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クルミットです♪
豊朝の後継者争いは、宣徳王が立太子され、小楓の婚姻の相手もこれで決定した訳ですが、小楓同様承鄞も丹蚩での記憶を失っているために、知らない同士のはずがなぜか接近してしまい、戸惑う事態が発生します。そして行方不明だった顧剣が生きて戻り、小楓を取り戻すために再び動き始めます。
承鄞は皇太子を引きずりおろすため静かに行動を起こしますが、小楓の純粋さが豊朝の謀略に巻き込まれることになりそうで、かなり心配です。顧剣は自暴自棄に走って当てにならなさそうだし、アドゥは極端だし… もうそろそろ記憶戻って逃げて~!
【東宮】(ネタバレあり)
第19話「仕掛けた罠」
米羅酒楼で小楓は明月と一緒に飲むことに。明月は本名を陳嫣(嫣児)というが、その名は捨てたという。明月を取り合う貴公子二人は高家と趙家の御曹司で、小楓は身の安全を考えて明月に鳴玉坊を辞めるよう勧めるものの、彼女には行く当てがないという。
嫣児は「陳」氏ということは、柴牧(陳征)の近親者ということでしょうか?
顧剣は柴牧のもとに現れ、嫣児に会ったと言うが、柴牧が生きていることは話さなかったと言う。柴牧は顧剣に戻ってくるように勧めるが、顧剣は「私はいつも米羅酒楼にいる」とだけ言って去っていく。
嫣児は柴牧の娘?顧家の滅亡がなかったら、顧剣と縁談ありそうな位置関係ですよね
承鄞と裴照はすべての部署を徹底的に調べようと張り切る。小楓が薬酒を差し入れるが、もう風邪は治ったからと承鄞は受け取らない。助けられたお礼に小楓は承鄞の願いをかなえると言うが、小楓が去った後、承鄞は頭痛に苦しむ。
小楓の方が逆に願い事をかなえることに…三つ目の願い事はまだ言ってないですよね♪
米羅酒楼で顧剣は酔いつぶれ、ミロにも心を閉ざす。その姿を見て、ミロは自分に手を差し伸べてくれた裴照のことを思う。一方、柴牧は密かに鳴玉坊を訪れていたが、明月に声をかけることができない。
父が生きていれば妓女に身を落とすこともなかったわけで、今更名乗れないのかな…
太皇太后の献上品から好きなものを選ぶよう言われ、永寧と珞熙は宝飾品を選ぶが、小楓は食べ物を選ぶ。小楓は珞熙から蹴鞠の観戦に誘われる。蹴鞠は承鄞の組と李釅の組との対戦だが、小楓はその中に鳴玉坊で揉めていた高震と趙士玄がいるのに気づき、心配で揉め事について口走り、隣席の宣徳王に聞かれてしまう。
珞熙は一応結婚相手と馴染むように気を使ってくれているのに、小楓は全く無関心♪
蹴鞠は白熱し、高震は趙士玄を狙って蹴り怪我をさせる。見に来ていた瑟瑟は兄の怪我に怒り、自分の組の高震の味方をする承鄞と仲違いする。李釅は、承鄞と瑟瑟の交際は趙家の後ろ盾狙いだと見て、瑟瑟を側妃として娶ることを勧めていると、瑟瑟から贈り物が届く。
瑟瑟こんなことで乗り換え?早すぎてびっくりですが、ホントに~?
小楓は、張玫娘の前で挨拶の仕草がぎこちなく、「女誡」の暗唱も失敗したため、方尚儀と永娘が叱られてしまう。小楓は方尚儀に謝罪するが、方尚儀も実は小楓の存在で宮中の生活に光が差したような気持になっていた。
方尚儀が小楓のことをお世辞半分でも、好意的に思ってくれているのは救いですね
小楓は「皇后が瑟瑟を呼び出した」と聞いて承鄞に知らせる。張玫娘から承鄞につきまとうなと叱責され、瑟瑟は二人の仲を認めてくれと訴えるが、張玫娘はすでに翊王妃候補も決めていた。慌てて承鄞は駆け付けるが、瑟瑟は身を引くと言う。
小楓に比べてあまりに瑟瑟のデキがいいので、今後手のひら返しがあるような予感♪
承鄞の侍女・嬋児は実は宣徳王の間者で、承鄞と瑟瑟との経緯を逐一報告する。そこで宣徳王は密かに趙敬禹のもとを訪れ、趙敬禹親子の忠誠を確信して、瑟瑟を必ず娶るという証に玉佩を贈り、士玄の仇を討つと約束する。
嬋児が間者だと承鄞は気付いているのでしょうか?時恩も気づいていない??
皇帝は鎮北候を決めるための協議を行う。宣徳王は「高顕は適任ではない」と趙敬禹を推挙し、朝堂は意外な人選にざわつく。皇帝はそれを受けて趙敬禹を鎮北候に任じる…
これはもしや、宣徳王が承鄞にまんまと嵌められた、という流れなのでは?
