ないと自信満々。伏完は不安を抱えながらも、楊修の話に引き入れられていく…
大体楊修はこの手の謀略を企画しておいて、仲間に引き入れられた人だけが罰せられるようにして、自分は逃げるパターンですよね。伏完パパは最悪の選択をしてしまうのか…
郭嘉は血を吐きながらも、最後の力を振り絞って献策を書き残そうとしていた。様子を見に来た曹節に、郭嘉は二つの袋を渡し、一つは「敵が攻めてきたら中を開けて見てください」と、もう一つは「天下にかかわる秘密が書かれているので、曹様と陛下がいつか決別したら、あなたが天下のことを考えて決めてください」と言う。
そして郭嘉はやってきた楊平に「鮮卑が隙をついて攻めてきたら、曹植では守り切れない」ということ、そして曹操と楊平で一緒に天下を統一することを助けられない無念さを語る。郭嘉の時間が残り少なくなった今、お互いがようやく本当に分かり合えたことを、楊平は涙と共にかみしめるのだった。そして郭嘉は引き継ぐべきことをすべて書き残し、四人の兵士に託す。その兵が盧龍を出発していくのを見送り、楊平は郭嘉の死を察していた…
これで、曹節に漢王朝の命運が託されたということになります。でも郭嘉が予想したとおりにこの先の未来は推移していくのでしょうか。そして曹節はいつ袋を開けることに…
39話
曹操は郭嘉の策の通りに平岡の烏桓奇襲に成功し、烏桓の本拠地である柳の陥落まであと少しに迫っていた。そこで「平岡を落としたら開け」と郭嘉に渡された策の袋を開こうとしたところ、潘揚が徐州の仇として曹操に襲い掛かってきた。父を守ろうと対抗した曹丕の剣術を見て、潘揚は「王越の剣術だ」と叫ぶが、援軍が駆け付けたために逃げる羽目に。
曹操は曹丕に剣術について問いただすが、「王越を見て盗んだ」としらを切りとおす。
曹操は「見て盗んだ」は信じていないと思います、この先もずっと。それがどうなるか…
楊平と伏寿は、郭嘉を任紅昌の隣に葬った。そこに鮮卑が盧龍近くの民を虐殺しているとの知らせが入る。潘揚も曹操軍から逃げた途中で鮮卑の虐殺に遭遇し、民を救って鮮卑を追い払っているところに楊平と曹植がやってくる。潘揚が孤児になった少女を助けているのを見て、楊平は盧龍に来て休むようにと誘う。そして楊平たちは鮮卑から逃れた民を盧龍の城内に案内し、伏寿たちが食糧を分け与えて保護する。
潘揚がここにきていい人キャラに!オリジナルキャラなのに中途半端でしたからね~
楊平は曹植に命じ、許都と曹操の元に連絡するための腕利きの兵を選ばせるが、その中にあの温県の盗賊上がりの青年もいて「逃げ足には自信がある」と無邪気に笑う。楊平は三人に盧龍の命運を託す。
楊平は、伏寿と曹植と曹節の四人で戦況を話し合う。唐突な鮮卑の動きに悩んでいると、曹節が「郭祭酒が、盧龍が危うくなったら開けろと」と、託された袋を差し出す。楊平と伏寿は郭嘉が秘密を暴露するのではないかと心配するが、中には「盧龍が攻められても助けに戻るな、と曹司空に伝えた」とあり、四人は愕然とする。曹植は皇帝の安否は国に関わる、と脱出を勧めるが、楊平は一緒に盧龍と民を守ろうと言う。そして、その話し合いを天井に隠れて潘揚が聞いていたのだった…
楊平が「危ういからと子を捨てて逃げる親はいない」と言っていましたが、あなたの大事な漢王朝の祖・劉邦なんて、我が子を突き落とし自分だけ逃げようとしましたからね?
