風起隴西-ふうきろうせい-あらすじ-1話-2話-3話-感想付きネタバレでありで!

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「風起隴西」は、三国志の裏でうごめくスパイたちの物語です。多くの英雄たちがすでに舞台を去った後の雌雄を決する争いを、名もなき男たちが信頼と裏切りのはざまで翻弄されながら、命がけで戦い抜きます。果たして誰が裏切り者なのか、誰が本当に信じるに足る者なのか、濃密な物語全24話をしっかり見届けていきましょう!

【風起隴西-ふうきろうせい】(ネタバレあり)

第1計「梁(はり)を偸(ぬす)み柱を換(か)う」

3世紀。曹魏、蜀漢、東呉が天下を三分して鼎立していた。蜀漢では劉備の死後、丞相・諸葛亮が侵攻の好機を待ち、西暦228年に曹魏への北伐を開始。「張郃の軍は瓦亭道から蕭関へ」との密書を受け取った諸葛亮は不審に思いつつも情報を信じるが、一方で番須道もおろそかにできないため、志願した馬謖に任せる。しかし密書の情報は誤りで、張郃は番須道を抜けて街亭を奇襲、馬謖は大敗を喫し、第一次北伐は失敗に終わることに。これを機に蜀漢の司聞曹と曹魏の間軍司による諜報機関の暗闘が幕を開ける。
敗因は馬謖の布陣ミスというのが定説ですが、これはまた面白い設定ですね!

曹魏軍は天水を奪還。天水の主簿である陳恭は、昭徳将軍の郭剛に「天水を拠点として隴西で大事を成せる」と進言する。陳恭を字である「思之」と呼ぶ仲である郭剛は、その進言の通りになることを望んでいた。そして隴西に風が起ころうとしていた…
この陳恭が主人公の一人ですが、腹が読めなさそうですね~

馬謖は敗北の責任を問われ、死罪に処せられようとしていた。李邈が駆け付けて処刑を阻止しようと、命じた諸葛亮に直接かけ合おうとするも、諸葛亮は聞き入れようとせず、そこに馬謖の首が届けられる。諸葛亮の腹心の楊儀は諸葛亮に「白帝の情報に誤りがあったのが敗戦の原因」と、司聞曹に曹魏の間諜の潜入を指摘し、諸葛亮はその調査を命じる。
これが有名な「泣いて馬謖を斬る」ですね

司聞曹では、曹掾の馮膺が楊儀に事情を聞かれ、馮膺は密書がすり替えられた可能性を否定する。昨年曹魏では司聞曹を真似た間軍司を創設しており、その内通の手が司聞曹にも伸びていた。間諜の白帝が今回の誤情報にどう関わったのかを調べるよう、楊儀は馮膺に厳しく迫る。諸葛亮は南征派の李厳に追い詰められ、今後の朝廷の混乱は避けられなかった。
楊儀は「大明皇妃」の漢王朱高煦で、馮膺は「エイラク」の乾隆帝ですね♪特に楊儀を演じている兪灝明は体重の増減のせいか、かなり別人!

蜀漢の間諜である林良は、天水で連絡係と接触を図ろうとしていた頃、郭剛と陳恭は友人同士に戻って語らっていた。郭剛は、諸葛亮が罠にはまった理由について「燭龍」のせいだと言う。張郃の出陣は蜀漢の間諜「白帝」によって既に漏れていたが、その内容を燭龍がすり替えたため、今回の勝利を手にしたのだ。燭龍によると、司聞曹が天水に密偵を遣わし白帝を調べさせているため、郭剛はこれを機に白帝の生け捕りを狙うと言う。
情報が駄々洩れの上に密書がすり替えられては、いくら智将孔明でも勝てませんね

蜀の密偵は雲絮街へ向かったと見られ、間軍司の司馬・糜冲は誰と接触するかを確認するよう命じる。牛記酒肆という店に間軍司が潜んでいるところに林良が現れる。陳恭は店の外に花籠を二つ持ってこさせ、花籠を見た林良は、合図に気付いて間諜と接触せず踵を返す。
郭剛は砂時計が時を示したのを見て店を飛び出す。しかし林良が接触しようとしていた間諜は、間軍司に取り囲まれ、抵抗するも結局殺害されてしまう。
糜冲を演じている王驍は「永遠の桃花~三生三世~」の司命星君ですね♪