第20話「銅銭の謎」
趙敬禹が鎮北候として皇太子に推挙されたことは、朝臣の間でも驚きを持って語られる。趙敬禹は誰の味方なのかと噂されているのを聞きつけた忠王は「皇太子が推挙したことが答えだ」と断言する。
忠王はなぜそんなに宣徳王推しなのか謎です。陛下に何か含むものでも?
小楓は西域志の改定の手伝いの名目で鴻文館に遊びに来るが、文字が読めず誰も相手にしないため暇を持て余し、承鄞に「国事に女子は関われない」から何もするなと言われる。それでも小楓がまとわりつくうちに、二人は雪合戦を始めてじゃれあってしまう。
記憶をなくしていても、この二人過去とやることがかぶっていくのですよね…
高右相は、高震の失態で趙家を失ったとして厳しく罰するが、高震は反省せず、高右相は方針の転換を迫られる。宣徳王は順調だと安心していたが、李釅から「承鄞が瑟瑟と共に趙敬禹の見送りに行った」と聞いて驚く。実は、承鄞と瑟瑟の仲違いは承鄞の策で、趙敬禹を鎮北興に任じさせるための芝居だった。趙敬禹は瑟瑟を承鄞に託して丹蚩へ出発し、承鄞と瑟瑟も手を取り合って愛を誓い、宣徳王はそれを見て自分が騙されたことを理解する。
承鄞は詰めが甘い!兄を騙すなら最後まで気付かれないようにしておかないと!
張玫娘は瑟瑟が簡単に心変わりをするわけがなく、承鄞が関わった策の存在に気付き、高右相の意見を聞くことに。承鄞の見送りの件は高右相も把握しており、張玫娘の目を盗んで策を巡らす変貌ぶりに、承鄞に助言を与える者が存在するのではと疑念を抱く。
趙敬禹の出発を陰でどれだけの人が見守っていたやら。柴牧の存在がバレそうですね♪
ミロは小楓と顧剣の過去に何かあったと察し、案じていた。顧剣は、柴牧が明月を訪ねていないと知って不思議に思うが、実は柴牧は店の外から明月を見守っていた。顧剣は気付き、なぜ名乗らないのかと問うが、柴牧は娘を復讐に巻き込みたくないという。柴牧にこれまでのことを詫びられ、顧剣は仇を討つ決意を新たにする。
顧剣はまた柴牧に取り込まれましたが、このややこしいオヤジに協力して大丈夫?
承鄞は李釅の調査を本格化しようとするが、そこに小楓が手伝いに来たため、西州の地図を預けることに。しかし小楓は方向音痴で地図を見てもわからず、役立たずと思われないために適当に間違いを指摘する。蛍の飛ぶ温泉の沼の話をしているうちに、小楓は「私たち、以前から知り合いなのでは?」と疑問をぶつける。
二人を会わせておくのは危険すぎます。裴照辺りが気づいて引き離さないと…
小楓は、休日の宮女たちの「銭投」という賭け事に入れてもらい大勝ちする。永娘に見つかって止めさせられるが、銅銭を部屋に持ち帰って眺めるうちに、大きさや厚みに差がある事に気付き、それを承鄞に教えるものの銅銭をとりあげられてしまう。
小楓はかなり危険な話を発見してしまったような気がしますが、大丈夫でしょうか…
承鄞はその事態を大ごとだと見て、裴照を通じて柴牧に調査を依頼する。柴牧は李釅が私鋳銭製造を行っているのではと考えるが、皇帝が皇太子の対面を考えて握りつぶす可能性があるため、皇帝が自ら調査を命じるように仕向ける形で訴える必要があるという。
承鄞が訴えても握りつぶされる、って、考えてみるとなかなかひどい話ですよね
小楓のところに承鄞の侍女の嬋児が贈り物を届ける。孔明鎖という玩具で、「聡明な公主なら奥深さに気付く」という皮肉を添えて贈られ、小楓は意地になって「明日までに解いてみせる」と言い張ってしまう…
承鄞は案外、小楓という玩具を楽しんでいるのかもしれません♪
第21話「三生の縁」
アドゥは永娘に屋根の上で寝るなと注意される。永娘は着替えろとかアドゥに細々と注意するが、アドゥを思っての忠告が全く伝わらない。
永娘はアドゥを心配しているのに、アドゥは豊朝に一切なじみませんね…
承鄞は太皇太后と皇帝の前でわざと小楓を怒らせて鋳造の話に誘導し、小楓に「銅銭の大きさがバラバラ」だと訴えさせる。しかし証明しようとしても、宮女たちは叱られるのを恐れ誰も銅銭を貸してくれない。承鄞はさらに煽って小楓を意地にさせる。
承鄞が小楓の扱いを無意識で心得ているのが、妙にムカつきます♪
小楓は皇宮を脱走し、街で金杯を質入れしようとするが、宮中の下賜品のため断られ、ミロは休業日で困ってしまう。そこで顧剣が金杯を斬って金片に変え、大量の銅銭を手に入れることに成功する。顧剣は小楓からもらった質草の残りと金片で、米羅酒楼のツケを払う。
皇太子の贈物も一応役に立ちました♪顧剣は小楓の役に立っているだけで幸せそう…
小楓は太皇太后と皇帝に、街で集めた銅銭1000枚を見せ、その中の600枚の質が劣ることを証明する。承鄞が普通の工房では製造できないものだと指摘したため、皇帝は承鄞に内密に調査を命じる。小楓は自分も調査に加わりたいと申し出、堂々と外出できることに。
小楓を煽って苦労させ、自分はおいしいところゲット、っていう承鄞らしい策略です♪
承鄞と小楓は調査の名目で街をぶらつくが、小楓は宣徳王との婚姻に不安を抱き、相思相愛な瑟瑟と承鄞が羨ましいと言う。承鄞は小楓を万佛寺に連れていき参拝する。小楓が引いたおみくじを見た和尚から、「お二人には三世の縁があるが全てに因果がある、無理強いはせず全てを縁に任せるのです」と言われる。
小楓、おみくじをすらすら読んでいましたね!かなり進歩だと思いませんか?
