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クルミットです♪
双子を無事出産し、貴妃に封じられて無敵の存在となった甄嬛を何とか追い落とそうと、祺貴人が甄嬛と温実初の不義を申し立てます。親子鑑定で、なぜか温実初と弘曕の血が混じり合ったため、甄嬛は皇后の用意した水が細工されていると気付き、難を逃れることに…
雍正帝は甄嬛を寵愛しつつも、本命の純元皇后の面影を探し続けることをやめず、甄嬛の孤独な心をえぐるように、今度は玉嬈へと魔の手を伸ばしてきます。もはや皇后と甄嬛の戦いではなく、ラスボスである陛下との神経戦にフェーズが移りつつあるようです。
【宮廷の諍い女】(ネタバレあり)
第６４話「朋友の死」
静白の舌は抜かれ、抜かれた舌は甄嬛の命で瓜爾佳氏（祺貴人）に与えられる。瓜爾佳氏は温実初に「陛下の女に邪な気持ちがなかったと誓えるか」と問い詰めながら冷宮へと連行される。「あなたの情は誰かの命取りに」と安陵容に脅された温実初は、自らの潔白を証明すると言って退出する。雍正帝は皇后に、今後後宮の管理は甄嬛に任せるよう命じる。
舌が微妙にリアルです…
沈眉荘が景仁宮へ向かっていると、温実初が自ら去勢し命が危ういとの報告が届き、それを聞いた沈眉荘は倒れて産気づく。甄嬛は沈眉荘に報告したのが安陵容と知って万が一があれば絶対に許さないと凄み、沈眉荘に知らせた宝鵲が責めを負って死罪に処せられる。
温実初の潔白の証明方法と、命令を忠実に聞いただけで殺される宝鵲に絶句です
温実初の出血は止まったものの、宦官同様今後子をなすことは不可能だという。沈眉荘は危険な状態で、温実初不在では手の施しようがないため、温実初を担架で連れてきて処方の指示を出させることに。温実初は苦しみながらも弟子の衛臨に指示を出す。雍正帝は沈眉荘を妃へ昇格させることとし、沈眉荘に出産の暁はこれまでの埋め合わせをしたいと言う。
沈眉荘は妃にされても何も嬉しくないでしょうに…
そして沈眉荘は公主を出産するが、出血して危険な状態になり、甄嬛と温実初だけを枕元に呼び、温実初に子を抱いてくれと言う。甄嬛は二人の過ちを知り愕然とするが、沈眉荘は温実初と甄嬛だけが心の友だったと語り、温実初に自分への情があったと知った沈眉荘は、娘に「静和」と名付け、温実初の腕の中で幸福に息を引き取る…
最後の瞬間だけでも幸せになれてよかった、ということになるのでしょうか
甄嬛は沈眉荘の死に打ちのめされながらも、碎玉軒で沈眉荘の葬儀を執り行い、温実初は陰で沈眉荘を見送る。玉嬈は参列していた慎貝勒の袖が破れていると気付き、甄嬛を守ってくれたお礼に繕う。むかでのような縫い目だと慎貝勒はからかうが、慎貝勒の実母・熙太嬪は針工局の出身だったため裁縫が得意だったのだ。
熙太嬪は針工局から皇子を産んだという、シンデレラストーリーだったのですね
甄嬛は静和公主を養育するが、薬を受け付けないため、乳母に飲ませて乳から薬を採らせる。温実初は酒浸りの日々を送っており、甄嬛は温実初の世話と自分たちの診察を衛臨に任せ、内密に温実初に静和の診察をさせることに。しかしそこに雍正帝が玉嬈に海棠の簪一対を贈ってきたため、甄嬛は顔色を変える。
沈眉荘の死から間を置かずにまさかの玉嬈へのちょっかい、さすが陛下です
安陵容は酒浸りで、沈眉荘を失ったことについて「陛下のことだから数日で元気になる」と腐す。安陵容が沈眉荘にわざと知らせて死に追いやったのは、甄嬛を絶望させるためだった。甄嬛こそが沈眉荘を死に追いやったのだと安陵容は考え、溜飲を下げる。
