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クルミットです♪
大学生・張慶が書いたSF文学小説「慶余年」。
この小説は現代の記憶を残したまま乱世に転生した主人公の青年・范閑が皇位継承を巡る陰謀渦巻く争いに巻き込まれて行くというもので…。
【慶余年(けいよねん)】(ネタバレあり)
1話
大学生・張慶が大学内を歩いている。
向かった先は葉教授のところ。
張慶は彼女の生徒として認めてもらうべく自ら書いたSF文学小説を見せる。
その小説のタイトルは「慶余年」といい、”もし現代から戦乱の世界に転生したら”という内容だった。
場面は変わり小説の中の世界。
ある難病を患う現代人の青年が、目覚めると戦乱の世界で赤ん坊・范閑として転生。
生まれたばかりの赤ん坊・范閑は亡き母の下僕・五竹に守られながら祖母が暮らす澹州の屋敷に預けられた。
どうやら范閑の母は范閑が生まれた日に殺されたようです
その後、妹・若若と共に祖母の屋敷で育った少年・范閑。
しかしある日、若若は祖母から1人都に戻るよう命じられ、范閑は妹と離れ離れになってしまった。
悲しい別れですね
そんなある夜、范閑が眠っていると部屋にある男が訪ねて来る。
敵だと思った范閑はその男を殴り気絶させる。
しかし実はその男は敵ではなく、五竹から「彼は費介。京都監査院三処の主務で味方だ」と教えてもらった范閑。
どうやら費介は范閑に色々と教えるため都からやって来たそうで、その後、范閑は費介から医術など色々習うことに。
遺体の解剖をさせられとり、毒を飲まされたりとなかなかハードな修行です
その一方で五竹からは武術を習った。
こちらの修行もなかなかハードです
そして少し月日が流れ、范閑の修行も終わりを迎え、費介は都へと帰ることに。
費介は去り際に監査院の腰牌を范閑にプレゼントし、都へと帰って行った。
母と旧知の仲だった監査院院長からの贈り物なのだとか
それから月日が流れ、范閑は青年に。
そんなある日、屋敷の前に赤甲の騎士がやって来る。
彼らは范閑を都に連れて行くためにやってきたようだが、祖母は「ここの方が安全だ!」と范閑を止めるのだった。
2話
祖母から都に行くことを反対された許さない范閑は五竹に行くべきかどうか相談。
そこで母が都で商売をしていたこと、そして母が都で死んだことなどを知った范閑は都に行くことに決めた。
そんななか、屋敷の食事に毒が混入されていて食べた人間が皆食中毒になるという事件が発生。
范閑は食事を作った男の家に向かう。
すると食事を作った男が縛られていて、その側に毒を盛った犯人の姿が。
彼は監査院四処所属の滕梓荊という男で、范閑に襲い掛かってくる。
刀を交わす2人だったが、最終的に范閑が滕梓荊を追い詰め、命を狙った理由について滕梓荊を問い詰める。
どうやら監査院の命令なのだとか。
さらに屋敷の中に范閑が都に来ないよう見張っていた使用人がいたことが判明。
その使用人は都にいる二夫人による指示で、もし范閑が都に来て相続争いが勃発しないように見張っていたのだとか。
その使用人は即座に処罰されるなか、范閑は今回の件を調べるためにも都に行くことを決意した。
その後、范閑は滕梓荊と親しくなり2人で話していた。
そこで滕梓荊は今回の件は何者かが監査院の名を騙り指示を出していたことが判明したと明かす。
さらに滕梓荊は「俺を殺したことにしてくれ」と范閑に頼るのだった。
こうして滕梓荊は世間的には死んだ人となりました
その後、五竹の元を訪ねた范閑は都に行くと決めたことを報告。
すると五竹も一緒に都に行くと言う。
どうやら范閑の母の遺品が入った箱を開ける鍵が都にあるのだとか。
そして翌日、范閑は祖母に別れを告げ都へと向かった。
その道中、范閑は滕梓荊から自分が都で結婚を控えていることを知り驚くのだった。
その後、范閑が都に向かうなか費介とすれ違う。
馬車から降り話を聞いたところ、どうやら敵国・北斉にある人物を移送中なのだとか。
その人物とは滕梓荊が死んだことで罷免された言氷雲という男だった。
その後、范閑が都に到着。
しかし馬車が到着したのは目的地・范家とは違う慶廟という場所だった。
3話
慶廟の中に入った范閑が中を散策する中、そこでテーブルの下で隠れる林婉児と遭遇。
ヒロイン登場です
彼女に一目惚れした范閑。
すると林婉児は名前も告げずに持っていたチキンを手渡しその場から走り去って行くのだった。
林婉児の方も一目惚れしたようでますが、何やら病を患っているようです
その後、慶廟を出て范家の屋敷に到着した范閑。
屋敷の使用人たちは皆音を立てないように気を使いながら仕事をしていて、それを不思議に感じた范閑は「なぜ誰も話さない?」と案内してくれた使用人に問う。
「奥の部屋で二夫人が昼寝をしてるので…」
使用人はそうは答えるのだった。
二夫人は怖がられているんですね
その後、屋敷内で二夫人の息子で范閑の異母弟・思轍と対面し少し話した范閑は、二夫人が昼寝をする部屋の前に到着。
范閑は二夫人が起きるまで部屋の前で待つことにした。
その頃、奥の部屋では二夫人が使用人と話していた。
「昼寝をしている」というのは気に入らない范閑を待たせ困らせるための嘘だったのだ。
しばらくして部屋の外にいる范閑の様子を見に行くと、范閑は呑気に爆睡中。
范閑は全然困っておらず二夫人の思い通りとはいかなかったようです
二夫人と少し話した范閑はその後、屋敷内で幼い頃に生き別れた妹・若若と再会。
実は二夫人は若若と范閑を再会させないよう若若を外出させていたのだが、范閑が都に来るという置き手紙を見つけた若若は護衛を撒き屋敷に戻って来たようだ。
二夫人の悪巧みはことごとく失敗ですね
それを知った范閑は「その置き手紙を置いたのは五竹に違いない」と話すのだった。
その後、范閑は父・范建に呼ばれ彼の部屋へ。
感想
1話は張慶が書いた小説
慶余年
の世界観の説明的な内容でした。
幼い范閑と師匠の師弟関係は
ナルト
や
ドラコンボール
などジャンプ漫画でよくありそうな構図でしたね。
2話では、范閑が都に向かう様子が描かれていましたが、ラストに都に到着するもそこは目的地とは違う場所で3話では、そこでの林婉児との出会い、妹・范若若との再会の様子が描かれました。
二夫人との牽制のし合いなどこれから様々な出来事が巻き起こりそうな予感がした3話でした。
今後の展開が楽しみです。
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