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クルミットです♪
今回紹介するドラマは『宮廷恋仕官~ただいま殿下と捜査中~』です。
このドラマは、検視人になるという夢を抱いた少女が、持ち前の鋭い観察力を発揮して難解な事件を解決していく科学捜査ミステリーである一方、恋愛に不器用な者同士が事件を通して心を近づけていく謎解きラブロマンスな作品です。
ここでは中国ドラマ『宮廷恋仕官~ただいま殿下と捜査中~』のあらすじやネタバレ感想、見どころといった話題を紹介しながら、作品の面白さに迫っていきます。
どうぞお楽しみにしてくださいね♪
宮廷恋仕官 あらすじ
時は唐の宣宗の時代。検視を生業とする家で育った楚楚は、検視官登用の試験を受けるために長安にやってくるが、試験官を務める三法司長官の安郡王・蕭瑾瑜に卓越した能力を評価され、捜査に参加させてもらえることに。かつて西南の逆賊討伐で不審死を遂げた蕭瑾瑜の父が持っていたはずの石飾りの片割れを、なぜか楚楚が持っていたことから、蕭瑾瑜は楚楚が父の死の真相に近づく鍵を握るのではないかと考える。朝廷の権力争いに巻き込まれつつも、二人は難解な事件に挑み、自らの過去をも解き明かしていくことに…
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BS放送の際は29話に編集されていますが、ここではオリジナル版の36話の内容をご紹介していきますので、エピソードの内容にズレが発生する場合がございます。
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31話-32話-33話
34話-35話-最終回(36話)
低予算で、話題のスターが出ているわけでもないのに、口コミでじわじわ話題が広がり、視聴回数ランキングのトップ3を獲得し、各種アワード五冠を達成したという、いわばヒットの方程式をぶち壊してきたドラマです。
原作はネット小説で、原作者が脚本に参加して大胆に内容をドラマ向けに改変しているそうです。演出の楼健はこれまで硬派な近代ものの作品を手掛けてきた監督ですが、その丁寧な語り口が若手主演のラブ史劇において、いい方向に花開いたようです。
日本の中華ドラマの宣伝様式でどうしても「恋愛経験ゼロ同士のじれキュンラブストーリー」という紹介をされがちな本作ですが、実際の面白さは、科学捜査的謎解きの表現手法や、バディものとしてのテンポの良さにあると思います。ドラマ化にあたって架空王朝から唐の第20代皇帝・宣宗の時代に設定されたのですが、9世紀に入って以来、外戚を排除したら宦官に蹂躙された内情と「甘露の変」や、親子で継承できなくなっている皇統の混乱具合を少し頭の片隅に入れておくと、ドラマの細かい描写が色々理解できて、より内容が刺さってくるのではないかと思われます。
キャッチコピーは「恋は謎解きの後で」ですが、「後で」でいいのです♪ヒロイン楚楚のキュートさや蕭瑾瑜のクールさに彩られた中の、口コミで広がった物語の力をぜひとも堪能していただきたいと思います!
楚楚役のスー・シャオトン(蘇暁彤) は、張黎監督の映画「四十九日·祭」、ドラマ「少帥」に起用されてデビューし、「大宋少年志~secret mission~」「美男子江湖伝~SECRET OF LOVE~」などに出演、本作の演技で、第32回華鼎賞時代劇テレビドラマ最優秀主演女優賞を受賞したことで、今後の活躍が期待される存在となっています。
蕭瑾瑜(安群王)役のワン・ズーチー(王子奇)は、台湾の人気女優アイビー・チェンの初監督ドラマ「幸福,近在咫尺」で相手役に抜擢されるというデビューの後、「鳳星の姫 ~天空の女神と宿命の愛~」の雲沐陽役、「ロマンスは結婚のあとで」ではイン・スーチェン役と順調にキャリアを積み上げ、若手イケメン俳優として注目を集めています。
宮廷恋仕官 評価・レビュー
中国ドラマ「宮廷恋仕官」の評価レビュー&感想です。
ストーリーの良し悪し、出演者の演技力、物語の展開、脚本の面白さなどを総合的に評価しています。
もちろん、レビュー&感想の中にも作品に関するネタバレがありますのでご注意ください♪
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低予算でスター不在の作品だったのにもかかわらず、口コミで広まって高評価を得たというだけあって、内容が他のお手軽ラブ史劇に比べて本格捜査寄りで、様々な工夫がこらされており、込められた高いメッセージ性など、なかなか掘り出し物だったと思います。
蕭瑾瑜役の王子奇と楚楚役の蘇暁彤が、完成された演技力の中にこれから見守っていきたい初々しさもあり、このドラマを見出した中国の視聴者に感謝したいですね。
