ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
ついに避けては通れない、あの親子が対峙する時がやってきました。長年、復讐の炎だけで生き抜いてきた謝危(シエ・ウェイ)と、彼を道具としてしか見てこなかった父シュエ・ユエン。都が反乱の混乱に包まれる中、二人の血塗られた因縁が、ついに決着の時を迎えます。姜雪寧(ジャン・シュエニン)の願いも虚しく、運命の歯車は誰にも止められない場所へ動き出しました。それでは37話を一緒に見ていきましょう!
寧安如夢 37話のあらすじ
反乱軍が都に侵攻し、街はパニック状態です。謝危は平南王の懐に深く入り込み、信じ込ませるような態度をとりながら、着々と自分のシナリオを書き進めていました。彼が目指しているのは、20年前に300人の幼い命が理不尽に消えた、あの悲劇への復讐です。
ついに謝危の目の前に、実の父であるシュエ・ユエンが引きずり出されます。自分が死んだはずの息子、シュエ・ディンフェイだと明かした瞬間、シュエ・ユエンの表情が一瞬で凍りつきました。
この正体を明かす場面、謝危の瞳に浮かんだのはかつての子供の悲しみなのか、それとももう人間であることを捨てた獣の冷たさなのか……見ていて背筋が凍りました。
しかしシュエ・ユエンは、親として謝罪するどころか、権力のためなら息子をも切り捨てるという醜悪な本性をさらけ出します。謝危の冷たい笑みは、この男に対する深い軽蔑と、地獄のような日々を生き延びた者にしか出せない凄みがありました。
そんな中、姜雪寧は謝危の精神が崩壊するのを食い止めようと必死です。復讐に心を乗っ取られれば、彼自身も消えてしまう。彼女は危険を顧みず、謝危のそばから一歩も離れようとしません。
震える手を握りしめる姜雪寧の姿に、ようやく謝危の冷え切った時間に光が差し込んだような気がしました。どうか、彼が完全に暗闇に飲まれないでほしいと願うばかりです。
追い詰められたシュエ・ユエンは部下に命じ、卑劣な手段で謝危を殺そうとします。矢が放たれた瞬間、姜雪寧の悲鳴が響き渡りますが、謝危の覚悟は揺らぎませんでした。「あなたは父ではない。ただの仇だ」という言葉を突きつけられた時、シュエ・ユエンはこれまで自分が誇りにしてきた権力の全てを、息子に否定されたのだと理解したはずです。
シュエ・ユエンの最期のプライドが音を立てて崩れていく様子に、ざまぁみろという気持ちと、あまりの虚しさに胸が痛いという気持ちの両方が混ざってぐちゃぐちゃになりました。
平南王の軍勢もまた、謝危が仕掛けた周到な罠によって追い詰められていきます。燕臨が率いる燕家軍が到着し、戦況は一変。謝危は最初から、シュエ一族と平南王を共倒れさせるという、非情な計算をやり遂げました。
すべてが終わった後、雪の中で立ち尽くし、自分の血に染まった手を見つめる謝危。彼の心は、復讐を遂げた達成感よりも、深い喪失感で満たされているようでした。そんな彼を姜雪寧が抱きしめ、「もう終わったのよ」と優しく声をかけます。
復讐を終えた後に残るのがこれほど冷たい虚無だなんて、謝危の人生が過酷すぎて言葉が出ません。あの抱擁が、彼の心の棘を抜く唯一の薬になってほしいです。
謝危の復讐がもたらしたあまりに重い代償
今回のエピソードで一番心に残ったのは、謝危が「シュエ・ディンフェイは死んだ」と口にする場面です。過去と決別しなければ自分のアイデンティティさえ守れないほど、彼は追い込まれていたのだと突きつけられた気がしました。チャン・リンホーさんの、あの憎しみと虚しさが混ざり合った表情、画面越しでも胃が痛くなるほどでした。
シュエ・ユエンという悪役の描き方も、ある意味で潔かったです。最後まで改心せず、自分の保身しか考えない姿を貫いてくれたおかげで、謝危の復讐が正当化されたような、妙なスッキリ感がありました。もしここで謝罪なんてされていたら、謝危が抱えてきた20年間の重みが軽くなってしまいそうで……あれでよかったのだと思いたい。
ただ、都の平穏はまだ先の話です。皇帝の病や、残された火種がどこまで燃え上がるのか。今の謝危は精神的にも肉体的にも限界ギリギリのように見えます。姜雪寧が光となって、彼をどう現世に繋ぎ止めるのか。二人が並んで戦う姿にわずかな希望を見出しましたが、平南王との最終決着が待っていると思うと、また心臓がキュッとなります。
謝危の復讐という名の重荷は下ろせましたが、彼がこれから本当の意味で人間としての幸せを手に入れられるのか。物語が最後に向かって加速する中、二人の笑顔が守られるラストであることを祈って、次回の結末を見届けます。
コメント