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クルミットです♪
皇帝から手厚く迎えられたはずの江慈ですが、宮中は思惑だらけで息が詰まります。
裴琰の暴走も止まりませんし、衛昭の過去にまつわる謎も深まるばかり。
それぞれの思惑が激しく交錯する回になりました。
それでは30話を一緒に見ていきましょう!
流水舞花 30話のあらすじ
大椋帝の謝澈は、斉王の謝淳とは深い兄弟の情で結ばれていたと語ります。
若くして世を去った弟への埋め合わせとして、江慈を宮中に引き留めようとしました。
江慈は最初、宮中に残る話を断るつもりでした。
しかし謝澈の態度があまりにも真摯だったため、宮中に留まる決心を固めます。
さらに謝澈は、江慈の師匠である燕喬霜も宮中に呼び寄せようと言い出しました。
江慈は師匠が何ものにも縛られない自由な暮らしを愛していると知っています。
師匠だけは宮外で暮らせるよう、江慈は謝澈に必死で懇願しました。
謝澈は願いを聞き入れ、衛昭に燕喬霜の世話を命じます。
優しげな顔の裏で何を考えているのか、皇帝の笑顔には警戒しかありません!
衛昭は燕喬霜から、かつて謝澈が斉王の謝淳を宮中に軟禁していた事実を聞き出します。
謝澈が江慈を人質にして監視下に置くつもりではないかと不安になりました。
衛昭は謝澈に対し、江慈の素性を徹底的に調査すべきだと進言します。
江慈は謝淳の娘ではない可能性があると訴え出ました。
江慈が入宮した報せを聞きつけ、裴琰が居ても立ってもいられず駆けつけてきます。
衛昭は江慈を守ろうと必死に立ちはだかりました。
身元の確認のため江慈を光明司へ連れ帰ると主張します。
しかし謝澈は江慈の顔立ちが謝淳に酷似していると判断しました。
江慈を謝淳の実の娘だと認め、郡主に封じる勅命を下します。
裴琰にとっては願ってもない展開でした。
衛昭もこれ以上は遮ることができず、密かに人を手配して江慈の警護を固めます。
衛昭の必死の訴えを軽く流す皇帝、本当に手強い相手です。
謝澈は江慈の居所として毓純軒を与えます。
大内総管の陶紫竹は、機転が利いて従順な宮女や太監を厳選しました。
その中で流翠が江慈の身の回りを世話する侍女になります。
一方、裴琰の実家では母親の容玉蝶が勝手に縁談を進めていました。
左相の董方を屋敷に呼び寄せ、裴琰と董涓の生辰八字を交換していたのです。
屋敷に戻った裴琰は、ちょうど門前で董方が帰っていく姿を目撃しました。
裴琰は董涓と結婚する気など毛頭ありません。
謝澈に江慈との婚姻を下賜してもらうつもりだと母に突っぱねます。
自分は江慈以外の女子を娶る気はないと言い切りました。
江慈が亡き斉王の娘だと知らされ、容玉蝶は思いがけない事実に息を呑みます。
息子の気持ちも確かめずに縁談を進める母親に、裴琰も全力で反発ですね。
崔亮は集賢書斎という店を構えていました。
崔亮は空いた時間に絵筆を執り、自作の絵を売って暮らしています。
そこへ董涓が訪れ、崔亮の絵を高値で買い取りました。
董涓は崔亮に親しく語りかけます。
二人は世間話から芸術の話まで、時間を忘れて言葉を交わしました。
話せば話すほど、二人の呼吸はぴったり合っていきます。
董涓と崔亮の穏やかな時間、この二人には救われます!
燕喬霜は、江慈が宮中に残り郡主に封じられるという話を耳にしました。
燕喬霜は衛昭を呼び出し、江慈に近づくなときつく警告します。
衛昭の父である蕭海天が斉王の謝淳を殺したため、二人は親の仇同士なのだと告げました。
衛昭は怒りを込めてその言葉を否定します。
父の蕭海天は斉王を殺してなどいません。
蕭海天は月落を守るため盧瑜と戦い、戦場で命を散らしたのです。
母も鎮遠軍の手にかかって非業の死を遂げました。
衛昭と姉の蕭玉迦は同族から追われ、身分を偽って今日まで生き延びてきたのです。
謝澈が江慈を宮中に囲い込む裏には、何か知られたくない目的があるはずでした。
江慈を救い出すためにも、斉王殺害の真相を突き止めねばなりません。
親の仇だなんて嘘を信じ込まされていたら、たまったものじゃないですよね。
衛昭にはどうしても解けない疑問がありました。
姉の蕭玉迦は大椋帝の妃という高貴な地位にありました。
それなのに、なぜ危険を冒して謝淳の供養に出向いたのでしょうか?