万佛寺で仏像を搬送していた李釅が二人を発見し、問い詰める。小楓が仏像をポンと叩いたことで李釅は二人の行動に危機感を抱く。小楓は、仏像が空洞ではなかったことで材料を偽ったと気付くが、承鄞は私鋳銭の出所を探ってから皇帝に報告しようと言う。
小楓の天然での「ポン」と、承鄞の流暢な嘘の言い訳の組み合わせはなかなか最強ですね
李釅は宣徳王に万佛寺でのことを報告し、小楓が仏像に興味津々だったと言う。宣徳王は小楓を調査させ、寺での痕跡を消すよう命じる。一方小楓は承鄞に居留守を使われ、塀を乗り越えてまで「なぜ私を避けるの」と承鄞を問い詰める。承鄞は確たる証拠がなければ皇帝に報告できないと説得する。小楓は挫いた足の手当てをする承鄞に、かつての記憶がよぎる…
まさか小楓、記憶が? …とドキドキさせられますね!
裴照が米羅酒楼を訪れると、顧剣が酔いつぶれて寝ており、ミロと裴照はそんな顧剣を心配する。ミロは無口な裴照を「むっつり将軍」と呼び、いつ笑うのかとからかう…
ミロは知らないのですが、裴照がどういう時に笑うのかを我々は知っていますよね~♪
19~21話の感想
承鄞が瑟瑟と破局?まさかそんな、と思ったら、案の定お芝居でした。もしこれで宣徳王が承鄞に潰されずに即位したら、瑟瑟は娶られた上に裏切りの報復のために親子ともども冷遇されるという、なかなか凄まじい事態になってしまうのに、よくそんな謀略に協力ができるなぁと、半ば呆れてしまいます。操と人生を賭けたギャンブルですよね。
そういう意味で承鄞と瑟瑟って、本当にお似合いだと思います。正直、承鄞の性悪さには瑟瑟くらいしかついていけないと思うので、承鄞は一生記憶を取り戻さないまま、瑟瑟と二人で高右相と張玫娘のラスボスに立ち向かえばいいのですよ!
…なのに、小楓が自分の感じる違和感を突き止めるために、ガシガシ承鄞との距離を詰めていくから、承鄞が過去とは関係なく小楓に惹かれつつあるじゃないですか~!
ダメ、絶対。小楓と承鄞の接近は地雷でしかない、と思えてきました。
しかし小楓は「100日後に皇太子に嫁ぐ」ということが決定していますが、その「皇太子」は特定個人ではなく、「今は宣徳王だけど、宣徳王とは限らない」というなかなかふんわりした状態で小楓の存在が宙に浮いています。「小楓を得る者が豊朝を制す」であるようなそうでないような。もしこれで、婚姻が成立した後に宣徳王がやらかして廃太子になったらどうしてくれるのかという、緊迫の100日カウントダウンがスタートしているのです。
だから、宣徳王サイドからの視点からすると、「公主は承鄞と密約ができていて、一緒に宣徳王の粗探しをしている」という風に見えなくもない展開ですよね。私鋳銭というかなり危険度の高い事をやらかす宣徳王ですから、もし小楓が都合の悪い花嫁ということになれば、確実に命を狙ってくるのではないかと心配です。
そういう時に顧剣が守ってくれればいいのに、これまた頼りにならない度が100%です。飲んでいる場合ではないのに荒れて、ほだされている場合ではないのに柴牧に同情して、また顧家の復讐路線に立ち戻ろうとしています。承鄞といい、顧剣といい、顧家は大事な時に最悪のチョイスをする癖でもあるのでしょうか。一家が滅亡する理由はその辺にあったのではと思わずにはいられません。
柴牧も柴牧で、娘が妓女になっているというのに、陰からストーカーしている場合じゃないのでは… 生きていたと名乗り出るのは確かに今更難しいかもしれませんが、やること違ってない?と、ただでさえ柴牧に感じる不信感が倍増しです。
現時点で信じられる人がいるとしたら、アドゥと裴照でしょうか。この二人がいる限り、まだ大丈夫、という気がしています。この二人がブレる日が来たら、この物語もヤバイ、ということになるかもしれません♪
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