すぐに鮮卑の先鋒が盧龍に接近してきた。楊平は「鮮卑は平原の遊牧民族で、町攻めの手立てはないのでは」と見ていたが、先鋒は軻比能の部族で、漢との攻防で戦術が向上しており投石機を備えていた。しかも連絡役の三人の兵士が捕らえられており、盧龍はすでに鮮卑によって包囲されていた。兵士は一人ずつ投石機によって投げ殺され、鮮卑の軍隊は徐々に城門に近づいていた。そして三人目、あの青年兵が引きずり出され、楊平に助けを求めるが、楊平は矢で正確に兵の胸を射抜く。軻比能はその腕前を恐れていったん撤退する。
だんだん近づいてくる血痕の俯瞰の映像がなかなか壮絶。楊平の選択がつらすぎる…
烏桓の本拠地・柳を目前にした曹操軍に、鮮卑が盧龍を包囲しているという報告が入る。それを聞いた曹操配下は、撤退と進軍で意見が分かれるが、そこに郭嘉からの文が届けられる。曹操は郭嘉の死を察し、そして郭嘉の文に「戻ってはならぬ」とあったことで曹操は滂沱の涙を流す。撤退の命を下そうとする曹操に、曹丕は「郭祭酒は盧龍を守る策を持っていたはず、柳はここからほんの一息です」と阻止する。その言葉を聞いた曹操は、曹丕が自分に一番似た息子だ、と初めて気付くのだった…
視聴者が「おせーよ」と曹操に突っ込む図、見えるようです。まさか曹植が自分に似ててると思って溺愛していたわけはないですよね?そんな自己分析の甘い曹操は嫌だ!
鮮卑軍に対して盧龍城内の守りの圧倒的劣勢は否めず、再度援軍要請の使者を送る必要に迫られるが、敵の囲みを抜けなければならなかった。そこに鮮卑の将が開門と降伏を勧告してきたため、楊平は潘揚を門前に送り込む。潘揚は将を一刀両断し、そのまま馬を奪って囲みを突破する。そして許都に到達した潘揚は、荀彧に会って援軍の要請の詔を手渡すが、そこに曹操の虎符がないために、荀彧は兵をすぐに動かすことはできないと言う…
潘揚カッコイイ!…のに、荀彧のお役所仕事ったら。漢王朝の牙を抜くつもりだった用兵策で、まさか曹操も我が子の命を脅かすことになるとは想像していなかったでしょうね…
荀彧の対応に失望した潘揚は、唐瑛に会いに行き、司馬懿と引き合わされる。話を聞いた司馬懿は車椅子から立ち上がり、荀彧に兵を出させるから任せろと言う。
一方楊平は城内の武器を調査するが、籠城の守りにはかなり心もとない。楊平は民を守るための策に思いを巡らすのだった…
立った!仲達が立ったわ!…って、「治りました」が通用する曹操ではないわけで…
37~39話の感想
郭嘉、任紅昌、冷寿光、王越、そしてあの名もなき兵士… 今回はいっぱい亡くなってしまいました。37話から38話の陰鬱さはかなりつらい展開でした。
特に郭嘉の死は、楊平と曹操の緩衝材となっていた存在の喪失ということで、二人の今後にとって大きな影を落とすことになりそうです。
なぜ郭嘉は「戻ってはならぬ」と書き残したのか… それは盧龍には守る策があると見せて曹操軍の士気を落とさないため、ということもあると思います。ここで退いたら、おそらく二度と烏桓の息の根を止めるチャンスはないという読みが当然あってのことでしょう。
しかしそれで自分亡き後の盧龍はどう守るつもりだったのか。郭嘉は「陛下なら守り切れる」と、その資質に賭けてぶん投げたのだと思います。郭嘉、人生最後にして最大の賭けですね。
そしてその遺志を継いだ楊平は、ここまで無責任にぶっ放してきた「無用な情け砲」をようやく封印して、あの時放つはずだった、わざとはずした矢を…今度こそ的中させました。
彼の死は二重に三重に色んな意味を持ち、これが楊平の皇帝としての真の覚醒なのかもしれません。
そして曹節に託された「秘密の真相」… あの袋がどんな状況でいつ開けられることになるのか、それはおそらく漢王朝の息の根を止める時なのだと知りつつ、それが少しでも先になることを願わずにはいられません。
今回初めて曹操の涙を目の当たりにし、彼にも人の親としての情の深さがあるのだなと驚きましたが、その曹操の「一番似た息子」曹丕は、その情の部分が欠落していることに父・曹操は気づいているのでしょうか。そして、曹節があの袋を開ける時…楊平と決別するのがもし曹操でなかったら… 曹節の持つ「パンドラの袋」が今後の鍵を握りそうです。
あと、ここにきてオリジナルキャラの潘揚が、ようやく活躍の場を与えられました!
これまで、なんであんな中途半端なキャラを作ったのだろうと不思議だったのですが、ちゃんと深い描写をしてもらえてほんとよかったねぇ~という感じです。あの少女のためにも生きて戻って頑張ってほしいです。
そして司馬懿が文字通り、立ち上がりました… 楊平のためにどんな策を立てて盧龍を救うのか、これからまた楊修との智謀合戦が火花を散らしそうです!
頑張れ仲達~♪楊修の鼻を今度こそ完膚なきまでポッキリ折っちゃって~!
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