諸葛亮は街亭の敗戦の責任をとって、職位を三等降格するよう劉禅に上奏するが、劉禅は甘い対応を見せる。しかし李厳が厳しい処分を求めたため、劉禅は右将軍へ降格されることに。楊儀は憤るが、諸葛亮は蜀漢の危機に対し大局観を持てと諫める。
世紀のダメ二世・劉禅の顔が見えない演出が焦らしますね~

馮膺は靖安司の副司尉・荀詡を拷問していた。荀詡は陳恭と義兄弟の関係にあり、陳恭の妻・翟悦は荀詡の従妹で、各教派の情報を収集する役割を果たしているが、それを知る者は荀詡だけだという。荀詡は苛烈な拷問の中で、陳恭と翟悦と過ごした穏やかな時を思う。荀家と翟家は琅琊の諸葛氏に代々仕えた密偵で、荀詡と翟悦はその生き残りだった。荀詡は陳恭が裏切るはずがないと言い張り、そんな荀詡に馮膺は大事な任務を任せることに。
もう一人の主人公・荀詡が登場!陳恭との関係性が今後の展開の複雑さを思わせます

李厳の腹心・狐忠は、2時辰前に楊儀が来ていたことを李厳に伝える。諸葛亮は李厳を驃騎将軍に昇進させ、息子に江州を任せるよう奏上したというが、李厳は信用できない。一方馮膺は、陳恭が現在は天水の主簿となって兵糧の管理を請け負っていることを語り、陳恭こそが白帝だと明かす。荀詡はその真実に愕然とする。
陳恭が白帝!? いやでもそれ、結構バレていそうなのですが

糜冲は郭剛に作戦の失敗について報告し、密偵は白帝と会おうとしていたが、何者かが警告したのだと訴えるが、郭剛は不機嫌でろくに話を聞こうとしない。糜冲は陳恭に対して疑念を抱いており、郭剛はそれを確かめるために今回呼び出して作戦を見せたのだった。
馮膺が白帝の寝返りを疑っていると察した荀詡は、陳恭が正体を暴かれて離間策に用いられたのではないかと考える。馮膺は荀詡を天水に遣わし、陳恭がどれだけ機密を漏らしたかを探って始末するよう命じる。荀詡は毒を飲まされ、帰ったら毒消しを渡すと脅される。
親友を殺さなければ殺される、という使命を帯びた荀詡はなかなか厳しい立場に

林良が陳恭の家を訪ね、谷正が会いたいと言っていると知らせる。しかし陳恭は会わないと拒絶し、身をひそめるようにと伝えさせる。陳恭は燭龍が情報をすり替えたため、司聞曹から自分が疑われると察し、なんとかして司聞曹に燭龍の存在を知らせようと考える…
曹魏と蜀漢、両方から疑いを持たれてしまった陳恭を救うのは荀詡か、それとも…

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第2計「火に趁(つけこ)んで打劫(うばいと)る」

陳恭は林良にしばらく身を潜めているように言うが、その頃、間軍司では酒楼で見た林良をもとに手配書が作成されていた。糜冲はその男は本命ではなく連絡係だろうと考える。
中国時代劇あるあるで、手配書の似顔絵は高確率で全然似ていないですよね

国境で荀詡は軍謀司司尉の堂秉を訪ね、同行する精鋭を10人準備して欲しいと依頼する。一方、白帝を調べるため曹魏に遣わした間諜が殺害された、との報告が諸葛亮に伝えられる。さらに馮膺が荀詡を天水に送ったというので、諸葛亮は荀詡の父に劉備の人となりを探らせていた頃、諸葛亮は幼い荀詡に「この世で一番大切なのは人だ」と教えたことを思い出す。
三顧の礼以前の孔明はすでに劉備を調査済みだったのですね

