探偵麗女-あらすじ-1話-2話-3話-感想付きネタバレでありで!

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クルミットです♪

「探偵麗女」、何だか微妙なサブタイトルがついていますが、CGを駆使した捜査映像、主人公・蘇瓷の天才的なひらめきの描写や、裴昭とのでこぼこコンビぶりなど、確かに英国ドラマ「SHERLOCK」を意識しているような?

蘇瓷と裴昭のコンビは、互いに秘密を抱えながらも、偶然出会った仲間たちと力を合わせて事件を解決していきます。蘇瓷の推理力以外にも、その仲間たちのチームワークのドタバタがドラマを彩っていきますので、ドキドキワクワクをじっくり楽しんでいきましょうね♪

【探偵麗女~恋に落ちたシャーロック姫~】(ネタバレあり)

第1話「運命の出会い」

明鏡署の少署・蘇瓷は、妓楼で捜査を行っていた。一部屋ずつ改めていくと、妓女たちと戯れていた好色な遊び人に抱きしめられそうになるが、彼が右利きなのを見て「シロ」だと気付く。蘇瓷は隣室に踏み込むが、そこにいた妓女の足の肌荒れから、追っていた「千面郎君」の女装だと気付き、遊び人の男に助けられつつも捕縛する。
男装の捜査官が女装の賊を捕らえるというのも面白い出だしですね♪

妓楼で講談師が国の英雄と語っていた「斉王」の屋敷に遊び人の男が帰宅する。彼の正体は斉王だったのだが、間者の前では遊び人のふりをしていた。斉王こと裴昭は視力に問題を抱えていたが、清水県で救済銀が消失し、「龍王が呑み込んだ」との噂を解明するため、都を離れることに。裴昭は先ほど出会った明鏡署の捜査官の優秀さを活用しようと考える。
歴戦の勇士の裏の顔は、実は遊び人?

蘇瓷は上司の総署である劉玄から清水県の件を任されるが、千面郎君の件で手柄を奪われた同僚の羅鑫は、ひいきが過ぎると不満げ。劉玄は蘇瓷にこっそり「斉王伝 昆山大捷」という高価な本を贈り、蘇瓷を喜ばせる。蘇瓷の部屋の箪笥の中には無記名の位牌が隠されていた。かつて一族が滅ぼされ一人生き残った蘇瓷にとって、両親の位牌と、その時助けてくれた恩人が手渡してくれた「衍」と銘の入った短剣が、心の支えになっていた。
劉玄は蘇瓷をかわいがっているのですね。きっとへそくりから捻出したのでしょう

清水県への出発の日、裴昭は馬車に積まれた大量の荷物にため息をつく。付き人の飛鳶が裴昭の世話をするため、張り切って準備をしていたのだ。裴昭は「連れて行くのはお前か荷物かどちらかだ」と冷たくあしらう。
世話好きなかわいい少年がついてくるとは、ちょっと嬉しいですね♪

侠客の男・謝北溟は、物陰に隠れる男たちの存在に気付くが、彼らは謝北溟を「荘主」と呼ぶ配下だった。大侠になると豪語する謝北溟は、配下に「絶対についてくるな」と釘をさす。
こんな頼りない荘主を放っておけず、彼らは絶対この後もついてきていますよね!

清水県は洪水と虫害に見舞われ、街には被災民が溢れていたが、そこに賑やかな行列が街を練り歩く。それは「龍王の花嫁」の行列で、龍王に少女を捧げるのだという。蘇瓷は裴昭から声をかけられ、無視するが裴昭に腕を掴まれたため手錠をかけようとして、互いの腕が手錠でつながれた上に手錠の鍵を持ち去られ、二人は身動きが取れなくなる。
男同士だと思い込んでいた場合、蘇瓷の行動はかなり挙動不審ですよね~

飛鳶が花嫁の祭儀は酉三刻に船着き場で行われると知らせ、蘇瓷は無策で駆け付けようとするが、裴昭は襲撃と撤退の計画を立てて指示する。二人は手錠でつながったまま船着き場へと向かう。船着き場では儀式が行われており、花嫁は龍王に捧げられようとしていたが、裴昭と蘇瓷が救出しようとするものの、謝北溟が花嫁を攫って連れ去ってしまう。裴昭と蘇瓷は川に落下し、気を失った蘇瓷に裴照は口移しに息を与えて助ける。
中国時代劇お約束の「水中人工呼吸から始まる恋」ですね♪