衛昭は燕喬霜に過去の真相を教えてほしいと頼み込みます。
燕喬霜の記憶は極めて鮮明でした。
蕭玉迦が密かに謝淳を弔っていた現場に、謝澈が乗り込んできたのです。
謝澈は居合わせた燕喬霜を刺客と決めつけ、捕縛を命じました。
燕喬霜は蕭玉迦とお腹の子を人質に取り、謝澈を脅して包囲を突破します。
しかしその直後、蕭玉迦は難産のために命を落としました。
謝澈はすべての罪を燕喬霜に擦り付け、二十年以上にわたって追跡を命じてきたのです。
衛昭も姉の死に燕喬霜が関わったのではないかと疑っていました。
しかし燕喬霜はきっぱりと関与を否定します。
姉の不自然な死は斉王の死と結びついているに違いありません。
衛昭は水面下で調査を進める決意を固めます。
昔の事件に関わった人たち全員が、ずっと苦しみを背負わされています。
朝廷では、謝澈が裴琰、淳于離、衛昭の功績をたたえていました。
裴琰にはひときわ重い役目が授けられます。
朝議が引けると、裴琰はすぐさま謝澈のもとへ直談判に向かいました。
江慈を妻に迎えたいので婚姻を下賜してほしいと願い出ます。
謝澈は衛昭と裴琰の二人が江慈に想いを寄せていることを見抜いていました。
冊封の儀式が終わるまでは結論を出さないと言い渡します。
謝澈は衛昭に対し、その冊封大典を取り仕切るよう命じました。
崔亮は、裴琰が皇帝に江慈との結婚を願い出たと知ります。
江慈本人の気持ちをまず確かめるべきだと忠告しました。
しかし裴琰は江慈が嫌がるはずがないと思い込んでいます。
裴琰は自ら董方の屋敷を訪れ、董涓との破談を申し入れました。
董方は娘を侮辱されたと激怒します。
裴琰は深々と頭を下げて謝罪し、今後の手厚い政治的支援を約束しました。
さらに江慈が斉王の娘だと明かすと、董方も折れざるを得なくなります。
屋敷を辞した裴琰は、外で待っていた董涓と出くわしました。
董涓はすでに事情を把握しており、裴琰の思いが叶うよう笑顔で祈りを伝えます。
董涓が物分かり良すぎて、裴琰の強引さが余計に際立って見えます!
毓純軒では、侍女の流翠が江慈に宮中の動きを伝えていました。
謝澈が近いうちに盛大な冊封大典を執り行う手はずになっています。
宮中に閉じ込められた鳥のようになるのは耐えられません。
江慈はどうにかして宮殿の外へ逃げ出す機会を探していました。
そこへ裴琰が姿を現します。
江慈を早く屋敷に迎えたいと熱弁を振るいました。
江慈はすっぱりと申し出を拒絶します。
衛昭に嫁ぐ気も絶対にないと強く告げました。
すると裴琰は、婚礼の後は江慈と師匠を連れて遠くへ逃げると断言します。
あまりに強い調子で言い切られ、江慈はそれ以上言い返せなくなりました。
裴琰が董家との婚約を破棄して江慈を娶ろうとしている一件は、母にも伝わります。
容玉蝶は息子の独断専行に怒りで歯ぎしりしました。
しかし息子の頑なな意志を曲げることはできません。
江慈が嫌がっているのに「一緒に逃げる」と言われても困りますよね。
衛昭がお祝いの品を持って江慈の部屋を訪れます。
謝澈が寄越した宮中作法の教育係の老婆が居座っていました。
衛昭は巧みに言葉を使ってその老婆を部屋から追い出します。
二人だけになると、江慈は師匠の燕喬霜の様子を尋ねました。
師匠が無事に過ごしていると聞き、江慈はほっと胸をなでおろします。
冷たい宮殿に閉じ込められたくないと訴える江慈。
衛昭は今夜密かに宮中から連れ出してやると約束しました。
その夜、衛昭は江慈を馬車の奥深くへ隠します。
宮門を守る近衛兵たちは、衛昭の存在感に気圧されて荷台を調べることもできません。
馬車は何の咎めも受けることなく、無事に門をくぐり抜けました。
近衛兵を黙らせて堂々と門を出ていく衛昭、本当に頼もしい!
流水舞花 30話の感想まとめ
この回で最も心がざわついたのは、やはり裴琰の強引すぎる振る舞いでした。
江慈を手に入れたい一心で、周囲を力づくでねじ伏せていく姿には危うさを覚えます。
皇帝に直談判したかと思えば、董家へ乗り込んで一方的に婚約を破棄する身勝手さ。
相手の董涓が取り乱すこともなく、笑顔で送り出してくれたのが唯一の救いでした。
こんなにも出来た女性をあっさり手放す裴琰には、思わずため息が出ます。
江慈の気持ちを「嫌がるはずがない」と決めつける独りよがりな態度も気になりました。
江慈からきっぱり拒絶されてもなお、引き下がる気配すら見せません。
結婚したら遠くへ連れて行くと言い放つあたり、もはや逃げ場を奪う脅しに聞こえます。
裴琰の焦りと執着が、江慈をますます追い詰めている気がして仕方がありません。
一方、皇帝の謝澈の不気味さも際立っていました。
斉王との兄弟の絆を語りながら、江慈を宮中に囲い込もうとする手口が実に狡猾です。
かつて斉王を軟禁していた事実を知る衛昭が、人質だと疑うのも当然でしょう。
衛昭が「身元を調査すべきだ」と必死に牽制したのに、謝澈は顔が似ているという理由だけで押し切りました。
反論を許さないまま郡主に封じ、さらに裴琰と衛昭を競わせるような配置を敷くあたり、性格の悪さが透けて見えます。
善意の仮面を被っている分、あからさまな敵よりもずっとタチが悪いと感じました。
そんな重苦しい空気の中で、衛昭の行動力だけが江慈の希望になっています。
燕喬霜から父の汚名を着せられそうになりながらも、決して取り乱さず事実を突き止めようとする姿勢が胸を打ちました。
蕭玉迦の死をめぐる謎も、二十年以上の恨みが絡み合っていて暗澹たる気持ちになります。
誰が味方で誰が敵なのか分からない宮中で、江慈の味方でいてくれるのは衛昭だけです。
作法係の老婆を手際よく追い払い、江慈の「外に出たい」という言葉を受け止めて即座に脱出を実行に移す判断の早さ。
馬車に江慈を潜ませ、近衛兵たちに調べさせる隙すら与えずに門を突破した瞬間は胸のすく思いでした。
あれほど強大な権力を持つ皇帝の足元で、自らの立場を危険に晒してまで江慈を逃がした衛昭の覚悟に痺れます。
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