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クルミットです♪
雪の夜、理性を失い狂乱するシエ・ウェイの姿と、それに対峙するジャン・シュエニンの覚悟。第22話は、二人の間に流れる空気が決定的に変わる、静かでいて嵐のようなエピソードでした。親友を守ろうと奮闘する中で、シュエニンはシエ・ウェイの胸に刻まれた消えない傷跡に触れてしまいます。張り詰めた緊張感の中で、隠されていた過去が少しずつ顔を出し始めました。
それでは22話を一緒に見ていきましょう!
寧安如夢 22話のあらすじ
宮廷に降り積もる雪を見つめ、ジャン・シュエニンは落ち着かない日々を送っていました。親友であるシェン・ジューイー王女のもとに、大月国への輿入れという冷酷な縁談が持ち上がったからです。前世を知るシュエニンにとって、それは王女の命が失われる過酷な未来への入り口でした。彼女は何とかしてこの縁談を阻もうと動きますが、個人の力ではどうにもできない宮廷の権力構造の壁が立ちはだかります。打開策を求めた彼女は、シエ・ウェイの住まいを訪ねました。
前世では自分のことしか考えられなかった彼女が、これほど必死に他人を救おうとするなんて。シュエニンの成長に胸が熱くなります。
しかし、その夜のシエ・ウェイはいつもと様子が違いました。雪が降る夜、彼は過去の忌まわしい記憶に苛まれ、理性を失ってしまう「離魂症」に苦しんでいたのです。かつて300人の子供たちが命を落とした悲劇。雪を見るたび、彼はその光景を脳裏に焼き付けられてしまいます。シュエニンが部屋へ足を踏み入れると、そこには部屋を壊し、荒れ果てた姿のシエ・ウェイがいました。狂乱する彼は、シュエニンの首に手をかけ、見えない敵と対峙するかのように暴れます。
普段の冷静さが嘘みたいに崩れていく姿。あんなに余裕のあった彼が、自分を保てずに苦しんでいる光景はあまりにも痛々しすぎて、直視するのが怖かったです。
恐怖に震えながらも、シュエニンは彼から手を離しませんでした。必死に声をかけ、冷たくなった彼の両手を握りしめます。その時、彼女はシエ・ウェイの心に居座る深い闇と、復讐という名の重い鎖を肌で感じることになりました。シエ・ウェイはうわ言のように、自分を捨てた者たちへの怨嗟や、失ったものへの悲痛な叫びを漏らします。やがて興奮が収まり彼が眠りにつくと、シュエニンはその傍らを離れず、静かに夜を見守り続けました。二人の距離は、師弟という枠を超え、もっと危うくて深い場所へと引きずり込まれていきます。
弱り切って眠る彼を横で見守るシュエニン。あんなに荒れていた夜なのに、二人の間にはまるで秘密を共有したような、独特の空気が漂っていましたね。
翌日、シエ・ウェイは正気を取り戻しますが、自分がシュエニンに対して見せた姿を鮮明に覚えていました。彼はあえて冷たい態度で彼女を突き放します。瞳の奥には隠しきれない感情が揺れていますが、言葉はあくまで突き放すようでした。一方、朝廷ではシュエ・ユエンの勢力が着々と権力を広げ、ジャン・ジャーもまた正義を貫こうとするあまり窮地に追い込まれています。シュエ・シュウも自身の地位を守るため、王女の縁談を利用してジャン家を陥れようと動き出しました。
シュエ・シュウの策、本当に見ていて気分が悪くなるほど執念深い。自分の保身のために他人の人生を駒にする姿、怒りで手が震えます。
事態が深刻化する中、シュエニンは王女を救うべく再び策を練ります。そんな彼女の耳に、シエ・ウェイが一人で弾く琴の音が届きました。その音色はあまりにも美しく、そしてこの上なく孤独でした。シュエニンはその音を聴きながら、この男の人生とどう向き合うのか、自らの心に問いかけていました。
寧安如夢 22話の感想
この回で何よりも心に残ったのは、シエ・ウェイの壊れた姿です。雪が降る夜、彼が過去の呪縛に囚われて苦しむシーンは、まるで画面のこちら側まで冷たい空気が伝わってくるほどでした。ジャン・ビンビンの表情の作り方は凄まじく、あんなに強い男が自分一人で抱えきれないトラウマに押しつぶされる瞬間、息を飲むほど圧倒されました。あの後にふと見せる弱々しい眼差しには、つい目を奪われてしまいます。
また、ジャン・ジャーへの想いを抱えながら、目の前のシエ・ウェイという強大な存在に巻き込まれていくシュエニンの姿も非常に印象的です。ジャン・ジャーのまっすぐな誠実さに救いを求める一方で、シエ・ウェイの狂気と向き合うことになった彼女。二人の男性の間で、彼女の運命は大きく波打ち始めました。シュエ・シュウの卑劣な罠が張り巡らされ、王女を救うための時間が刻一刻と過ぎていく中で、シュエニンがどんな選択をするのか、その動向だけが今は気になって仕方ありません。
シエ・ウェイがこれから自身の過去とどう折り合いをつけていくのか。あるいは、どこまで復讐の道に踏み込むのか。ただ琴を弾く背中を見るだけで、彼が背負っているもののあまりの大きさに言葉を失います。シュエニンがこの先、彼を支えるのか、それとも突き放すのか。その決断が、宮廷全体の命運を左右することになりそうです。
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