謝北溟は花嫁を町はずれのあばら家に連れて行き、裴昭に「花嫁を守れ」と命じられた飛鳶が食って掛かるが、謝北溟は味方だと言う。手刀が強すぎたせいで花嫁はいつまで経っても目を覚まさず、飛鳶は「責任を取って娶ればいい」と助言し、謝北溟を当惑させる。花嫁が寒がるのを見て、謝北溟は服を脱いで掛けてあげるが、目覚めた花嫁に毒をかけられて失神する。花嫁=董如双は、謝北溟が邪魔したせいで計画が台無しだと怒り出て行こうとするが、飛鳶に止められる。
こんな不器用すぎる荘主で、飛雲山荘とやらは大丈夫なのでしょうか?

裴昭と蘇瓷はいつしか手をつないで走っていたが、二人は穴に落ちてしまう。穴に落ちて裴昭と重なり合ってしまった蘇瓷は追っ手をまくために裴昭に押さえつけられてしまう。手錠をはずすために蘇瓷の簪を抜いた裴昭は、蘇瓷の髪が落ちた様子に驚く…
髪がファサーと落ちるのも、男装女子バレのお約束ではありますが…

第2話「新たな仲間たち」

裴昭は、蘇瓷の簪を使って手錠を外そうとするが、距離の近さに蘇瓷はどぎまぎする。ようやく手錠を外すことに成功し、蘇瓷は穴の外に何とか這い上がる。裴昭は姿を消した蘇瓷に置き去りにされたかと思うが、蘇瓷はロープを持って戻ってくる。
このふたり、何かといちいち距離が近いですね…

謝北溟は董如双に起こされ、飛鳶に「どう見ても悪人だ」と笑われて、必死に言い訳する。董如双は笑って「手刀と毒でおあいこ」と許すが、謝北溟は崩れた化粧を落とした董如双の顔に思わず見とれる。そこに裴昭と蘇瓷が戻り互いに紹介し合うが、裴照は謝北溟を「飛雲山荘の荘主」だと名前を知っており、謝北溟も裴昭を斉王だと知っていた。董如双は本当の花嫁の少女を儀式の前に逃がし、龍王に下し薬を見舞うつもりだったのだという。裴昭は謝北溟に、蘇瓷に斉王である正体を口止めする。
謝北溟は一目ぼれしちゃったんですね♪ これがチーム結成の瞬間でしょうか

その夜、蘇瓷は裴昭の指のたこから戦に携わっていた将校なのではないかと気付き、眼疾は梵延納との戦で毒矢を受けたと見破る。裴昭が斉王の軍にいたと聞いて蘇瓷は喜ぶ。実は梵延納との戦の後、斉王は朝廷で雲王から兵権を返上すべきと責められた。鎮遠侯や諸大臣は反対したが、弟の皇帝に配慮し斉王は兵権返上に追い込まれた。そのことを思い出すと裴昭は暗澹とするが、蘇瓷が斉王を大好きだと知って「小説は事実とは違う」と笑う。
蘇瓷にとって斉王はファンと言うか推しなんですね。目の前にいるのに~!

翌朝、蘇瓷は捜査のために皆に別れを告げたものの、全員がついてこようとして困惑するが、裴昭に「人手は多い方がいい」と説得されてしまう。謝北溟は救済銀の船が沈んだ川に潜って様々なものを拾ってくるが、蘇瓷はその中に焼けた船底の板を発見し、裴昭がそれの火薬臭に気付いたことから、沈没の原因は落雷ではないと推測する。
謝北溟に求められている能力と、実際に出来ることのギャップと言いますか…

客桟では被災地とあって貧相なものしか出ない。民は苦しんでいるのに食糧費が高騰している事情を調べるため、裴昭と蘇瓷は清水県の県令に会いに行くことにし、謝北溟と董如双は救済のための食糧を調達することに。蘇瓷は県令・孔五徳に船底の板を見せて追及するが、孔五徳は白を切る。皇帝が作らせた「吉」の印が入った鍵の存在を知る者が箱をすり替えたとみられるが、蘇瓷がこの鍵は「吉」の印が戸部の使用しない隷書体で偽物だと指摘しても、孔五徳は平然としている。
裴昭がそこでなぜ陛下の筆跡を知ってる?とか、蘇瓷は肝心な事を気付かないのですね