安陵容の甄嬛への気持ちは、認められたい思いがこじれにこじれた感じですよね
雍正帝は玉嬈に簪の礼をまだ言われていないと急かし、率直な物言いを気に入って、玉嬈が模写した崔白の「秋浦蓉賓」の本物を下賜する。玉嬈は「秋浦蓉賓」を取りに行く途中で慎貝勒に出会い、互いに気が合うことに気付く。慎貝勒はずっと欲しがっていた「秋浦蓉賓」を見せてもらい、互いに春の景色を描き比べることに。
崔白は北宋の画家で「孤城閉」では宮女の董秋和との恋に「秋浦蓉賓」が登場しました
酒浸りの温実初は酒臭いままで甄嬛に会いに行って叱責される。心が死んだ温実初は、沈眉荘の死の後悔から立ち直れず、三年の喪に服すことを陛下に申し入れたのだという。甄嬛は温実初を励まして生き続けるよう説くが、温実初は静和を抱いて泣くばかりだった。
温実初が沈眉荘の棺に入れた「玉壺」は、１話目で甄嬛に差し出し求婚した物でしたね
皇后も安陵容も雍正帝から遠ざけられて久しく、皇后は自力で寵愛を勝ち取るよう安陵容に期待をかける。安陵容は「私めがいる限り、熹貴妃に幸せな思いは味わわせない」と誓う。
一方、甄嬛が後宮の管理をするようになって節約が功を奏していたが、妃嬪を新たに迎えると多額の銀子が必要になるため、雍正帝は浣碧を娶ろうと言いだし、すでに封号を「禧常在」に決めるほど本気を見せる…
陛下は浣碧と言いながら、その実本命の玉嬈を娶りたいがための策だったりして
第６５話「秘密の切り絵」
雍正帝に後宮入りを打診された浣碧は「意中の方が」と言って断ろうとするが、相手が果郡王とは言えず、甄嬛が「私が決めます」と言ってその場を収める。瓜爾佳鄂敏が立太子を雍正帝に迫っていたが、雍正帝は皇太子には年長者ではなく優秀な者をと、弘曕の後継を考えていたものの、甄嬛は第四皇子・弘暦を推す。雍正帝も皇后の焦りを察し、第三皇子・弘時に縁談を与えようと考える。
瓜爾佳鄂敏も皇后が娘にしたことを知ったら、立太子を迫ったりはしないでしょうに
雍正帝は皇太后に後宮裁判について説明し、皇后の関与を明かす。皇太后も甄嬛の懐妊に疑いは持っていたため、純元の妹の皇后を責めてはいけないと庇う。皇后を軽んじ寵姫が皇后を凌ぐようになれば、後宮が、そして天下が乱れるようになるのだと言う。皇太后は自分の死を悟り、「皇后は一人」とその存在を大事にするようにと雍正帝を諭す。
皇太后が皇后の本性を知っていながら庇うのは、決して天下のためではないですよね
甄嬛が玉嬈の縁談を気にする様子に、雍正帝は婚姻を急がせるなと言い、慎貝勒が参加する弓比べに甄嬛と玉嬈を誘う。弓比べの後の宴には恒親王、慎貝勒と共に果郡王が参加していたが、酔った果郡王は切り絵の入った巾着を雍正帝の前で落とし中身を見られるが、恒親王が切り絵を見て甄嬛に似ていると指摘する。そこで浣碧が自分だと申し出て、華妃から救われたお礼に贈ったものだと説明する。雍正帝は合点がいって、浣碧を果郡王に与えると決定する。甄嬛は浣碧を義妹として族譜に加え、鈕祜禄家次女の身分で嫁がせることを提案する。
浣碧は場を救ったように見せかけて、最大のチャンスに食いついたようにも見えます
果郡王は浣碧を娶れないと言い、昔誓いあって添えなかった女子が、心の中では唯一の妻だと説明する。甄嬛は雍正帝に決定を預けたため、雍正帝は浣碧を果郡王の側福晋とすることを決定する。甄嬛はやけ酒を煽り、酔い覚ましのために外に出るが、果郡王が追ってきて、二人でつらい想いを分け合う。それでも互いを守るために他に道はなく、甄嬛は浣碧を大事にして浣碧だけを見てあげてと果郡王に託す。