堂秉によると、白帝の密書を運んだ人物は大勢いたが、曹魏の糜冲はそれを襲撃する部隊を遣わしたものの、死の間際になんとか楊儀の元へ届けられたという。白帝の密書は暗号が使用されており、解読用の木版は馮膺が管理しているため、白帝に問題がなければ馮膺が怪しいということになる。その事情を踏まえ、荀詡は曹魏へ向かっていく。
馮膺が白帝の始末を命じたのは、罪を押し付けて口封じを図ったようにも見えますね…

李厳は諸葛亮を讒言する奏状を提出しようとする。その一方で、諸葛亮に罷免されて恨みを抱いた李邈から「白帝の裏切り」の件を聞き、諸葛亮を弾劾して司聞曹を掌握する突破口にしようと考える。その弾劾の動きは諸葛亮にも伝わるが、楊儀の心配をよそに、諸葛亮は「曹魏の間諜のあぶり出し」を急がせるよう命じる。
李邈は馬謖の処刑を止めようとしての罷免ですね。劉備への無礼で死罪になりそうになったのを諸葛亮に助けられた過去の恩があるのに、この恨みを後々引きずるのです

天水の城門に、都督の侍衛・金隊長の一行が到着し、極秘任務を帯びていると言う。そんな中、糜冲は陳恭が白帝にかかわりがあるのではないかと疑い、放火現場の近くにあった馬蹄の跡から、陳恭との関連を見出そうとする。陳恭は突然金隊長の一行に取り囲まれて拉致され、生き埋めにされそうになる。金隊長は郭淮の命で、正体が白帝だと露見した陳恭を始末するというが、陳恭は否定し続ける。そこに荀詡が現れる。金隊長らは荀詡が連れてきた「精鋭」で、陳恭が蜀漢を裏切っているかどうかを試したのだ。
金隊長が唐突に白帝だと言い出したので、むしろアヤシイと思いますよね♪

李厳は謁見を求めるが、劉禅に拒否される。しかし間諜が入り込んだ件を知った劉禅は司聞曹を引き継がせるというので、李厳は安堵し、街亭の件と曹魏の間諜について調べさせる。
こういう判断の誤りが劉禅なのですよね~

手がかりが見つからず焦りを感じていた糜冲のもとに、放火事件現場の馬蹄痕が発見されたとの報告が届く。その特徴をもとに馬の割り出しを進めることに。陳恭は荀詡に、司聞曹には曹魏の間諜・燭龍が潜んでいることを明かし、街亭の情報もすり替えが行われたのだと語るが、だまし討ちのような手法に傷ついてみせる。荀詡は毒の短刀を見せて始末を命じられ、自分も毒を飲まされたことを打ち明け、それでも真相を知りたいと言う。
互いによく知る者同士、その言葉に嘘はないとわかっているのでしょうが…

陳恭の家に手下を連れた糜冲が現れたため、荀詡が見つかるのではないかと陳恭は警戒する。糜冲は馬蹄を調べようとするが、すべて新しく交換されていた。糜冲は陳恭を勝手に捜索したため郭剛に叱責される。郭剛はかつて戦場で危機を陳恭に助けられた恩があったが、陳恭を調べたいなら調べるがいいと言う。陳恭と荀詡は、曹魏がここまで白帝に迫っているとは思わず、危機感を新たにする。荀詡は、陳恭と馮膺しか知らないはずの密書を、どうやって燭龍が偽物を作るのかと考え、燭龍が郭剛に情報を送る際の早馬の痕跡を探ることに。
蜀漢の組織のグダグダを見た後では、曹魏の合理性と忠誠心は強いなと思います

糜冲の配下は、上邽の防衛線で通行証を確認していた出入りを調べ、火災の翌日に入城する者に紛れて城外へ出た馬車があったことを発見する。間諜は入城すると見せかけ、通行証に問題があるために城外へ情報を送り出したのだ。その馬車の御者が、交易を名目にしている吉利車馬行の谷正だという。谷正は潰れない程度に商売をしながら、妻と二人で間諜をつとめており、ここ1か月白帝から連絡がこないことを心配していた。
ここにも夫婦間諜が。夫婦で国の諜報を支える生活は日々不安でしょうね

陳恭は翟悦が外勤の任務に就いていると聞き、危険だと案じるが、密偵の家に生まれた翟悦自身の意志であり、五仙道の制圧を諸葛亮から命じられたのだ。陳恭は任務のために別れた時に間諜になりたがっていた翟悦のことを思い、その無事を願う…
任務の最中に夫に会えるかもしれないから、という妻の気持ちが切ないです…

