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クルミットです♪
今回は劉琰と蘇娥皇の婚礼が進む一方、漁郡では小喬の除服礼、そしてついに小喬と魏劭の初夜が近づきます。でも喜びも束の間、焉州が攻め込まれて…という怒涛の展開の回です。小喬が隠していた密道の秘密も明らかになり、二人の関係に大きな亀裂が入ります。それでは29話を一緒に見ていきましょう!
折腰 29話のあらすじ
劉琰は桃州牧の倍の聘礼を用意して蘇娥皇を妻に迎えることになりました。両県を蘇娥皇の名義にすると聞いて、武山国の使者はすぐさま跪き、婚礼の準備に全力を尽くすと約束します。
劉琰が蘇娥皇への贈り物として猞猁(山猫の一種)を狩りに出かけようとしたところ、蘇娥皇本人がやって来ました。もう芝居はいらないと言って、兵符をあっさり劉琰に渡してしまいます。魏国を攻めて永寧渠の工事を止めてほしいという頼みでした。劉琰は魏国を落としたら蘇娥皇と分かち合うと誓います。
兵符を渡すって、蘇娥皇も相当な覚悟ですよね。
場面は漁郡に移ります。徐夫人は小喬の除服礼(喪が明ける儀式)の準備を進めていて、新しい服を仕立てさせます。魏夫人は自分の若い頃と小喬の体型が似ていたと懐かしみつつ、今の自分を見て残念がりますが、徐夫人はどの年代にもそれぞれの美しさがあると穏やかにたしなめます。小喬は二人がきっと若い頃美人だったから魏劭があんなに整った顔立ちなのだと持ち上げました。
そこへ魏劭がやって来て、小喬を庭に連れ出します。喬圭(小喬の祖父)の位牌をわざわざ用意していました。小喬は祖父の名前を魏劭の前で口にしたことが一度もなかったのに、本当はずっと会いたかったのだと気づいて涙をこぼします。魏劭は小喬の腕を握り、これから何があっても自分に話してほしいと優しく伝えました。小喬は魏劭の胸に飛び込みます。
この魏劭、ちゃんと小喬の気持ちに気づいてあげるのがえらいです。
小喬は白い服に着替え、喬圭の位牌の前で跪いて祈りを捧げました。魏劭はその後ろで黙って見守っていました。
その夜、小喬は正式に除服を終えて、少し華やかな色の服に着替え、身支度を整えます。一方の魏劭は衙署でそわそわと落ち着かず、扉のほうばかり気にしていました。二人が結ばれる夜を、心のどこかで待ちわびていたようです。
春娘が調べたところ、魏劭には通房の侍女もおらず、男女のことにまったく疎いのだとか。性格も少し荒っぽいので、小喬を傷つけてしまわないか心配になった春娘は、嫁入り道具の箱の底に隠してある帛書(手ほどきの書)を見ておくよう勧めます。小喬は恥ずかしがりながらも見ると約束しました。
魏劭は待ちきれない様子で屋敷に戻り、小喬と向き合って微笑み合います。二人で合衾酒を飲み交わし、どちらも少し緊張気味です。怖くないかと聞く魏劭に、小喬は勇気を出して怖くないと答え、魏劭も自分も怖くないと言うので、小喬は思わず笑ってしまいました。小喬は祖父の喪に服す一年間を許してくれたことに感謝を伝えます。魏劭は気にしていないと言い、そもそも婚礼のときは互いにうんざりしていて一緒に住むのも嫌だったのだからと笑います。小喬が今の気持ちを尋ねると、魏劭は今生で小喬を得られたことは何よりの幸せだと本音を口にしました。見つめ合う二人。魏劭が小喬の頬に触れ、額にそっと口づけをします。
やっと二人が素直になれた瞬間なのに、ここで邪魔が入るの本当にお約束すぎます。
まさに次の段階に進もうとしたそのとき、魏梁が慌てて扉を叩き、焉州が包囲されたと知らせが入ります。
魏劭はすぐさま皆を集めて軍議を開き、嘯崗で迎え撃つ作戦を立てますが、なんと良崖はわずか半日で嘯崗まで到達してしまいました。小喬はこの件に心当たりがあり、自分から魏劭に話そうとしますが、その前に魏劭のほうが密道の存在を知って小喬を問い詰めに来ます。小喬は認めました。かつて比彘に命じてひそかに掘らせておいた密道だったのです。魏劭は、自分にずっと隠し事をしていたせいで良崖に焉州から嘯崗まで攻め込まれたのだと小喬を責め、二人の間に溝ができてしまいます。小喬はどれだけ説明しても、あれは以前の警戒心からで、後から本当に魏劭を好きになったのだと訴えますが、魏劭は結局後になっても教えてくれなかったではないかと納得しません。小喬も負けじと、魏劭は本当に恨みを手放したことなど一度もなく、ただ自分を喜ばせるために焉州を攻めずにいるだけではないかと言い返しました。激しい言い合いになり、魏劭は小喬が焉州を助けさせたいがために理由をこじつけているだけだと突き放します。小喬は涙を流し、魏劭はその場を去りました。去り際、このことを知るのは魏梁たち数人だけだから小喬の評判は傷つけないと約束だけは残していきます。
