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クルミットです♪
前回、范建に監禁された滕梓荊でしたが今回、范閑の説得により滕梓荊は解放され、滕梓荊の家族の行方についての情報収集をはじめるのですが…。
【慶余年(けいよねん)】(ネタバレあり)
7話
范閑の説得により滕梓荊は解放される。
こうして范思轍も滕梓荊も無事解放され、二夫人は息子を解放してくれた范閑に感謝を告げた。
これを機に二夫人との関係は良好になりそうですね
その後「徐雲章とは知り合いか?」と滕梓荊に尋ねる范閑。
どうやら滕梓荊と徐雲章は同じ四所の所属のようだ。
「実は俺の命が狙われた件は、奴が指示を出していたようだ。しかし奴は死んでいる…」
すると滕梓荊は、徐雲章が生前の消息が分かる場所へ行き彼について調べようと提案した。
その夜、范閑と滕梓荊は街へ出て徐雲章についての情報収集に出掛ける。
そしてある店で情報屋と出会った范閑はそこで徐雲章について「皇太子と交流があった」という情報を得た。
極秘情報なのにいとも簡単に情報が得られ、不審に感じた范閑は情報屋がいた店に戻るとさっきまでそこにいた人たちは皆姿を消していた。
どうやら慶帝が范閑が徐雲章についての情報を得られるよう仕組んでいたようです
翌日、この日は靖王世子主催の詩会当日。
会場入りした范閑は観覧席の中に一目惚れした美女がいないか探す。
しかしそこに彼女の姿はなかった。
そして詩会が始まり、范閑は郭保坤たちと即興で詩を披露し勝負することに。
そこで范閑は杜甫の「登高」という古今の七言律詩の大傑作を披露。
短い語句のなかに哀愁がこもった史書に残るような完成度の高い詩に周りは驚き、この勝負は范閑が勝利するのだった。
その後、范閑は会場の屋敷の中で突然襲われる。
襲って来たのは二皇子の護衛で、范閑はそこで二皇子と対面した。
8話
范閑は二皇子に一目惚れした美女の話をし慶帝から提案されている縁談を断るつもりだと話す。
「だから内庫の権利は手に入らない」
そう話す范閑に、二皇子は「都に反乱を起こせ」と告げ立ち去るのだった。
その後、范閑は屋敷の中で林婉児と再び遭遇。
突然のことに驚きながらも范閑は林婉児と2人で話すことに。
「この屋敷の侍女なのか?」
范閑がそう問うと林婉児はうなずく。
すると范閑は「私は郭保坤の書生だ」と身分を偽った。
そして林婉児はまたしても名前を名乗らずその場から立ち去るのだった。
場面は変わり范家の屋敷…。
王啓年が文書を届けにやって来る。
文書を受け取った范閑が中を見てみるとそこには「郭保坤が滕梓荊の妻子を殺害し…」と記されていた。
その後、滕梓荊もそのことを知り衝撃を受ける。
そして滕梓荊は怒りに震えながら屋敷を出て行った。
滕梓荊は郭保坤に復讐に向かうはずだと思った范閑は、郭保坤の居所を調べそこに向かうことに。
その後、范閑は都で最も有名な妓楼「酔仙居」へ。
そこで少し前に誘っていた靖王の世子と合流した范閑は、靖王世子にある芸妓を紹介してもらう。
彼女の名前は司理理といい、范閑は一晩彼女の相手をすることに。
その後、2人で部屋に入った范閑と司理理。
すると范閑は司理理に薬を飲ませ眠らせ、1人で部屋から出て行った。
しばらくして目を覚ます司理理。
すると彼女の部下らしき人物が部屋にやって来る。
「范閑のあとをつけますか?」
そう尋ねる部下に司理理は「不要よ、正体がバレる…」と答えるのだった。
彼女は一体何者…?
