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クルミットです♪
両親を亡くしたばかりの樊長玉が、雪の中で倒れていた男性を助けます。妹との暮らしを支えるだけでも大変なのに、婚約相手の母親からはひどい仕打ちまで。長玉が働いて稼いだお金の使い道に、少し切なくなる第1話です。
それでは1話を一緒に見ていきましょう!
逐玉-翡翠の君 1話のあらすじ
樊長玉は、豚をさばく仕事をしていた父親から、その腕を受け継いだ娘です。しかし、両親は山賊に殺されてしまいました。
価値のある財産はほとんど残っておらず、長玉は自分の腕で家を支えることになります。妹の寧娘との生活がかかっていました。
両親の葬儀を終えて、まだ数日。長玉は陳さんに頼まれ、年越し用の豚をさばきに出かけます。
そこで耳に入ってくるのは、近所の女性たちの陰口でした。中でも康さんは、長玉だけでなく、亡くなった母親のことまで悪く言うのです。
何度かは聞こえないふりをした長玉も、ついに我慢できなくなります。豚の血が入ったたらいを持ち、その中身を女性たちのそばに流して、陰口をやめさせました。
親を亡くしたばかりの娘に、そこまで言いますか? 長玉が黙って仕事をしているからといって、お母さんのことまで悪く言うのはひどいです。
仕事を終えた長玉は、雪の中を歩いて帰ります。その途中で、息も絶えそうな男性を見つけました。
男性の手には、玉のかんざしが握られています。それは、長玉の母親が持っていたものとまったく同じでした。
長玉は、母がこの人を助けるように導いてくれたのだと受け止めます。そして、男性を背負って家まで連れ帰るのでした。
雪の中から大人の男性を背負って帰るなんて! 長玉の力強さには驚きましたが、お母さんと同じかんざしを見つけたら、放っておけませんよね。
庭にいた趙おばさんは、長玉が見知らぬ男性を背負ってきたことに驚きます。未婚の長玉に悪い噂が立つのを心配し、男性を自分の部屋へ運ばせました。
趙おばさんは夫を呼びに行く前に、寧娘にも念を押します。長玉と男性を、二人きりにしてはいけないというのです。
ところが、男性の傷口からは血が流れ続けていました。趙おじさんも、なかなか戻ってきません。
そこで長玉は、趙おじさんが持っていた薬を一袋丸ごと煎じ、男性に飲ませます。戻ってきた趙おじさんが慌てて止めましたが、幸い、飲ませた量はわずかでした。
一袋全部を煎じてしまって平気? 助けたい気持ちはわかるけれど、ここは長玉の勢いに少しひやっとしました。
その後、薬を買いに出た長玉は、婚約者である宋硯の母親に呼び止められます。求められたのは、婚約の証となる書面を返すことでした。
長玉の両親が亡くなると、宋硯の母親は長玉の生年月日を使って運勢を占わせていました。その結果を理由に、長玉は災いを招く運命だと決めつけ、一方的に婚約を解消したのです。
長玉は、それなら、これまでに出した学費やお金を返してほしいと求めます。しかし宋硯の母親は、恩を着せて見返りを求めていると、長玉を責めるのでした。
婚約を破棄する側から、そんな言い方までされるなんて。お金を返してほしいという長玉の言い分は、ちっともおかしくないです。ここはイライラします!
家に戻ると、助けた男性が目を覚ましていました。長玉は部屋に入り、彼を見つけてからの事情を話します。
男性の本当の名は謝征。侯爵という高い身分の人物ですが、面倒を避けるために素性を隠していました。
長玉には言正と名乗り、崇州から逃れてきたと説明します。
言正がせき込むと、長玉は水を持ってきて、背中をたたいてあげました。ところが、その力が強すぎて、言正は血を吐いてしまいます。
長玉はすっかり驚き、もう長くは生きられないのだと思い込みます。亡くなったら穴を掘って埋葬するつもりで、位牌の絵まで描こうとするのです。
長玉、埋葬の準備はまだ早いです! 親切で背中をたたいたのに血を吐かれたら、慌てるのも無理はないけれど。
趙おじさんは、そんな長玉を縁起でもないとたしなめます。言正はもともと体が丈夫で、昨夜飲ませた止血の薬も効いていました。
そして、背中をたたかれたことで、体の中にたまっていた血も吐き出せたとのこと。命の危険は、ひとまず去ったようです。
ただし、喜んでばかりもいられません。これから必要になる薬代は、棺おけを用意するより高くつくと告げられます。
長玉は、それでも言正を助けようと決めました。母の願いでもあるように思えたのです。
母が遺した銀のかんざしを質に入れ、手にしたお金は二両。そのお金で豚を二頭買い、樊家の豚肉店を再開します。
命が助かるとわかって、ほっとしました。でも、その薬代のためにお母さんの形見を手放すのはつらいですね。長玉自身も、まだ両親を亡くしたばかりなのに。
そんな中、役人と兵士たちが、流民を捜して家々を調べ始めます。流民とは、故郷を離れて流れ着いた人たちのことです。
言正には戸籍や身分を証明する書類があったものの、すでに失っていました。長玉は彼を隠し、役人には流民などかくまっていないと答えます。
兵士たちは家の中を捜索し、言正が身を潜めている豚小屋の近くまで来ました。しかし、その前に置かれた豚の内臓を見て尻込みし、立ち去っていきます。
言正は、どうにか見つからずに済みました。
まさか、豚の内臓に助けられるとは! すぐ近くまで捜しに来ていたので、これは長玉も言正も助かりましたね。
役人たちが去ると、長玉は積んでいた薪を一つずつどけます。そして言正に、もう兵士はいなくなったと知らせました。
言正は、命がけで自分を守ってくれた長玉に、言葉にできないほどの感謝を抱くのでした。
逐玉-翡翠の君 1話の感想まとめ
いちばん心に残ったのは、長玉が母の銀のかんざしを質に入れたところです。つい先日まで一緒にいた母親の形見を、見知らぬ人の薬代のために手放す。そこまでしなくても、と少し思ってしまいました。
でも長玉は、助けると決めたら豚を買い、店を開けて働き始めるんですよね。妹との暮らしもある中で、自分の腕を頼りに動く姿を応援したくなります。
それだけに、宋硯の母親の言い方はきつかった。両親を亡くしたことを長玉の運勢のせいにされては、たまりません。学費やお金を返すよう求めたところは、よく言ったと思いました。
言正への手当ては危なっかしくて、位牌の話には少し笑ってしまいましたが、長玉は最後まで彼を見捨てませんでした。
兵士がいなくなってから、自分の手で薪を一つずつどけてあげる長玉。その場面を見ていると、言正がこの人に見つけてもらえて良かったと、しみじみ思います。
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