せっかくいい雰囲気だったのに、たった一晩でここまで崩れるとは思いませんでした。
夜更け、徐夫人は魏劭を呼び出しますが、用件はただの囲碁でした。しかもその盤面は、以前喬家の人物と打ちかけだった局そのままです。魏劭は本当に焉州を助けて、恨みを忘れることができるのかと徐夫人に尋ねます。徐夫人はあっさりそうしなさいと答えました。そうしなければ喬圭と同じ道をたどることになる、この縁談を決めたときからいつかこういう日が来るとわかっていたのだと言い、恨みには徳で報いるようにと魏劭を諭します。
小桃は落ち込む小喬を慰めに来ました。魏梁から聞いた話では、小喬の手紙はもうずっと前から検閲されていなかったそうで、小桃は小喬の気持ちが本物だったと信じています。小喬は自分がずっと魏劭を警戒していたことを悔やみつつ、魏劭が援軍を出さないことは責めないと言いますが、そこへ春娘が知らせに来ます。魏劭はすでに廉城へ出兵していました。廉城は焉州の領地で、良崖に占拠されている場所です。魏梁が焉州を助けようとしているのは明らかでした。小喬は再び涙します。
小桃は魏梁のために盾を用意し、中に自分が祈願してもらったお守りを縫い込みました。小喬も自分で作った戦靴を持って魏劭のもとへ向かいます。魏劭は内心動揺しながらも表向きは冷たく突き放します。小喬は大軍が廉城へ向かえば後方が手薄になることを知っていて、必ず後ろを守ると約束しました。魏劭はしばらく小喬を見つめたあと、黙って立ち上がり去っていきます。
口では冷たくしても、あの見つめる長さで結局好きなのバレバレです。
翌日、魏劭は漁郡の守りを固めたうえで、軍を分けて廉城と盤邑へ向かわせます。徐夫人は自ら見送りの酒を用意し、勝つまで戻ってくるなと送り出しました。魏夫人はくどくどと必ず待っていると繰り返し、徐夫人は失言を心配して人に支えさせて下がらせます。
魏渠は魏劭に小喬のほうを見るよう促しますが、魏劭は意地を張って最後まで振り向きませんでした。小喬は魏劭が兵を率いて城を出るのを見送り、戦太鼓が鳴り響きます。魏劭が去るとすぐ、小喬は博崖へ援軍を頼みに行くと言い出しました。魏夫人は魏劭を本当に連れ戻せるなら、これからは何でも小喬の言うことを聞くと即座に約束します。徐夫人は自分の親衛隊五百人を出し、魏梟とともに小喬を博崖まで護衛させることにしました。
一方、魏儼は陳滂に魏国への援助を頼みに行きます。今は用水路建設の同盟関係にあるはずだと訴え、十万の兵を借りて後で損失分は補うと申し出ますが、陳滂はまったく信じません。補った兵だとしても結局は魏国の人間で、魏儼自身使う勇気もないだろうと皮肉られ、魏儼は怒って立ち去ります。
将士たちは魏儼の能力を見下し、女遊びしか能のない役立たずだと陰口をたたいて誰も従おうとしません。ある者はわざと魏儼を挑発しました。魏儼はたった一人で全員を相手に立ち向かいます。そこへ巨大な鼎が倒れかかり、下敷きになりそうな者がいました。魏儼は自分の体を張ってそれを支え、皆を守ります。この姿を見た将領たちは跪き、魏儼に心から感服しました。
今まで散々馬鹿にされてた魏儼が、ここで一番かっこいいところ持っていきました。
折腰 29話の感想まとめ
一番心に残ったのは、やっぱり合衾酒のシーンです。怖くないかと聞き合う二人のやり取り、素直で微笑ましかったです。それなのに、あと少しというところで焉州の急報が入るという展開、見ていて本当にがっくりきました。
密道の件は、小喬の気持ちもわかるし魏劭の怒りもわかるので、どちらが悪いとも言い切れません。ただ、あそこまで良崖に攻め込まれてしまった以上、魏劭が感情的になるのも無理はないですよね。小喬が涙をこぼすたびに、こっちまで切なくなります。
徐夫人が喬家との碁盤をそのまま残していたところも、この人はやっぱり只者じゃないなと思いました。息子に恨みを手放させようとする遠回りなやり方が、母親らしいなと感じます。
そして今回一番株を上げたのは魏儼です。今まで散々役立たず扱いされていたのに、鼎の下敷きになりかけた仲間を体を張って助ける姿を見て、将士たちがひざまずいたのも当然だと思いました。小喬は博崖へ援軍を頼みに向かい、魏劭は意地を張ったまま城を出ていきました。あの意地っ張りな後ろ姿、もう少し素直になればいいのにと言いたくなります。
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