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クルミットです♪
第12話は、これまで巧妙に潜伏していた翟悦の正体がついに明らかとなり、無惨にも捕らえられて拷問を受けるという衝撃的な展開でした。愛する夫・陳恭の目の前で身を挺して彼を守ろうとする彼女の姿は、切なくも力強い印象を残します。物語はいよいよ最終局面へ向けて大きく動き出しました。
それでは第12話を一緒に見ていきましょう!
風起隴西 第12話のあらすじ
李邈は高堂秉の裏切りによって命を落としました。表向きは五仙道による暗殺とされ、彼の死は「蜀の忠臣が敵に倒れた」という英雄的な形で葬られます。
その一方で、黄预は烛龍からの誤った情報に翻弄され、五仙道の教徒たちを率いて慌ただしく清風嶺へ撤退。内心では「自分は決して魏に見捨てられることはない」と自信を抱いていました。
黄预は受け取った竹簡を密かに解読。翟悦はその様子を窓の外から窺い、書き写す機会を探ります。ところがこれは烛龍=高堂秉が仕掛けた罠。密信の内容は「五仙道に潜む蜀の暗桩は女」と記されており、翟悦は現場で捕らえられてしまいました。
縄で縛られ、容赦なく刑を受ける翟悦。知らせを聞いた陳恭は表面こそ冷静を装うものの、内心は怒りと焦りでいっぱい。彼は唇の動きで「必ず助ける」と妻に伝えますが、翟悦は逆に彼を守るため、自ら声を荒げて「自分が蜀の間者だ」と告白します。
夫を守るために自ら正体を明かす翟悦の勇気は胸に迫ります。
黄预は愛する女が敵方の間者だった事実に激怒。狂気じみた彼は翟悦に「神仙丹」と呼ばれる薬を飲ませ、身体の力を奪った上で屈服させようとしました。
一方、朝廷では李严が李邈のために盛大な葬儀を行うも、その裏にある策略を荀詡は見抜いていました。冯膺は「翟悦の存在は知っていた」と告白しつつも、詳細は伏せたまま。そこから逆に「白帝はまだ生きており、五仙道に潜伏している」と推測します。荀詡は確信を持ちながらも証拠を示せず、ただ沈黙するしかありませんでした。
冯膺の復帰は陰辑に恐怖を与えます。かつて李邈の命で馬盛を暗殺したことを打ち明け、「どうか助けてほしい」と高堂秉に縋ります。高堂は「冯膺に正直に告白せよ」と助言。自らの立場を巧妙に利用して情勢を操ろうとしました。
同じ頃、陳恭は軍技司への潜入任務を命じられます。黄预は彼に「弩機の設計図を奪い、もし失敗した場合は翌日の指定場所に図面を届けろ。烛龍が直接取りに来る」と指示。陳恭は「蜀軍が封鎖する中で烛龍はどうやって逃れるのか」と疑問を投げかけますが、黄预は答えられませんでした。
夜、翟悦は薬で弱りながらも夫の無事を祈ります。陳恭もまた妻を救いたい思いを必死に抑え、冷徹な顔で役割を果たす覚悟を決めました。
愛と使命の板挟みで苦悩する夫婦の姿が、観る者の心を強く揺さぶります。
風起隴西 第12話の感想まとめ
第12話は、これまでで最も胸を締め付けられる回でした。翟悦が自らの正体を明かし、陳恭を守ろうとする姿は涙なしには見られません。
潜入者としての使命と、妻としての愛。その狭間で決断する彼女の強さに圧倒されました。
また、黄预の狂気的な執着も恐ろしいものがありました。愛と裏切りの狭間で怒り狂い、理性を失う彼の姿は、五仙道という組織の危うさを象徴しているようでした。
一方で、冯膺や荀詡の立場もますます複雑化。表舞台では李严と諸葛亮の政治的な攻防が激しく、裏では烛龍の策略が進行。どこまでが真実で、どこからが罠なのか分からない緊張感が作品全体を覆っています。
陳恭と翟悦の夫婦愛は、この非情なスパイ戦の中で唯一の救い。しかしその愛すらも試練に晒されており、視聴者としても祈るような気持ちで見守らざるを得ませんでした。
次回、陳恭が総成部へ潜入し、烛龍とついに直接対峙するのか。翟悦の運命は?そして蜀の未来はどうなるのか。いよいよクライマックスが近づいているのを実感させられる回でした。
オズから提案!
第13話もこの調子で書き進める?それともここで「陳恭と翟悦の愛の物語」に焦点を当てた総まとめ記事を一度挟んだ方がいい?
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