主役の二人は俳優養成の名門・北京電影學院の同期卒業だそうですが、二人とも在学中に本作の撮影をしていたため、学生俳優の起用で制作費を抑えたという事情があるそうです。それでも、全体的に画面上で低予算が気になることはありませんでしたが、最上級の衣裳である龍袍はごまかしがきかなかったようで、薛汝成の龍袍があまり龍袍に見えなかったりしましたが、そこは御愛嬌でしょうか。
そんな低予算ドラマでありながらなぜ支持されたのかというのは、「ウザキャラがいない」「主人公カップルの恋愛進行に苛々させられない」「専門的な話(本作だと検視)の掘り下げが深い」「伏線の回収が心地よい」「キャラクターに思い入れができる」あたりに理由があるのではないかと思われます。
これはどのドラマにも共通して言えることですが、それを全部クリアした上でちゃんと面白い、というのは簡単なようでなかなかハードルが高いのですよね。ちゃんと応援できるキャラクター、特別なプラスアルファを得ていると感じられる演出、ストレスを感じないストーリー運びなど、気楽に見られる若手ドラマ枠にありながら、意外にきちんと計算されているドラマだと思いました。
宮廷恋仕官 キャスト・登場人物
中国ドラマ『宮廷恋仕官』のキャスト&主な登場人物一覧です。
主人公(ヒロイン)から脇役まで、登場人物の詳細をリストでご紹介します!。
主演俳優・女優および共演者情報など、出演者プロフィールが一目でわかります。
<蕭瑾瑜(安郡王)役・王子奇(ワン・ズーチー)>
若くして三法司の長を任された蕭瑾瑜は、卓越した能力を発揮しながら、空気を読めない性格から政治的に敵を作りがち。そんな彼が楚楚との出会いを経て、検視官としての能力の高さだけでなく、正直な生き方に心を動かされて行きます。
蕭瑾瑜(安群王)役の王子奇は、台湾の人気女優アイビー・チェンの初監督ドラマ「幸福,近在咫尺」で相手役に抜擢されるというデビューの後、「鳳星の姫 ~天空の女神と宿命の愛~」の雲沐陽役、「ロマンスは結婚のあとで」ではイン・スーチェン役と順調にキャリアを積み上げ、若手イケメン俳優として注目を集めています。今後は肖戦主演の「玉骨遥」の日本上陸が待たれます。
<楚楚役・蘇暁彤(スー・シャオトン)>
検視人の家の子として育った楚楚は、近所に住む巫医の先生の教えで「玉面判官」の存在を信じ、長安に検視官試験のために上京します。そこで才能を認められ、蕭瑾瑜に検視官として起用されたことから、思わぬ運命に巻き込まれていくことに…
楚楚役の蘇暁彤 は、張黎監督の映画「四十九日·祭」、ドラマ「少帥」に起用されてデビューし、「大宋少年志~secret mission~」「美男子江湖伝~SECRET OF LOVE~」などに出演、本作の演技で、第32回華鼎賞時代劇テレビドラマ最優秀主演女優賞を受賞したことで、今後の活躍が期待される存在となっています。プライベートで炎上した問題があるようですが、王子奇との再共演作で現代劇の「黑白密码」などが待機しているので、今後の飛躍に期待したいですね。
<景翊役・楊廷東(ヤン・ティンドン)>
蕭瑾瑜の幼馴染であり、名門・景家の御曹司の景翊は、現在は大理寺少卿として蕭瑾瑜を助ける存在に。蕭瑾瑜とは対照的な軽い性格ながら、楚楚の才能を見出し蕭瑾瑜に推薦するなど、仕事の面では蕭瑾瑜の頼もしい相棒です。
景翊役の楊廷東は、「キミとスプラッシュKiss~はじける気持ち~」の林浩洋役、「マスターオブスキル 全職高手」の莫凡(モーファン)役などを経て、「平行恋爱时差」という作品では主役をゲットと、着実にキャリアを積み上げています。現代劇、古装劇を問わず活躍の場を広げて行ってほしいものです。
<冷月役・趙尭珂(ジャオ・ヤオコー)>
両親を失った際に自分を見捨てたかに見えた祖父・冷沛山との関係がこじれ、蕭瑾瑜や景翊らと幼馴染として共に育った冷月ですが、江湖に身を投じ女侠客として成長します。しかし冷沛山と朝廷の疑心暗鬼から、蕭兄弟と冷月の縁談が取りざたされる事態に…
冷月役の趙尭珂は、アイドルグループ「KOGIRLS」のメンバーとしてデビューした後、「初恋王宮~お妃さまと呼ばないで~」では、ヒロイン聞素錦に代わって輿入れを企む姉・聞素語役の他、日本上陸した李易峰主演の「恋鏡~双つの魂、焦がれし姫~」に出演しています。悪役までこなす引き出しの多さから、今後の活躍も要チェックです。
宮廷恋仕官 基本情報
配信局: 腾讯视频(テンセントビデオ)
原題 : 「御赐小仵作」
原作 : 「仵作娘子」清閑丫頭
配信開始日: 2021年4月29日
話数 : 全36話
脚本 : 清閑丫頭、銭小白
監督 : 楼健
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