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クルミットです♪
新人賞を手にした矢先、テレサが声を失うという衝撃展開に加え、恋人ヴィンセントの身に思わぬ悲劇が――! 歌姫の運命はどうなるのか?
それでは36話を一緒に見ていきましょう!
テレサ・テン 歌姫を愛した人々 36話のあらすじ
日本で開催される株主総会をめぐり、ヴィンセントは父ウォン会長から激しい圧力を受けます。富と名誉の「均衡」だけを重んじる父に、ヴィンセントは
「それは公平じゃない、ただの独り勝ちだ」
と痛烈な一言。これが親子の溝を決定的に深めました。
株主総会が終わり、母の心情を理解したヴィンセントは「自分にも守りたい女性がいる」と告白。母は息子の恋を支持し、祖母も賛成してくれるはずだと言います。ところが当のテレサは――
ヴィンセントからの連絡が途絶えたまま
ホテルも退室済みで行方は不明
テレサは〈蝶〉で開く予定の新人賞お祝いパーティーの場を押さえながらも、胸に穴が開いたような寂しさを抱えます。
そんな矢先、テレサが高熱で倒れ、声が出ない症状に!
医師は「心理的ストレスによる機能性失声症」と診断。まさに心因性の“声の封印”です。
※中国語の「倒嗓(ダオサン)」=声が潰れて出なくなる状態
帝国劇場公演が目前に迫るなか、テレサは祈るように声を取り戻すリハビリを続行。母ソケイや親友ダンニンも遠くから祈りを捧げます。
公演当日。
満席の客席が静まり返るなか、テレサは袖で天を仰ぎ――
「もう誰にも依存しない。どうか歌わせて」
と願います。奇跡的に声は戻り、テレサは圧巻のステージで『つぐない』を歌い切り新人唱片大賞を受賞。
ところがその頃、テレサのもとへ向かっていたヴィンセントは交通事故で重傷を負い、脾臓破裂を伴う多発骨折で緊急手術へ。
テレサは未だこの事実を知らない――
病院で意識が戻るたび、ヴィンセントはテレサの名前を呼び続けますが「出事故」の報せは彼自身が止めてほしいと懇願。テレサに届けられたのは“受賞おめでとう”の花束だけ。蝶のパーティー会場で、彼女はひたすら入り口を見つめるも、扉は最後まで開きませんでした。
テレサ・テン 歌姫を愛した人々 36話の感想まとめ
声を失う=存在を失う恐怖
歌で呼吸してきたテレサにとって“無声”は死にも等しい試練。祈りで声が戻る展開はベタながら、ステージを命綱にする彼女らしい奇跡でした。
ヴィンセント父子対決のリアル
均衡=利潤配分と説くビジネス的父に対し、息子は愛と公平を主張。豪門の“家”を背負う重さが痛いほど伝わり、事故へとつながる伏線に。
蝶の扉が開かない演出
シャンパン片手に出口を見つめ続けるテレサの背中。華やかな会場でたった一人だけ時間が止まっているようなカメラワークが切なさMAX。
中国語豆知識が役立つ回
倒嗓(ダオサン)=失声、均利(ジュンリー)=利の均衡‥‥。セリフに出る専門ワードを知るとキャラの心情がグッと近くなります。
次回の注目ポイント
テレサはヴィンセントの事故を知るのか? そして声を取り戻したばかりの歌姫が彼を救う“歌”を届けられるのか——。37話も見逃せません!
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