一方、滕梓荊は妻子を殺した報復のため郭保坤がいる馬車を襲撃しようとしていた。
するとそこに范閑が現れ、滕梓荊を制止。
「殺す前に真相を確かめよう」
范閑はそう言うと、郭保坤の馬車に近付き、郭保坤を外に引き摺り出し頭に袋をかぶせ殴る蹴るの暴行を加える。
そして滕梓荊の妻子を殺したかどうか問い詰める范閑。
郭保坤は殺していないの一点張りで真相は聞けないのだった。
どうやら郭保坤は本当に殺していないようです
その後、范閑と滕梓荊は文書の内容について真相を確かめるためこの文書の管理者である王啓年にこの件を問い詰める。
すると王啓年は文書の内容を改竄したことを認め、「お前の妻子は郊外で無事に暮らしている…。文書に殺されたと書いたのは、滕梓荊が范閑に殺されたと聞き妻子も狙われるかと思ったからだ…」と説明した。
その後、范閑と滕梓荊は王啓年から滕梓荊の妻子が暮らす郊外の家に案内される。
そこで妻子と対面した滕梓荊。
久しぶりの再会に滕梓荊と妻は涙を流し喜んだ。
感動的な再会ですね
9話
王啓年は暴行を受けた郭保坤が黙っていないと忠告する。
すると范閑は「あの時名前を名乗ったのはわざとだ。
このことが大問題になれば縁談は白紙になり、一目惚れしたあの女性と結婚できる」と説明した。
その一目惚れした美女は縁談の相手なんですけどね…
その後、司理理が眠る部屋に戻った范閑。
すると何者かが部屋に入った形跡、そして司理理が一度起きた形跡があった。
不審に思った范閑は司理理を起こすと「あの薬から目覚められるのは薬剤耐性がある人間だけだ。君は何者だ?」と問い詰める。
すると司理理も「あなたは昨夜どこに行っていたの?」と質問返し。
范閑は昨夜のことを司理理に話すはずもなく、互いに詮索しないことを約束し、昨夜は一緒にこの部屋で過ごしたことにした。
一方、二皇子は昨夜范閑が郭保坤を殴りに行っていたことを知っていた。
「これは大事になるぞ…」
二皇子はそうつぶやくのだった。
波乱の予感ですね
場所は変わり范家の屋敷…。
郭保坤の父の部下たちが范閑たちを連れて行くために訪ねて来ていた。
どうやら郭保坤の父は息子が范閑から暴行を受けたと知り、部下たちを派遣したようだ。
しかし対応した二夫人はそれを拒否し、范思轍が彼らを追い払おうとする。
彼らの要求が「范閑に裁きの場に出て欲しい」ということだと知った二夫人は、「郭保坤も来るなら范閑もで裁きの場に出させよう」と告げ、郭保坤の父の部下たちを帰らせた。
一方、郭保坤は范閑から暴行を受け大怪我を負い包帯でグルグル巻き状態。
そして自分が裁きの場に出れば范閑も来ることを知ると、「私は行く…。奴の罪を明確にし、打ち負かしてやる…」と怒りを燃やすのだった。
郭保坤は復讐に燃えていますね
その後、裁きの場にやって来た范閑と包帯グルグル状態の郭保坤。
裁判が始まると范閑は包帯グルグル状態の郭保坤を皮肉りながら「これは私を陥れるための陰謀です」とわざと犯行を否認。
さらに昨晩のアリバイを聞かれた范閑が「妓楼にいた靖王世子と司理理が証人だ」と話すと、靖王世子と司理理が証人としてその場に呼ばれる。
証人の2人は昨晩の范閑のアリバイを証言し、裁判は范閑優勢かと思われたその時、皇太子がやって来る。
そして皇太子は裁判を仕切り始め「芸妓の司理理の証言は信用できない」と告げ拷問にかけるよう指示。
するとそこに皇太子と対立する二皇子も登場。
司理理は拷問にかけられるも「范閑と一晩中一緒だった」と主張し続ける。
その様子を見た二皇子は拷問をやめるよう指示し、拷問はストップ。
ひと安心かと思われたが、皇太子は次の策に打って出る。
なんと滕梓荊を捕らえこの場に連れて来たのだ。
まさかの滕梓荊登場
「滕梓荊は暗殺に失敗し范閑に殺されたはずでは?なぜ生きている?范閑は虚偽の報告をし君主を欺いたことになる」
皇太子はそう言い范閑を追い詰める。
すると滕梓荊は「全て私の計略だ」と自分1人の罪だと主張。
そして裁判が滕梓荊を処罰するという方向に向かうなか、慶帝からのお達しが裁きの場に届く。
「滕梓荊の件は監査院の手引きであり、君主を欺いてはおらぬ。口を出さないように…」
お達しにはそう綴られていた。
これにより皇太子はこの裁判に口出しできなくなった。
感想
7話では滕梓荊の解放、情報収集、二皇子との対面などが描かれました。
詩会で范閑がこの異世界では知られていない中国の有名な詩人の詩を披露して周りを驚かせるという場面があり、現代から異世界に転生した利点という設定を活かした面白い展開でした。
8話では范閑と林婉児の再会、滕梓荊と妻子との再会など様々な再会が描かれた回でした。
滕梓荊と妻子との再会の場面は感動的でしたね。
そして9話では范閑が郭保坤をボコボコにした罪で裁判が行われるという展開でした。
ボコボコにされ全身包帯状態でさらに裁判の場で范閑から皮肉られる郭保坤は少し可哀想でした…。
裁判中に皇太子や二皇子が次々と現れる場面は面白かったです。
次回の展開も楽しみです。
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