ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
土砂降りの雨の中で投げ捨てられた巾着、雪に埋もれるように力尽きたジャン・シュエニン、そしてすべてを断ち切るようなシェ・ウェイの古琴の調べ。第34話、ついに長年張り巡らされた仮面が剥がれ落ち、シュエ一族の栄華が音を立てて崩壊し始めました。血のつながりと裏切り、そして逃れられない復讐の炎が、登場人物たちを容赦なく焼き尽くしていきます。それでは34話を一緒に見ていきましょう!
寧安如夢 34話のあらすじ
ジャン・ジェの母が亡くなり、悲しみの葬儀が行われます。ジャン・シュエニンは、自分のせいで周囲が不幸になっているという苦悩に押しつぶされそうになりながら、土砂降りの雨の中、ジャン・ジェの屋敷へと足を運びます。
雨の中で震えながら立ち尽くす彼女の姿、あまりにも脆すぎて見ていられませんでした。あの虚ろな表情からは、もう何もかも投げ出したいという叫びが聞こえてくるようで、胸が張り裂けそうでした。
ジャン・ジェは、以前ジャン・シュエニンから贈られた大切な巾着を返します。言葉を交わすことも拒み、冷徹に背を向ける彼の態度は、二人の関係がもう二度と元には戻らないことを突きつけていました。母の死という絶望的な現実は、愛だけで乗り越えられるものではありませんでした。
巾着を差し出す時の彼の冷たい指先。あのわずかな隙間が、二人の心の距離を何倍にも引き裂いて見せて、涙が出る前に凍りついてしまうような感覚でした。
雪の積もる冷たい街路をさまよい歩くジャン・シュエニンを、シェ・ウェイが見つけ出します。気を失った彼女を力強く抱きかかえ、そのまま自分の屋敷へと連れ帰ります。一方、宮廷ではシュエ・ユエンが権力を盾にさらに横暴さを極めていますが、その足元ではシェ・ウェイが網を広げ続けていました。彼はシュエ・ユエンと平南王の密約を暴く決定的な証拠を突きつけ、シュエ一族を出口のない迷路へと追い込みます。
古琴を奏でる時のシェ・ウェイの指先、あの静かな微笑みがあまりに不気味で背筋が寒くなりました。音色が響くたびにシュエ家の時計の針が終わりに向かって進んでいるみたいで、画面を見ている間中、指先が冷たくなっていました。
やがて、シュエ・ユエンとシェ・ウェイが対峙する時が訪れます。シュエ・ユエンは、目の前の男がかつて自ら切り捨てた実の息子だとは夢にも思っていません。シェ・ウェイはわざと過去の残酷な出来事を言葉にし、父親を追い詰めていきます。破滅へ向かっているとも知らずに威嚇を繰り返すシュエ・ユエンの姿は、あまりにも滑稽で、同時に残酷な喜劇のようでした。
シェ・ウェイの屋敷で目覚めたジャン・シュエニンは、彼が抱える底なしの闇の深さを知り、自分がその渦中にいることに戦慄します。彼を救いたいという感情と、狂気に呑み込まれる恐怖。その間で彼女の心は激しく揺れ動いています。
物語のラスト、ついにシェ・ウェイがその口を開きます。自分が「シュエ・ディン」であると告げられた瞬間、シュエ・ユエンの表情から色が消えました。長年守り抜いてきた栄光も、英雄としての虚像も、死んだはずの息子の帰還によって完全に崩れ去りました。
「俺がシュエ・ディンだ」と告げた時のシェ・ウェイの冷たい瞳。怒りでも悲しみでもない、あの無機質な表情からあふれ出す数十年の恨みの重さに、思わずテレビの前で息を止めてしまいました。
ジャン・ジェの選択とシェ・ウェイの復讐
今回、一番きつかったのは間違いなくジャン・ジェが巾着を突き返したあのシーンです。自分の誠実さが、皮肉にも愛する人を追い詰める刃になってしまった彼。かつて幸せそうに微笑んでいた二人の姿が頭をよぎるだけに、今この冷え切った空気が余計に心を締め付けます。
それにしてもシェ・ウェイの復讐劇は、執念という言葉では足りないほどの凄まじさです。自ら守ってきたはずの肉親との絆を、己の手で完膚なきまでに叩き壊す道を選んだ彼。自分を英雄だと信じ切っていたシュエ・ユエンが、絶望のどん底へ突き落とされる様には、冷たい戦慄が走りました。あんなに傲慢だった男が、死んだはずの息子という「過去」に足元から食い破られる光景は、見ていて鳥肌が立つほどでした。
今のジャン・シュエニンは、この狂気のど真ん中にいます。シェ・ウェイの歪んだ愛と、彼が隠し持っていた脆い弱さを知ってしまった以上、彼女はもう後戻りできません。彼の心を癒やす光になろうとするのか、それとも二人で一緒にこの地獄へ沈んでいくのか。シュエ家という巨大な権力の壁が崩れ去った今、物語は全く新しい、そしてさらに底なしの深淵へと足を踏み入れました。シュエ・ユエンの崩壊した後の世界が一体どんな色をしているのか、今はただ画面を見つめ続けるだけです。
コメント