第3計「金蝉殻(きんせんから)を脱す」

陳恭は燭龍の正体を暴くため、早馬の出入記録を探っていた。そこに郭剛が現れ、糜冲を許してやれと諭し、燭龍が知らせてきた白帝の機密を打ち明ける。それは、司聞曹が新しい間諜「荀詡」が数名の兵を連れ、白帝の暗殺のために曹魏にやってきたというものだった。
荀詡の名前漏れるの、早すぎませんか?

李厳はようやく手にした司聞曹に意気揚々と登庁する。楊儀は、今後司聞曹は李厳が統括することになったと宣言し、すべて李厳に報告するようにと命じ、李厳もまた司聞曹の綱紀粛正を行うと断言する。早速李厳は皆の前で白帝の氏名を教えるようにと馮膺に命じるが、馮膺が機密に関わると拒否したため、李厳は司聞曹に掟を設けると宣言する。「司聞曹内での徒党の禁止」「能力に応じた職位決定」「内部の膿を出す」と、黒幕の存在を暴くよう命じる。
その場に曹魏の間諜がいるかもしれないのに、白帝の名を言えるとでも?

陳恭が帰宅すると、荀詡が林良と庭に出ていたため、早馬の記録に収穫がなく苛立っていた陳恭は林良を叱りつける。郭剛に司聞曹内でも機密のはずの、荀詡の天水行きの情報が洩れていたため、燭龍を捕えなければ二人とも終わりなのだ。陳恭は、燭龍が情報伝達に使っていたのは早馬ではなく、連絡係の谷正を使った方法が漏れているのではないかと考える。
糜冲の配下は谷正が道端の石を使って連絡しているという手段を暴くが、それ以上わからない。そこで「荀詡」がきっと谷正に接触するだろうと見て、包囲網を敷くことに。
露店の主が怪しいと見せかけて、横にある石が連絡手段とは、なかなか難解ですね

馮膺の義弟・孫令は、主記室の業務に不満を漏らし、靖安司に就きたいと懇願するが、馮膺は靖安司に最もふさわしいのは荀詡だと一蹴する。そこに訪問した楊儀は、馮膺が白帝を生かしたくて荀詡を遣わしたのだろうと指摘する。馮膺は白帝をこのまま真相もわからぬまま異郷で死なせたくないが、楊儀はそれによって多くの犠牲が出ることを恐れていた。その二人の会話を孫令が盗み聞きしていた…
間諜以前に、身内に情報が漏れ漏れじゃないですか~

谷正は酒楼で仲間と酔いつぶれ、店に置きざりにされる。それを店の外で見張っていた司聞曹の者たちは出てくるのを待っていたが、谷正の泥酔は芝居だった。一方、荀詡は自分が谷正に接触して問いただそうと考え、谷正を捕えた後で蜀漢を目指す計画を立てる。その頃、谷正は酒楼から密かに矢文で情報を送っていた。
間諜の人は飲んでも酔えず、人生を楽しむことができないのですね

楊儀が帰ったのを見た孫令は、馮膺に「白帝が死ねば丞相の失脚を阻止できる」と、白帝殺害の決断を下すよう迫る。孫令が「白帝に問題がないと困る」と、すべての責任を白帝に押し付ける考えだと知り、馮膺は激怒する。
孫令が野心のあまり、今後余計なことをしないといいのですが

谷正は翌朝、酔ったふりをして帰宅するが、妻に「赤帝に情報を渡してきた」と話し、その一方で白帝から再び任務が届いたと言う。間諜の正体が暴かれたため、重要な情報を蜀漢へ届けて欲しいというのだ。その頃、糜冲は曹魏の甲冑を着た「金隊長」の情報を得たため、兵を総動員して山を捜索することに。
蜀漢が手をこまねいている隙に、曹魏はリアルタイムで情報を掴んでいますね