甄嬛と果郡王を遠くから見つめる浣碧の負のオーラが…
果郡王は勅命に従って浣碧を娶ることにするが、ずっと果郡王に一途だった沛国公の令嬢・孟静嫻が婚姻の件を聞いて病床に伏したため、沛国公から上奏が相次いでいるのだという。先帝からの忠臣からの申し入れを無視できず、雍正帝は孟静嫻と浣碧を同時に側福晋とするよう命じ、果郡王は「縁談はこれで最後に」と懇願し、屋敷は浣碧に仕切らせることに。
陛下の「一人も二人も一緒」な面倒ごとを片付ける感がムカつきますね♪
浣碧は鈕祜禄家次女となるため、「玉」と「女」の文字をつけるしきたりになっており、候補を見せられるが、実子との区別のため「女」がついていない。母を平等に入れることが大事だと甄嬛に諭され、浣碧は候補の中から「玉隠」を選ぶ。甄嬛は孟家に負けないよう盛大に送り出すことを約束する。婚儀は６月４日に執り行われることに。
甄嬛も本名は「甄玉嬛」なのを本人が「甄嬛」にしたというのが原作にはあるそうです。浣碧についていく侍女・玢児は、後宮裁判で証言した侍女ですが、甄家に再雇用？
甄遠道と甄夫人が入宮を許され、二人のやつれた姿に甄嬛は驚きつつ再会を喜ぶ。婚儀の前日、花嫁衣裳の赤が原色ではないことを嘆く玉隠だったが、甄嬛は「孟静嫻といがみあわず、穏やかに」と言い聞かせる。甄嬛の立場を奪ったことを済まなく思う玉隠だったが、甄嬛は不安がる玉隠に「真の情こそが一番大切」と言い聞かせる。
甄夫人の前で「母親が」と言っていましたが、玉隠の母について打ち明けたのでしょうか
翌日、玉隠は永寿宮から嫁いでいく。甄嬛と共に見送る葉瀾依は、「あなたなら彼も幸せだった」とつぶやく。果郡王は祝い酒に酔いつぶれ、阿晋に「今夜どこで寝るか告げてください」と言われ、浣碧だと答えたため、孟静嫻は初夜に花婿の訪れがないことに落胆する。玉隠は自分が選ばれたことで、「心に私が？」と思って喜ぶ…
果郡王も一度に色々背負い込んで、そりゃ飲みたくもなりますよね…
第６６話「唯一の妻」
沈眉荘の四十九日を迎え法要の準備が行われる。玉嬈が瓜爾佳氏への処分を求めたことで、雍正帝はその激しさをなだめて張華の「永懐賦」からの引用で「玉婉」の名を与えようとするが、亡き妻を偲んだ内容のため玉嬈に否定され、甄嬛からは「妻になさるおつもりでは？」と探られる。甄嬛は玉隠も側福晋になったため、玉嬈は側室にしたくないと断言する。
陛下は「朕の妃になれるのに側室の何が不満なのか」としか思わないのかもしれません
ますます玉嬈のことを気に入ったのか、雍正帝は鴛鴦の玉佩を密かに玉嬈に手渡していた。甄嬛は玉嬈が純元皇后に似ているのだと言うが、玉嬈が「身代わりなんてまっぴら」と言ったため、「それでこそ甄家の女」と甄嬛は誉め称える。蘇培盛は、雍正帝がいつも身に着けている純元皇后の品である鴛鴦の玉佩を玉嬈に与えたというので驚く。雍正帝はこの先、玉嬈にもっと幸を与えるつもりだった。
甄家の娘三人のうち二人は、ここまで身代わり人生まっしぐらですよね～
雍正帝は瓜爾佳一族を粛清することを決定し、瓜爾佳鄂敏は獄中で自害したという。瓜爾佳氏は冷宮を脱走して景仁宮に訴えるが、皇后は相手にしない。雍正帝は瓜爾佳家の成年男子は一律斬首に、１４歳以下は西部への流刑、女は使用人の身分に落とすことを決定する。瓜爾佳氏は養心殿の外で雨の中で訴え続けるが庶民に落とされ、更に騒ぎ続けたため、蘇培盛の命で宦官たちに殴り殺されてしまう…