謝北溟は飛雲山荘の清水県の店主に命じて食糧を集めさせようとするが、各地に散らばる支店に知らせを届けて集めるには半年かかると言われてしまう。董如双はそれを聞いて、自分にまかせてくれと言って、清水県一の富豪・胡府を訪れるが、追い返されてしまう。
董如双の「私に任せて」はかなりあてにならないようですね

裴昭は、自分たちが調べるべきは救済銀の箱をすり替えた方法と、救済銀の行方だと考える。蘇瓷は引き上げに使った舟になら細工が可能なのではと推測し、船着き場に見に行く。すると置いてあった網に穴が開いていた。さらに喫水線の跡が二つあることから、船が当時救済銀の倍の重さの荷を積んでおり、救済銀は網で水中を引いてきたのだと見る。
これですり替えた方法は見えてきましたね!あとは救済銀の行方かな?

謝北溟と董如双は再び胡府で「食糧を借りて民に配りたい」と説くが、執事に聞き入れられず乱闘になる。董如双が薬を振りまくと薬を吸い込んだ謝北溟の唇が腫れあがり、怯えた執事は食糧を差し出すことに。謝北溟は多めに利息を払い、董如双はその男気に感心する。
こちらのコンビは危なっかしいですね。董如双は何の薬を使ったのやら…

蘇瓷と裴昭は、突然刺客に襲われる。裴昭は目の不自由さを蘇瓷に助けられつつ刺客を退治するが、蘇瓷が足をくじいたため、おぶって道を指示されながら帰還する。
宿に戻って目の手当てをした裴昭は、蘇瓷に足の薬を持っていくことに。湯あみをしていた蘇瓷は湯船からあがろうとして足に痛みを感じて叫び、それを聞いた裴照は飛び込むが…
目の手当てをした後なので、見えていないはずがない裴昭が見てしまうのかな?

(エンディング)
蘇瓷たちが捕まえた男は人身御供の手配をした者だった。彼は救済銀の船が県境に入るところを目撃しており、龍王が船を沈める前に不吉な彗星が流れ、暴風雨があったと言う。信じない一堂に、船乗りに会ってくれと言い出す…
これは…カットされた話なのでしょうか?

第3話「龍王の正体」

湯あみからあがった蘇瓷は、挫いた側の足で踏みだしてしまい、痛みに声を上げる。それを聞いた裴昭は慌てて駆け付けるが、蘇瓷の裸を見て部屋から追い出されたものの、咄嗟に見えなかったふりをする。裴昭は飛燕に命じてある策を実行させることに。
ごまかしきった…のかな?でもこれで裴昭は男装に気が付いたことになりますね♪

客桟から出かけようとした裴昭たちは兵に取り囲まれる。胡府が「族に襲われ私財を強奪された」と孔五徳に訴えたのだ。借用書もあるという謝北溟たちの主張は否定され、さらに孔五徳は、蘇瓷が明鏡署を騙ったとするが、飛鳶が連れてきた官兵がその場を制圧する。
裴昭が官兵を動かせる立場だということで、身分がバレたりしないのでしょうか?

蘇瓷は孔五徳を裁きの場に引き出し、孔五徳が部下の家族を人質にとって虚偽の証言を強要したことを暴き、救済銀すり替えの罪を断じて一件落着。五人は各自の功績をたたえ、董如双が女でも従軍したいと言い出し、裴昭はわざと蘇瓷の意見を聞いて困らせる。
女だと知った後の裴昭のイケズっぷりを見るに、これは裴昭の属性はドSですね?

謝北溟は義父に文を書き、董如双と友達になったこと、斉王と出会って共に民を救ったことを綴る。一方、雲王の配下・彭毅は、清水県で斉王を狙うが失敗したことを雲王に報告する。しかし雲王は今回の件は斉王を表舞台に引きずり出すいい機会だったと考えていた。
謝北溟の義父はどんな人でしょう。荘主となった経緯なども今後明かされるのかな?

