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クルミットです♪
今回の第4話は、父テン・シュウの“退役”とリテンの“昇進”が同時に動き出し、家族も友人も心がざわつく濃密な一時間でした。
それでは第4話を一緒に見ていきましょう!
テレサ・テン 歌姫を愛した人々 第4話のあらすじ
テン・シュウは「補助金が少ないから」ではなく故郷への募る想いで退役を決意。相棒シチュアンは「部隊と実家の文通は禁止だ」と蒼白に。そんな最中、ソケイは両手いっぱいの期待を抱え、娘丫頭(テレサ幼少期)をラジオ局の歌唱大会へ連れて行きます。放送は機材トラブルで途中停止し、近所の奥さまたちは怒り心頭でクレーム電話。しかし受話器の向こうで「優勝」の報に変わり、一斉に歓喜の記念撮影――笑いと涙が混ざる瞬間でした。
娘の快挙でパッと晴れたソケイの表情、こちらまで胸が熱くなりました。
一方、テン・シュウの“内緒の手紙”は保防部に発覚。上層部は処分をちらつかせ「次の査定は甲等を譲れ」と暗に圧力。シュウはシチュアンの密告だと勘違いし、酔った勢いで殴り込み。止めに入ったシチュアンの妻シュウメイが転倒し、胎盤早期剥離で緊急手術に。幸い母子ともに無事でしたが、シュウの深い後悔は拭えません。
仲間への誤解が招いた一発の拳――償えない重さがのしかかります。
ソケイは夫の退役にようやく同意。ただし「美しく辞める」ことが条件。家計が心配なシュウに対し、「包子と饅頭を自転車で売ればいい」とソケイはきっぱり。さっそく優勝旗を掲げて夫を奮い立たせ、娘の歌手活動も「学業優先」を前提に承認します。
はじめは人目を気にして声が小さかったシュウも、次第に「熱々ですよー!」と呼び込みに慣れ、汗だくで饅頭を売り歩きます。そんな矢先、理髪店のマダムが「リテン少校おめでとう」と囃し立て、退役したばかりのシュウと昇進したリテンが鉢合わせ。気まずい空気の中で交わす会釈は、立場の変化を残酷に際立たせました。
辞めたての作業服と真新しい軍装――二人の距離が急に遠く見えました。
商売は赤字続きで、家計簿は赤ペンだらけ。長男の補習費も止まっていたと知り、シュウは肩を落とします。補給配給日、新米の袋は退役家庭に届かず、チン夫人たちが“面粉”を、シュウミンが“白砂糖”を差し入れ。意外な助け船にソケイはうるんだ目で感謝。
ラジオ局には大手レコード会社のボス・リンが現れ、丫頭をスカウトしようと画策。しかし局長が壁になり、結局三兄が妹を早々に連れ帰る形で一件落着。
夜、ソケイは「豆沙包が大好物の囡囡(リテン娘)に食べさせたい」と大量に包子を作り、シュウミン宅へ配達。対抗心満々だったシュウミンも、ソケイの飾らない笑顔に思わず心を緩めます。
卒業式の代表スピーチに丫頭と段ニンが選抜。どちらかは“控え”という緊張の配役で会場入りするものの、天候悪化で囡囡が原稿を揶揄されピンチ。――ここで4話は幕。
ステージ袖のざわめきで終わるラスト、次回の嵐を予感させます。
テレサ・テン 歌姫を愛した人々 第4話の感想まとめ
退役と昇進――真逆の選択が同日に交差する構成が見事でした。テン・シュウの脱軍装は、家族と故郷どちらも守りたいという“不可能ミッション”のようで胸に刺さります。売り声に少しずつ張りが出る姿は、肩書きゼロから立ち上がる父の決意そのもの。
ソケイの底抜けの行動力も光りました。包子を両手に走る背中からは「家族を養う覚悟」が丸見えで、見栄や体裁より先に笑顔がある人なんだと再確認。
そして丫頭の歌。今回は電波トラブルで歌声が遮られ、逆に「もっと聴きたい!」という渇望を視聴者に与える巧妙な仕掛けでした。幼い才能に群がる大人たちの思惑がこれからどう絡み合うのか――気になります。
次回は卒業式スピーチの波乱と、家計再建に挑むテン家の行方が注目ポイント。昇進したリテン夫妻との対比もさらに深まりそうで、目が離せません!
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