蘇培盛は、瓜爾佳氏のせいで慎刑司送りになった恨みをこれで晴らしたのですね
甄遠道は名誉を回復され、雍正帝は前の官職に戻そうとするが、甄嬛が老いた父に高すぎる位は与えないで欲しいと訴えたため、閑職の典儀の職に任じられることに。皇后は瓜爾佳氏の亡骸が運ばれていくのを見送り、「用無しだからこんな死に方をした」と言い捨てる。
最後まで皇后のことを守り通した忠誠心に対しての評価が「用無し」はないですよね
果郡王が瓜爾佳家の罪の証拠を集めて協力したというので、甄嬛は玉隠の夫だから協力してくれるのだと感謝する。甄嬛は孟静嫻との関係を心配するが、病弱な孟静嫻とは普段は特に会話もないという。玉隠から玉嬈と慎貝勒が恋仲だと知らされた甄嬛は、結婚を認めてもらえるか陛下に聞いてみると言う。陛下の玉嬈への執心を諦めさせるには実弟の慎貝勒が最適で、それ以外に陛下の心を他に向ける方法が必要だが、玉隠には策があると言う。
慎貝勒の母の身分が低いとか、罪人の娘の玉隠が言える立場ではないと思うのですが
玉隠は清涼台から果郡王に６年仕えている侍女・采蘋を後宮へ送り込むことに。猜疑心の強い陛下から果郡王を守るためだと言い含め、采蘋の献身を利用しつつ、美しい采蘋を郡王府から厄介払いしたのだ。
采蘋はかわいそうに。玉隠は腹黒さに拍車がかかってきましたね
安陵容の父・安比槐の８０万両の銀子の着服が発覚し、雍正帝は激怒して罷免、投獄させたという。これは欣貴人が甄嬛の助言を得て、欣貴人の父を通じて訴える頃合いを見計らったもので、安陵容は養心殿で跪いて二日も嘆願しているのだという。甄嬛は安陵容に、かつて安陵容が甄遠道に行った鼠の嫌がらせを、今度は安比槐が受ける番だと仄めかす。
安陵容は色々バレてるのに、まだ甄嬛の助けを期待しているのは厚かましいですね
雍正帝は安比槐を引き立てたのに裏切られたことを怒り、甄嬛のとりなしでようやく安陵容の前に出てきたものの、「嘆願すれば父親を殺す」と脅して宮へ帰るように命じる。安陵容は皇后にも懇願するが、力になれないと突き放され、身ごもって挽回するようにと懐妊を促す処方を渡される。息肌丸を服用した安陵容には出産は困難だが、皇后は「家族を助けるための懐妊だから、出産の必要はない」と言われてしまう。
これまで散々避妊薬を飲ませておいて、懐妊すればいいって言う皇后の冷酷さ…
慎貝勒は果郡王に玉嬈との結婚について相談するが、陛下が玉嬈を気に入っているため、許しを得るのは難しい。それでも「陛下とて心は奪えない」と言う弟の姿に果郡王は共感する。甄嬛も慎貝勒が本気だと見て協力しようと考えるが、皇太后の病状が重い現状、急ぐ必要があると見る。そこに甄嬛は玉隠から「采蘋が瑛答応に封じられて入宮する」と聞いて驚く。
采蘋の美貌でも、玉嬈の純元属性から陛下が簡単に目をそらすとは思えないのですが
甄嬛は雍正帝にわざと、慎貝勒と玉嬈が一緒の様子を見せる。甄嬛に成就を促されても、雍正帝は玉嬈を容易に諦めることができない。それでも慎貝勒は「反対されたら、一生妻帯する気はない」と玉嬈に約束するほどだった。雍正帝は采蘋を瑛答応から常在に昇格するほど寵愛していたが、甄嬛を避けるようになっていた。陛下の怒りの矛先が自分に向いたとしても、甄嬛は玉嬈の幸せを願って何でもするつもりだった。
さすが果郡王の弟ですね！果郡王と慎貝勒は、陛下の弟とは思えない情の深さです
