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クルミットです♪
第19話は、これまで張り巡らされてきた伏線が一気に「痛み」を伴って迫ってくる回でした。
生きていた父・薛懐遠、腐り切った馮県令、そして官金鉱の闇――
知ってしまったからには、もう後戻りはできません。
それでは第19話を一緒に見ていきましょう!
墨雨雲間 第19話のあらすじ
馮県令に殴られた葉明煜は怒りを抑えきれませんが、薛芳菲が必死に止めます。
彼女は、馮県令がかつて乞食同然だった過去を思い出します。
薛懐遠が哀れんで役所に置き、穀倉の管理まで任せた男――
恩を仇で返すという言葉が、これほど似合う人物もいません。
唖婆から託された手巻きを手に、薛芳菲は単身で会いに行く決意をします。
追っ手を撒くため、桐児と入れ替わる策に出ますが、馮県令の眼線は想像以上に執拗。
何とか振り切った先で、今度は地痞流氓に囲まれるという最悪の展開に。
そこへ飛んできたのは一把の折扇。
現れたのは蕭蘅でした。
彼は迷いなく眼線を処理し、薛芳菲を連れ出します。
二人はあえて恋人同士の芝居を打ち、
路地で簪花を買い合い、わざと人目を引く振る舞いを見せます。
命がけの場面なのに、どこか切なくて温かい空気が流れたのが印象的でした。
捕えた眼線を馮県令のもとへ返し、
「邪魔をするな」と強く警告する蕭蘅。
馮県令は逆上し、眼線を拷問、ついには熱湯で殺して口封じします。
その残虐さに、背筋が凍りました。
薛芳菲は唖婆と再会。
彼女は薛懐遠の忠臣たちが泥沙場で酷使されている事実を明かします。
逃げるよう勧められても、唖婆は拒否。
「恩を返すまで死ねない」
この覚悟が、あまりにも重い。
薛芳菲は葉明煜の協力で情報を集め、
同時に蕭蘅も泥沙場の調査を進めます。
強攻策を巡る意見の対立の中、
薛芳菲はついに切り札を出します。
薛昭が遺した官金鉱の図面。
それを差し出し、
「私の命を担保にする」
と迫る薛芳菲に、蕭蘅は怒りと葛藤を露わにします。
互いに利用し、互いに信じるしかない関係――
張りつめたやり取りの末、蕭蘅は協力を決断します。
一方、馮県令は薛懐遠を人前で拷問し、
見せしめとして殺そうとします。
その隙を突き、薛芳菲たちは“調虎離山”の策で動き出します。
葉明煜が囮となり捕まり、
薛芳菲と蕭蘅は東山へ。
洞窟を進む中、薛芳菲はかつて生き埋めにされた記憶がよみがえり、足がすくみます。
その手を、蕭蘅が強く握ります。
洞内で監視役を気絶させ、衣を奪い潜入。
そして彼女は目にします。
官が管理すべき金鉱が、密かに掘り荒らされている現実。
同時に、飛鴿が李瑾のもとへ。
蕭蘅が淮郷に来ている――
この情報は、さらに大きな嵐を呼び込もうとしていました。
墨雨雲間 第19話の感想まとめ
第19話は、真実に近づくほど、痛みも増すことを突きつけてきました。
父が生きていた喜びよりも、
その父が受けてきた仕打ちの残酷さが胸を締めつけます。
特に印象に残ったのは、
薛芳菲が蕭蘅に差し出した「命」というカード。
それほどまでに、彼女は退路を断っているのだと感じました。
そして、洞窟の中で手を握る場面。
守るでも、守られるでもない。
同じ闇に立つ者同士の、静かな信頼が生まれた瞬間だったと思います。
次回、
救いは間に合うのか。
官金鉱の闇は、どこまで京とつながっているのか。
淮郷編はいよいよ最深部へ――。
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