蘇瓷は銀子の行方が闇に消えたことで、解決には程遠いと感じていた。その一方で、州府の軍を動かしたことで、裴昭が斉王の指示で動いているのでは?と尋ねる。蘇瓷は斉王への期待と思いを熱く語り「理想の人物だ」と言われたことで、裴昭はきまりが悪い。
蘇瓷は洞察力の鬼なのに、斉王のこととなるとカンが鈍るのですよね~

孔五徳が首を吊ったとの知らせが入り、蘇瓷は遺体をあらためることに。縄の跡は自害のものだったが、急な自害は不自然だと考える。蘇瓷は裴昭で首の縄を実験して跡をつけさせてしまい、手巾で隠させようとするが、見つめられてどぎまぎしてしまう。
部屋は暑かったのか寒かったのか… 謝北溟には一生わからない問題ですね♪

裴昭は、戦場の夢に見てうなされる。それは梵延納で採れる毒草・胡曼草の臭いが孔五徳の亡骸からしていたため、戦場の記憶がよみがえったのだ。胡曼草は飲むと精神が蝕まれ、激痛のあまり自死を選ぶものも多いとのことで、毒に詳しい董如双が協力することに。孔五徳の体から毒が検出されるが、これは服用後何日か経たないと検出されないのだという。蘇瓷はこの事件の裏に隠された大きな陰謀の存在を感じ取る。
梵延納での死闘は、色々問題を引きずっているようにも見えますね

裴昭の右腕・蒋希文が、救済銀を無憂楽坊という妓楼から発見し、そこの踊り子が梵延納の商人からもらったと言っていたという。その無憂楽坊は孔五徳出入りの店で、店では梵延納国境の商売人・沙度と会っており、孔五徳の牢にも店から差し入れがあったという。
牢に差し入れがあったということは、それに毒が?

裴昭と謝北溟が無憂楽坊に出向くと、沙度がちょうど来店していた。二人は蘇瓷と董如双に秘密で出てきていたが、蘇瓷と董如双もまた捜査のために無憂楽坊に来ていた。予約がなく追い返されるものの、董如双が騒いだ隙に蘇瓷は中に入り込む。董如双は中で謝北溟に出会い、夫婦の痴話喧嘩のふりをして目を引く間に、蘇瓷は沙度が踊り子を選ぶという情報をつかむが、裴昭が妓女と戯れているのを目にしてしまう…
董如双は薬を使わなくても、結局騒ぎを起こすのですね

(エンディング)
裴昭は謝北溟には事情を伏せて無憂楽坊に誘うが、謝北溟は妓楼が初めてだからと嫌がる。客引きに予約がないから断られるが、裴昭は女将に銀子を掴ませて入店に成功する…
この二人がすんなり入店できた経緯はこうだったんですね♪裴昭は妓楼に慣れすぎ!

1~3話の感想

始まりました、「探偵麗女」!蘇瓷は数ある男装女子の中でもかなりイケメン度が高いですね♪ そこに絡む裴昭がまた、遊び人だけどさわやかイケメンなので、二人の絡みがかなりの眼福になっています。なんといっても二人の距離が近い!男同士のつもりでいる頃から、蘇瓷と裴昭の距離が近すぎますよね!裴昭が早々に女子だと気付いてしまいましたが、どぎまぎしている蘇瓷の表情が実にかわいらしくて、今後が楽しみでなりません。

そして蘇瓷を取り巻くチームの面々が、これまたなかなかユニークです。何かと毒を振りまく董如双、ボンボンでビビリの謝北溟、一家に一人いて欲しい飛鳶と、粒ぞろいで色んな組み合わせが楽しめそうです。謝北溟が董如双に一目ぼれしているけど、董如双は蘇瓷に夢中という具合で、男装の真相が発覚したらこのチームはどうなってしまうのでしょうか。
女らしさを説く蘇瓷が男装女子で、男らしさにこだわる謝北溟が一番女々しいとか、性差問題をさらりと蹴飛ばしていく内容だけに、アンバランスな面白さが堪能できそうです。

それと、このドラマはエンディングの映像の中におまけ画像が挿入されています。本編の中に出てきたものを別視点で見たり、カットされた情報を追加したりで、説明不足をフォローする役割を担っています。他のドラマでもラストにおまけ映像が追加されていたことがありましたが、この手法はなかなか気が利いた演出のように思われます。
さりげないストーリー進行の中に、おや?と思うような地雷が見え隠れしていて、後から「あれはこうだったのか!」と回収されていくのかと思うと、かなりドキドキです。これからじっくり楽しんでいきたいと思います♪

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この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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