雍正帝は玉嬈が琴をつま弾く姿を見て純元皇后と重ね、後宮入りを打診する。雍正帝は亡くなった「唯一の妻」を今でも想っているが、玉嬈は「愛する殿方の唯一の妻になること」が昔からの願いなのだと語り、もし皇后になっても陛下の妻になれないのなら自分は幸せにはなれないため、玉嬈は慎貝勒と添い遂げさせて欲しいと懇願する。玉嬈は甄嬛と同じ思いはしたくないと玉佩を返そうとするが、雍正帝はそのまま与える。
玉嬈が言った拒絶の言葉は、本来なら甄嬛が心から言いたかった言葉ですよね…
蘇培盛は雍正帝から相談を受け、知らないふりをして「どれほどすばらしくとも、純元皇后にはかないません。純元皇后の代わりに仕えられるのが何よりの幸だとその女子は知らない」と答える。雍正帝は玉嬈と慎貝勒の婚姻を許し、熙太嬪を太妃に昇格させる。一方、皇太后の病状は悪化し、これまで烏拉那拉氏のためにと皇后を守ってきたのは間違いだったのではと逡巡するが、いざという時に皇后を守る遺書を書き残し、竹息に託す。
間違いだったのではと思いつつ、結局皇后を守り烏拉那拉氏を守るのでしょうか
玉嬈と慎貝勒の婚儀が行われ、甄嬛の妹二人がそれぞれ弟たちと結ばれることになったのを祝福しつつも雍正帝は不満を隠しきれない。そこに皇太后危篤の報が知らされる…
相思相愛の結婚をしたこの夫婦には、ぜひとも幸せになって欲しいです
６４～６６話の感想
温実初の去勢を知った沈眉荘がショックで産気づいて、無事公主出産にこぎつけたものの、沈眉荘は死に至ってしまいました。甄嬛にとってずっと心の支えになってくれていた親友であり、信じられる存在を失ったことで、ますます甄嬛は孤独に。温実初も沈眉荘の優しさが傷ついた心の支えになってきたわけで、自分の潔白を証明することで沈眉荘を守るつもりだったのに、肝心な時に医師として守り切れなかったという悔しさがあるのでしょう。
でも、甄嬛にとって今一番つらい時なので、温実初にはなんとか立ち直ってほしいです。頼りにした陛下からは何かと疑われ、この子だけはと守ろうとしている妹にまで純元似だからと手を出そうとしてくるのですから。むしろ陛下の方がちょん切ればいいのに！
そんな中、今回一番カチンと来た陛下の一言は、「皇后は妻ではない」です。そんなに心の操を純元皇后に立て続けるのなら、純元の妹を皇后にしなければいいのに、ママの言うことに逆らえなかったのですよね。今回、皇帝が若い女の子にふられるというなかなかレアなものが見られて、正直ザマアミロでしたが「もし皇后になっても妻になれないなら、私は幸せになれない」との拒絶の言葉には「そうだそうだ」と、皆様拍手喝采スタンディングオベーションだったのではないでしょうか。一度あれだけはっきり言われた方がいいと思います。
間違いだらけの雍正帝を産んだだけのことはあって、どうも皇太后は最後の最後に結局烏拉那拉氏の存続と繁栄の方に振り切ってしまったのでしょうか。責任を取って皇后を地獄に連れて行って欲しかったのに、どうもそうはならなさそうですね。
危篤に陥った皇太后ですが、「宮廷の諍い女」「如懿伝」に続く清朝三部作として、この皇太后を主人公とした「徳妃伝」の製作が進められていて、シナリオ完成までこぎつけたというニュースが伝えられていました。本作の前日譚となる時系列なので、康熙帝後宮から見た九王奪嫡や、徳妃と隆科多との愛と謀略が描かれるのでしょうか、楽しみですね♪
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