谷正は胸騒ぎがすると言う妻をなだめ、数日で戻ると約束する。金隊長らは林良の案内で山を移動していたが、糜冲率いる兵に取り囲まれ、身動きが取れなくなっていた。金隊長は自分が敵をひきつける間に、林良を白帝の元へ向かわせることに。谷正は馬車が尾行されていると気付いたため、馬車を人混みへ向かわせ、密かに脱出する。
梁倹を演じている強巴才丹は、「君子盟」で蘭珏の従者・旭東役で注目の俳優さんです

谷正は荀詡と対面し、「黒帝」と名乗り、場外へ脱出する協力を仰ぐ。その頃、「谷正と白帝が会う」と報告を受けた糜冲は、兵を残して城内に戻ることに。その頃、陳恭のもとへ「一大事だ」と林良がたどり着く。谷正は荀詡が洛陽の者ではないと気付き、短刀を突きつけたため、荀詡は身分を明かして、谷正が間軍司へ寝返ったかどうかを確かめたのだと言う。
曹魏サイドは肝心かなめのところで情報がズレているような

金隊長らは曹魏兵に追い詰められ、今日ここで国に殉じる決意をし、敵の甲冑を脱ぎ捨てて総攻撃をかける。梁倹は生け捕りを命じるが、金隊長らは自害する。谷正は届けた街亭の情報が誤りだったと知り、白帝が陥れられたのだろうと言うが、荀詡は内容がすり替えられていたと明かし、谷正の関与を追及する。一方、梁倹が通行規制をかけているところに陳恭が通りかかり、絡んで激怒する。そこに糜冲が陳恭を送り届けようと申し出る。
金隊長…こうやって精鋭がどんどん使い捨てられていくのですね

荀詡が「谷正と白帝のどちらが正しいか、同時に尋問するしかない」と言うと、谷正は動揺し始める。しかし間軍司が踏み込んできたため、谷正は自分の潔白を証明するために荀詡の毒の短剣で自害する。糜冲が陳恭について酒楼に到着すると、そこでは陳恭の同僚がすごろくで遊んでいた。そして谷正の亡骸が温かいため、「白帝」が近くにいると考える…
谷正の奥さんの予感が的中してしまった…

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1~3話の感想

「風起隴西」、始まりました!
三国志の華は蜀の三義兄弟だという方にとっては、彼らや曹操の死後は、孔明の敗戦処理によって無理に延命させられる蜀の無様さがつらい時代だったりするかもしれません。でもこれは、三国志の時代を舞台にした「スパイ大作戦」なので、歴史上の人物で有名どころは孔明と李厳くらいでしょうか。スターを支える名もなき裏方たちの血と汗と涙が複雑に混じり合った展開なので、三国志にあまり予備知識のない方でも楽しめると思います。

「街亭の戦い」は、三国志の中でも「諸葛亮の失敗」という印象の強い話ですが、「馬謖のやらかし」という定説を「誤情報によって曹魏が蜀漢を陥れた」という設定にし、そこを起点に緊迫感溢れる諜報戦を繰り広げています。
陳恭が白帝で、荀詡が黒帝で、その他に赤帝もいるようですが、盤石の諜報体制を構築してきたはずの蜀漢が、燭龍の登場であれよあれよという間にアドバンテージを失い、蜀漢の情報がリアルタイムで漏れていく様子は、曹魏の圧倒的な国力に対して蜀漢が傾いていくさまを実感させられました。

そして、人生を犠牲にして使命に取り組んでいる間諜たちが、敵の諜報で簡単に疑われ、切り捨てられていく苦悩が序盤から張り詰めた空気で描かれています。信じるべき親友を指令で殺さなければ自分が殺されるわけで、今は互いに信じあっていますが、この先どうなっていくかわからないですよね。陳恭は本当に裏切っていないのか、荀詡ですら信じていいのかわからなくなってきます。国のために本気で尽くしていたはずの谷正の忠誠ですらわからないくらいです。
結局「燭龍」は誰なのか、あそこまで簡単に重要な情報が漏れてしまうのは、よほど中枢に食い込んでいるように思われます。今のところすり替えが可能なのは馮膺かその配下ということになるのかもしれませんが、このドラマ、そんなにすんなりおさまるとは思えませんよね!思わぬところに黒幕や裏切り者が潜んでいそうで油断できなさそうです。

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この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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