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クルミットです♪
32話は康郡編のラストという感じの回でした。大喬と小喬の姉妹の距離感、魏劭が小喬の父に見せた態度、そして小喬が祠堂に入れるかどうか。気になるポイントが一気に片付いていく回です。それでは32話を一緒に見ていきましょう!
折腰 32話のあらすじ
魏劭は小喬に、これからは康郡だけでなく渔郡も彼女の家だと伝えます。両方大事にすると約束するんですが、小喬は谷を見て少し辛そうな顔をしました。かつて大喬がここで琴を弾き、小喬が舞っていた場所だからです。もうそんな時間は戻らないと思っていたところ、魏劭に促されて顔を上げると、大喬が箜篌を抱えて座って待っていました。
二人はいつものように琴と舞を合わせます。でも言葉のやり取りにはどこかよそよそしさが残っていました。
仲直りしたはずなのに、まだぎこちない感じが伝わってきて切なかったです
比彘は大喬を支えて席を離れる時、彼女の胸の内にある寂しさに気づきます。姉妹はゆっくり良くなっていくと慰めていました。
小喬も魏劭にこの件を話します。自分のせいで夫を危険な目に遭わせたのではと悔やむ小喬に、魏劭は手を握って、蛮蛮(小喬の呼び名)は普通の女とは違う、天下を思う女だと言います。自分は彼女の手にある矛でいたい、そのために戦うと。小喬は魏劭の手に文字を書いて、夫の無事を願うと伝えました。魏劭はそのまま彼女を抱きしめます。
城を歩いていた魏劭は、小喬の父である郡守が各地から来た流民を受け入れているのを目にします。流民たちは郡守にひざまずいて感謝していました。魏劭はここに来る時に持ってきた軍糧を差し出し、康郡からも支援を出させます。郡守は感激して魏劭に礼を言い、なぜ流民を受け入れるのかと問われると、どこの出身であっても哀れな人には変わりないと答えました。渠を作った時も同じ気持ちだった、百姓のためだと。
この言葉に魏劭は小喬がかつて言っていた「天下太平を願う」という言葉を思い出します。魏劭は笑顔になり、郡守に岳父と呼びかけて跪きました。
魏劭が跪いた瞬間、こっちまで姿勢を正したくなりました
郡守は涙を浮かべながら魏劭を立たせます。夜宴が始まると聞いて一緒に向かうことになりますが、郡守の心には喬家が魏家に対してしてきたことへの申し訳なさが残っていました。
夜宴では喬越(小喬の父であり郡守)が何度も魏劭に酒を勧め、名前を呼びます。魏劭は酒に付き合わず、名を呼ぶなと注意し「魏候と呼べ」と言い返しました。面子を保とうとした喬越は比彘に酒をふるまい、自分を岳父と呼ばせようとします。比彘は素直に魏劭にも酒を勧めていました。喬越は比彘と大喬を家に住ませ、博崖の管理は自分の部下に任せると提案しますが、大喬はきっぱり断ります。博崖こそが自分の家だと言うのです。
その後、喬越は大喬を責めます。あの時協力しなかったせいで魏劭に嫌われた、馬奴のために家を裏切ったのかと。大喬は今の比彘はもう馬奴ではないと言い返しますが、喬越は内心比彘を見下したままでした。もう一度比彘を呼び戻せと言われても大喬は拒否し、父が自分を人質のように使おうとしていると言い放ちます。手を上げようとした喬越の前に比彘が駆けつけ、大喬は博崖が欲しいなら兵を出せと言い切りました。
大喬がここまで強く言い返せるようになったのが、じんわり嬉しかったです
喬越は二人の娘に心が離れていく理由がわかりません。張浦は、二人は喬越からは離れても焉州からは離れていないと指摘し、康郡には流民が増え、郡守の声望が喬越を超えていると警告します。
比彘は大喬にふさわしい生活をさせてやれない自分を悔しく思っていました。大喬は比彘の真心こそ大事だと手を握ります。比彘が懐から出した酸梅は、ちょうど大喬が食べたいと思っていたものでした。
小喬と魏劭は部屋で抱き合います。明日には魏国へ戻る二人。魏劭はやり残したことがあれば一緒にやろうと言いますが、小喬は魏劭が自分のために無理をしているのではと心配で、あまり多くを望めないと言います。魏劭は自分との子を望んでいると伝え、小喬は彼の耳元で必ず賑やかな家を作ると答えました。二人はかつて小喬が住んでいた部屋で結ばれます。
翌日、小喬は魏劭と共に発ちます。魏劭が体を大事にとやるよう伝えると、郡守は魏国の方角に跪き、深く頭を下げました。亡き魏候への謝罪と、徐夫人と魏劭の寛大さへの感謝でした。魏劭は両家の因縁はもう終わったと告げますが、郡守は自分が立場を逆にしたら小喬を大事にできなかったと本音を漏らします。魏劭は過去に小喬を冷たく扱ったことを詫びますが、小喬はそんなことはなかったと手を握り返しました。郡守は安心し、小喬を魏劭に託します。
魏劭は戦勝の報告で宗祠に詣でる必要がありました。春娘たちは小喬が祠堂に入れないのではと心配します。小喬自身は、もし入れなくても仕方ないと諦めていました。ところがそこへ小檀が、魏劭が徹夜で作らせた祭祀用の衣装を届けます。小喬はこれに胸を打たれました。
翌日、白い装束の小喬を魏劭が門で迎え、手を取って祠堂へ入ります。徐夫人たちも待っていました。魏劭は小喬と共に香を捧げ、父と兄に彼女を紹介します。まるで父兄がそこに立ち、微笑んでうなずいているように見えました。
折腰 32話の感想まとめ
一番心に残ったのは、やっぱり魏劭が郡守に跪いて岳父と呼んだ場面です。喬家に散々振り回されてきた魏劭が、ここで自分から頭を下げるとは思っていませんでした。復讐や恨みだけの話じゃなくなってきたんだなと感じます。
一方で喬越の情けなさには何度も呆れました。娘二人にここまで見放されているのに、まだ体面や利益ばかり気にしています。比彘を岳父と呼ばせようとする場面なんて、聞いていてこっちが恥ずかしくなりました。大喬が「兵を出して博崖を取り返せばいい」と言い返した時は、思わず拍手したくなったくらいです。
小喬が祠堂に入れた場面はほっとしました。ただ認められたことよりも、魏劭が徹夜で衣装を用意させたという事実の方が胸に残ります。言葉より先に行動で示すタイプの人なんだなと、あらためて思いました。白い装束姿の小喬が門をくぐる瞬間、ようやくこの人が魏家の一員になれたんだと感じました。
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